F-22に関する公称データはデタラメ?

 F-22に関する興味深い指摘です。

http://military.china.com/top01/11053250/20121014/17473004.html


ロシアメディア、アメリカは故意にF-22のデータを混乱させている、中国やロシアに追い越されることを恐れているのだ、とする

ロシアの週刊「独立軍事評論」の10月12日の報道によれば、現在多くの国が第5世代戦闘機を研究開発し、アメリカのこの方面の作業はすでに終わりに近づいているが、一方ロシア、中国、インドはまさに奮起してまっしぐらに追っているところである。競争相手に警戒し、中国やロシアに追い越されるのを避けるため、アメリカは故意に自分たちの新型戦闘機の性能パラメータを混乱させており、特にF-22A方面においてはそうである。

ロシアメディアは、アメリカのF-22Aは全世界で初の第5世代戦闘機で、全部で187機生産されたとする。その後をぴったりと追うF-35同様全く新しい、唯一無二の新世代戦闘機である。長年来各国の専門家はF-22Aの戦闘力に対しずっと非常に興味を持ってきた。そのいくつかの戦術技術性能と特徴はすでに大衆の知るところだが、全部というには程遠く、多くの性能パラメータは依然高度な機密で、いくつかのルートから漏れてくるデータは頻繁に相互に矛盾する。一部の軍事専門家はF-22は完全無欠で、性能が非常に高いと言明し、他の一部の専門家は疑問を提示し、その性能は重大に過大評価されていると称する。

戦闘機の多くの技術指標は機の空虚重量に制約される。アメリカの最新のデータはF-22Aの空虚重量は19.7トンであるとし、最初に公表された数字に比べ5トン多い。このためF-22Aの最初に公開された技術データには直ちに訂正が行われ、あらゆる飛行データに急激な変化が発生した。いくつかの方面から見て、アメリカサイドがF-22Aの空虚重量は20トン近いと称していることは明らかに非常に疑わしい。いくつかの寸法の指標から見て、F-22の空虚重量が同類のF-15戦闘機に比べ、甚だしきに至ってはF-15SE爆撃機に比べても6〜7トン重いということはあり得ない。F-15SE爆撃機は重量が増加したタイプの部品を広範に使用してやっと、たった14.3トンなのである。しかもこの機は同様に新技術、工程を採用して生産され、第5世代機と非常に近いのである。ロシアの第4世代戦闘機スホーイ-35と比べ、F-22の機体構造に使用される軽量型合成材料は多く、寸法は小さく、このためその重量が18〜19トンのスホーイ-35を超えることはあり得ない。周知のように、ロシア製の飛行機の重量はいつも西側製品を越えている。例えばF-15Cの空虚重量は12トンで、その競争相手であるスホーイ-27の空虚重量は16.5トンである。ヨーロッパのユーロファイター-2000と「ラファール」の空虚重量は9.5〜10トンで、その寸法に相当するミグ-29のおよそ11トンの重量より軽い。技術、工程的角度から見て、寸法がF-15Cに近いF-18Eは第4世代+戦闘機に属し、第5世代機のレベルに近く、重量は12トンしかない。製造工程がF-22に相当するヨーロッパのユーロファイター-2000と「ラファールC」の重量は9.5〜10トンしかなく、その寸法はF-22Aに比べ25〜30%小さいだけである。科学的生産という角度から見て、欧米の戦闘機の空虚重量は基本的に同じでこそ合理的で、結局のところいずれも同じ設計体系と生産工程を使用しているのである。このため、上述のデータに対する分析により、F-22Aの重量は12〜13トンに近いはずだということが明白となり、最初に発表されたデータと同じで、19.7トンという空虚重量が事実に属すことはあり得ない。

(頑住吉注:これより2ページ目)

ロシアメディアは、1997年〜2005年までの間の試験過程で、F-22Aのいくつかの技術指標は何度も変化しているとする。だがもし機が初飛行後に大規模な改装を行っていなければ、その空虚重量に大きな変化があることはあり得ない。生産と改良の過程で、ある専門メディアの報道は、寸法はF-15相当で、機の内部に搭載される武器の数量も同じだが、F-22Aはより多くの燃料と保障設備を搭載できる、としたが、これも同様に人に疑いを生じさせる。F-22Aの多くの性能パラメータは技術的タスクに記載されていないが、結局のところ重量軽減はいかなる飛行機の研究開発プロジェクトでも主要な基準の1つで、もってより高い技術、戦術性能に到達しやすくし、生産コストを下げるのである。このため、F-22Aに関する空虚重量19.7トンという説は明らかに非常に怪しい。実際F-35の空虚重量も誇大にされ、最初に発表された10〜11トンという数字よりはるかに大きくなっている。明らかにアメリカ人は第5世代戦闘機領域の競争が日増しに激烈化し、中国やロシアが力いっぱい追いかけているところで、間もなく自分の強力なライバルになることを非常にはっきりと意識するに至っている。だからこそできる限り不正確で、甚だしきに至ってはしょっちゅう相互に矛盾するデータが示され、中国やロシアなどの競争相手を惑わすのである。

