殲ー20はどんな兵器を搭載するか

 公式発表はまだ当然なく、部外者による予測ですが。

http://military.china.com/kangzhan70/zhjw/11173869/20160223/21582296.html


殲ー20の武器の秘密を大公開:将来はレーザー武器を装備しようとしている!

殲ー20は我が国の最も先進的な戦闘機で、明るみに出てすでに一定の時間になっているが、多くの情報は依然公開されていない。例えばこの機がどういった武器を使用できるのかは、依然愛好者たちが熱烈に論争する話題である。ここで筆者はこの機が使用できる各種武器を深く検討してみる。

機関砲

まず固定武器から話を始めるが、現在なお殲ー20が機関砲を装備していることをはっきり示す画像はない。だがこの古い低技術武器は依然として取って代わられることはできない。米軍の戦闘機は回転バレル原理のガトリング砲を使用するが、我が国は依然成熟した現有の23mm機関砲をそのまま使用すると見られる。この機関砲のメリットは多くの機種の実際の使用という試練を経て、非常に成熟しており、重量、体積や維持保護方面の優勢が顕著なことである。殺傷燃焼曳光弾、徹甲燃焼弾を混合編成した弾薬ベルトを使用すれば、対空、対地の需要を併せ配慮することになる。

空対空ミサイル

殲ー20は少なくとも2種の空対空ミサイルを搭載できる。1つ目は側面の弾薬コンパートメント内に搭載する近距離格闘空対空ミサイルで、霹靂-10だとされている。信じられているところによれば、このミサイルは重量89kg、全長3m、射程20kmである。2013年に設計が完成し、すでに30回を超える実弾射撃を完成させている。外形はヨーロッパのIRIS-Tに似ており、中央部に4枚の前後に大きく、幅が小さい翼を装備し、尾部には4枚の方向舵があり、翼と舵面は同一平面にある。尾部にはベクトル推力の特徴があり、直接のコントロール力を提供し、もって高機動の戦闘機を追跡できることを確保する。固体燃料ロケットエンジンは2段推力を持ち、第1段は小推力を使用し、軸角度を大きく離れての方向転換能力を確保する。第2段は大推力を用いて加速して飛行する。本体の直径は前後での一致を保持し、抵抗を軽減している。各部をモジュール化する特徴を持ち、これには誘導電子部分、信管部分、戦闘部、ロケットエンジン部分、尾部ノズル/舵面部分が含まれる。頭部には大寸法の光学窓があり、妨害弾と真の目標を区別できる多元熱成像誘導弾頭を採用している。以上の特徴はこのミサイルに軸角度を大きく離れて発射する攻撃能力を獲得させている。

もう1つのミサイルは霹靂-15で、これは射程が100km近い中遠距離空対空ミサイルで、アメリカのAIM-120に似ている。細長い本体は切って尖らせた寸法の小さい翼を持ち低速段階の揚力と機動能力を提供しており、やや大きな尾翼が加わり、内部弾薬コンパートメントに納めることができる。尾部には4つの舵面があり、ベクトル推力は不使用かもしれない。双方向のデータリンクアンテナがあってミサイルと戦闘機の間の不断の連絡を確保する。本体には制御誘導電子部分、戦闘部、動力部分、方向舵部分が含まれる。平板アンテナを配備したアクティブレーダー制御誘導弾頭を採用する。ダブルパルス固体燃料ロケットエンジン技術は異なる飛行段階の需要を併せ配慮することができる。もしさらに一歩ラムジェット動力を採用したら、射程は150kmにも達し得る。米軍はすでに議会の関連の委員会に向け、新型遠距離空対空ミサイルを研究開発し、もって「霹靂-15がもたらす脅威を緩和する」べきだとしている。

霹靂-21は伝説の中の殲ー20が使用する遠距離空対空ミサイルで、ラムジェット動力を採用し、射程は約200kmである。本体には2つの二元空気取り入れルートがある。固体燃料ラムジェットエンジンは固体燃料ロケットとラムジェットエンジンのメリットを兼ね備えている。しかも液体燃料エンジンの貯蔵、維持保護し難い欠点もまたない。主に敵サイドの早期警戒機など戦線の後方を飛行する大型目標の攻撃に用いられる。

