ロシア製PP2000サブマシンガン

 新世代リボルバーに続き、ロシア製銃器に関する中国語のページの内容を紹介します。英語のページにもこれほど詳しい内容を持つものは見つかりませんでした。

http://bbs.news.163.com/bbs/mil3/45680937.html


ロシアの新しい軍用PP2000サブマシンガン

第二次大戦後、旧ソ連は小火器装備の調整方面に巨大な精力を費やした。その中の最も主要な成果こそAK突撃銃(AK47、AKM、AK74)の時代を切り開いたことである。当時、ソ連の軍事学者は次のように断言していた。戦術用途上から言って、突撃銃はサブマシンガンに取って代わることができる。サブマシンガンを留め置くことには何の価値もなく、ただ装備体系をさらに複雑化させ、供給や維持補修等の保障作業にさらなる多くの不便をもたらすだけである。この視点の直接的結果こそ、サブマシンガンがソ連軍装備体系から完全に締め出されたことである。

ソ連解体後、大戦の記憶が遠ざかり、また中、低烈度の衝突が不断に発生するにつれ、歩兵の作戦モデルに比較的大きい改変が発生した。特に都市作戦の重要性が次第に高まり、また国内で防ごうにも防ぎきれないテロ事件が連続して発生したことは、ロシアの軍隊と安全部門にますます切実な感覚を抱かせるようになった。すなわち、構造に隙のない、密集した火力を持つ、射撃殺傷効果が比較的高い、複雑な都市環境で戦場の掃討を行え、人質の救出やテロ分子の殲滅等の作戦任務時に、比較的近距離で短時間の交戦に使用する要求を満足させる小火器の差し迫った需要を感じたのである。ロシア軍部は改めてサブマシンガンの作戦価値を注視し、小口径突撃銃はサブマシンガンの一部分の戦術用途を満たすのみであり、サブマシンガンにはまだ大きな力を発揮する潜在力があると考えた。

かつて1960年代末、ソ連砲兵局は特殊部隊のために軽量なサブマシンガンを研究開発する「Burkert」選定計画を提出していた。この計画は断続的に続き、90年代になってやっと終わりを告げ、「克徳爾」(頑住吉注:検索してもヒットしませんでしたが、発音からKedr?)、「克林」(頑住吉注:同様にKlin?)等の多くの構造を持つ、性能もそれぞれ異なるサブマシンガンが開発された。ソ連・ロシアの原装備である9mmx18マカロフ拳銃弾薬は威力が小さすぎたため、これらのサブマシンガンは全て軍用の要求を満足することができなかった。このため正式装備体系に入ることはなく、各特殊部隊が独自に選定したり、少量装備、使用しただけだった。後にロシア軍の新制式拳銃選定作業の発展、9mmx19および9mmx21規格の拳銃弾薬の正式装備に伴い、ロシアのサブマシンガンは再び広い発展の余地を持つことになった。そこで新軍用サブマシンガンの設計選定を行う「巴克薩聶茨」(頑住吉注:「バコサニエツ」?)計画が新世紀に動き出した。

ソ連・ロシア軍の制式サブマシンガンが半世紀あまり空位だったことは、この時の選定作業を特に人の注目を集めるものとした。「科夫羅夫斯克」(頑住吉注:「クラロフスク」?)機械工場、「伊熱夫斯克」(頑住吉注:Izhevsk) 機械工場、ツーラ機械設計局、中央精密機械研究所が全てこの時の選定に参加した。「巴克薩聶茨」計画は当初2005年内に終了し、軍用に適したサブマシンガンを選出して部隊に装備することになっていた。しかし構造がそれぞれ異なり、性能的にもそれぞれ長所がある参加した試作銃の中から各項目の戦術指標に全て到達したと皆が同意するトップの銃を選出するのは確実に困難だった。このため、選定試験は予定通りの時期に終了したものの、装備化に向けての提案は予定通りには行われなかった。ロシア軍の新世代サブマシンガンを果たしてどのメーカーが射止めるのかは、依然注目の的だった。

