中国の衛星でステルス機は無意味に?

 衛星とステルス機に何の関係があるのかと思いましたが‥‥。ちなみに時系列がバラバラで、また記事内に重複部分があり元々違う記事を寄せ集めたのかもしれません。

http://tuku.military.china.com/military/html/2013-12-31/221871_2447882.htm#pic


中央テレビ、中国の偵察衛星は米軍のF-22に隠れる所をなくさせる、と明らかに

最近、中央テレビは中国の高分一号衛星の使用状況の画面を公開した。このビデオの中で、知る人の少ないある重要な情報が明らかにされた。画面の中からは、高分一号衛星がアメリカの各種ステルス実戦機を捜索、探知計測、追跡するのに用いることができることを見いだすことができたのである。もしこれが実行可能だったら、アメリカが費用と巨大な資源を費やして研究開発したF-22、F-35などの戦闘機の戦闘力は非常に大きく割引になる。

(頑住吉注:2ページ目)中国の高解像度対地観測システムの初の衛星である高分一号は今日(30日)正式に使用に投入された。国防科学工業局は30日に引き渡し式を行い、高分一号衛星は国土の資源調査や動態観測、環境観測、気候変化、農業高度正確化、都市計画などの領域において重要な作用を発揮する、と言明した。

「我が国の16の科学技術重大特定プロジェクトの1つとして、高分特定プロジェクトは創新を行い発展戦略を駆動する創新プロジェクトであり、高解像度対地観測の天眼プロジェクトであり、経済建設と社会発展に奉仕する応用プロジェクトである。国防科学工業局局長の許達哲は、「高分一号の使用への投入は、我が国の遠隔感知衛星の応用が新たな段階に入ったことを示している」と語る。

(頑住吉注:3ページ目)今年4月26日、高分一号は酒泉衛星発射センターから発射され長征二号丁ロケットによって正確に予定の軌道に送り込まれた。これは我が国初の診断された寿命が5年を超える低軌道遠隔関知衛星で、「宇宙カメラマン」と見なされ得る。空間識別率は衛星写真上で識別できる地上目標の最小寸法を指し、高分一号の識別率は約2mである。このことは衛星から地上の小型自動車、甚だしきに至っては自転車を見ることができることを意味する。時間識別率は同一の地物の繰り返しての視察に必要とする時間を指し、高分一号は4日しか必要とせずもう地球を完全に1回見ることができる。一般的に言って、空間識別率と時間識別率は「仇」同士であり、一方を犠牲にすることを必要としてもう一方を保証する。だが高分一号はこの両者の最適化された組み合わせを実現したのである。

(頑住吉注:4ページ目)テスト、試用期間、高分一号はすでにユーザー部門に対し2mのオールカラー/8mの多光スペクトル映像247,731件、16m映像75,766件を提供済みである。国土資源部、環境保護部、農業部など主要なユーザー機関は、高分一号の雅安地震、甘粛岷県地震、東北洪水災害、華北、華東のスモッグの中で応急模式を始動して大量の正確なデータを提供したことに対し、好評を与えている。また、高分一号はアジア太平洋地域空間協力組織の請求に応じて、メンバー国パキスタンのために9月24日の地震の災害区域の映像データを提供した。

高分二号衛星は2014年初めに発射されると見られる、とされる。

アメリカの雑誌、中国の高分一号衛星発射はアメリカのステルス武器への対抗であるとする

ロシアの「航空港」誌、イギリスの「新科学者」誌などのメディアの報道を総合すると、中国は今年4月に初の高解像度対地観測衛星「高分一号」を発射する。ある外国メディアは、高解像度衛星は解放軍の正確打撃能力を増強することになり、しかも米軍の中国を威嚇するのに用いるステルス武器に対抗する、と推測する。

(頑住吉注:6ページ目)中国当局メディアの報道によれば、中国重大科学技術プロジェクトである高解像度対地観測衛星(略称「高分衛星」)システムは、すでに衛星、運搬ロケットの出荷、審査作業が完成し、発射実施段階に入っている。その1号衛星「高分一号」は今年4月酒泉衛星発射センターにおいて機を選択して発射されることになる。説明によれば、高分衛星システムは空間識別率、多光スペクトル、大カバー面積が相結合した大量の重要技術の難関を突破した。

