中国、自衛隊の新型兵員輸送車を評する

 戦車とかに比べれば地味な兵器ですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170117/30181069_all.html#page_2


日本、新たな戦闘車を研究開発して中国と釣魚島を争う ある弱点がその野心を空しくさせる

日本の「島奪取の利器」は本当に有用か

【グローバル時報特約記者 杜東冬】 「西南諸島」の防御は、近年日本の自衛隊の軍事建設の重点の在処となっている。アメリカの「WIRED」誌ウェブサイト15日の報道によれば、日本の防衛装備庁ウェブサイトは研究開発中のAPC改良型8輪駆動装甲車を発表し、それは将来自衛隊の島嶼争奪戦の中の「利器」となる。だがこれは本当に役に立つのか?

新たな装甲車の戦場適応性は大幅に向上

報道は、日本のこの新型装輪式装甲車は全長8.4m、全幅2.5m、全高2.9m、重量約20トンで、専用装甲防護鋼板を配備する、とする。3名の操縦員の他、この車はさらに8名の乗員を搭載でき、路上速度は100km/hに達し得る。防衛装備庁スポークスマンは、新型装甲車は新型のモジュール化車両研究プロジェクトの一部分で、車両後部は多機能任務モジュールに交換できる、と明らかにした。もう1両のサンプル車上では厚さを加えた付加装甲版が展示され、反射鏡、煙幕発射器、ケーブル切断装置を配備し、外部にはビデオカメラなどの設備が置かれ、さらに通信アンテナなどの工程モジュールを追加装備することができる。

日本の現役の96式装甲輸送車は使用中に自衛隊を相当に立腹させ、かつて演習中凹みを通過しての車輪脱落、複雑な地形で老いて牙の抜けた74式戦車に追いつけない、「薄皮大餡で防御が劣る」で物笑いの種になったことがある(頑住吉注:装輪式装甲車なんですから悪路での走行性が第二次世界大戦時の戦車に劣ることもそりゃあるでしょうしこの種の車両は大体防御は強くないですわな)。これに比べ、新型APC装甲車は体積や重量が増加し、懸架システムがグレードアップされ、同時に96式の快速機動性を保持しており、防御能力と戦場適応性はいずれも非常に大きな向上を獲得している。日本の防衛省は、この新型装甲車の研究開発には全部で4,100万アメリカドルあまりを投入しており、2019年に就役する見込みである、とする。

日本の防衛省ウェブサイトの紹介によれば、新型APC装甲車は主に国際平和維持行動および離島作戦対応などの任務を執行するのに用いる。

島嶼争奪戦のためにオーダーメイド

外界は普遍的にこの装甲車の真の用途に対し疑問を表明している。アメリカの「安全保障業務ニュース」は、新たな装甲車は陸上自衛隊の「島嶼への侵入の防御」作戦を執行する作戦部隊に配備され、明らかにこれは中日間の東海島嶼紛争に対応するためだ、とする。ロシア衛星ネットも、もし東京と北京に衝突が発生したら、日本は新式装甲車を「アンチ島奪取作戦」に用いる可能性があり、目標はまっすぐ釣魚島を指している、とする。

日本の防衛省の中日釣魚島衝突に関する想定の1つは、中国サイドが釣魚島付近に向け海軍、水陸両用および空軍作戦部隊を派遣し、先んずれば人を制すの勢いで突然に島を奪取するというものである。日本サイドの2015年版「防衛白書」の視点に照らせば、日本は当然遠距離機動兵力をもって「アンチ島奪取侵入」行動を実施すべきである。釣魚島の地勢が「北部は平坦、1つの山が東西を貫き、東南には断崖が多い」の具体的地形であることを考慮し、日本サイドの大型装甲車両の使用は比較的多くの制限を受け、現役の10式、90式メインバトルタンクがどんなに先進的でも腕の振るい場所がなく、一方中国サイドが近年来大きな力を入れて発展させている航空降下戦闘車や水陸両用戦闘車は機動投入の優勢を持つ。特に航空降下戦闘車は重量が軽く、投入が早く、機動性が強く、ひとたび直接釣魚島に空中投下されたら、日本の陸上自衛隊はヘリや軽装備の航空降下兵を島に派遣して格闘することを除き、基本的にその他の快速投入できる島嶼アンチ突撃力量を探し出すことができす、日本が長年叫んでいる「離島動態防衛作戦準備」は戦場の笑い話に身を落とすことになる。日本が懸架システムを強化した多機能装輪式装甲車を島奪取アンチ突撃兵力として強化するのは、操作可能な戦術構想といえなくもない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「MV-22オスプレイが吊るして搭載する作業を執行」)

武器プラットフォームの性能から分析すれば、日本の新型装輪式装甲車には「40mmグレネードランチャー+12.7mm機関銃」の脆弱な火力しかないが、もし西側の新型サボ付き徹甲弾を導入すれば、やはり解放軍の航空降下戦闘車の火力に対抗できる。現在日本が導入を図っているアメリカ製MV-22「オスプレイ」輸送機は、この装甲車を吊して搭載し釣魚島に行って兵力投入することが完全にできる。アメリカから導入したAAV7水陸両用戦闘車を加えれば、日本サイドの機動装甲兵力は釣魚島で中国の航空降下戦闘車とも一戦交える力がある。

防御の設計に先天的欠陥が存在

だがいわゆる「中日釣魚島衝突」の大部分は日本サイドの紙面上の戦場の想定である。中国に比べ、日本の総合軍事力の発展は長期にわたりアメリカサイドの制限を受け、非常に多くの武器装備の技術戦術性能は「まずい点に満ち満ちている」。軍事専門家の眼中では、日本の新型装輪式装甲車の設計は決して完全ではなく、防御能力には見直しがあるがそれにもかかわらず根本的改善は得ておらず、ひとたび地雷などの爆発物の攻撃に遭遇すれば、爆発の衝撃波は車体構造に沿って一路伝達され、車内の乗員が死ななくても即負傷する結果がもたらされるだろう。しかも装輪式装甲車は対戦車火力の面前では極めて脆弱で、航空降下兵が陣地に頼り、あわててやってくる装輪式装甲車をやっつけるのは決して難事ではない。

釣魚島は決して装甲搭載具の作戦に適さない

増してや何度もの戦争が、島奪取の戦いの地上対抗はとっくに終わりの段階に入っていると証明しているからなおさらである。もし制空権や制海権を失い、孤軍作戦する装甲部隊が狭隘で援護の欠けた島嶼の上で持久作戦するのは非常に難しい。日本も、中日東海の海空戦力の天秤は解放軍に向け傾斜しつつあると認めており、このため日本サイドが知恵を絞り尽くして作り出したアンチ島奪取装甲戦力は、最終的にはひとりよがりの願望でしかないかもしれない。


 まあ制空権、制海権を失った中でならそうなるでしょうが。空中、海上戦力も今後は少なくとも数の上では中国側圧倒的優位になっていくでしょうしね。

















戻るボタン