装備するかどうかが未解決の懸案であることは、PP2000サブマシンガンが今回の選定の中心的存在であることを妨げるものではない。多方面の推測によれば、個人防御兵器(PDW)の概念を融合したPP2000は、選定に参加した試作銃の中で最もトップを獲得する望みのある機種に違いない。

PP2000に注目

PP2000サブマシンガンはツーラ機械設計局(KBP)の著名な設計者である戈裏亜捷夫(頑住吉注:ゴリヤジエフ?)院士と什浦諾夫(頑住吉注:シェンブロフ)教授(ロシア軍の新世代制式拳銃の中のGSh-18拳銃もこの人の手によるもの)が設計を指揮した。2004年夏に初めて公開され、その新奇な外観と注目に値する威力をもってたちまち多くの人の目を引き付けた。

外観とレイアウト

PP2000サブマシンガンは小型で精巧であり、ほとんど現代のコンバットピストルに比肩しうる。ストックを外し、20連ショートマガジンを使用すると、この銃は完全に拳銃のように片手で保持して射撃できる。グリップ、トリガーガード、ロアレシーバーは一体成型され、高強度のプラスチック(内部に金属部品をインサート)で作られている。プラスチック材料の採用は一方において部品の質量を軽減するのに有利であり、部品の生産性を高め、コストを下げている。他方においてプラスチック材料の耐腐食性は比較的良好で、熱伝導性も低く、寒冷な天気の時、プラスチックで作られたグリップは手を凍らせる感覚を与えることがない。トリガーガードの寸法は比較的大きくなっており、もし射手が厚い手袋をしていても思いのままに操作できる。両手保持での射撃の際を考慮すると、前方で補助的に銃を操作する手の位置がもし不適当だと、手の指がフラッシュハイダーから逸れて出た火薬ガスでやけどする可能性がある。このためトリガーガードの前部には大胆な設計がなされ、小型グリップとなって両手での銃の操作に便利となっている。アッパー、ロアレシーバー間のロック解除のための部品は小グリップの底部に収められている。

マガジンはグリップ内に収められる。マガジンキャッチはプッシュボタンで、トリガーガード後方に位置する。通常はレシーバーの左側にあるが、もし必要なら右側に換えることもできる。マガジンには20発と44発の2種類があり、異なる任務の要求に合わせることができる。すなわち銃をコンシールドキャリーする必要がある時は20連マガジンを使用すれば銃の全高を減少するのに有利である。近距離正面突撃作戦に使用する際は44連マガジンを使用すれば火力持続性を高めるのに有利である。マガジンの容量に端数があるのはやや不思議に思えるが、マガジン2つを合わせるとちょうどロシア軍のサブマシンガンの弾薬基数の半分となる(ロシア軍のサブマシンガンの弾薬基数は128発と定められている)。(頑住吉注:少し考えましたが、要するにロング、ショートマガジン2つずつで基数となる、ということです)

この他、44連マガジンは銃の尾部にある専用の穴に挿入してストックとして使用することができる。この設計もPP2000がデビューした時に人々の耳目を集めたポイントの1つだった。ただし、マガジンを銃の尾部に挿入して簡易ストックとして使用する際、間違いなくあまり快適ではないことを認めなければならない。一方では簡易ストック装着後、銃の全長は依然として比較的小さく、肩当てしての射撃時、動作が充分のびのびできない。他方においてマガジンの底部の平面は小さすぎ、かつ硬すぎ、肩当てした時快適でない。このため、選定試験後期、PP2000には選択して提供できる折りたたみ式金属フレーム式ストックが加えられた。これも銃の尾部の穴に挿入して使用する。携行時には右に折りたたむことができ、さらに近接格闘に用いることもできる。ただしこの改変が進歩であるのか後退であるのかははっきり言えない。肩当てが快適でないという問題はある程度緩和されるものの、金属ストックの長さはマガジンによる簡易ストックより長いわけではなく、肩当ての動作は依然のびのびし難い。折りたたみストックは携行時の長さを減少するが、突発的な情況下では、伸ばすのが間に合わないストックは射撃の邪魔になる可能性がある。この他、荒削りなストックが本来の流麗なラインを壊し、美観を損なうだけでなく、引っかかる部分を多くした。

