中国空軍関連3題

 まず爆撃機関連です。

http://military.china.com/news/568/20151019/20585217.html


ロシアメディア:中国の轟ー6Kの有効弾薬搭載量は12トンに達す 依然1つ重要な弱点が存在

ロシア衛星ニュースネットは10月17日、現在解放軍空軍はすでに遠距離正確打撃能力を持ち、その轟ー6k爆撃機は正確弾薬を使用して遠距離目標を攻撃できる、と報道した。だが報道は軍事専門家の分析を引用し、照準システムおよび解放軍空軍の全体的な照準システム購入ネットワークは、轟ー6K爆撃機唯一の弱点である、とする(頑住吉注:いまいち何言ってるのか分からんのですが)。

報道は説明し、轟ー6K爆撃機は空中給油を行わない状況下で最大作戦半径が1,900マイルであり、もし2回の空中給油と組み合わせれば作戦半径は3,100マイルまで延伸することになる、とする。この爆撃機は12トンにも達する有効搭載荷を搭載できる。現在解放軍空軍はおよそ36機の轟ー6K戦略爆撃機を就役させている。

報道はさらに解放軍空軍航空装備専門家である傅前哨の話を引用し、轟ー6K爆撃機はすでに何度も太平洋に深く入り遠距離演習に参加しており、この機がすでに遠距離正確打撃を含む各種任務を執行できることを示している、とする。

この前日本の「外交学者」誌の文章も傅前哨の話を引用し、過去中国の爆撃機は爆弾の空中投下など非正確打撃任務しか執行できなかったが、轟ー6Kはいくつかの先進的な航空技術を採用し、空対地巡航ミサイルや対艦ミサイルが搭載および発射でき、このことはそれが同一の任務行動の中で多くの地上あるいは海上目標に対し攻撃が発動できることを意味している、とした。

ステルス能力は欠けているが、轟ー6Kは7発にも達する鷹撃-12超音速対艦ミサイルあるいは長剣-20亜音速対地攻撃巡航ミサイルを搭載でき、この2種のミサイルの射程はそれぞれ250および1,500マイルである。また最近行われた軍事演習の中で、轟ー6Kは成功裏に「敵の防御」を突破し、かつ「敵サイドの電磁妨害」を克服した。

だが、一部の軍事分析家は強調して、照準システムおよび解放軍空軍の全体照準システム購入ネットワークは、轟ー6K爆撃機唯一の弱点である、とする。


 「軍事演習の中で〜『敵の防御』を突破し、かつ『敵サイドの電磁妨害』を克服した。」という点が気になりますが、ステルス能力がなく速度も比較的遅い爆撃機に突破される防御はあまり厳密なものではなく、また電磁妨害もアメリカが全力で行うのと同じレベルかどうか疑問です。次はF-22への対抗関連の記事2つです。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/19/017873082.shtml


ロシアメディア:中国の電子戦は強大でF-22に対抗できる 殲ー10は数に頼って勝利を得る

ロシア衛星ニュースネットは10月17日アメリカメディアの文章を引用して報道し、ロシア同様中国も強大な電子戦能力を持っていてアメリカのF-22戦闘機に対抗し、そのミサイルの攻撃を妨害する、とした。こうであっても、中国の殲ー10がF-22に勝とうとすれば、量をもって勝利を得るしか行ける道はない。

報道は、中国の殲ー10がF-22に戦勝しようとすれば、量をもって勝利を得るしか行ける道はない、と指摘する。だが中国は大量の廉価な殲ー10戦闘機の損失を負担でき、一方アメリカには143機しか作戦に参加できるF-22戦闘機はない。第二次世界大戦の期間、ソ連はかつてこの種の戦略を用いたが、当然この戦略は中国にも適用される。

報道は、F-35はすでにグレードアップを得ているが、F-22戦闘機はそれにもかかわらず充分な資金の保障を得ておらず、2017年のやや遅い時期になって、この戦闘機はやっと例えばAIM-9X「サイドワインダー」ミサイルやAIM-120D先進中距離空対空ミサイルなど最新型空対空ミサイルを配備することになる、とする。

