フリーな重量閉鎖機構
http://www.waffeninfo.net/verschluss/masse_01.php

(頑住吉注:最初の図のキャプションです)バレルは閉鎖機構の重量と閉鎖スプリングの圧力によって閉鎖されている。

(頑住吉注:2番目の図のキャプションです)発射後、閉鎖機構は後退し、空薬莢を投げ出す。閉鎖機構は弾丸より明らかに重いため、それに応じてより低速で動く。このことが、薬莢が完全に引き抜かれるより前にバレルを去るための充分な時間を弾丸に与える。

例:マカロフ、PPK
オープンボルト銃の例:MP40、Uzi、シュパーギンPPSh41

(頑住吉注:この下に
クローズドボルトファイア(装填経過)のアニメーション化されたグラフィック
オープンボルトファイア(装填経過)のアニメーション化されたグラフィック
シュパーギンPPSh41のボルト画像(1)
シュパーギンPPSh41のボルト画像(2)
ステンマークUのボルト画像(1)
ステンマークUのボルト画像(2)
へのリンクがあります。)


 これに関しては補足等は不要でしょう。ただ、ここで改めて翻訳の難しさを感じました。表題を「フリーな重量閉鎖機構」としていますが、原題は「Freier Masseverschlus」です。「Freier」は「フリーな」で、「Masse」は「質量」、「重量」です。問題は「Verschlus」ですが、これはドイツ語でボルト、スライドのような閉鎖のためのパーツを区別なく指します。日本では英語に準じて区別しているので、区別なく話が進むドイツ語を訳すときおかしなことになる場合があります。この場合「閉鎖機構」は「ボルトまたはスライド」と考えてください。

 また「クローズドボルトファイア」と訳している語は「aufschiesende」、「オープンボルトファイア」と訳している語は「zuschiesende」で、ドイツ語力不足で細かいニュアンスがつかめないものの、前者は「突然始まる射撃方式の」、後者は「動いて始まる射撃方式の」というような意味らしく、語の成り立ちから言うと英語とちょっと違っています。

 オープンボルトのアニメーションは分かりやすいんですが、クローズドボルトの方はサイクルとサイクルの間にもう少し間を置かないと違いがよく分からんですね。

 











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