バレル上方に位置するコッキングハンドルも伝統的設計とは異なっている。最初の試作品ではPP90M1サブマシンガン(頑住吉注: http://www.gun-world.net/russain/smg/pp90m1/pp90m1.htm )と似て、機関部前方のボルトの一部がレシーバー外に露出し、プッシュボタンのように直接しっかり押さえて後ろに押すというものだった(頑住吉注: http://www.gun-world.net/russain/smg/pp2000/pp2000.jpg )。この種の構造は斬新のように見え、銃の全幅を減少するのにも有利であるが、操作に非常な不便をもたらした。その後ボルトの前方にヒンジ結合の取っ手が追加された。これは左右にスイングできるもので、使用後手を離せば内蔵されたスプリングの作用でバレルと並行の位置に戻る。全幅を増加しない前提下で、使用はよりスムーズになった。ボルトの一部とバレルの上面が外部に直接露出していることは放熱に有利で、かつての試験中240発連続射撃しても過熱現象は見られなかった。

セーフティ・セレクターの状態を変換する三角形の選択レバーはレシーバー左側、グリップ後上方に位置する。これは現代の非常に多くの銃が左利き射手の片手操作に便利なようにレシーバー左右両側にセーフティ・セレクターを標準装備するやり方とは異なっている。ただしこれは大きな欠点とは考えられない。マガジンキャッチボタンを右側に換えさえすれば、左利き射手が片手で銃を持った時も基本操作を完成できる。

試験、評定中、専門家たちのこの銃の外観、設計に対する評価は分かれた。大多数はモダン感が充分で非常にカッコいい、と思った。ただし一部の人は「精巧細緻すぎ、武器というよりは玩具のよう」と非難した。しかしPP2000の設計におけるオリジナリティーある創意工夫が人の目を引き付けるだけでなく多くの見るべき点があり、可能な限り精巧、シンプルで、コンシールドキャリーと火力持続という需要の両方に配慮を加えたものであることは否定できない。

内部構造

モダン感充分な外観レイアウトとは相反し、PP2000サブマシンガンは内部構造上かなり伝統的なものである。この銃は同類武器中もっとも広汎に使用されているストレートブローバック式自動原理を採用している。この種の原理は長年の使用実践を経て技術は成熟し、作動も非常に信頼できる。

ハンマー式撃発機構であり、単発、連発射撃が行える。ボルトの運動が最も前の位置に至り、バレル後端が包まれた時に撃発する(つまりテレスコピックボルトである)。この種のクローズドボルト方式は、比較的重いボルトが運動時に起こす動揺が精度に悪影響を与えるのを避けるのに有利であり、またテレスコピックボルトの構造は銃の全長を短縮するのに有利である。さらに万一遅発や過早発火の故障が起きた時、銃が大きく破損したり射手を傷つけたりすることを避けることができる。ファイアリングピンは斜め向きの設置を採用し、ハンマーの上から下に振り下ろされる動きを直線方向に迎え、ハンマーの斜め向きの打撃がボルトに不利な影響を与えるのを避けた。

周知のように、フルオート時の発射速度は銃のコントロール性や集弾性に対する影響が非常に大きい。もし理論上の発射速度に制御を加えないと、無意味な弾薬の消費を増加させ、武器系統の費用対効果を悪化させることは疑いの余地がない。大多数のサブマシンガンやマシンピストルは外形寸法上の制約を受けるためボルト、スライドのストロークが比較的短く、発射速度が速くなる。PP2000式サブマシンガンの全長、寸法は非常に小さいが、独創的な減速機構を採用しているので、発射機構の運動時間が延長され、銃の理論的発射速度は600発/分前後に抑えられている。

バレルの重量が軽く、バレルが短く、しかも弾丸の初速が比較的速いという条件では、射撃精度を保証するのは間違いなく1つの大変に困難な任務である。PP2000の、コッキングハンドルをバレル上方に置く設計、斜めに設置されたファイアリングピン、発射機構運動時間の延長等の措置が有効に精度を向上させていることは実践で証明されている。

