殲ー20が超音速試験を行う?

 あまりにも不確かな情報という気がしますが。

http://military.china.com/kangzhan70/zhjw/11173869/20151127/20833869.html


「就役の礼砲」! 成都上空の轟音が殲ー20の三大新たな進展を明るみに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「轟音の問題に関し、成都市政府ニュース事務室公式ブログは説明を行った」)

26日午後、少なからぬ成都市民が巨大な音を聞いたと報告し、ネット仲間の熱い議論を引き起こした。昨晩(頑住吉注:記事は27日付)8時頃、成都市人民政府ニュース事務室公式ブログ「成都発布」は、成都全捜索ニュースネットは成都飛行機社から、26日昼、成都飛行機社の飛行機が成都市西北方向の上空で正常な飛行を行っていた時、音速を突破して爆音を発したと知らされた、とした。ある専門家はこれにより分析し、轟音はあるいはソニックブームと関係があるかもしれない、とした。この視点はすでに発表され、直ちに多くのネット仲間の共鳴を引き起こした。ある一部のネット仲間は、成都上空の轟音は殲ー20戦闘機の試験飛行がもたらしたものだ、と考えている。だが成都飛行機は現在多種の実戦機を研究開発しており、もし轟音が実戦機の試験飛行がもたらしたものだとしても、必ずしも殲ー20ではない。だが別の角度から見ると、もし轟音が本当に殲ー20の試験飛行と関係があったら、筆者はその中には少なくとも、皆が感心を注ぐに値する三大見所があると考える。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2017号殲ー20は性能上量産型殲ー20と最も近い(画像に感謝:飛揚軍事 酒色財気呂洞賓;鼎盛軍事 Adam.Y)」)

まず殲ー20プロジェクトの完成度の問題である。一般に実戦機が工場での試験飛行の時に採る模式は多くが比較的「温和」だということを知る必要がある。結局のところ工場は試験飛行センターではないのであって、しかも音速をまたぐ飛行などの項目はそれ自体もう一定の危険性を持ち、もしある飛行機が工場での試験飛行期間にもう超音速飛行を行ったら、これはこの機種の性能がすでに相当に成熟し信頼性があることを説明する。グッドタイミングなのは、殲ー20最新の原型機2017号が24日午後に試験飛行に成功したことで、これは成都飛行機工業集団が製造した第8機目の殲ー20で、第6機目の試験飛行に用いる原型機でもある。しかも2017号殲ー20の初飛行現場には、多くの生花を捧げ持つ儀礼人員が出現しており、このように厳かにして盛大な初飛行式は、2017号殲ー20がその他の原型機に比べより重要な意義を持つことをはっきり示し、殲ー20の検証段階が終わり、正式に定型に至り生産されることを意味する可能性が極めて高い。また多くの国内外の人がこぞって殲ー20プロジェクトの進度に対し予測を行ったことがあるが、大部分の観点が一致して、殲ー20少数試験生産段階は2016年に開始され、最初の量産型殲ー20は2017年に中国空軍に引き渡される可能性がある、と考えている。さらに2017号殲ー20の種々の表れを結合させると、我々には上述の予測に一定の現実的意義があると考える理由がある。そして26日午後に発生した轟音は、2017号殲ー20が超音速試験飛行を行ったことによりもたらされた可能性が高い。もし一切が事実に属せば、殲ー20がすでに非常に成熟し、量産までの距離がすでに間近であることをも別の方面から証明し得る。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「上の画像は渦扇-10改良版エンジンに換装した殲ー10B、下の画像は片発で発着する殲ー20原型機」です。)

