ロシアの専門家、日中の尖閣をめぐる衝突の結果を予想‥‥?

 って言うんですが、例によって本当にそんなことを言っているのかは定かではありません。

http://mil.eastday.com/m/20120920/u1a6874205.html


ロシアの専門家、中日戦争を推断演繹 わが方、航空機150機の損失で島を奪取

東方ネット9月20日の情報:中日間の島嶼の争いによって引き起こされた政治的対峙はますます一触即発である。我々は軍事戦略専門家を特に招き、中日双方の軍事的実力に対し評価を行い、もしこの2つのアジアの強国の間にやはり軍事衝突が勃発したら、情勢はどのようになるのかを予測する。

中日の実力にはそれぞれの優勢がある

ロシアの戦略・技術分析センターの高級研究員ヴァシリー コーシェンは、海上において北京は圧倒的な数量の優勢を持っておらず、これと同時に中国の軍艦は質的な指標上日本にはるかに劣るだろう、と考える。

彼は言う。「中国人は2007年からやっとどこに出しても恥ずかしくない軍艦を建造し始めた。一方その前の古い艦は力を見せる場がほとんど皆無である。北京は日本に対し一定の脅威を構成し得る潜水艦を持つが、日本海軍はこれまでずっと対潜能力を重視している。私はかつてアメリカの海戦専門家の評価を聞く機会があった。彼らは、対潜戦において、経験でも、設備でも、戦術でも、日本の自衛隊はアメリカ軍とくらべてさえ強い、と直言してはばからなかった。これに比べ、海上での戦争に備えた演習の頻度だけを論じても、中国の潜水艦は非常に不充分にしか行っていない。」

彼は強調する。「中国艦隊は早急な戦備、戦術、組織戦方面での飛躍の実現が待たれる。当時、ソ連は本国海岸線を遠く離れた海域において独立して作戦を行う部隊を持たなかった。だが数十年にわたる練磨を経て、ついにそれはグローバルな艦隊に成長した。この道の上で、中国は歩みを始めたばかりに過ぎない。1980年代、中国海軍はやはり近海防御を主な構想とし、すなわち近海艦隊を主力とし、大型戦闘艦は珍しい存在で、核心は快速艇と多くの海岸砲兵だった。1990年代中期になって中国海軍の実力はやっと真の発展を開始しした。質から言って、この成果は数年後になってやっと徐々に体現されてくる。中国海軍には自信を感じさせる経験が欠乏している。」

コーシェンに比べ、ロシアの地縁政治学院第一副院長コンスタンティン シフコフは中国の海空軍の実力をやや高く評価しているようだ。「数量から見て、中国軍は日本にはるかに勝る。中国は250万、日本は25万に過ぎない。だが争いのある島嶼をめぐる戦争では主に海空軍に頼る必要がある。中国はこの島嶼を奪取するため、400〜500機の戦闘機、20隻を下らないディーゼル・電池潜水艦を出動させる可能性があり、さらに3隻以内の原子力潜水艦を派遣する可能性が高い。こうした島嶼は大陸から遠く離れていないので、大量のミサイル艇、ミサイル駆逐艦が動員される可能性は排除されない。日本サイドは150機近い戦術戦闘爆撃機、中国に近い数のディーゼル・電池潜水艦、5〜10隻の駆逐艦と護衛艦を派遣する可能性がある。日本が争いのある島嶼の保護に用いる艦艇の数量は、中国サイドの1/3に過ぎない。」

だが彼は指摘する。「中国空軍は旧式な機種がメインである。日本の戦闘機は質の上で決定的優勢を持っている。北京には空中早期警戒機が乏しく、一方東京が持つこの種の機は制空権奪取を確保でき、より良く空戦が指揮でき、日本空軍の優勢をさらに突出したものにする。全体的に言って、空戦の中で北京は数量上の優勢を持っているが、中日両国は勢力伯仲と言うべきである。海軍方面では、中国の潜水艦製造技術および工程レベルはまだ前世紀の年代に留まっており、騒音が極めて大きい。日本人の潜水艦はより完備されたもので、騒音がより小さく、中国の潜水艦と有効に渡り合うことができる、だが、中国の水上艦艇の実力は疑いなく日本に勝ると思われ、ミサイルの装備と射程は日本サイドも負けていない。」