弾薬に関しては、PP2000サブマシンガンは任意の種類の9mmx19規格拳銃弾薬が発射できる。これにはロシア制式の7N21および7N31拳銃弾薬も含まれるし、西側の国家が生産した、あるいはロシア本国でコピーされた9mmx19パラベラム拳銃弾薬も使える。

現在、個人兵士の防御手段の絶え間ない向上とその普遍的使用がロシア軍に弾薬の装甲貫徹力を非常に重視させている。この指導的思想下で開発、装備された7N21と7N31弾薬はいずれも比較的強い装甲貫徹力を備えている。

7N21は中央精密機械科学技術研究所によって研究開発されたもので、弾頭には熱処理を経て材質を調整された鋼芯が装備されている。弾芯はジャケット表面に半露出し、硬い目標に命中後ジャケットと分離し、単独で目標を貫通する。弾頭の運動エネルギーが550ジュールに達し、これに加え鋼芯の硬度が比較的高く変形しにくいので、比較的強い貫通能力を持つ。

7N31はツーラ機器設計局によって開発され、弾頭は熱処理を経て硬化されたキノコ型の弾芯を持つ。鋼芯頭部は尖っておらず、ジャケットの外に半露出し、鋼芯とジャケットの間はアルミ合金材料で埋められている。硬い目標に命中後、弾芯とジャケットは分離する。弾芯が7N21より細長いので、軟目標内でより容易に転倒し、このため殺傷効果がより優れている。この弾薬の弾頭重量は非常に軽い(4.2gしかない。これに対しパラベラム拳銃弾薬の弾頭重量は8g近い)が、初速は非常に速い。高初速と特殊弾頭構造の結びつきはこの弾薬を9mmx19拳銃弾薬中の装甲貫徹力チャンピオンにしている。PP2000を使用して発射した時、90mの射撃距離で3mm厚の鋼板、50mでは5mm厚の鋼板を貫通でき、もし20mの距離で射撃すれば8mm厚の鋼板を軽く貫通できる。

PP2000サブマシンガンの威力は一部の「玩具論」に反し、1つの相当に有力な回答である。ただしこれは選定中ライバルを圧倒するカギとはなり得ない。試験に参加する試作銃に使用されるのはほとんど全てこの種の弾薬だからである。この他ロシア特殊部隊が2000年に採用し、使用しているSR2サブマシンガン(頑住吉注: http://www.gun-world.net/russain/smg/sr2/sr2.htm )は9mmx21系列の拳銃弾薬を使用するため、装甲貫徹力に関してさらに高い潜在力を持っている。

前景展望

PP2000サブマシンガンが軍の装備体系に組み入れられることの障害となっているのは、主にこの銃が土埃の多い条件下で故障率がやや高いことであり、マガジン容量も不十分である。これはもちろん推測にすぎない。世界中のその他の国の9mmx19軍用サブマシンガンのマガジン容量は通常32発を超えないからである。しかしこの銃の競争相手、例えば科夫羅夫斯克(頑住吉注: Kovrov? )のAEK-919(初期のメーカー名称はAEK-918Gh)(頑住吉注: http://www.gun-world.net/russain/smg/aek919/aek919.htm )、(頑住吉注: Izhmash? )のPP19「野牛」(頑住吉注: http://www.gun-world.net/russain/smg/bizon/bizon.htm 実際の発音はバイソンから遠いようですが)、同じKBP由来のPP90M1など、非のうちどころがない機種が非常に多いのである。

AEK-919サブマシンガンは銃の自動射撃時の安定性と射撃密集度を向上させるため付加的な平衡機構と構造が相当に斬新で、独特な銃口制退器を採用している。ただし発射速度のコントロールと外形寸法の方面に少し問題がある。

あらゆる9mm口径弾薬を発射できることで知られる「野牛」サブマシンガンは64発と大容量のらせんマガジンが比較的高い火力持続性をもたらしているが、同時に避けがたい大きな図体がその使用に一定の制限を加えてもいる。つまりコンシールドキャリーしにくいのである。