F-22戦闘機はその他の戦闘機に比べ優秀な空中の優勢を持つが、この戦闘機の数は不足で、しかも搭載するミサイルの数が不足である。アメリカ空軍高級当局者はさらに、長年来アメリカ国防省はずっと電子戦攻撃に対抗する適した方法を探し出せていない、と指摘している。このため、F-22戦闘機はステルス性能を持つが、依然相手方の電子戦攻撃の中でスホーイー35などの敵サイドの戦闘機を照準するのは非常に難しく、しかもF-22戦闘機のミサイルがそれを破壊するのも非常に難しい。

あるF-22戦闘機の飛行員は、「正確な殺傷率は秘密保持情報だが、私は皆に、自分が1対1でこうした奴を破壊することを確保できないと教えることはできる。」とする。

アメリカ空軍には186機のロッキード・マーティン社によって生産されたF-22「ラプター」ステルス戦闘機しかない。これしかない186機の戦闘機のうち、123機だけが「戦闘コードナンバー」を持つ戦闘機で、もう20機は予備として倉庫に保管される飛行機である。その他の戦闘機はテストや養成訓練用機に属する。


http://www.hinews.cn/news/system/2015/10/20/017876126.shtml


ロシアメディア:F-22戦闘機の装備は時代遅れ 中国の霹靂-15ミサイルの挑戦に遭う

(頑住吉注:原ページのここにある1枚目の画像のキャプションです。「最近外国メディアは一組のアメリカ空軍F-22A戦闘機が雨の中で発進する画像を明るみに出した。非常にカッコいい」 続いて2枚目。「F-22A戦闘機の尾部噴射炎の特写」)

【グローバル軍事報道】 ロシアの「衛星ニュースネット」10月18日の報道は、アメリカの安全保障業務専門家ダイウー マゾンダは、アメリカの将校は決して厳粛に空中優勢の問題に対峙していないようで、何故なら米軍最強戦闘機の1つであるF-22『ラプター』戦闘機は決して最も良い武器システムを配備しておらず、最新のグレードアップも行っておらず、その全部のポテンシャルを発揮する『尖牙利爪』が欠けているからだ。」と指摘した、とする。

マゾンダは、F-22「ラプター」戦闘機はアメリカが有史以来研究開発した最も良い空対空戦闘機だが、それにもかかわらずどんどん時代遅れになる武器システムを配備しているため制限を受ける、と指摘した。

遠距離空対空ミサイルを例にする。現在アメリカ空軍はF-22戦闘機のためにAIM-120D先進型中距離空対空ミサイルを集成しつつあるが、もしこの最新型アクティブレーダー制御誘導空対空ミサイルであってもすでに敵サイドのデジタルRFストレージ(DRFM)妨害機の挑戦に遭い、しかも射程方面でももうすぐロシアや中国の新型武器によって超越されることになる。

現在ロシアはR-73MおよびIzdeliye 810超遠距離空対空ミサイルを持つ。前者は特にミグー31BM超音速迎撃戦闘機のために研究開発された。後者はロシアの未来のPAK FA第5世代ジェット戦闘機に配備されると見られる。

この方面で中国はその最新型霹靂-15遠距離空対空ミサイルを試射した。アメリカ空中作戦司令部の総司令ホーク カーライル将軍はイギリスの「グローバルフライト」ウェブサイトのインタビューを受けた時、霹靂-15より優れたミサイルを作り出すことはアメリカの当務の急だ、とした。

全体的に言って、アメリカはずっとその最新型戦闘機にマッチした武器システムを配備できていない。マゾンダはこの種の現象を「アメリカ特有の盲点」と称する。例えば、マグダネル社のF-15A「イーグル」式戦闘機が1976年に使用に投入された時、それにもかかわらずその先輩であるF-4「ファントム」II戦闘機と同種の装備を配備していた。1991年、アメリカはAMRAAM先進型中距離空対空ミサイルを登場させ、この時になってやっとアメリカ空軍は「イーグル」式戦闘機のために充分にその能力を発揮できる武器システムを配備したのである。(知遠/北風)


 どこまで信じられる話なのか分かりませんが、少なくとも単純にF-22に搭載できる空対空ミサイルより多い中国の戦闘機に勝つのはさしものF-22にも難しいのは確かでしょう。
















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