フラッシュハイダーの製作

 9mm機関けん銃で、従来と違う方法でフラッシュハイダーを作りました。
 9mm機関けん銃のフラッシュハイダーは、それ自体も、スリットも前後に非常に長く、作りにくい形状をしています。初めはパイプにスリットを描いてその通りに穴を開けるといういつもやっている普通の方法でやってみたんですが、どうもきれいにできません。こんなときはシリンダーの造形でも説明した、自分で形を作らずに、正確に造形された既製品を利用して自動的に形ができる方法で作ることです。そこで、このような方法を試みました。


フラッシュハイダーの作り方

 15mmの丸棒にガムテープを一巻きし、そこにタミヤの工作用素材、2mmスチロール角棒をびっしり巻くように並べました。スリットになる部分は角棒を切り取っておくわけです。これを樹脂以外に対する接着力がなく、粘度の低いプロユース接着剤で接着します。乾いたら丸棒を抜きます。これで均等で真っ直ぐに並んだスリットができます。もちろんスリットの前後は丸ヤスリなどで仕上げ、角棒間のわずかな隙間にはパテを塗りこんで仕上げる必要がありますが、スリットを自力で正確に開けるよりはるかに簡単です。ガムテープを巻いたのは15mmではほんの少し細かったことと、丸棒から造形物がはがれやすくするためです。スリットの幅は2mmでは細く、4mmでは太かったので、2本分切り取って4mm幅のスリットをまず作り、それぞれのスリットの片側に1mm板を貼って3mmのスリットとしました。

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