(頑住吉注:7ページ目)ロシアの「航空港」誌は、中国の「遠隔関知」衛星、「天鏈」系列衛星はいずれもすでにネットワークを完成させている。「北斗」ナビゲーション衛星のナビゲーションはすでにアジア太平洋地域をカバーし、その位置決定の精度はアメリカのGPSのレベルに近づいている、と指摘する。また、中国にはさらに数十の観測および資源探査に用いる各種衛星がある。この基礎の上に、「高分一号」および以後発射される高解像度衛星は、さらに一歩中国の宇宙基地対地観測システムを増強することになる。

(頑住吉注:8ページ目)報道は、中国はまず「天鏈」系列衛星を発射し、さらに高分衛星を発射し、これはその宇宙プロジェクトがすこぶる策略性を持つことを示している、とする。「天鏈」衛星の主要な機能は衛星データの整合で、それらはちょうど衛星システムの「司令部」に相当する。中国の高分衛星就役後は、その収集したデータは「天鏈」衛星に伝えられ、したがって全面的に中国衛星システムのデータの質を向上させることができる。

(頑住吉注:9ページ目)アメリカの「グローバルセキュリティ」誌は次のように指摘する。解像度30mの衛星は港、基地、橋梁、道路および水面を航行する艦船を発見することができる。解像度3〜7mの衛星はレーダー、小規模な部隊、ミサイル発射装置、戦車などの目標を発見できる。解像度3m以内の衛星は小型軍用車両や兵個人を探し出すことができる。アメリカの現在比較的先進的な軍用偵察衛星の解像度は5cmに達し、「ある兵士が手に持つのはどんな機種の銃かはっきり見るに足りる」とされる。

(頑住吉注:10ページ目)報道は、中国がこのような時を選択して初の高分衛星を発射する、1つの重要な目的は複雑な国際情勢への対応である、と推測する。もし「高分一号」衛星が解放軍に奉仕したら、中国の対ステルス作戦能力が増強されることになる。

(頑住吉注:11ページ目)報道は、アメリカがハイテンションでプッシュする「空海一体戦」計画は、主にその強大なステルス武器システムに頼って中国を威嚇する、と指摘する。これには原潜、ステルス爆撃機および戦闘機が含まれ、特にB-2ステルス爆撃機、F-22ステルス戦闘機、そして将来大量に就役するF-35ステルス戦闘機は、アメリカが対中国軍事優勢を図る重要なカギである。中国の高分衛星就役後は、一定程度上米軍のステルス武器の優勢を削減することができる。

(頑住吉注:12ページ目)報道は、高分衛星は一定の軍事用途を持つが、外界は必ずしも中国が高分衛星の発展を開始したことで緊張を感じる必要はない、と指摘する。解像度0.3mを超える衛星は全て軍事衛偵察に用い、軍用機、車両およびその機種を識別することができる。だが、高分衛星だけあってもまだ充分ではなく、さらに大量の専業人員の衛星画像に対しての研究解読を必要とする。

(頑住吉注:13ページ目)まさに関連の人員の欠乏のため、米軍の衛星はアフガニスタン対テロ戦争の中で決してまだ充分に作用を発揮しておらず、タリバン武装勢力が比較的集中している地域に対し大きな力を入れた偵察が実施できるだけである。だが山の地域に細かく分散して分布するタリバン分子と装備には配慮している暇がない。報道は、中国は高分衛星の発射を開始するが、解放軍はまだ充分な専業研究解読人員を養成していない可能性があり、このため短期間内には軍事行動に支持を提供し難いかもしれない、と推測する。

(頑住吉注:14ページ目)ロシアの「商業諮問日報」は、中国は衛星技術の発展の上で一定の成就を取得したが、高分衛星技術領域においては依然「初学者」であり、その商業応用は相対的に立ち後れた状態にある、と指摘する。

(頑住吉注:15ページ目)中国は2012年初めにこれまでで解像度最高の民間用遠隔感知衛星「資源三号01星」を発射し、その解像度は2.1mである。一方インドと日本は数年前にもうそれぞれ同等の解像度を持つCartoSat-1およびALOS衛星を発射済みである。このため、中国には民間用高分衛星を発展させ、かつ商業応用を行う理由が完全にある。

(頑住吉注:16ページ目)報道は、高分衛星は大国の航空宇宙産業が一定の段階まで発展することの必然の産物であり、アメリカは高解像度衛星を利用して軍事行動を支持し、かつ国家の利益を維持保護しており、今中国もこの一歩を踏み出したのであって、大げさに驚くに何ら値しない、と考える。