また殲ー20は最終的に対弾道ミサイル能力を持つ「スーパー空対空ミサイル」を配備するかもしれない。米軍はF-15に低層防御システムである「パトリオット」PAC-3の運動エネルギーミサイルを装備する計画である。中国も積極的に多層のミサイル防衛システムを発展させつつある。この全く新しい機載武器の技術的難度は非常に高く、目標情報の獲得、追跡、外部搭載、発射などの方面いずれも非常に大きな挑戦に直面するが、その戦略的意義は非凡である。

(頑住吉注:これより2ページ目)

空対面武器 (頑住吉注:対地と対艦を合わせた言い方のようです。)

我が国の現有の大量の正確制御誘導空対面武器の非常に多くはすでに殲ー20の使用には適合しない。例えば一部の武器は寸法が過大で、弾薬コンパートメント内の搭載には適さない。我が国の新型空対面武器は急速に発展中で、「雷石」、「飛騰」などの制御誘導爆弾はまさにこの種の武器の出色の代表で、かつすでに多くの重量、射程クラスの改良型を派生させており、これには弾薬コンパートメントの搭載に適するタイプが含まれる。光電子高精度末端段階制御誘導を持つタイプもすでにお目見えしている。滑空キットやロケットブースターの追加装備は射程を80km、甚だしきに至っては200kmまで延長させることができる。簡単な改装を経れば、さらにスマート機雷として使用でき、非常に柔軟な方式をもって大面積の機雷源を素早く敷設することができる。殲ー20は大型空対面武器を外部搭載することもでき、例えば中遠距離巡航ミサイルで、戦略打撃能力を形成する。先進的な対艦ミサイルを外部搭載することもできる。この種のミサイルはどんどん発見され難くなっており、殲ー20のステルス能力とコンビネーションすれば、敵サイドの縦深目標に対する奇襲能力がますます強くなる。

もう1つの重要な発展方向は空対空、空対面作戦を併せ配慮する多用途ミサイルで、これは重大な突破となる。ロッキード・マーティン社が研究開発中のCUDAミサイルは先進的な直接命中体制の助けを借り、同時に空戦と対地の需要を満足させることができる。このミサイルは弾薬コンパートメントの搭載位置に限りがあるという矛盾を緩和することができる。

非通常武器

殲ー20の先進的なアクティブフェイズドアレイレーダーと電子戦システムは、いまだかつてなかった高出力および指向性を用いて敵サイドの電子設備に対し妨害攻撃を実施することができ、したがってこの機の電子戦をアクティブ攻撃の範疇に入らせる。

この機はさらに先進的なレーザー妨害装置を使用し、指向が敏捷なレーザーを利用して敵サイドの人員や実戦機、ミサイル上の光電子設備を妨害、甚だしきに至っては致盲させると見られる。また、敵サイドを直接殺傷する高エネルギーレーザー装置も第4世代機に流行する武器の選択の1つで、殲ー20の全く新しい集成電力システムは高エネルギーレーザー武器の装備と使用のために基礎を固めた。当然この武器はまだ実用化が待たれる。戦闘機の機載レーザー武器の一大難点はその非常にきなエネルギー消耗の需要を満足させ難いことだが、最近出現した機の外形を変えないアクティブフェイズドアレイレーダー技術はエネルギー消耗の指標を90%も低下させ、したがって研究開発の難度を下げる可能性がある。この新技術は光ファイバーレーザー装置アレイを採用して作戦ビームを形成し、伝統的な全方向光学回転塔を必要としない。フェイズドアレイ技術もこの武器により良く大気による撹乱を埋め合わさせ、目標上に照射されるレーザービームを最も強化させる。同時に機の境界層の妨害を有効に克服した。

最近我が国の核兵器の大功労者の1人である于敏はインタビューを受けた時、我が国は1980年代から何度も高い比威力、小型化された核兵器の難関を突破したと明らかにしており、このため殲ー20戦闘機が搭載する戦術核兵器は世界先進水準を持つ。この種の武器は通常制御誘導能力を持たない自由落下爆弾で、目標上空で投下する必要があるが、殲ー20のステルス能力は非常に大きな柔軟性をもたらし、威嚇力は非常に強い。殲ー20が正式装備され就役する時、必ずや極めて完備された武器システムを持ち、祖国の天空を防衛する戦闘の中で大いに異彩を放つと信じる! (作者:空軍世界)


 だいぶ楽観的というか希望的観測を含んでいるようですが、まあこれが大筋実現する可能性を想定しておく必要はあるんでしょうな。













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