中国国産空母関連2題

 進水か、と言われる日が近づいてますが。

http://military.china.com/news/568/20170405/30388843_all.html#page_2


専門家:中国国産空母の技術は英仏に立ち後れている 依然奮起して追う必要がある

我が国初の国産空母は4月23日の「海軍節」の日に進水する可能性がある? 連日来、この情報が広大な軍事マニアの「朋友圏」で話題沸騰である。

台湾メディアは最近報道し、3月以来ネット上に続々と明るみに出る「001A型国産空母」の画像からは、大陸初の国産空母が赤色の底部塗料を塗装し、艦橋にガラスを取り付けたのに続き、すでに甲板の整理を開始し、近いうちにもう進水する可能性が極めて高いことが分かる、とした。台湾メディアは、進水期日は解放軍海軍建軍の日、すなわち4月23日だと推測する。

これに対し軍事専門の李傑は次のように言った。「進水は艦艇の建造の中の極めて重要な一部分で、増して第1隻目の国産空母が進水する意義は言わずとも明らかである。ここ何年か、非常に多くの人が空母、大型駆逐艦などの大型艦艇の発展に対し非常に関心を注いでいる。空母の進水が重要な日、例えば海軍節などを選択すれば、これは直ちに海軍が極めて重視しているだけでなく、国家も非常に重視していることを示す。空母の進水は絶対に単なる海軍の行為というだけでなく、国家の行為というべきで、国家の利益と海洋権益に関わり、もたらされるのは国家の全体的実力の向上と発展である。」

進水前の準備作業は相当に煩雑

国外の大型艦艇の建造経験から見て、通常「第1枚目の鋼板の切断」が正式な建造開始を象徴的に示し、しかる後に船体を若干の部分あるいはモジュールに分割して陸上で建造し、その後ドック内に竜骨を敷設し、組立を行う。一方艦艇の進水式の挙行は、主たる船体の建造作業が基本的に終わり、まもなく艤装段階に移ることを象徴的に示す。

科技日報記者は、艦艇の進水時は一般に総工程量のやっと70〜80%の完成で、船体は付近のドックでさらに継続して艤装、試験などの部分を行う必要がある、と理解している。

李傑は次のように説明する。「空母の進水前には非常に多くのする必要のある作業がある。一般的に言って、艦艇の進水前の建造は、分段の建造、組み立て、塗装、基本部品の取り付けなどいくつかのステップに分かれる。」

このうち分段の建造とは作業場内で若干の大型の船の部分を完成させ、しかる後に積み木のようにドック内で組み立て、重量何百トンに達する島型建造物(頑住吉注:艦橋)も陸上で建造が完成され、一体で吊して組み込まれる。例えば、アメリカのニューポートニューズ造船工場の実力は比較的強大で、竜骨の敷設から船体構造の建造までは基本的に全て工場内で完成される。イギリスは多くの造船工場が合同で建造する方式を採用し、新しい空母の建造のためにわざわざいくつかの造船工場からなる空母連盟を成立させ、それぞれ船の部分の建造を引き受けさせ、しかる後さらに一か所に輸送して組み立てを行う。

「正式進水前、空母の構造の組み立て、塗装などの作業は全てすでに完成しているが、依然全体の検査修理、試験を行う必要があり、いかなるディテールもおろそかにせず、いかなる手落ちも出現させない必要がある。ちょうど衛星を宇宙に送るようなもので、ロケットは正式発射前に非常に多くの検査修理、検査作業をする必要がある。空母上の各種設備は異常に複雑煩瑣で、各種パイプラインは非常に複雑に走り、分段での事前艤装を行うことができる。各種の油は何十種もの多くになり、大量の油のパイプラインは進水前、取り付けや連結をする必要がある。もし進水前に全面的、細緻な検査を行わないと、問題の出現は免れ難い。」 彼は、「当然空母進水にはもう1つ重要な意義があり、それは船台を開け、もってその他の大型艦船の建造あるいはドック入りしての整備修理を行うことに他ならない。」とする。


 ん? タイトルの「中国国産空母の技術は英仏に立ち後れている」なんていう内容は出てきませんでしたが、まずい中身があってカットされましたかね。

http://military.china.com/important/11132797/20170404/30387013_all.html#page_2


インドメディア:空母競争でインドは立ち後れている 中国の空母の建造速度は驚異的

参考情報ネット4月4日の報道 インドメディアは、5年前、インドは2隻の空母を持ち、中国には1隻もなかった、とする。だが今、あるいは最も早ければ今月、中国海軍の空母の数はもうインドと対等になれる。