PP90M1はマスコミから「東施効顰」の銃器版と見られている(頑住吉注:「うのまねをする烏」、実力をわきまえず優れた人のまねをしても失敗する、ということわざだそうです)。アダプターによって64発らせん状マガジンと32発ボックスマガジンの両方が使えるという機能を獲得しているが、同時にきわめて重要な操作の簡便さと作動信頼性を失ってしまった。特にプッシュボタン状の「コッキングハンドル」はサイレンサー装着後はほとんど操作できないに近い(最新の資料ではPP90M1のコッキングハンドルもちょうどPP2000が採用したような方式に改良されている)。

ロシアの軍部は「巴克薩聶茨」選定作業の具体的状況について多くを発表していないが、マスコミ上の選定結果に関する推測や見解は少なくない。その中で最も説得力を持つのは、今回のサブマシンガン選定では、2003年に終わった新軍用拳銃選定(9mmx19のGSh-18拳銃、Yarygin 拳銃、そして9mmx21のSerdyukov自動拳銃が同時に選定、装備された 頑住吉注:人名で示されている後の2機種は順にグラッチ、ギュルザです)のように勝者が1機種にとどまらない公算が強そうだ、というものである。何故ならいかなる武器も「全ての性能が優れていて、どこで使うにも適する」ということは不可能であって、最も良い解決方法は異なる人員と異なる戦術任務のために異なる武器を配備することであり、異なる需要の中で各自の長所を発揮させることだからである。

PP2000サブマシンガンにはまだあれやこれやの欠点があるが、その設計思想は西側国家が提示し、実践している「個人防御兵器(PDW)」の戦術的要求に充分合致している。小型だが精悍で、威力と火力持続性が重視され、いくつかの性能指標はベルギーのFN社のP90やドイツのMP7をはるかにしのいでいる。さらにロシア人を自慢げにさせることは、PP2000が9mmx19弾薬を使う条件下で、小口径弾薬の技術を借りて到達した国外の技術指標すら超越することを実現したことである。

構造は一目瞭然なほど簡単で、手に取ればすぐ使えるほど使用しやすい。PP2000サブマシンガンを除いて誰が勝者たり得るか?


 中国とソ連は不仲な時期が長かったですが、やはりソ連系の銃器、そこから発展させた銃器を使用してきたので中国語のサイトにおけるソ連、ロシアの銃に関する情報は豊富です。それはいいんですが、ロシア語の中国語表記を英語やカタカナに直すのにえらい苦労させられます。

 この銃はPDWの性格を持つものですが、西側のように小口径高速弾を専用に開発するのではなく既存の9mmx19の特殊弾薬を使用するわけです。その貫通力は非常に高いようですが、「90mの射撃距離で3mm厚の鋼板、50mでは5mm厚の鋼板を貫通でき、もし20mの距離で射撃すれば8mm厚の鋼板を軽く貫通できる」という内容を読むと、例えば4.6mmx30と比べ、距離が離れることによる貫通力低下が極端すぎるような気もします。これは大口径、高速、軽量ということで空気抵抗の影響が大きいせいでしょう。

 マガジンをストックにするアイデアは面白いですが、メリットよりデメリットの方が大きそうな気もします。使い捨てできるような簡単な着脱式バットプレートを作るといいかもしれません。改良されたコッキングハンドルは要するにG36の真似と言っていいでしょう。ファイアリングピンの斜めの設置というのは図等がなくはっきり分かりません。「独創的な減速機構」についても詳しい説明がないのが残念です。

 フィールドストリップの写真にはキャプションがついていませんが、フォアグリップ底部のラッチを操作するとアッパー、ロアレシーバーが分離し、アッパーレシーバー後部のフタ状の部品を外すとボルトが後方に抜ける、ということらしいです。

http://www.gun-world.net/russain/smg/pp2000/pp2000.htm

 この銃に関するD-Boy氏のページです。説明文は短いですが画像はずっと多く、スペック表もあります。












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