実際、アメリカは1960〜70年代に第3世代機を研究開発したが、第4世代機の時も類似の状況が出現したことがある。アメリカ軍用機のいくつかの技術方案と新たに作り出されたものはその後全て競争相手に参考にされ、また超越され、いくつかのデータ上はソ連が研究開発した真っ向対決の相手に遅れをとった。だがアメリカの航空機グレードアップ能力は比較的強く、何回かの改良によって新たに先んじた地位を占めることができた。例えば関連の機の最良の改良型がソ連解体後にすぐ出現した後の、第5世代戦闘機研究開発の方面でも例外ではなかった。それがF-22とF-35である。スホーイ-27系列戦闘機は非常に良い空中作戦プラットフォームであるが、すでに改良能力を喪失し、しかもアメリカ人に研究し尽くされている。空虚重量が18トンを越えるスホーイ-35は同類の飛行機の中で最も良いものではない。ロシアが現在研究開発している第5世代戦闘機T-50のデータのみがF-22Aと互角で、アメリカにとって第1の競争相手になる。これは情理にかなっている。何故ならT-50はスホーイ-35と同じくスホーイ設計局によって研究開発され、同一の専門家たちによってほとんど同じ技術工程に基づいて製造されているからである。中国も同様に積極的に自身の第5世代戦闘機殲-20を研究開発しているところである。まさにこの原因によってこそ、アメリカはあらゆる手を尽くして自分たちの新世代戦闘機の個別の戦術技術データを偽造し、さらにこれと同時にその他のいくつかのデータを混乱させ(これには航続距離も含まれる)、競争相手を間違った道に誘いこもうと企図しているのである。

(頑住吉注:これより3ページ目)

ロシアメディアは言う。アメリカはF-22Aの内部燃料タンクの容量は約9トンだと言明するが、このデータはあまり現実的ではない。あらゆる寸法が基本的に同じ戦闘機は、F-22も含め内部燃料タンクの実際の容量が約6トンでしかない。結局のところF-22Aの内部隔離コンパートメントにはさらに武器が満載され、また同類の戦闘機の中で寸法が最小でもあり、このためその燃料タンクの容量も自然にやや小さくなる。アメリカのメディアはかつて、2007年にF-22Aが途中で緊急着陸し、給油しない状況下でハワイ諸島から日本の沖縄までの間7,000〜7,500kmの基地転換飛行を完成させたと報道した。メーカーであるロッキード・マーティン公式サイトが明らかにするデータによれば、F-22Aの機体内部に搭載される燃料の重さは9,367kgに達し、しかもさらに4つの増加タンクが搭載でき、総容量は7,200〜7,400kgに達する。だがもしF-22Aが16トン近い燃料を搭載したとしても、最多でも5,700kmしか飛べない。このためこの機がいかにして指定の軍事基地まで飛行したのか、当然人に疑問を引き起こさせる。当時の画像から見て、F-22Aの主翼下には2つの増加タンクしかなかったからなおさらである。もし本当にこうだったとしたら、その航続距離は3,330でしかない。いかにして最多でもやっと13トンの燃料を搭載した状況下で7,000km余りという、2倍余りの距離を飛行したのか。すぐに空中給油説が出るが、2つの増加タンクしか搭載していないF-22Aがもし1回空中給油を行っても、たとえ全部の燃料の蓄えを消耗し尽くしたとしても、最多で6,600kmしか飛べず、依然少なくとも7,000km以遠の沖縄までは飛べない。もしF-22Aが空中で2回の空中給油を行ったら、増加タンクは余計なことで、空中給油に余分な障害をもたらすだけである。このため、アメリカサイドが公言するF-22Aの航続距離か、内部燃料の重量か、いずれかが不正確なのである。つまり、F-22A方面の多くのデータは全て混乱し矛盾している。しかもアメリカ人の発表するF-22Aのその他の性能パラメータはさらに人をして疑問を生じさせるもので、軍事専門家たちがこれまで推測したいくつかのデータは重大に誇張され、これには飛行高度、速度などが含まれ、エンジンの出力に関する指標も同様である。技術的角度から見て、新世代エンジンが燃料消費低下、推力増大という状況下でさらに重量が5トン重いF-22Aをより速くより高く飛ばすことが必須というのは、明らかに非常に非現実的である。

ロシアメディアは、現在F-22Aはすでに生産停止され、あらゆる注意力がF-35に集中されており、F-35の研究開発過程における多くの新たな成果を今後F-22Aの改良型機に用いることが完全に可能である、とする。例えばエンジンの出力が30%増加し、22.7トンに達するかも知れない。F-22Aの後続の改装と生産再開が数年後に行われる可能性は非常に高く、関連の改良計画はすでにとっくに発表されている。アメリカは今後さらに同盟国にF-22C新型戦闘機を輸出する可能性があり、これにはオーストラリア、日本、韓国、さらにイスラエルが含まれる。さらにはアジア太平洋地域の新たな軍備競争が挑発により引き起こされる可能性もある。つまり、アメリカ、ロシア、中国が研究開発する第5世代戦闘機の間で、今後明らかに非常に厳しい競争が展開されることになり、甚だしきに至っては激戦が発生する可能性がある。


 知識ある人から見れば笑われるようなトンデモ説であるかもしれませんが、私には当否の判断が全くつきません。











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