無人水上、水中艇

 無人機並みに発達、普及することはあるんでしょうか。

http://military.china.com/critical3/27/20150703/19947475.html


米軍の水中の猟犬が中ロの潜水艦を狩り殺す 中国の「海燕」奮起してまっしぐらに追う

対潜戦はずっと世界の海軍大国の難題であり、相手が少し潜水艦戦力に投資するたびに、対潜の投資は数十倍に増加させる必要がある。最近アメリカの最新型P-8ポセイドン対潜機がすでに西太平洋への配備に投入されており、日本もそのP-1対潜機を開発、普及させつつあり、中国の高新六号機も大量に就役している。全東アジア海域で潜水艦と対潜装備の力量競争が上演されつつある。既存の海空の対潜手段の他、アメリカは別の道を切り開いて対潜戦の中で戦略的に有利な高みを占めることを意図しているところである。

外国メディアの報道は、アメリカ国防省高級研究プロジェクト局(DARPA)はある研究プロジェクトを始動させて対潜無人機器を開発しており、つまり水深の浅い区域において敵サイドの潜水艦を追跡できる無人操縦船である、とする。報道は、設計によればこのアメリカ海軍無人操縦船のサンプル船である対潜作戦連続追跡無人艇(ACTUV)は連続60〜90日自主オペレーションし、大範囲の海域を巡査し、ひとたび敵サイドの潜水艦を発見すればすぐにその他の米軍艦船を招来して破壊を行うことができる(ACTUV自体は武器を配備しない)、とする。ACTUVは「海上のハンター」と呼ばれ、安全保障業務一号ウェブサイトが明らかにするところによれば、それは今年の秋に全面航海試験に投入されることになる。

米軍のACTUV計画は力を尽くして以下の要求を達成させる。先進的な無人海上システムの自主性は独立した配備システムに遠距離監視コントロール模式下で数千km航行し、数ヶ月の任務執行を持続できるようにさせる。この中には海上法規と国際条約を自主的に遵守し、もって航行の安全を保障し、自主的にシステム管理を行い、もって操作の信頼性を保障し、自主的に聡明な相手と勝負することを含む。海上法規の自主遵守は、海上で正確に水上船舶とその他の物体を識別することを要求する。DARPAはこのために通常ならざる感応技術を開発中である。

実はアメリカ海軍は2010年にはもう民間用水中探査無人潜水器技術に啓発を受けて、大トン数の自主式無人潜水器の研究開発計画のプロジェクト立ち上げ、実施を開始していた。名をLDUUV(Large Displacement Unmanned Underwater Vehicle)という計画は2つの段階に分けて実施され、全部で4年半の時間を必要とする。アメリカ海軍の要求に基づき、新たな無人潜航器は大深度および地形が複雑な海底で独立して作業でき、操縦員の参与を必要としないことができるべきである。またそれは小型自主式無人潜航器、各種ソナー、センサーやその他の補充設備の運搬ツールとすることができるべきで、しかもそれに武器を装備する可能性が排除されない。多くの自主式無人潜航器に運用できる技術は現在すでにある。

第1の研究開発段階で、潜水器の原型は近海の水深30mを超えない水域で試験を行う。それは独立して行動できるべきだが、複雑な状況に遭遇したら衛星通信によって操縦員と連絡してよい。第1段階は18ヶ月持続する。第2段階は期間3年で、大洋において完全自主の状態下で高強度の大深度試験を行う。

LDUUV計画の枠組み内ではさらにもう1つの、主旨が自主式無人潜航器動力システムの開発にある計画が実施される。この計画の第1段階は期間が3年である。その結果を根拠に自主式無人潜航器に、水中で連続30昼夜連続活動させられる動力保障システムを研究開発する計画である。第2段階終了後、潜水器は水中で連続70昼夜作業できるようになる。将来の自主式無人潜航器の動力システムは重量が約3.5トンとなる。新型潜水器は広範な任務の執行に用いられることになり、これにはパトロール、偵察、機雷排除、作戦、遠距離探査、潜水艦および水上艦艇の探知計測や追跡が含まれる。2014年には新型潜水器研究開発の入札募集が宣言されることになると見られる。この前にアメリカ海軍は大トン数の自主式無人潜航器の要求を確定するつもりで、これにはその排水量や寸法が含まれる(頑住吉注:2014年を将来とした記述は数字の間違いなのか実は過去の記事の流用なのか分かりません)。

アメリカのボーイング社は競争入札に参加する可能性がある。同社は2001年に排水量5トンの「エコー漫遊者」自主式深水潜水器を研究開発している。この潜水器の潜水深度は3,000mに達し、全長5.5m、直径1.27m、最大航行速度8ノットだった。水中で28時間連続作業することができた。「エコー漫遊者」は衝突回避システムを装備し、その専用ソナーが障害の発見を担当し、かつコンピュータが回避航行ラインを計算した。この潜水器は当初アメリカの石油採掘会社のために研究開発され、海底の探査に用いられたが、後に軍もこれに対し興味を生じさせた。アメリカ海軍はすでにこれに対し何度かの試験を行っている。

(頑住吉注:これより2ページ目)

2012年米軍はイランやペルシャ湾の情勢に対応するため、この湾岸地域に向け緊急に数十台の無人潜航器を配備し、もって機雷の発見と破壊を助けた。目的はイランが危機の発生時にホルムズ海峡を封鎖するのを防止することだった。この海狐狸(頑住吉注:英語の表記を併記してほしいなー)潜水器は全長1.2m、重量45kg未満、いずれも水中ビデオカメラ、自動誘導ソナー、爆破装薬を装備し、つまり実戦型の小型無人潜水器はすでにアメリカ海軍の作戦の中に応用されているのである。

アメリカ海軍の設計思想に照らせば、対潜作戦連続追跡無人艇(ACTUV)はちょうど一匹あるいは一群の「水中の猟犬」のようなもので、自身の技術的優勢を利用して水中で長時間相手方の潜水艦を追跡し、周辺に潜伏するアメリカの攻撃原潜(銃を持ったハンター)のために目標打撃情報を提供する。これは西太平洋の潜水艦大国である中国およびロシアの海軍いずれにとっても対応する新たな課題である。だが中国はこの領域において決して立ち後れておらず、2014年6月に天津大学によって自主研究開発された水中無人潜航器「海燕」が南海北部の水深1,500mを超える海域で試験にパスし、中国国産水中滑空機無故障航続距離最長、時間最長、作業深度最深など多くの記録を創造した。天津大学は、「海燕」は最新の混合推進技術、融合浮力駆動、スクリュー推進技術を採用している、と指摘する。設計によれば、30日前後の絶え間ない作業を持続できる。「海燕」の外観は魚雷に似ており、全長1.8m、直径1.3m、重量約70kgである。

「海燕」は理想の作戦プラットフォームかもしれない。軍事工業企業は将来拡大版の「海燕」を大量生産する可能性があり、この水中機器は大型センサーを搭載し、より遠い距離のフロッグメン、機雷、潜水艦を探知計測することができ、中国の南海における対潜能力を飛躍的に高めることが有望である。また「海燕」はさらに武器を搭載し、水中の護衛あるいは攻撃任務を執行することができ、ちょうど空中や陸上同様、海上の戦争も将来はより自動化されたものに変わることになり、中国海軍も落伍に甘んじないのである。


 この分野はまださほど発展していないようですが、日本が座視していれば無人機同様に事実上挽回不可能な差がついてしまうでしょう。















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