日本関連2題

 「いずも」関連以外の記事を2つ紹介します。

http://military.china.com/news/568/20150326/19427528.html


国防部、日本による中国の対衛星試験への非難に反駁:推測に根拠なし

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

原題:日本、中国の対衛星試験が宇宙の安全を破壊すると非難 中国国防部、回答し日本サイドの不適当な推測には全く根拠がない、とする

国際オンラインの報道(記者 楊瓊) 日本ニュースネット25日の報道によれば、中国軍が去年7月にミサイル1発を発射して人工衛星1つを破壊した事実に対し、日本政府は中国がこれに対し説明するよう要求している。これに対し中国国防部ニュース事務局は25日、中国国際放送テレビ局記者の質問に回答する時、2014年7月23日、中国は国境内で陸上基地対ミサイル技術試験を行っており、中国サイドはすでにこの試験につき情報を発表している、とした。中国サイドの正常な試験に対し関連国が不適当な推測をするのには全く根拠がない、という。

この日本ニュースネットに掲載された報道は、アメリカ国防省は去年7月に中国が発射した1発のミサイルが正確に人工衛星1つを破壊したとしている、とする。この情報はアメリカと日本の政府の極めて大きな衝撃を引き起こした、という。だが実際には、去年7月には早くも、中国国防部ニュース事務局は進んで情報を発表し、2014年7月23日、中国は国境内で陸上基地対ミサイル技術試験を行い、試験は予期の目的を達成した、と語っていた。ずっと中国軍の動向に高度に関心を注いでいると言明している日本は、中国国防部の態度表明に決して注意していなかったとでもいうのだろうか?

実際には、いわゆる陸上基地対ミサイル技術は主に敵サイドの弾道ミサイルがまだ本土に到達しない前に、それに対し迎撃しかつその戦闘部を破壊するのに用いる。去年中国が成功裏に陸上基地対ミサイル技術試験を行った後、アメリカはずっと中国が展開するのは対衛星試験であると言明している。だが、アメリカ当局のスポークスマンも、中国軍が展開するのは非破壊性の対衛星試験であると言っている。今月24日、アメリカ戦略司令部の司令セシル ヘイニーはアメリカ国防省のニュース発表会で、中国が去年7月に行った試験は決していかなる目標にも命中していない、と指摘した。これは日本サイドの言うところの、「中国が1発のミサイルを発射して人工衛星1つを破壊した」とは明らかに矛盾している。

日本メディアの報道は、日本の内閣官房長官である菅義偉は、日本政府はこの情報を掌握済みで、外交ルートを通じ中国政府がこれに対し説明するよう要求することになるとした、とする。日本政府は、中国のこのやり方が宇宙の安全に脅威を与えていると考えている、という。

人に疑惑を生じさせるのは、中国サイドが去年すでにこれは陸上基地対ミサイル試験であると説明している状況下で、日本が何故この時にまたこのことを持ち出してきたのか? である。日本はかの撃ち落とされた衛星を観測していたのだろうか? それとも宇宙で撃ち落とされた衛星の破片を見たのか? 俗っぽく言えば、疑心暗鬼を生ずという奴である。きっと日本はまた一般には思いもよらない主観的臆断にふけっているのだろう。

だが、中国が宇宙の安全に脅威を与えているとの日本の非難に直面し、毎年必ず10回前後の対ミサイル実験と3〜5回の対衛星実験を展開しているアメリカはどんな感想を持つのだろうか?


 確かに中国の対衛星兵器は本当に狙い通りの機能があれば非常に大きな脅威ですが、この件は去年すでに話題になっており、このタイミングで蒸し返されたのには確かにちょっと不自然な印象を受けます。アジアインフラ投資銀行の一件とも関係があるのかなという気さえしますが。

http://military.china.com/news2/569/20150326/19427823.html


専門家、日本のF-3ステルス戦闘機が今年試験飛行することに疑問を呈す エンジンがボトルネック

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本が研究開発するステルス戦闘機の検証機」)

人民ネット北京3月25日(邱越) 日本メディアの情報によれば、日本は現在F-3新型ステルス戦闘機を研究開発しているところで、この戦闘機は推力15トンの新型で強力なエンジンを搭載し、検証機は2015年夏に試験飛行を行う計画である。だが軍事専門家は中央テレビのインタビューを受けた時、日本メディアはいささか楽観的に過ぎ、日本の15トン級大推力大型エンジンの研究開発プロセスはそんなに速くはないだろう、とした。また日本はあるいはアメリカの第6世代戦闘機研究開発との同歩調を保持し、かつ技術共有の実現を希望しているのかもしれない。

日本メディアの報道は、2015年に日本はF-3戦闘機に搭載する大出力エンジンの圧縮機や燃焼機など核心的部品を重点的に研究開発することになり、かつ2018年にこの大出力エンジンのサンプル機を完成させる計画である、とする。この報道はさらに、F-3ステルス戦闘機は「将来他国の戦闘機を凌駕し得る」優越した性能を持つことになる、とする。

「日本メディアはちょっと楽観的に過ぎるかもしれない。」 尹卓は、日本には優秀な軍事工業研究開発能力があり、航空装備方面でもいくらかの経験を累積しているが、今までに日本はまだ独立して1機種の戦闘機の研究開発も完成させたことがなく(頑住吉注:戦後の話ですね)、F-3が今年もうすぐ試験飛行するというのは疑いに値し、「私は日本が独立して15トン級大推力エンジンの研究開発を完成させられるか否か大いに懐疑的でもあり、非常に多くのアメリカの技術を用いるだろうと見積もる。」と語った。

李莉の説明によれば、今後5〜10年内、日本では200機の古いF-15戦闘機が使用に堪えなくなり、このため日本は遠大な計画で徐々にF-15戦闘機、およびさらに古いF-4およびF-1戦闘機を交換する必要がある。このため、日本は一方において40機のアメリカ製F-35戦闘機を購入し、もう一方においてF-3戦闘機を研究開発しているのである。

日本はF-2戦闘機の研究開発に参加したが、核心的な部品の生産能力の蓄えはまだ不足で、F-3戦闘機にまで開拓展開するには、エンジンが依然非常に大きなボトルネックである。「規律に符合する研究開発プロセスから見ると、日本の15トン級大推力エンジンの研究開発プロセスはそんなに速くはないだろう。あるエンジンの研究開発からその技術が成熟し、初飛行を実現するまでには、少なくとも10年前後の時間を必要とする。」と李莉は語る。

李莉はさらに、日本はあるいはアメリカの第6世代戦闘機との研究開発の同歩調を保持し、かつアメリカと技術を共有する、あるいはアメリカと共同出資、合同研究開発の模式を形成することを希望しているのかもしれない、と指摘した。現在日本が提出する基本研究開発指標は全てアメリカを超越しており、一方アメリカも日本のやるようにさせており、このことはアメリカも日本が道を探し出し得ることに期待している、ということを説明している。現在日本は何項目かのアメリカがまだ持たない先んじた技術を持っており、例えば新型レーダー材料などで、もし双方が技術共有を実現できたら、双方いずれに対しても有利になる。


 だったらいいですねー。でもこうした技術は積み重ねがものを言うと思うので日本が独自に最先端の戦闘機を今いきなり作れるというのには私も懐疑的にならざるを得ません。アメリカがメインで開発し、日本が得意分野で協力する、というのなら分かるんですが。






戻るボタン