(頑住吉注:17ページ目)中国高分衛星は対ステルス武器になり得る 日本の衛星、第二砲兵隊を偵察

アメリカの「都市安全」誌の報道によれば、中国大陸の軍はこの週末を選択して中国初の高解像度衛星を発射したばかりであり、その1つの重要な目的は複雑な国際および軍事的形勢に対応するためである。アメリカの報道の分析は、中国大陸が発射したばかりの高分一号高解像度衛星がもし中国大陸の解放軍に奉仕したら、中国解放軍の対ステルス作戦能力を増強できることになる、とする。アメリカが現在ハイテンションでプッシュしている海空一体戦の作戦に関して言えば、主にアメリカの強大なステルス武器システムに頼って中国を威嚇する。これには米軍の原潜、ステルス爆撃機および戦闘機が含まれ、特にB-2ステルス爆撃機、F-22ステルス戦闘機、そして将来大量に就役するF-35ステルス戦闘機は、いずれもアメリカがアジア太平洋地域において対中国軍事優勢を図る重要なカギとなる装備である。

(頑住吉注:18ページ目)アメリカの報道は、中国大陸は今第1の高解像度衛星を発射し、将来続々と5〜8個発射する可能性があり、ひとたび就役すれば一定程度上米軍のステルス武器の優勢を削減することができ、解放軍にとって有利である、とする。アメリカの最新情報は、高解像度衛星は一定の軍事的用途を持つことをはっきり示しているが、外部は中国大陸が現在発展を開始した高解像度衛星にはまだあまり強い戦闘力はないと考えている。現在の情報は、解像度が0.3mより高い衛星は全て軍事偵察に用い、相手方の軍用機、車両さらにはその機種を識別できることをはっきり示しているが、高解像度衛星だけあってもまだ充分ではなく、さらに大量の軍事専業人員で精密衛星が送ってきた画像を研究、解読する必要がある。

(頑住吉注:19ページ目)だが中国大陸には現在関連の力量が欠乏している。米軍が高解像度の衛星を持っていても、アフガニスタン対テロ戦争の中で決して充分な作用を発揮しておらず、タリバン武装勢力が比較的集中している地域に対し大きな力を入れた偵察行動が実施できるだけである。だが隠蔽され分散した目標には配慮し難い。

(頑住吉注:20ページ目)西側の最新の情報は、解像度およそ30mの衛星は敵サイドの港、基地、橋梁、道路および水面を航行する敵サイドの艦船を発見することができることをはっきり示している。解像度3〜7mの衛星はレーダー、小規模な部隊、敵サイドのミサイル発射装置、敵サイドの戦車等々の目標を発見できる。解像度3m以内の衛星は敵サイドの小型軍用車両や敵サイドの作戦行動する兵個人を探し出すことができる。

(頑住吉注:21ページ目)アメリカの情報は、中国大陸が今週発射した第1の解放軍の高解像度衛星は、理論上の偵察精度がおよそ2〜3m前後で、重要なカギは中国大陸には現在軍に精密衛星の分析を行う軍事人材と軍事分析の経験が欠乏していることであり、一方アメリカの現在比較的先進的な軍用偵察衛星の解像度は5cmに達しているとされる。

(頑住吉注:22ページ目)またロシアメディアも、中国大陸は今週高解像度の衛星を発射し、中国は衛星技術の発展の上で一定の成就を取得したが、解放軍の現在の高解像度衛星技術領域は依然「初学者」に属し、短期間内に解放軍の軍事行動のために全面的支持をなし難い、と指摘する。

(頑住吉注:23ページ目)一方日本の内閣衛星情報センターも、以前日本が発射した情報収集衛星レーダー4号はすでに正式に使用に投入され、中国大陸と北朝鮮を偵察した画像を送ってきている、と言明している。日本のレーダー4号と運用中の日本のその他の衛星を組み合わせ、初めて毎日地球上のあらゆる地点(当然中国と北朝鮮を含む)に対し、少なくとも1回の撮影を展開する、いわゆる4衛星連続撮影体制が実現した。

(頑住吉注:24ページ目)最新の情報は、日本の多くの衛星は連続撮影のレーダー衛星ネットワークを展開し、夜間や雲の多い状況下において地上に対する連続的撮影監視が行え、およそ1m前後の物体が識別できることをはっきり示している。また現在日本は、この連続撮影システムがあれば、中国大陸解放軍の動向を有効に、不断に偵察できるとしている。

