055新型駆逐艦関連3題

 当然重複部分もありますが。

http://military.china.com/news/568/20150108/19186222.html


国産055型駆逐艦がもし新概念武器を配備すれば 完全電気動力を採用へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット上に出現した『055型駆逐艦第1号艦着工式』らしき画像」)

人民ネット北京1月8日電(趙U) 最近アメリカメディアは、中国海軍の055級新型ミサイル駆逐艦はアメリカのイージス戦闘艦に比肩し得、中国が未来のゲームのルールを改変する五大武器の一つである、と報道した。軍事専門家尹卓は中央テレビのインタビューを受けた時、いわゆる055は決して世界最大のミサイル駆逐艦ではなく、それが未来のゲームのルールを改変することになるという言い方は過度の解読である、とした。この艦には動力方面であるいは重大な革新があるかもしれず、もし新概念武器を配備するなら全艦の動力は完全電気動力に改め、コンピュータによって全艦のエネルギーを配分する必要があるという。

この前アメリカメディアの報道は、中国海軍の055級駆逐艦は排水量が1万トンに達し、128発の対艦巡航ミサイル、対空ミサイル、対地攻撃巡航ミサイルが搭載でき、甚だしきに至ってはレールガンやレーザー武器が装備でき、かつ巡航ミサイルによって深度の打撃が実施できるし、空域に対する支配による戦隊の保護もできる、とした。非常に大きな体積、強大な武装、先進的な感応装備は現在アメリカおよびその盟友が太平洋に配備する「イージス」艦に到達あるいは超越することになるという。

だが尹卓は、いわゆる055級新型ミサイル駆逐艦は決して世界最大の駆逐艦ではない、とする。トン数方面から言えば、055級は052C級および052D級に比べ非常に大きな進歩があるが、それは間違いなく世界最大の駆逐艦ではない。現在、ロシアの現代級とウダロイ級大型駆逐艦の排水量は8、9千トンに達し、日本の「あたご」級大型駆逐艦の排水量は9,000トンを超え、一方アメリカのDDG-1000級新型駆逐艦の排水量はさらに大きく1.2万トンに達する。

055級新型ミサイル駆逐艦は未来のゲームのルールを絶対に改変することはできない。「この種の言い方は055級新型駆逐艦を過度に解読している。第二次世界大戦以来、核兵器の出現は通常戦争を核戦争に変えた。一方空母の出現は海上作戦を水上艦艇作戦から航空隊メインの作戦に発展変化させた。この2種の武器は戦争の形態に重大な改変を発生させた。だが現在、単に大型駆逐艦だけに頼ったのでは決して戦争のルールを改変することはできず、もしアメリカのDDG-1000大型ステルス駆逐艦であったとしても改変することはできない。」

西側メディアのいくつかの報道は、055新型ミサイル駆逐艦があるいはいくつかの新たな作戦能力を具備するかもしれないことをはっきり示し、この艦が対空、対地、対艦攻撃能力を具備し、中国海軍の能力の向上に対し重要な意義があると考えている。尹卓は、055級駆逐艦はアメリカの「アーレイ・バーク」級、あるいは日本の「あたご」級といったような大型駆逐艦に相当する、と考える。この艦はデジタル化されたフェイズドアレイレーダーを装備し、技術レベルの上で米日の駆逐艦と大きな差はない。055級駆逐艦のトン数は大きく、弾薬搭載量も比較的多いだろう。もし西側メディアの報道が誤りでなかったら、その弾薬搭載量は100発前後となる。この艦は動力方面であるいは重大な革新があるかもしれず、もし新概念武器を装備するなら、全艦の動力は完全電気動力に改め、コンピュータによって全艦のエネルギーを配分する必要がある。何故ならレーザー武器、レールガンなどの新概念武器の発射は、短時間内に非常に大きなエネルギー量を必要とするからである。デジタル化された完全電気推進動力の採用、この改変は中国海軍にとって革命的な変化になる。


http://military.china.com/news/568/20150106/19178560.html


外国メディア、055戦闘艦はイージス艦を超える、とする 中国、大規模な海戦を準備

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近ネット上に『055型駆逐艦第1号艦着工式』らしき画像が出現し、この前ある外国メディアは、中国が次世代大型ミサイル駆逐艦の建造を開始することになり、この機種は055型と呼ばれる、と報道した。だが、この画像の真実性については考慮が待たれる」)

最近、中国のネットフォーラム上に新世代055ミサイル駆逐艦の建造着工の画像が明るみに出、一部の外国メディアの推測を引き起こした。あるアメリカメディアは、055ミサイル駆逐艦はアメリカのイージス艦に比肩し得、甚だしきに至ってはイージス艦を超え、中国が未来のゲームのルールを改変する五大武器の一つであるとした。