インドの「レイディフ」ウェブサイトは4月2日次のように報道した。「ヴィラート」号空母が先月退役するのと共に、インド海軍には1隻の空母しか残っていない。ロシアが製造した「チャンドラグプタ」号である。中国海軍にも現在1隻の空母しかない‥‥遼寧艦である。だが、中国の第2隻目の空母は驚異的な速さでやって来つつある。海軍の分析者は、4月23日、つまり中国の海軍節の日、中国第2隻目の空母が正式に進水する、と考える。

中国のいくつかの英語メディアは中国国防部スポークスマンである呉謙の3月30日の話を引用し、近く国産空母の進水期日を宣言する、しかも「皆をあまり長く待たせないだろう。」と語った。

新たな空母は山東艦と命名される可能性がある。遼寧艦は001型空母と呼ばれ、山東艦は001A型に分類される。

山東艦の進水後、さらに1、2年艤装を行い(武器、レーダーや設備の取り付け)、もう1年の海上試験の必要があり、その後やっと2020年に正式就役できる、とされる。

これと同時に、インド第2隻目の空母、コーチン造船有限会社で建造される「ヴィクラント」号の引き渡し時期はすでに予定に比べ8年遅れている。この空母は元々2015年にインド海軍に引き渡されると定められていた。それにもかかわらず今では2023年になってやっと真に使用に投入できる見込みで、中国の第2隻目の空母の就役時期に比べまる何年も遅いだろう。人を憂慮させるのは、インド海軍が2018年末にまだ完全に作戦能力を具備しない「ヴィクラント」号をもう現役に編入する計画なことで、その時この空母はまだ飛行コントロールシステムや対艦ミサイルを取り付けていない。このことは、数年にも達する時間内、「ヴィクラント」号にはずっと打撃および防御能力が欠乏することを意味している。

また、去年発表された主計審計長公署(頑住吉注:会計監査院みたいなものでしょうか)の報告によれば、インドの主要な空母艦載機であるミグー29戦闘機は「問題が非常に多く」、適用性の比率(頑住吉注:稼働率でしょう)は15〜35%でしかない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:中国の空母遼寧艦」)

「ヴィクラント」号は2009年に竜骨を敷設してから建造完成まで全部で14年の時間を費やし、一方山東艦の建造時間は2012年に遼寧艦が最終的に大連造船工場の停泊位置を開けた後から計算を始めてさえ、「ヴィクラント」号の半分にさえ満たない。

だが、インドの現有の空母には確かに一定の優勢がある。4万トンの「チャンドラグプタ」号は36機の艦載機を搭載しており、その中には26機のミグー29戦闘機が含まれ、戦闘準備を整えたプラットフォームである。

排水量5.5万トン〜6万トンの遼寧艦は中国によって訓練および科研プラットフォームと称され、まだ作戦艦艇の序列には編入されていない。もしこのようであっても、この艦は全部で36機の固定翼および回転翼機を搭載でき、これには24機の殲ー15戦闘機と10機のヘリが含まれる。去年11月、この艦の政治委員は、遼寧艦は随時戦争の検証を受ける準備がある、とした。

遼寧艦の改装と運用の経験は山東艦の設計の中に顕著に体現されている。排水量6.5万トンの山東艦は遼寧艦に似たスキージャンプ式発進システムを持つ(「チャンドラグプタ」号と「ヴィクラント」号もこの種のシステムを使用する)。だが、中国国防部は、この新しい空母は遼寧艦に比べ、より大きな貨物キャビンの空間、より先端的なレーダー、より先進的な武器システムとより信頼性の高いエンジンを持つ、とする。

インド同様、中国は将来スキージャンプ式ではなくカタパルト式発進システムを持つ空母を建造する計画である(スキージャンプ式は艦載機の発進時の有効搭載荷を制限する)。スキージャンプ式システムによって発進する戦闘機が搭載する武器と燃料は比較的少ないため、飛行距離はより短く、戦闘力もより弱い。

中国海軍が山東艦の後に建造する空母は002型と呼ばれ、カタパルト式による発進システムによりこうした欠点を克服するだろう。カタパルト式発進システムは飛行機の発進速度を増加させる(頑住吉注:飛行速度のことではなく頻度のことでしょう)。現在まだ002型空母がいつ建造開始されるのかはっきりしていないし、それが原子力空母か否かもはっきりしていない。


 前にも書きましたが中国がインドより空母建造が早い大きな理由は中国が軍事最優先の国でインドは違う、ということだと思いますがね。















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