中国航空関連3題

 まず殲ー20関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131115/18149731.html


ロシア:中ロ、殲ー20エンジン共同研究で談判

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「エンジンの性能は殲ー20戦闘機の全体的作戦性能に影響することになる」)

【グローバルネット総合報道】 ロシアの軍事工業総合体ウェブサイト11月15日の報道によれば、香港メディアは最近、中国軍の上層部が10月にロシアのモスクワ市の「礼砲」ガスタービン製造科学生産センターを訪問した期間、中ロ双方は中国の殲ー20将来戦闘機の新型エンジン合同研究開発に関する協力の実行可能性につき初歩的談判を行った、と明らかにした。

「礼砲」社公式ウェブサイトは10月31日に中国軍事代表団の今回の訪問の情報を報道したが、関連の詳細は明らかにされず、「礼砲」社は中国と航空エンジン製造領域において協力を行うことに対し興味を持っている、と指摘しただけだった。中国代表団はさらにロシア企業の生産の実力を実地調査し、テストおよび機械組み立て作業場、および労働栄誉博物館を視察した。

現在中国は殲ー20戦闘機を研究開発中である。中国の分類の基準によれば、殲ー20は第4世代戦闘機に属する。中国は2000年代中期以来殲ー20の研究開発を開始し、2011年1月に初飛行に成功した。現在すでに4機の飛行検証機が組み立てられ、主にロシア製AL-31FあるいはAL-41Fエンジンを配備し、このうち1機の殲ー20は中国が自主的に研究開発したWS-10Aエンジンを装備している。

中国企業にはしばらくはまだ新型戦闘機のために成功裏に比較的大きな出力と比較的長い寿命を持つ、合格点の出せる国産エンジンを研究開発することができない。こうした指標の上で、中国の自主製品はロシアのエンジンに大幅に立ち後れている。このため中国が対外的に輸出する大部分の航空技術装備は依然ロシア製動力装置を配備している。2012年2月、中国はロシアから140台のAL-31F航空エンジンを導入し、装備の対象は輸入したスホーイー27、スホーイー30戦闘機、および中国国産の殲ー11戦闘機で、交易の総額は7億アメリカドルだった。その前年中国はすでにロシアから150台のAL-31Fエンジンおよび123台のAL-31FNエンジン(装備対象は殲ー10戦闘機)、そして184台のD-30KP-2エンジン(装備対象はイリューシンー76輸送機、轟ー6爆撃機、運ー20新型輸送機)を導入している。

ロシアの「外国テレビネット」の報道は、中国軍事代表団が先月モスクワの「礼砲」ガスタービン製造科学生産センターを訪問した目的は、双方が中国初のステルス戦闘機殲ー20のために協力を行い、エンジンを研究開発することの実行可能性の問題を討論することだった、とする。「礼砲」社社長マサロフは会談の時、中ロが新型航空エンジン研究開発方面で協力を行う重要性を強調した。ロシア政府の許しを得た後、中国代表団は「礼砲」社の生産、テスト、機械組み立て作業場を視察した。ロシアの多数の専門家は、現在中国の成都飛行機の殲ー20にはまだ適した性能のエンジンがなく、ロシアが製造するより先進的なAL-31FM1エンジンを配備する可能性がある、と考えている。中国サイドの代表団は、航空エンジン合同研究開発方面での協力は、中国が高い効率のエンジンの自主研究開発をマスターする助けになり得、ロシアはこの中から経済的利益を獲得できる、と考えている。

ロシアの「武器ネット」は、2005年には早くも中国はロシアと契約を締結し、100台のAL-31Fエンジンを購入し、これはロシア国防輸出社がこの年締結した最大の輸出契約となった、と指摘する。また2006年、モスクワの「礼砲」社と中国の沈陽黎明航空エンジン集団社は、中国の飛行機のためにエンジンを生産する契約を締結した。香港メディアは、ロシアのエンジン工場への投資によって、中国は最終的に高性能航空エンジンを自主研究開発する新たな技術を獲得し、一方中国の投資はロシア経済の発展の助けになる、と考える。(編集翻訳:新浪/林海)

