アジアの潜水艦関連2題

 いずれも日本に深く関係する記事です。まずインド関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20150205/19280640.html


インド、提案書を手渡す:日本がインドで6隻のそうりゅう級潜水艦を建造することを望む

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「日本とインドがそうりゅう級を騒ぎ立てる政治的意義は軍事的意義より大きい」)

中新ネット2月4日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、インドは日本のそうりゅう級通常潜水艦を751工程の選択候補方案の1つに含めることを考慮中であるとされる。

「インド時報」は、インドはすでに日本に向け提案書を手渡し、日本がインド国内でこの工程の6隻の潜水艦を建造し得ることを考慮するよう希望している、と報道した。

インド政府の「インド製造」の考え方に照らし、最新の提案内容はさらに日本とインドが合資造船工場を成立させる提案を含んでいる。

もし提案が通過を獲得したら、日本はインドの751工程の競争入札に加入することになり、競争相手にはフランスのDCNS造船工場、ドイツのホルバート ドイッチェ造船会社、スペインのナバンティヤ社、ロシア国防輸出社が含まれる。

インドは2007年に751工程計画を始動し、主旨は次世代通常動力潜水艦をもってインドの古い機種に取って代わらせることにある。

日本のそうりゅう級潜水艦は排水量が4,200トンで、ドイツの214級、フランスのスコルペヌ級、ロシアのキロ級より大きく、搭載能力もより高い。

また、日本が武器装備輸出を解禁した後、インド政府はさらにインド海軍のために日本のUS-2水陸両用飛行機を購入することを考慮している。

これと同時に、オーストラリアも日本のそうりゅう級をもって古い「コリンズ」級潜水艦に取って代わらせる方案を評価しているところである。(中国船舶情報センター 陳暁)


 インド、オーストラリアは地域内においては最も頼りになりそうな相手なので協力を強化することは望ましいですが、技術の流出は心配ですね。

 次は韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150205/19281697.html


ロシアメディア:韓国が潜水艦を拡充するのは中日に照準を合わせてのはず 北朝鮮に対してだけではない

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮最高指導者金正恩は、呉仲洽第7連隊の称号を光栄にも獲得した海軍第167部隊を視察した」 「呉仲洽」は金日成の戦友で、若くして戦死した英雄とされる人物です。)

ロシア衛星ネット2月4日の報道によれば、韓国の情報によると韓国海軍は再編を行うことになると見られる。すなわち、海軍の編成の中に水中部隊専門の指揮部が出現する。

説明を必要とするのは、韓国が巨大な水中部隊を持つことである。周知のように、韓国海軍は現在13隻の潜水艦を装備している。9隻は排水量が1,800トンの214級潜水艦、4隻は排水量が1,200トンの209級潜水艦である。近い時期に、韓国水中艦隊の規模は非常に大きく増大することになり、2018年になれば韓国の水中艦隊は20隻を超えるこのクラスの潜水艦を持つことになると見られる。

水中部隊専門指揮部建立の決定は見たところ相当にロジックに符合している。数がこんなにも多い潜水艦を指導しようとしたら、間違いなく専門の指揮部を必要とする。だがこれにより1つ問題が生じる。韓国水中艦隊は何故こんなに大幅に拡充されるのだろうか?

当局は、水中艦隊大幅拡充は北朝鮮に照準を合わせてのことだと考える。婉曲に言って、韓国と北朝鮮の関係は簡単ではなく、全く波風がないわけでもない。2010年、韓国の「天安号」護衛艦が沈没したことは、北朝鮮の艦員の高い技術レベルと戦術的質に対するまた1つの注意喚起だった。

だが韓国水中戦力の急速な拡充が北朝鮮の軍事的ポテンシャルに対する憂慮によってのみ引き起こされたことを疑うには理由がある。

まず、北朝鮮の潜水艦と闘争を行うためには、数がこんなに多い水中艦隊を養う必要はない。経験は、水上艦船でもう対潜闘争の任務に有効に対応できることを示している。そして韓国軍は十分な数の水上艦船を装備している。

次に、潜水艦の主要な任務は敵軍の海上交通路上での行動である。だが北朝鮮に照準を合わせてこの種の行動を展開することには全く意味がない。何故なら北朝鮮にはほとんど商船がないからである。

このため水中戦力の拡充は人に、韓国海軍が見ているあり得る相手とは北朝鮮を含むだけでなく、さらに隣国を含むと推測させる。

韓国と日本の関係は非常に矛盾したものである。一方において日本と韓国は積極的に高度科学技術に関する協力を展開し、投資と貿易いずれも発展しつつある。だが別の方面から言うと、日本と韓国は極めて大きく「独島」(日本は竹島と称する)をめぐる未解決の争いに関心を注いでいる。さらに一点補充すると、日本と韓国はしばしば20世紀の歴史と植民地の歴史的事件につき論戦を勃発させている。

韓国と中国の関係は全体的に言って見たところなかなかである。だが韓国には中国の軍事および工業力の強化の過程を憂慮する人もいて、このことは誰に対しても秘密ではないと言える。

この種の状況下で、韓国軍人が必要な状況下で隣国に対抗できるこの種の武器を持つことを希望するのは理解できる。だが、軍備競争は危険なゲームである。


 まあ日本を意識しているのは確かでしょうが、少なくとも現時点においては潜水艦技術で日本がずっと優位に立っているのも間違いないはずです。


















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