「中国のミサイル巡洋艦は1つの重大なステップ」 ドイツのグローバルニュースネット5日の報道は、中国は先進的なミサイル駆逐艦を開発中であり、このことは北京が大規模海戦準備の上でまた大きな一歩を踏み出したことを意味している、とした。ロシアの軍事平等ネットの報道は、明るみに出た画像は2014年12月27日に中国が上海の造船工場で第4世代055型大型駆逐艦建造の儀式を厳かにして盛大に挙行したことをはっきり示している、とした。中国はまず2隻を建造し、その後さらに大量生産に投入することを計画している。この艦はアメリカのDDG-1000ステルス駆逐艦に次ぐ世界で2番目に大きい駆逐艦となり、中国の艦艇製造技術と船舶工業能力の最高レベルを代表し、中国の「第12次5カ年計画」海軍発展計画の核心にして重点である。

台湾の「旺報」は、画像の真実性はまだ確認が待たれるが、実は中国は1968年以来ずっと055型というこのようにより大きな駆逐艦の建造を望んでおり、中国がずっとこの種の規模の艦艇の建造技術を掌握していなかっただけである、とする。冷戦の期間、中国海軍は飛行機、潜水艦、快速艇を主要な武器とし、当時の中国には駆逐艦や護衛艦を大量建造する資金はなかった。1981年、055型駆逐艦開発計画は正式に延期された。もしネット上の画像が本物ならば、これは中国がこの計画を再始動させたことを意味する。ドイツのグローバルセキュリティウェブサイトの評論は、アメリカのアジア太平洋地域回帰戦略、および西側の中国に対する武器禁輸は、かえって中国が大きな力を入れて高度な新兵器を開発することを促している、とする。

アメリカの「国家利益」誌ウェブサイトは055型駆逐艦を「中国が軍事力構造を改変する五大殺器」の一つに列している。アメリカのNext Big Futureウェブサイトは055を巡洋艦と称し、その排水量は1万トンに達し、128発の対艦巡航ミサイル、対空ミサイル、対地攻撃巡航ミサイルが搭載でき、甚だしきに至ってはレールガンやレーザー武器が装備できるとしている。このようなクラスの巡洋艦は巡航ミサイルによって深度打撃が実施でき、空域に対する支配を通じて戦隊を保護することもできる。非常に大きな体積、強大な武装、先進的な感応装備は現在アメリカおよびその盟友が太平洋に配備する「イージス」艦に到達あるいは超越することになる。第1隻目の055型艦の艦体は2015〜2016年の間に建造され、2017〜2020年の間に就役すると見られ、中国の未来の空母戦隊の主要な護衛戦力となる。

だがある軍事専門家は5日「グローバル時報」記者に対し、外国メディアの報道によれば、現有の機種と比べ、055ミサイル駆逐艦には決して時代の飛躍を達成する質的突破はないかもしれない、と語った。駆逐艦の戦闘力は主にその搭載する各種ミサイルに体現されるが、この方面でこの艦が搭載できるミサイルは052Cおよび052Dも全て搭載できる。現役の052駆逐艦の電子システム、武備システムも継続してグレードアップできる。このため055ミサイル駆逐艦は必ずしもゲームのルールを改変する作用は果たさないかもしれない。

上述の軍事評論家は、近年来外国メディアは頻繁に中国の新型武器を騒ぎ立てる、とする。今回外国メディアが言及した055駆逐艦はトン数から見てアメリカの1980年代の「タイコンデロガ」級巡洋艦に相当し、電子レベルの上で一段勝っているが、艦載武器は依然アメリカの最新型の武器システムとは比較できない。中国の装備建設は大体の上で見ると依然加速して追いかける過程にあり、世界最先端レベルとではまだ相当な隔たりがある。この隔たりが20年前に比べやや小さくなっており、一部の西側メディアをいささか不適応にさせているだけである。【グローバル時報駐アメリカ、ドイツ特約記者 蕭達 青木 張亦馳 柳玉鵬 甄翔】


http://military.china.com/important/11132797/20150106/19178845.html


中国万トン大駆逐艦は全身に絶技:百近い垂直発射システム 海上の武器庫と称するに堪える

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「4隻の052Cが相次いで就役 東海艦隊、あるいは日本の海上自衛隊を完爆超か」 「完爆超」はちゃんとした中国語ではなく、意味は伝わると思うのでそのままにします。)

