朴槿恵の閲兵出席の意味とは

 中国にとっては大いに喜ばしいことだったわけですが。

http://military.china.com/critical3/27/20150902/20315973.html


朴槿恵、中国の大閲兵に出席し非常に大きな成果を持ち帰る!

韓国連合通信社の報道によれば、韓国の青瓦台経済主席秘書の安鐘範は8月31日に記者会見を行った時、韓国大統領朴槿恵は今回史上最大規模の経済使節団を率いて訪中し、経済領域で非常に大きな成果を取得することが有望である、とした。

安鐘範は次のように言った。韓国と中国は去年自由貿易協定(FTA)を締結し、現在両国はいずれも批准の段階にあり、このため今回の訪中では韓国と中国のFTAの早期効力発生を推し動かすことが有望である。韓国と中国の指導者は会談の中であるいはFTAの効力発生の件に言及するかもしれない。韓国と中国のFTAの効力発生後第1年目では27億アメリカドルの貿易拡大効果が獲得できると見られる。このため双方はできる限り早くFTAの効力発生を実現すべきである。

朴槿恵が今回の訪中で引き連れる使節団は128の企業代表を含む156人からなり、規模は史上最大である。人数と構成はいずれもこれまでのベトナム、インド、甚だしきに至ってはアメリカ訪問使節団の規模を超える。2008年の李明博訪中時の36人の使節団に比べれば、より近年の中韓関係の変化を窺い見ることができる。

経済使節団は現地で中国サイドの企業と韓中商務フォーラムを行い、かつ一対一の商務商談活動を行うことになる。また、青瓦台方面は双方が今回の訪中の期間に保健医療、文化、環境、金融など新たな産業領域の協力、および金融市場の安定と発展方向などの件につき協議を行い成果を取得することを期待している。

韓国大統領朴槿恵が選択した中国との友好協力関係強化は、韓国に非常に大きな成果を獲得させた。韓国は政治、経済の上で成果を獲得するだけでなく、安全の上でも信頼できる保障を獲得した。何故なら中国を敵ではなく友とすれば、少なくとも中国の認可が獲得できるからである。特に朝鮮半島非核化問題解決の上で中国の支持があれば、一定程度上「核の脅威」の圧力軽減も獲得される。

韓国と中国の経済貿易関係はさらに一歩強化されつつあり、2015年6月1日、中韓自由貿易協定が正式に締結された。これは中国が今まで対外的に締結した、カバーする議題の範囲が最も広く、関わる国別貿易額が最大の自由貿易協定であり、中韓の自由貿易区建設が正式に制度設計を完成し、間もなく実施段階に入ることを象徴的に示している。

このことは中韓経済貿易の新たな競合時代の幕を開け、両国の産業も深い融合からバランスある競争の方向に向かう。専門家は、自由貿易区は中国の紡績服装、有色金属、鋼鉄、機械設備などの業界にとって有利で、同時に韓国の機械設備、化学工業、液晶モニターなどの業界も利益を獲得することになる、と考える。短期的に見て、不可避的な衝撃を伴いながら、両国の産業の融合度はさらに一歩深化するだろう。長期的に見ると産業構造の相似度の高まりと共に、両国の情報技術、電子、鋼鉄、運輸、建築サービス貿易領域における競争は日増しに突出することになるだろう。

協定によれば、貨物貿易方面で中国は最終的に91%の製品が韓国に対し関税を撤廃することになり、これは韓国からの輸入額の85%をカバーする。同時に韓国は最終的に92%の製品が中国に対する関税を取り消すことになり、これは中国からの輸入額の91%をカバーする。

韓国の全部で11,272種の商品の中で、原油、ナフサ、医薬品を含む(輸入額は418億アメリカドル)6,108種の商品の関税が撤廃される。中国の全部で7,428種の商品の中で、ステンレス鋼の熱ローラー鋼板(3mm以下)、プラスチックの金型など1,649種の商品(輸入額733.7億アメリカドルに達する)の関税が撤廃される。

このことは両国経済の発展に対し新たなチャンスをもたらし、かつ消費者にとって非常に大きなメリットと言える。

今回朴槿恵は大型経済訪問団を帯同し、彼らは非常に大きな成果を獲得して韓国に帰ることになると信じる。このことはああした優柔不断にアメリカを恐れる国にいささかの憂鬱を感じさせることになり、彼らは韓国が経済問題上先んじたチャンスを占め、自らは中国との友好的なつきあいでより多くの利益を獲得する絶好の機会を逃した、と考えるかもしれない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

朴槿恵が自らがアメリカの同盟国であることから受ける圧力を恐れず、中国にやってきて北京大閲兵に参加すること自体、中国に対する友好の1つの具体的な体現に他ならず、これは韓国の国益に有利な選択でもある。

しかも、朝鮮半島核問題6カ国会議の韓国の団長である黄浚局は1日午後北京に到着し、中国サイドの団長である武大偉と会談を行った。黄浚局は、今回は韓国と中国の首脳会談を準備するために訪中し、中国と韓国の2人の指導者は北朝鮮の核問題に対し深入りした討論を展開することになる、とした。

朴槿恵は2日訪中に出発し、国家主席の習近平と会談を行うが、北朝鮮の核問題は会談の主要な議題となると見られる。6カ国会談の韓国と中国の団長は北朝鮮の核問題につき立場を協調させ、一定の共通認識を達成することになるかもしれない。このことは朝鮮半島の非核化に対し、一定の作用を果たすことになる。

まとめると、

朴槿恵が中国にやってきて中国の抗日戦および反ファッショ戦争勝利70周年記念大閲兵に出席することは、多くの方面で非常に大きな成果を取得することになるだろう。このことは中国の全方位外交、社会制度の異なる国と完全に平和共存し、相互に包容できることを証明し、中国と韓国の友好協力は深遠な影響を生じさせることになる。何故なら、アメリカの盟友も必ずしも全て一枚岩ではなく、彼らには彼らの国益の在処があるからで、自らの国益を犠牲にしてアメリカの某いくつかの政策に迎合することはないのである。これは特に自らの国に危険をもたらすアメリカのいくつかの要求であり、彼らはやはりメリットとデメリットを比較判断した後で拒絶するだろう。

北京の閲兵の影響は巨大なものになる。それは単純な閲兵ではなく、それは今の世界構造に対する検証である。中国に向け接近する現実は、多極世界が徐々に興りつつあることを証明しており、アメリカの一極世界構造が衰退に向かいつつあることをも証明したのである!

まさに

韓国の大型訪問団

訪中にはきっと良い見ものあり

賢い大統領朴槿恵

非常に大きな成果を韓国に持ち帰る

である。


 最後のは漢詩みたいなのでストレートに意味を伝えるのは無理っぽいです。西側先進国首脳が出席を控える中、朴槿恵の行動は突出し、当然中国を大いに喜ばせ、大きな見返りを与えようということになるのも自然なことです。このことは日本にも、そして北朝鮮にも、また程度の差はあれ全世界にも、この人の言うような規模や意味かどうかはさておき確かに影響をおよぼすことになるでしょう。














戻るボタン