第2の見所は殲ー20が装備するエンジンであるべきだと筆者は考える。殲ー20誕生当初、それが装備したのはロシアが生産したAL-31F/FNエンジンだった。当時渦扇-15エンジンはちょうど研究開発中で、一方渦扇-10エンジンの性能もまた不安定だったため、ロシア製エンジンを使用して殲ー20の初飛行を完成させることも止むを得ざることに属した。だが渦扇-10改良型エンジンが殲ー10B戦闘機に装備されるにつれ、我々は渦扇-10系列エンジンの性能がすでに安定に向かっているだけでなく、しかも大部分の指標もすでにロシア製AL-31エンジンに追いつきあるいは超越していることを難なく見いだす。何故なら殲ー10Bは単発機であり、もし渦扇-10の問題が依然非常に深刻だったら、殲ー10Bは極めて大きな危険に直面することになるからである。このため、今回もし2017号殲ー20が超音速試験飛行を行ったのなら、それは改良型渦扇-10エンジンを使用した可能性が高い。結局のところAL-31F/FNエンジンはすでに初飛行などの試験に用いられており、一方国産エンジンはまだ殲ー20原型機上で使用されたことがあるとの情報がない。またもし改良型渦扇-10エンジンが殲ー20に装備できたら、我が国の第5世代戦闘機がロシアサイドに「首根っこを抑えられている」状況の発生も緩和することができる。改良型渦扇-10エンジンの他、ここで筆者にはもう1つの大胆な予測がある。それは殲ー20は試験中の渦扇-15エンジンを装備しているのか否かである。この可能性は比較的低いが、決してあり得ないことではない。もし2017号殲ー20が渦扇-15エンジンを配備して超音速飛行を行ったのなら、それはいまだかつてなかった重大な突破ということになる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「2014年の衛星写真。赤丸のところは殲ー20の原型機で、緑の枠のところは成都飛行機が建設中の大型工場の建物」)

最後の一点は殲ー20戦闘機の生産能力に関する問題である。何故成都上空の轟音が殲ー20の生産能力に関係するのか? との疑問を提出する人がいるかもしれない。理由はごく簡単で、2017号殲ー20はあらゆる殲ー20原型機の中で最も完備された、最も成熟した1機であり、それは殲ー20少数試験生産段階の第1号機だと言ってもオーバーではないからである。この状況下でのみ、2017号殲ー20はやっとあえて工場の試験飛行期間にもう超音速飛行を行ったのでもある。2016号殲ー20原型機との比較で言うと、2017号殲ー20の出現は2ヶ月あまり遅かったに過ぎず、このことは殲ー20の生産速度に保証があることを証明するに足りる。これだけでなく、去年11月の衛星画像は、成都飛行機集団の工場区域に新たな大型工場の建物が修築中であることをはっきり示しており、しかも当時この工場の建物から遠くないところに、1機の殲ー20原型機があり、この状況と光景は人にいろいろと連想させるに足りる。また成都飛行機がかつて量産した殲ー10Aはすでに生産停止され、その生産ラインは殲ー10Bに転用される。我が国の第5世代機の発展と共に、平和な年代に第4世代機の生産ラインを拡張建設することにはすでにあまり大きな意義はなく、無人機や対外輸出戦闘機も、生産ラインを新たに開設してやっとユーザーの需要を満足させられるという状態には到達していない。このため筆者は、新たな工場の建物は殲ー20のために修築されるということしかあり得ない、と考える。成都飛行機の生産能力に照らせば、1本の生産ラインで1年に12から24機の戦闘機が生産でき、もし一切がスムーズなら来年年末までに解放軍が初めて装備する殲ー20戦闘機の飛行中隊がもう人々の面前に現れ得る。

まさに文章のはじめに書いたように、今回の成都上空の轟音は必ずしも殲ー20のせいではないが、ニュースメディアが成都飛行機と関係あることを暴露した後、成都飛行機も関連部門も、もはや多すぎる説明はしておらず、某種の程度上今回の事件を黙認したと言える。これは側面からネット仲間や専門家の推測をそれとなく実証してもいるのではないか? 殲ー20は中国の最も先進的な戦闘機であり、その一挙一動は全て国内外メディアおよび広大な軍事マニアの関心を集める。殲ー20量産が不断に近づくにつれ、我々はあるいは頻繁にこの種の轟音を聞くことになるかもしれない。これと共にやってくるのは、殲ー20の勇名が大空に轟き、天下に轟くという状況である。


 いろいろなことを都合のいいように解釈しているようにも見えますけど、一応筋が通っているなと思わせる部分もありますね。












戻るボタン