どちらが勝ちどちらが負けるかの見通しは困難

コーシェンは予測して、「もし双方に摩擦が起きれば、数量に大差ない軍事力を動員し、中国人は重大な損失をこうむるが、必ずしも日本サイドに同程度の打撃を与えることはできない。現在、日本サイドの武器の優勢は非常に顕著で、個人の作戦的素質もより高い。中国の軍人はまだあらゆる新式武器を試用したことがなく、その人員の訓練レベルも高く評価できない。さらに中国サイドの武器が日本サイドに全面的に遜色があり、充分に実力が発揮できないのではなおさらである。最も可能性があるのは、中国サイドが屈辱的敗北をこうむることで、これは北京にとっては非常に受け入れ難いことになる。」

コーシェンは考える。日本海軍の実力は非常に強大で、中国は日本を追いかける方面の成績は評価に値するが、日本の自衛隊同様の戦術と人員の訓練レベルに到達するには、まだ若干年の時間を必要とする、と。

だがシフコフの見方は明らかに異なる。彼は、中国の損失は大きいが、日本が自分の力だけに頼ったのでは、中国の進攻を食い止めることはできない、と考える。

「ひとたび衝突が勃発すれば、中国サイドの戦略は進攻がメインであり、一方日本は防御に重点を置くことになる。ひとたび直接交戦すれば、中国サイドが勝利する希望がより大きい。」

彼の見たところでは、中国は小型ミサイル艇およびミサイル駆逐艦方面における優勢が顕著で、日本サイドの艦隊を潰し、上陸艦を援護する任に耐える。中国サイドの戦闘機方面の数量の優勢が比較的顕著で、しかも後方の予備が充足していることを考慮すれば、日本サイドが中国サイドを制するのはおそらく難しい。

彼は、中国サイドの将兵の訓練レベルは決して日本サイドに遜色なく、さらには勝っていると考える。日本と違い、中国は積極的に、定期的に軍事演習を行い、しかもこのために多くの資金を割り当てている。このため、戦備の程度が同じという状況下では、中国サイドは日本空軍を壊滅させることができる。巨大な死傷を代価としてではあってもである。だが北京が決心さえすれば、空中の優勢は占めることができ、航空降下部隊に上陸を成功させることができる。

アメリカの参戦はバランスを変える

日本の自衛隊の人数は解放軍の1/10に相当するが、東京はまだもう1つの大きな優勢を持っている。すなわちアメリカという盟友である。双方が当時署名した安保条約に基づき、ひとたび日本に対する侵略が勃発すれば、ワシントンには関与する義務がある(頑住吉注:侵略って認めるんですか)。中国と日米両国が同時に対立したら、双方の勝算はそれぞれどのくらいか? 2人の専門家の見方は意外にも一致する。

シフコフは、アメリカという要素の存在は、中国に争いのある地域において先に軍事行動を起こすことを不可能にさせる、と考える。ひとたび中国と米日連合艦隊が真っ向勝負すれば、北京が空軍方面において数量上の優勢を占めていたとしても、アメリカ空母上の航空戦力とその駐沖縄基地の戦術空軍が一緒になり、有効に中国の強撃航空戦力(頑住吉注:低空、超低空で地上、海上の目標を攻撃する)に反撃でき、しかもそれに極めて重大な打撃を与えることができる。中国の飛行場がアメリカ軍の巡航ミサイルの攻撃を受け、空軍の実力に悲惨、重大な損失が生じ、基礎施設も破壊され尽くすことは全く疑いない。アメリカ軍の参与下では、中国空軍の主力は1週間以内に重い損傷を負うことになる。中国海軍もこのような結果から逃れることは難しい。何故ならアメリカの「ロサンゼルス」級攻撃潜水艦も参戦し、この艦が中国の少数しかない艦を相手にするのはたやすいことだからである。

中国の艦載武器は一定の威力を持つが、その弱点は防空能力にある。このため容易に中国サイドのミサイルの射程外から来るミサイルの命中を受ける。このため、もし双方の敵視感情がエスカレートを続け、事態が軍事衝突のレベルまで発展したら、海上と空中の大規模でない対抗だけでも、その後アメリカが参入してきて、その時中国は軍事行動を放棄し、経済的措置を取る方向に転じる可能性が高い。

シフコフは指摘する。「もしアメリカの支持がなければ、日本の自衛隊は自力で争いのある島嶼を守ることはできない。だが同時に中国空軍の損失も小さくなく、おそらく損失は150機近くなるだろう。日本空軍も同様に数十機が撃墜される。もしアメリカが条約の規定に従って衝突に全面的に介入すれば、中国軍は打ち破られる。」


 コラムにも書いた通り、私は勝てる見込みがあるなら戦争してもいいとは思いません。戦争してもいいのは本当にそれ以外の選択肢がなくなった時です。














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