え、対ヘリコプター地雷?

 そんなジャンルがあることも知らなかった「対ヘリ地雷」の話題です。

http://military.china.com/news2/569/20120924/17447849.html


ロシア軍2013年に対ヘリ地雷装備を計画

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『メロディ-20』対ヘリ地雷」)

鷹は蛇類の天敵であり、蛇類を捕捉するのに天性の優勢がある。蛇はひとたび鷹に遭遇すればもう応戦する力は全くない。しかし勇猛で猛毒の牙を持つマムシと鷹だけは死闘になり得る。今、「蛇が鷹を噛む」の一幕が間もなく戦場でも再現されようとしている。

最近、ロシア国有航空システム科学試験場が研究開発した新兵器、すなわち対ヘリ地雷がすでにスムーズに生産工場と国のテストを通過し、2013年からロシア軍に装備されることが計画されている。

実用は王道

AK-47小銃は外見は粗削りだが安定性は非常に良好である。T系列戦車は形は不細工だが(頑住吉注:私はあれはあれで機能美だと思いますが)戦闘力は強い‥‥より多くのリストを挙げる必要もなく、我々はすぐに気付く。ロシアの軍事工業科学技術は実用性で名高いだけでなく、さらに最小の出費で作戦機能を最大化することに長けていることに。考えてみよう。1個の価値数千アメリカドルでしかない地雷が、価値がその数百倍の武装ヘリに致命的傷害を与え得るのである。これも疑いなく1つの実用的な、効果と利益がダブルで豊作の典型的事例である。

20世紀末には早くもロシアは対ヘリ地雷の研究開発を開始していた。過去に研究開発された「スピード-20」対ヘリ地雷の有効探知計測距離は250mでしかなかったし、目標を識別することもできなかった。その後研究開発された「メロディ-20」対ヘリ地雷は、改良を経て模式識別技術が加えられた。

実用は王道である。2006年1月16日、駐イタリアアメリカ軍の1機のヘリが、イラクの反米武装勢力の1種の「空中簡易爆発装置」によって撃墜された。この「空中簡易爆発装置」こそ「メロディ-20」対ヘリ地雷である。

飛べる地雷

ヘリは低空低速の飛行機であり、伝統的対空兵器の脅威を避けて敵の奥地に深く入って襲撃、撹乱が行える。

地雷は「地下の伏兵」と呼ばれ、受動防御に用いられる殺傷武器である。それは自ら移動することはできず、戦場でただ埋設されて、偽装潜伏できるだけである。だがロシアが研究開発した対ヘリ地雷は、この「地下の伏兵」に「耳」と「目」と「羽」を与えたのである。

この対ヘリ地雷は地雷の、敷設手段が簡単、多様だという優良な伝統を継承している。人の手で敷設することができるだけでなく、さらにヘリあるいは地上の車両によって敷設することもできる。この地雷はヘリを待ち伏せ攻撃する時、人員の監督、コントロールは必要なく、待ち伏せ攻撃の企図が暴露しやすく、人員が打撃に遭いやすい欠点が有効に避けられる。

ロシアの対ヘリ地雷は音響探知計測機、マルチ周波数センサーおよび戦闘部分からなる。ヘリが地雷から1km以内の距離に入った時、地雷の「耳」、すなわち音響探知計測機がヘリの音を探知計測し、かつヘリの飛行方向をはっきり識別し、この時地雷の「目」、すなわちマルチ周波数センサーが目標に対し識別、補足を行い、目標の性質を確定後、マルチ周波数センサーが発射装置を作動させ、ヘリの飛行ルートに向け弾丸を射出する。「羽」を持つ弾丸の速度は極めて早く、鋼板を撃ち抜き、地面からの距離100m以内のヘリを簡単に粉砕する。

対ヘリ地雷の信頼性を高めるため、この地雷は自動コントロールができるだけでなく、一定の距離内で手動コントロールもできる。しかも、この地雷はマルチ周波数センサーの中に各種のヘリの音場特性を蓄え、各種の気象条件下で目標の方位を確定し、識別と目標の正確な補足ができ、味方飛行機の誤爆が避けられる。

対ヘリ地雷は感知計測、小型コンピュータ処理、ロケット技術が一体化したもので、すでに伝統的地雷の中から抜きん出た存在となっている。未来の戦場で、我々はより多くの類似したスマート地雷の姿をも見るかもしれない。


 考えてみれば簡単なセンサーとロケットランチャーを組み合わせた待ち伏せ型「地雷」はずいぶん前から存在し、それの対ヘリ版と考えられますが、技術的にはずっと高度なもののようです。鹵獲機が使えなくなってしまうのでは、とか、敵が新型機を出して来たりそこまで行かなくてもエンジンを換装したらどうなるのか、とか、疑問もわきますが。

 当然中国も類似のものを開発、装備する可能性があるでしょう。










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