日中戦闘機の摩擦関連2題

 重複部分が多いですが。

http://military.china.com/news/568/20161213/30076803.html


専門家:日本の挑発がエスカレート F-15の妨害弾発射は危険なシグナルを発している

人民ネット北京12月12日電(邱越) 中国国防部ニューススポークスマンの楊宇軍は12月10日午前、中国空軍の飛行機が宮古海峡空域を経て西太平洋に赴き定例的性質の沿海訓練を行ったが、日本の自衛隊は1組2機のF-15戦闘機を出動させ中国サイドの飛行機に対し近距離の妨害を実施しかつ妨害弾を発射し、中国サイドの飛行機と人員の安全に危害を及ぼした、とした。中国サイドの飛行機は迅速に必要な対応措置を採り、かつ継続して関連の訓練を展開した。軍事専門家の杜文竜は中央テレビのインタビューを受けた時、日本サイドは能動的に我が方の軍用機に対する妨害行動をエスカレートさせており、将来は甚だしきに至っては能動的に挑発して実戦を引き起こす可能性がある、とした。

楊宇軍は次のように言った。宮古海峡は公認の国際航路で、中国空軍の今回の遠海訓練は年度計画内の定例的性質の手配で、いかなる特定の国や目標にも照準を合わせてはおらず、関連の国際法や国際的実践に符合する。日本軍機の行為は危険で、非専業的で、国際法が賦与する航行および飛行して通過する自由を破壊した。中国サイドはこれに対し重大な関心を表明しかつ厳正な交渉を提出する。指摘が必要なのは、近年来日本の艦・機の何度もの妨害活動は極めて容易に誤解、誤判をもたらし、海空の摩擦、甚だしきに至っては衝突を引き起こすことである。我々は日本サイドに、地域の安定と中日関係の大局から出発し、適切に有効な措置を採り、海空の安全問題の発生を防止するよう懇切に促す。

日本の「毎日新聞」11日の報道によれば、日本の防衛省は日本の戦闘機の妨害弾発射に関し回答して、2機のスホーイー30戦闘機を含む6機の軍用機が宮古海峡を通過し、日本の航空自衛隊の戦闘機は緊急出動したが、中国軍機は決して日本の領空を侵犯していない、とした。日本が強光などの妨害弾を使用したか否かに関しては、防衛省は明確な回答をしていないが、防衛省は「中国軍機の飛行を妨害した事実はない」としている。

最近、日本の戦闘機は何度も我が軍の戦闘機に対し妨害行動を実施している。6月17日、中国軍の2機のスホーイー30戦闘機が東海防空識別圏で定例的性質の巡航を行った。日本の2機のF-15J戦闘機が高速で接近して挑発し、甚だしきに至っては火力コントロールレーダーをONにして我が方に対し照射した。我が軍機は果断に対応し、戦術機動などの措置を採り、日本機は赤外線妨害弾を投下して逃げ去った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本の航空自衛隊のF-15J戦闘機」)

「同様に妨害弾を放っているが、前後2回の状況は全く異なる。」 杜文竜は、前回の中日軍機の遭遇では、日本サイドが率先してトラブルを起こし、我が方の軍用機に妨害弾を放つことによって相手方の攻撃行動を妨害したが、今回日本軍機は能動的に妨害弾を発射して中国サイドの飛行機編隊に対し妨害行動を実施した、と語る。

杜文竜は、歴史上、小型目標が妨害弾によって撃墜された先例がある、と指摘する。しかも、一方の軍用機がもし相手方の軍用機の航路上に密集して妨害弾を発射すれば、相手方の飛行機はきっと予定の路線に照らして飛行できなくなり、過負荷の大きな機動あるいは傾斜の制圧(頑住吉注:意味不明です)を行うか、元々の航路の改変を迫られるかである。前者は相手方の飛行機編隊内部に混乱をもたらす可能性が高く、甚だしきに至っては飛行機の空中衝突をもたらす。後者は相手方の飛行機の訓練活動を深刻に妨害し、その飛行機編隊に比較的大きな変化を発生させるだろう。また、飛行機が近距離で妨害弾を発射することはさらに相手方の飛行機に一定の影響を構成する可能性があり、例えば妨害弾のまだ燃え尽きていない物質が相手方の飛行機の空気取り入れルートに進入し、あるいは飛行機のその他のデリケートな部位に摩擦や衝突を生じさせ、飛行機のエンジンなどカギとなる重要部品に損害をもたらす可能性が高い。

杜文竜は、日本軍機が妨害弾を発射する前、きっとまず我が方の飛行機編隊に対し強行近距離突破の行動を採っており、この行動が無効だった後、日本サイドはまたよりエスカレートした方式を選択し、能動的に妨害弾を使用して我が方の軍用機に対し妨害と破壊を実施したのであり、日本サイドがその妨害活動を能動的にエスカレートさせたことを説明している、と考える。我が国空軍の遠海訓練活動に対し、過去日本サイドはいつも戦闘機を発進させて随伴飛行を実施し、追跡監視を行ったが、今では受動的な随伴飛行はすでに能動的な妨害行動にエスカレートしており、「将来日本サイドはさらに一歩実弾を発射するのか否か? この種の行為は疑いなく史上前例がない。」

報道によれば、10日、日本の航空展に参加したネット仲間が日本のF-15戦闘機が発進する画像をアップし、画像の中からはF-15がAAM-4ミサイルとAAM-5ミサイルを搭載しているのが見て取れる。2機の弾薬を搭載して飛行するF-15が中国軍機に向け妨害弾を発射したことが分かる。