(頑住吉注:25ページ目)アメリカのステルス戦闘機F-22

また情報は過去10年で日本が15個を超える衛星を発射し、これには地上のおよそ60cmサイズの物体を識別できる日本の光学3号、光学4号、および旧型の光学2号の関連の衛星が含まれ、一連の衛星の使用は日本のレーダー衛星、光学偵察衛星の、最少2つで組成されるいわゆる4衛星体制の連続偵察捜索衛星ネットワークを建設済みであることをはっきり示している。これは日本の持続的な軍事建設の目標でもあった。

(頑住吉注:26ページ目)アメリカのステルス戦闘機F-35

日本軍は、毎日中国と北朝鮮を多数回偵察でき、特に中国大陸解放軍の第二砲兵部隊のミサイル基地、ミサイル陣地、ミサイルのレーダー網に対し、毎日定期の偵察ととりまとめを展開している、と言明する。また日本は、精密な衛星偵察ネットワークがあれば、北朝鮮、また特に中国大陸解放軍に対し圧力があり、また有効に偵察でき、中国大陸解放軍の第二砲兵隊の東風系列、東風-21、東風-31といった重要なミサイルの移動、動向、実験、発射などのシグナルや動態を即時に発見、追跡し、有効に解放軍の脅威に対抗できる、とする。

(頑住吉注:27ページ目)中国が発射したばかりのいわゆる最新の高分一号高解像度衛星は米軍に対する圧力があるが、アメリカや日本も日増しに最新の衛星を発展させている。解放軍最新のいわゆる高分一号とは一体どんな対ステルス武器なのか?

(頑住吉注:28ページ目)主なものは正面ステルスである。それが飛んできた時、あなたが正面からそれを見る反射面積は非常に小さく、1/100、1/1000平方mである。だがもし衛星が高空から見れば、その解像度が何mかのレベルでしかなく、まだ10cm、1cm級に達していなくとも、非常に大きく何十mもある戦役ステルス実戦機を上から下に見れば、その機のステルスはすぐにステルスではなくなる。このためこの点はふるい分けの発展ができ、すなわち相手がまだ飛んできていないのにこちらはすでに発見しており、発見したということは直ちに打撃できるということである。ただし打撃するのはまた別の問題であるが。

(頑住吉注:29ページ目)中国は今第1の高解像度衛星を発射したが、これは解放軍の戦闘力向上に対し一体どのような具体的助けになるのか?

(頑住吉注:30ページ目)発射されたばかりの高分一号というこの衛星は実際には赤外線スペクトルを含む多スペクトルに基づく遠隔感知対地観測衛星であり、これは実際には光学的な対地観測衛星である。これはステルス機内部の赤外線に対する探知計測が行え、また可視光探知計測部分も含めた実際の探知計測が行える。

(頑住吉注:31ページ目)ならばこの探知計測であるが、我々はステルス機が彼らの内部の基地にいる時でも刻一刻の探知計測ができる。それが一体機格納庫の内部にいるのか否かをである。例えばB-2ステルス爆撃機であるが、この機は主にアメリカ本土のホワイトマン空軍基地にいるが、我々はそれに対しリアルタイムの撮影を行おうとしている。

(頑住吉注:32ページ目)国家国防科学技術工業局が発表した中国の「高分一号」衛星が獲得した初の映像(頑住吉注:このキャプションは36ページまで続きますが省略します)

またこの種のステルス機が発進し移動した後、我々はその飛行ルートに対し追跡を行い撮影を行おうとしている。これには我々の高分一号が必要になり、このような衛星は一日中刻々不断に関連の区域に対し偵察が行える。

(頑住吉注:33ページ目)今解放軍には初の高解像度衛星ができた。だが米日はすでにネットワークを形成し、非常に多数がある。解放軍はどのように対抗、防備を行うのか?

(頑住吉注:34ページ目)衛星の偵察と対偵察に関して言えば、中国はしばらくアメリカや日本のレベルに比べてまだ一定の隔たりがある。だが中国はロシアのこの方面の優勢を利用することができる。中ロが手を携えるのだ。将来の情報戦の中で、まず第1は国際協力の問題である。もう1つはこの衛星に対するソフト・ハード殺傷の問題が有効に達成できるか否かである。

(頑住吉注:37、38ページ目は「アメリカのステルス戦闘機F-22」、39、40ページ目は「中国の『高分一号』が獲得した画像」です。)


 中国がこの方面に力を入れている、というのは分かりますが、ある基地内にステルス機がいるかどうかは分かっても、高速で移動するステルス機をリアルタイムで追尾することは近い将来には不可能なのでは。またこういった重要な戦略的分野でロシアが協力しますかね。















戻るボタン