北朝鮮の「核先制不使用」に韓国は

 どちらかと言えば良いことでしょうけど。

http://military.china.com/important/11132797/20160509/22611592.html


金正恩、「核先制不使用」に言及 韓国はどう見る?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「朝鮮中央通信社が5月8日に提供した画像は、5月7日、朝鮮労働党第一書記の金正恩が平壌の4.25文化会館で行われた朝鮮労働党第7回全国代表大会第2日目の会議で講話を発表したことをはっきり示している。」 ちなみに4月25日は朝鮮人民軍創設記念日とされています。)

原題:先手必勝を放棄? 金正恩、「核先制不使用」を提示するも韓国は冷淡

北朝鮮の「労働新聞」の報道によれば、北朝鮮の最高指導者で、朝鮮労働党第一書記の金正恩は5月7日になした中央委員会業務報告の中で、北朝鮮は責任ある核保有国であるとした。敵対勢力が核兵器をもって北朝鮮の主権を侵犯しさえしなければ、北朝鮮はすでに詳細に明らかにした立場通り、核兵器を先制使用しないだろうし、かつ国際社会が担う核兵器不拡散の義務を誠実に履行し、世界の非核化のために努力するだろうという。

「そちらが核を用いなければ、こちらも核を用いない」

新華社は分析して、これまでの北朝鮮の「核兵器先制不使用」政策に関する一連の声明に比べ、金正恩の今回の態度表明はさらに一歩核政策の前提を詳細に明らかにしており、「そちらが核を用いなければ、こちらも核を用いない」と理解できるようだ、とした。

北朝鮮は歴史上かつて自身の核兵器の使用につき何度も態度表明をしたことがあり、こうした態度表明の中で、北朝鮮は核兵器を使用して敵サイドの通常兵器に対応する可能性を排除していなかった。例えば今年1月6日、北朝鮮政府は第4回核実験を行った時、「敵対する侵略勢力が北朝鮮の主権を侵犯さえしなければ」、北朝鮮は核兵器を先制使用しないだろう、と提示した。しかしこの声明は決して「主権の侵犯」と「北朝鮮に対する核兵器の使用あるいは威嚇」の間の区別を明確にしていなかった。

新華社は国際関係学院朝鮮半島問題専門家であるツァオウェイの意見を引用し、金正恩の最新の態度表明の意図は米韓に、核兵器を用いて北朝鮮に対応さえしなければ(核による威嚇だろうと核による打撃だろうと)、北朝鮮は核兵器を先制使用しない、というところにある、とした。これは緩和のシグナルに違いなく、北朝鮮のこの方面の立場はやや軟化している。

また、金正恩の態度表明はさらに、北朝鮮が前に一度使用した「先手必勝式打撃を行う」との論調を否定し、その核兵器の防御の性質を明確にしたことを意味している。

(頑住吉注:これより ページ目。画像のキャプションは「資料画像:北朝鮮のムスダンリ弾道ミサイル」です。)

今年3月7日、朝鮮国防委員会は声明を発表し、アメリカと韓国が合同軍事演習を行うことに対し譴責を表明し、この演習は北朝鮮の主権に対する最も露骨な「核戦争の挑発」であるとし、先手必勝の、かつ「進攻性」を持った核打撃を行うことになる、と警告した。

清華大- カーネギーグローバル政策センターの研究員で、核政策専門家の趙通は新華社に対し、金正恩の最新の態度表明から見て、北朝鮮の「核先制不使用」政策は以前に比べよりやや具体的で明確になっており、非常に大きな程度上以前一度は提出した先手必勝政策をも否定した、とした。

しかし、韓国方面は金正恩のこの態度表明に対し決して熱心ではない。韓国連合通信社は、多くの青瓦台の当局者は、金正恩のこの話は「外交辞令」に過ぎず、それには決して朝鮮半島非核化の意志はない、としている。金正恩は核実験の禁止や核に関する活動の停止などの具体的な措置に言及しておらず、単に「世界非核化」を強調していることにかんがみれば、これは非核化方面において誠意が欠乏している、という。

韓国サイドは、金正恩の態度表明は「全世界が揃ってまず核兵器を放棄してのみ、北朝鮮はやっと自らの核兵器を放棄するだろう」と言っているのと変わらない、とする。

韓国・北朝鮮対話を呼びかけるも、韓国サイドは依然無視

また、韓国連合通信社の報道によれば、金正恩はさらに報告の中で北朝鮮・韓国対話と半島統一問題関連の事項に言及した。金正恩は、半島の平和と統一の実現のため、北朝鮮サイドはまず北朝鮮・韓国軍事部門により対話と協議を行う必要があると考える、とする。もし北朝鮮・韓国軍事部門が会談を行うことができれば、双方は軍事境界線付近地域で摩擦が発生するリスクを消し去り、緊張した情勢を緩和するなどの事項および共通に関心ある問題に対し協議を行い、かつ関連の問題を解決することができる。

しかし、韓国政府のこれに対する反応は冷淡である。韓国統一省はスポークスマンの名義をもってコメントを発表し、北朝鮮が不断に核開発と挑発を行う状況下では、金正恩の韓国・北朝鮮対話への言及は全く誠意のない「宣伝攻勢」だ、と考えた。

韓国サイドは、金正恩の平和統一および韓国・北朝鮮関係に関する言い方は北朝鮮の現有の立場を重ねて言明しただけにすぎない、と強調する。もし真に半島の平和を維持保護し、半島の統一を実現し、韓国・北朝鮮関係を改善したいのならば、北朝鮮は韓国に照準を合わせた威嚇と挑発を停止し、もって誠意ある態度で非核化の道を行くべきである。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「資料画像:北朝鮮、潜水艦発射ミサイルを発射」です。)

また北朝鮮の「労働新聞」の報道によれば、朝鮮労働党第7回代表大会は5月8日に「朝鮮労働党中央委員会の業務の総括に関して」という名の決定書を通過させた。決定書の中では、北朝鮮は連邦制の統一を主張し、平和統一のため力の及び得る限りの一切の努力をする、としている。だがもし韓国方面が「あくまでも戦争の道を行くことを選択するならば、北朝鮮は正義の統一大戦をもって全く情け知らずに反統一勢力を壊滅し尽くし、民族の宿願を成就させる。」という。

日本メディア:金正恩には核開発を除き他に政治的業績は決してない

日本の共同通信社は北朝鮮経済という角度から分析し、金正恩就任後核兵器を体制維持の切り札として堅持し、あるいはこれは金正恩には核とミサイル開発の他には国民に向け展示するより良い顕著な成績が決してないということをも意味しているかもしれない、とした。

この分析は、もし北朝鮮が継続して「核保有国」の立場をもって外交活動を展開したら、さらに一歩国際社会とのわだかまりと対立を深めることになり、このことは北朝鮮が経済開発区に向けて投資するよう国際社会にを呼びかける政策と相互に矛盾する、とする。

金正恩の報告の中ではずっと前から実施している企業経営の自主権拡大の改革を継続して推進すると承諾しているが、韓国の専門家の分析によれば、この改革の効果はあるいはすでに「頭打ち」かもしれない。


 私はそんな前進した発言だとは思いませんね。核を先に使わない、とは言っておらず、核による威嚇があったら先に使う可能性がある、と言っているのであって、米韓演習を「最も露骨な『核戦争の挑発』である」としている以上、何でもないことを「核による威嚇」だと認定して核を先制使用する可能性があるわけですからほとんど歯止めの意味はないでしょう。













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