M1900ピストル(F) より詳しい説明

 

左右側面。




マズル。真のマズルは下で、上にあるのはリコイルスプリングを保持するナット状の部品。




複雑なかみ合いのスライド、ブリーチブロック、フレームの造形には苦労した。装填していないと実銃におけるコッキングインジケーターがさえぎることによってリアサイトのミゾにフロントサイトを見出すことができない。装填した時だけ狙うことができる。小さなリアサイトのVノッチはあまり見やすくはないが、M1910よりはずっと狙いやすい。セーフティはガバメント等と同じく上げてセーフ。この製品ではスライド用シアをブロックする。




マガジンは実物の3/4程度の長さで機能はない。。マガジンキャッチはコルトM1900同様通常とは逆に前進させてロック解除となる。カートリッジはマルシン製プラグファイアーカートと同じ規格にしてある。




スライドを引くとユニークな外観がますます際立って見える。狙って備えた機能ではないのだが、スライドを引いてセーフティをかけるとホールドオープンする。




スライドを引き、エジェクションポートにカートリッジを入れ、スライドを手で押し込み、トリガーを引くとスライドが勢いよく後退してカートリッジが排出され、その後スライドが前進する。




実銃ではスライド後部のネジを2本抜かないと分解できないが、製品では前のネジはダミーで後ろのネジを抜くとスライドとブリーチブロックが分離する。




スライドを前に抜き、リコイルスプリングガイドを上に跳ね上げる。




するとボルトが後方に抜ける。大筋実銃通りの手順だ。なお、スライドとブリーチブロックが別体で、左右に貫通する部品によって結合され、それを抜くとスライドが前、ブリーチブロックが後ろに抜けるという構造は九四式に影響を与えたかもしれない。




ブリーチブロック内にはコックされないストライカーがあり、これがプランジャー式エジェクターの役割を果たす。リコイルスプリングは一応ストライカーに作用しているが、確実に排莢させるには別に補助スプリングを入れる必要があった。




同時期に設計されたコルトM1900(右)、後継機M1910(左)との比較。M1910の方がさすがに洗練されたスタイルで、ややサイズも小さくまとまっている。















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