台湾の潜水艦建造計画が始動

 重複部分もありますが2つ関連記事を紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20170322/30346715_all.html#page_2


台船、独自建造の潜水艦は10年で戦力化される、と称する 契約締結現場で怪しい風が契約書を吹き飛ばす (「台船」は台湾国際造船株式会社らしいです。)

台湾連合報3月22日の報道 台湾地域指導者の蔡英文は21日左営に行き、「国産潜水艦」の設計始動・協力の覚え書きへの署名式を主宰した。蔡英文は、潜水艦建造の難度ははなはだ高いが、困難ゆえに引き下がったら未来はない、と強調した。この前、視察者ネットはかつて台湾の「国産潜水艦」につき報道と分析をしたことがある。台湾が潜水艦を作らねば「未来はない」 潜水艦を作れば金の浪費だ、と。潜水艦独自建造の契約現場は、突然一陣の怪しい風に遭遇して契約書が吹き飛ばされ、全くいわゆる「国産潜水艦」は、神様さえも支持していないのだなあ!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾『中科院』院長の張冠群(前左)と台船社長の鄭文隆(前右)が契約を締結する時、突然一陣の風が契約書を吹き飛ばした」)

この儀式は左営基地水星埠頭で行われ、台湾「国防大臣」の馮世寛、「海軍司令員」の黄曙光が「国産設計始動」に署名し、その後台船社長の鄭文隆と「中科院」院長の張冠群が協力の覚え書きに署名した。ちょうど契約が締結される時、突然一陣の大風が、鄭文隆の手中の文書を吹き飛ばし、ひとしきりの驚きの叫びを引き起こした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「蔡英文、海虎号潜水艦に乗り込む」)

また、蔡英文は署名する時の挨拶の中で次のように語った。「防衛固守、重層嚇阻」(頑住吉注:「嚇阻」は威嚇して阻む、でいいと思います)軍事戦略構想の下で、水中戦力は強化を必要とする一部分である。皆これは非常に難しいと知っており、過去ずっと解決できなかったものではあるが。自分は「三軍の統帥」の身として、歴史的一歩を踏み出す決心をした。

その後蔡英文は埠頭脇に停泊する「海虎」号潜水艦に乗り込み、海軍将兵は彼女のために模擬魚雷発射を行った。

鄭文隆は、「国産潜水艦」は最初の4年は設計段階で、しかる後に建造に入る、と語る。第8年目の時に第1隻目が進水でき、10年内に戦力化できる見込みである。第1段階の設計費用は20億新台湾ドルあまりの見込みで、確実な数字は設計機関が詳しい計算を行うのを待つ必要がある。国際的に技術援助の提供を望んでおらず、あるいは台湾独自に製造できない「レッドゾーン」装備の問題をいかに解決するか問われて、鄭文隆は、非常に多くのかつて国外で潜水艦の設計・建造に参加した専門家の援助がある、と語った。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「台湾の『海虎』号潜水艦は1986年に進水し、オランダから購入したもので、当時は比較的先進的な通常潜水艦に属した。だが時今日に至り台湾のネット仲間さえ『老人家咯だ』とからかって語る。」 「家咯」は検索してもほとんどヒットせず、意味不明ですがそもそもヒットしないんですから言われているということ自体嘘です。)

視察者ネット軍事評論員は次のように言う。現在世界で近代化された先進的な通常潜水艦を自主的に設計建造できるのは中国、ロシア、フランス、ドイツ、日本などの国だけで、こうした国が通常潜水艦を開発したのはいずれも一朝一夕のことではなく、全て非常に長い技術蓄積や発展の過程を経歴した。台湾がもし大きな力を入れて「課金」しても、国際的技術援助を獲得できない状況下で、自らの力だけで近代化の基準に符合する先進的な通常潜水艦の建造を企図するのは、ほとんど不可能である。当然、もし彼らが手中の古い潜水艦だけを基準とするなら、あるいはそれでも作れるかもしれないが。