中国万トン大駆逐艦は全身に絶技

百発近いミサイルを配備する海戦の万能選手であるだけでなく、さらに駆逐艦・護衛艦艦隊の知恵袋が担当できる

本報記者/魏東旭

最近、055型駆逐艦に関する推測がどんどん真実に変わりつつある。先月29日、インターネットにある神秘の画像が出現した。造船工場らしき背景の中、青いカーテンに「055駆逐艦第1号艦着工式 2014.12」の文字が書かれている。もし画像が事実に属せば、この軍事マニアによって「万トン大駆」と呼ばれる中国海軍新型主力駆逐艦がすでにはぐくまれ成型され、かつ数年内の登場が有望であることを意味している。

図体は小さく、目標としては小さく

過去1年、外界の中国海軍新型駆逐艦に対する推測と討論は全く途切れることがなく、特に武漢の某地に055型駆逐艦の上層建築の実体模型らしきものが出現した後ではそうだった。この模型は、新型駆逐艦が密封式一体化メインマストを採用し、上層建築には外部に露出したレーダーや電子設備がほとんどなく、全艦の全体的ステルス性能に大幅な向上があることをはっきり示している。アメリカの月刊「大衆科学」ウェブサイトは、055型駆逐艦は全長186m、全幅23m、排水量は1.2万トンに近づくことが有望であると推測する。055大型駆逐艦は空母と上陸艦隊のために航路護衛ができるだけでなく、さらに防空と対地攻撃に長ける。台湾の「中国時報」ウェブサイトは分析し、055は2017年前後の進水、就役が有望であり、その時はアメリカ海軍の「ズムウォルト」級のすぐ次の世界で2番目に大きい駆逐艦となる、と語る。

安全保障業務分析者は、055大型駆逐艦は052D駆逐艦の某いくつかの成熟した設計とサブシステムを採用するが、新設計および新式の武器装備も応用される、と考える。もし055大型駆逐艦の排水量が1万トンを超えたら、ミサイル垂直発射ユニットは90〜100に達することが有望で、このようになればより多くの対空、対潜、対艦および対地攻撃ミサイルが収容でき、それを正真正銘の海上の武器庫および海戦の万能選手とする。同時に大きなトン数は055大型駆逐艦がより多く、より先進的な指揮コントロールシステムを収容することを保証でき、この艦に情報処理と情報の「最強の大脳」を持たせ、駆逐艦・護衛艦艦隊の中の知恵袋を担当するに足りるものにさせる。

図体が大きいことは決して目標として大きいことを意味しない。満載排水量8,000トンのイギリスの45型駆逐艦のレーダー反射面積が1隻の漁船サイズしかないことを考慮すれば、上層建築が類似の設計を採用する055大型駆逐艦のレーダー反射面積はおおよそそれと同等である。つまり、055大型駆逐艦は、隠蔽されて出航し、相手が防ぐいとまがない状況下でミサイル飽和攻撃を発動する実力を完全に具備するのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「国産055大型駆逐艦(説明図)」です。)

遠海に向かい航路護衛をするために

055大型駆逐艦の出現は中国海軍がまもなく火力のバランスがとれ、自力持久力がより強い遠洋作戦プラットフォームを持つことになるということを意味している。

専門家は、現在中国海軍で現役の052C、052D型駆逐艦が水上艦艇艦隊および空母戦闘群のために区域防空援護を提供することは問題にならないが、6,000〜7,000トンの戦闘艦上に艦砲、給弾設備および甲板下に深く埋められた数十ユニットの垂直発射管を配備することは、免れ難く艦内空間が込み合い、搭載する補給物資、燃料が比較的少なく、海軍将兵の居住条件が影響を受ける結果をもたらす、と指摘する。055大型駆逐艦の排水量は1万トンに到達あるいは超え、より多くの武器弾薬と物資を収納するのに足り、さらに海軍将兵のためにより良い居住環境が提供できる。

今、中国海軍の遠海に向かう足取りはどんどん速くなっており、055大型駆逐艦の出現はちょうどタイムリーである。専門家は、055大型駆逐艦は空母戦闘群のために防空の保護傘を開くことができ、さらには巡航ミサイルを発射して殲ー15艦載機の陸上縦深目標攻撃とコンビネーションすることができる、とする。また、055大型駆逐艦はさらに上陸作戦集群に編入され、艦上の大口径火砲を利用して浜辺のトーチカ、工作物を砲撃し、陸戦隊のために火力支援を提供し、同時に防空の援護と遠距離正確打撃火力を提供することができる。055大型駆逐艦というこの有力な助手の助太刀があれば、空母と大型上陸戦闘艦は遠洋に向かう時、もはや後顧の憂はなくなるだろう。


 完全電気動力が気になることを除きそんなに革命的なものにはならないでしょうが、場合によっては日本の最新の護衛艦と同等のものになる可能性もあり、将来的には数が日本よりはるかに多くなることも充分考えられ、非常に大きな脅威と考える必要があるでしょう。

















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