杜文竜の説明によれば、中距離ミサイルであるAAM-4はアメリカのAIM-120Bのクローンで、かつレーダー誘導弾頭に重大な改変をし、AIM-120Bより優れているだろう。その誘導弾頭に頼って120km内の目標に対し攻撃が行え、かつ一定のステルス目標に対する攻撃能力を具備する。AAM-5は日本が新たに研究開発した格闘ミサイルである。

「日本のF-15は弾薬を搭載して飛行するだけでなく、しかも古いミサイルを新しいミサイルに換えており、作戦能力はより強く、日本サイドのこの意図が単に妨害を行おうとするだけでなく、しかもすでに空中作戦行動のために各種準備を整えていることを説明する。」 杜文竜は、「日本が今回持ち出した2種の新型武器装備は、明らかに中国に向け強さを示しており、このことは日本当局が将来中国周辺で能動的に実戦を挑発して引き起こす可能性を事前に示している。」と語る。


http://military.china.com/news/568/20161214/30078948.html


専門家:日本の戦闘機はあるいは故意に挑発したか アメリカと手を携え中国の空戦能力を探る

人民ネット北京12月13日電(邱越) 10日、中国空の飛行機が宮古海峡空域を経て西太平洋に赴き定例的性質の遠海訓練を行った時、日本の自衛隊の2機のF-15戦闘機の近距離の妨害に遭いかつ妨害弾を発射された。報道によれば、現場で中国軍機と対峙した2機のF-15の他に、さらに日本サイドでは8機のF-15と米軍の2機の電子戦機が付近を随伴飛行していた。軍事専門家は中央テレビのインタビューを受けた時、今回の日本サイドの戦闘機は故意に中国サイドの戦闘機を挑発し、かつアメリカと手を携えて共同で中国の空戦能力を探った可能性が高い、とした。

中国国防部ニューススポークスマンの楊宇軍は12月10日午前、中国空軍の飛行機が宮古海峡空域を経て西太平洋に赴き定例的性質の沿海訓練を行ったが、日本の自衛隊は1組2機のF-15戦闘機を出動させ中国サイドの飛行機に対し近距離の妨害を実施しかつ妨害弾を発射し、中国サイドの飛行機と人員の安全に危害を及ぼした、とした。中国サイドの飛行機は迅速に必要な対応措置を採り、かつ継続して関連の訓練を展開した。

11日、日本の防衛省はこの件に対し回答をなし、中国の戦闘機に向け妨害弾を発射した一件を明確に否認し、「中国軍機の飛行を妨害した事実はない」とした。

12日、日本の内閣官房長官である菅義偉は防衛省の言い方を反復した後さらに逆に噛みつき、中国サイドは「一方的に明確に事実に符合しない情報を発表しており極めて人を遺憾に感じさせる。このことは日中関係を損ない、すでに厳正な抗議を提出した。」とした。

日本サイドの否認の態度に対し、中国外交部スポークスマンの楊宇軍は12日、地域の安定と中日関係の大局から出発し、適切に有効な措置を採り、海空の安全問題の発生を防止するよう懇切に促す、と強調した。

楊宇軍は宮古海峡は公認の国際航路で、中国空軍の今回の遠海訓練は年度計画内の定例的性質の手配で、いかなる特定の国や目標にも照準を合わせてはおらず、関連の国際法や国際的実践に符合する。日本軍機の行為は危険で、非専業的で、国際法が賦与する航行および飛行して通過する自由を破壊した、とした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本の航空自衛隊のF-15J戦闘機」)

実は、これは決して日本軍機の第1回目の中国軍機に向けた妨害弾発射ではない。6月17日、中国軍の2機のスホーイー30戦闘機が東海防空識別圏で定例的性質の巡航を行った。日本の2機のF-15J戦闘機が高速で接近して挑発し、甚だしきに至っては火力コントロールレーダーをONにして我が方に対し照射した。我が軍機は果断に対応し、戦術機動などの措置を採り、日本機は赤外線妨害弾を投下して逃げ去った。だが尹卓は、今回の事件は前回とおそらくある程度異なる、と考える。

「グローバル時報」が台湾メディアの報道を引用したところによれば、日本は表面上、対峙の現場には2機の日本の戦闘機しかいなかったと言明しているが、実際には日本は10機のF-15を出動させており、中日米軍もEP-3およびRC-135偵察機を出動させて情報を収集した。

尹卓は、今回の事件は日本機が故意に中国サイドの軍用機を挑発し、これをもって中国サイドの飛行機がレーダーをONにするあるいはミサイルの照準をするよう誘い、しかる後に日米の実戦機が手を携えて中国戦闘機の火力コントロールレーダーの周波数やミサイルの性能を獲得した可能性がある、とする。

軍事専門家の滕建群も、これは米日両国が企みを持って共同で中国の空戦能力を探ったのであり、将来中国の進出する飛行編隊に対応するため関連の資料情報を提供するのだ、とする。このため日本サイドの戦闘機の行為は非専業的、危険なだけでなく、さらに非常に挑発性を持つ。


 事実は分かりませんけど、もし仮にこの主張通り相手を挑発することによって情報の収集に成功しかつ摩擦を真の衝突にならない範囲に制御したのならば「非専業的」という批判は当てはまらないのでは。まあ違うと思いますけどね。

















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