http://military.china.com/news/568/20170322/30347797.html


台湾、「潜水艦国産」始動を宣言 絵に描いた餅は無駄だと排斥される

台湾地域指導者の蔡英文は21日「潜水艦国産」設計始動および協力の覚え書きへの署名式を主宰し、「潜水艦国産」始動を宣言した。あるメディアは分析し、これは大陸の「軍事的脅威」に対応する重要な一環である、とする。だが、ある大陸の専門家は全く容赦なく、これは「絵に描いた餅」で、完全に無駄で、大陸の軍事力量はとっくに台湾軍に対する圧倒的性質の優勢を取得しており、台湾がさらにいくらかのアメリカの武器を買い、さらに自らいくらかの新装備を研究開発しても、単独で大陸と軍事対抗を行うのはすでに全く不可能である、とした。

蔡英文は21日午前高雄に南下し、7名の台湾海軍上将の随伴の下、自ら海軍「敦睦艦隊」の出航を見送り、彼女はさらに潜水艦に乗り込み「潜水艦国産」設計始動および協力の覚え書きへの署名式を主宰した。蔡英文は挨拶の中で、「防衛固守、重層嚇阻」の新たな軍事戦略構想の下では、水面下の戦力は台湾の「国防」が最も強化を必要とする一部分である、とした。「連合報」の報道によれば、この入札案件は去年台湾国際造船社によって落札され、これまでは「政府調達法」を根拠に、設計と建造は異なるメーカーというのが必須だったが、「国防省」は今回「国産潜水艦」の技術的難度が高いことを考慮し、すでに設計と建造の合一を勝ち取っている。

蔡英文は「自信満々」のようだが、神様は全く味方していない。当日、台湾「中科院院長」の張冠群と台船社長の鄭文隆が契約を締結する時、突然一陣の強風が契約書を吹き飛ばし、現場の多くの当局者を気まずくさせて止まず、あわてて人をやって契約書を拾い上げ継続して式を完了させた。台湾連合ニュースネットはさらに、蔡英文が挨拶する時「重層嚇阻」を「重層阻嚇」という言い間違いが出現した他、さらに「敦睦艦隊の遠洋航海」はすでに64回執行されたと言及した、とする。これは史実と符合せず、実際には今年のうちにさえ、執行回数は54回である。

蔡英文は当選後「国艦国産」計画の支持を宣言した。民進党の計画によれば、今後20年で240億アメリカドルを投入し、計画中の艦艇には4隻の6,000トン級「イージス」艦、多数の2,500トン護衛艦、ドック上陸艦、ディーゼル・電池潜水艦など、かつ現役の2隻のオランダの「Zwaardvis」級潜水艦の改装が含まれ、その中で潜水艦方面での投資は約4,000億新台湾ドルである。ある専門家は、いわゆる「潜水艦国産」は船体を台湾自ら建造することを除き、カギとなる重要部品や設備はまだアメリカから買わねばならず、非常に大きな制約を受ける、と考える。先日、台湾軍民合同編成の「潜水艦国産」7人小グループがヨーロッパ4カ国に実地調査に行き、至る所で壁にぶつかったとの情報が伝えられた。もう一方では、台湾「中科院」はかつて「経国」号戦闘機を研究開発したが、近年来兵器調達が圧力を受ける下で、すでに実質的な研究開発任務を引き受けるのは非常に難しく、人員は半分以上削減されている。台湾は財力から言っても研究開発人員から言っても、「潜水艦国産」の巨額のコストを負担するのは非常に難しい。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:台湾軍の古い潜水艦」)


 「潜水艦建造の難度ははなはだ高いが、困難ゆえに引き下がったら未来はない」というのは全くその通りだと思います。「単独で大陸と軍事対抗を行うのはすでに全く不可能」なら何をやっても無駄だから兵器開発をやめるというわけにも当然いきませんし。中には密かに技術援助する国や個人の専門家もありそうですしね。

















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