(頑住吉注:2ページ目)殲ー20は性能が先進的なエンジンを持つことが必須である

(頑住吉注:後のページのキャプションは既出のものの繰り返しなので省略します。)


 ロシアも中国が完全に追いついたら中国に対しエンジンが売れなくなり、しかも中国が自由に航空機を輸出してロシアのライバルとなるのを分かっていますから本当に重要な部分は伝えないとは思いますが、警戒すべき動きだと思います。

 次は殲ー15関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131115/18149210.html


ロシアメディア、中国空母の重大な進展を明らかに:同時に3機の殲ー15が発進可能

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「遼寧艦は同時に3機の艦載機を発進させる能力を持つ」)

ロシア軍事工業総合体ウェブサイト11月14日の報道によれば、中国初の空母「遼寧艦」は最近期間3週間の航海試験を終え、何項目かの最も重要な試験任務を完成させた後、11月11日に港に戻った。

「遼寧艦」の今回の航海試験の中での最も重要な項目の1つは、空母甲板の全部で3つの発進位置(2つは前甲板、1つは斜角甲板)から殲ー15艦載機を起動させることであり、したがってこの空母にすでに同時に3機の艦載戦闘機を発進させる能力があることを見せた、とされる。

またもう1つの重要な試験は空母の海上航行期間に殲ー15が使用するジェットエンジンを取り外し、また組み付けることだった。エンジンの維持メンテナンスは空母航空隊の戦闘力を保持する重要な要素である。アメリカ空母は艦載機とヘリの動力装置に対し技術的維持メンテナンスを行う幅広い能力を持つ。しかもアメリカ空母にはもう1つ重要な優勢があり、C-2艦載輸送機を使用して新たなエンジンを輸送できるのである。だがこの種の飛行機にはカタパルト発進が必要で、これはスキージャンプ甲板しか配備されていない「遼寧艦」にとっては実現不可能と言える。

中国サイドは、現在空母から発進できる飛行人員はどんどん多くなっていると指摘するが、「遼寧艦」の今回の航海試験の期間に艦載戦闘機の夜間発着演習を行ったか否かについては一言も言及していない。(編集翻訳:林海)

(頑住吉注:2、4、6、8ページ目)中国空母は現在すでに多項目の艦載機発着訓練を完成させている

(頑住吉注:3ページ目)同時に3機の殲ー15艦載機を発進させることは、空母作業人員に対する試練である

(頑住吉注:5、7ページ目)中国の殲ー15戦闘機


 もちろん比較的短い滑走路から発進するにはより軽い状態でなければならないはずですが。

 次は無人機関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20131115/18150378.html


解放軍中将が「日本の脅し」に強硬に回答したのは中国無人機の実力ゆえ

今年9月、中国の大型無人機が東海に赴いて巡航し、中国の軍用無人機が遠距離作戦能力を持つことを実際にデモンストレーションした。

今月初め、解放軍のある中将が署名入りの文章を発表し、「日本の脅しを受けたがゆえに、もはや無人機を釣魚島空域に派遣し巡航させない、ということはなく、また当然単一の機を派遣して撃墜されるリスクを冒すこともない。」とした。

この気迫あり力強い言葉の背後にあるのはどこに出しても恥ずかしくない実力である。中国のすでに就役している無人機の発展はどうか、どういった水準に到達しているのか、どんな種類の機能を持っているのかは、外界が関心を注ぐホットなポイントになっている。

研究開発

攻撃型無人機の研究開発は重大な進展を獲得

建国60周年慶祝の閲兵の中で、某無人偵察機部隊から来た無人機隊が初めて公開されてデビューし、無人機がすでに我が軍の一部分となっていることを示した。

ここ何年か、我が国は相次いで一連の新型無人機の研究開発を行い、これには攻撃性能の研究が含まれ、かつ重大な進展を獲得している。

中央のメディアが刊行したある報道の中では、2011年のある演習の中で、国産某型無人機がスムーズに超低空飛行検証をパスした、と言及された。専門家の評価によれば、このことは未来の作戦に「重大な意義がある」。無人機のカギとなる重要な技術は重大な突破を取得している。「この無人機の全体的技術は国内の先んじたレベルに到達しており、カギとなる重要性能指標は国際先進レベルに到達している。」

装備

7大軍事区域、すでに全て装備

「解放軍報」の軍隊の日常訓練に関する報道がはっきり示すところによれば、現在北京、沈陽、蘭州、済南、南京、広州、成都の7大軍事区域および空軍は全て各タイプの無人機を装備しており、異なる任務を担っている。

こうした報道を総合すると、現在の我が国の無人機は主に空中偵察、戦場偵察、損傷評価などの任務を担っていることが分かる。だが、こうした報道の中で、我が軍の無人機が遠距離戦略任務および攻撃性の任務を執行しているとはまだはっきり示されていない。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「日本によって撮影された中国海軍の054A型護衛艦『舟山』号が訓練中に艦載無人ヘリを発進させる画像。」です。)

性能 

中国の「翼竜」無人機の性能はアメリカの「プレデター」に相当する


今月、中日無人機の波風が発酵を持続している際、ある国産大型高空長航続時間遠距離無人機がネット上に明るみに出た。

軍事フォーラムは、この機種の外形は以前に明るみに出た「翔竜」遠距離無人機といくつかの相似点があり、いずれも菱形の連結翼構造設計を採用している、と描写する。だがこの新型無人機のエンジンの空気取り入れ口は機体上方に装備され、採用される構造はアメリカの「グローバルホーク」無人機に似ている。

「グローバルホーク」は現在世界で最も先進的な無人偵察機で、最大航続距離は25,945kmに達し得、自主飛行時間は41時間に達し、完全に大陸をまたいでの飛行が完成できる。

最も新しく明るみに出たこの無人機にはまだ確実な情報がないが、この前に明るみに出た「翼竜」、「翔竜」、および「利剣」ステルス無人機同様、いずれも中国無人飛行プラットフォームの最高水準を代表している。

「航空知識」誌副編集長の王亜男は、我が国の無人機の発展は「世界先進レベルにあり、比較的典型的な『翼竜』無人機の性能はアメリカの『プレデター』に相当し、主に戦場偵察任務を執行し、必要な時は武器を搭載して直接地上の点状の目標に対し攻撃を発動することができる。」とする。彼はこのため、我が国の中距離戦術無人機は世界水準に近い、とも考える。

(頑住吉注:3ページ目)新疆の国境防衛部隊が装備する6ローター無人機。

(頑住吉注:4ページ目)すでに中国軍の中には偵察無人機が広く装備されている。

(頑住吉注:5ページ目)少し前に明るみに出た国産ステルス無人機。現在までの中国第3種目のステルス実戦機となる。

(頑住吉注:6ページ目)最近明るみに出た新型無人機。大型長航続時間無人偵察機に違いなく、先に明るみに出た「翔竜」の改良型らしい。

(頑住吉注:7ページ目)先にネット上に流れ伝わった「翔竜」無人機。前後の外形には比較的はっきりした変化がある。あるいは試験サンプル機と定型生産型の差異かも知れない。

(頑住吉注:8ページ目)中国の翼竜戦術無人機はすでに多くの国に輸出されており、アメリカの同類製品とは別の選択肢となっている。


 「単一の機を派遣して撃墜されるリスクを冒すこともない」というのは複数機出すということでしょうか。無人機を1機撃墜するのも2機撃墜するのも大差ないような気がしますが。有人機で無人機を護衛するというのも本末転倒でしょうし。












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