無人機関連2題

 まず「彩虹ー4」のイラクでの実戦関連です。

http://military.china.com/important/11132797/20151215/20939005.html


米軍に比べさらに先進的:中国のCH-4無人機、イラクの実戦で非常に強大

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近イラク国防省は購入した先進的な無人攻撃機の実弾標的射撃の画面を発表した。この無人攻撃機は外形が中国の彩虹-4無人機に似ている。画面から見られる攻撃デモンストレーションの中で、操作人員は地上指揮室の中でこの無人機を遠隔操作し正確に地上目標に命中させており、イラク軍高官の拍手と賞賛を勝ち取った!」)

12月6日、イラク空軍は初めて中国のCH-4B無人偵察/攻撃機を使用して過激組織を打撃し、海外メディアの報道によればこのCH-4Bは機載ミサイルを使用して過激組織の1両のオフロード車を破壊した。

過激組織が主に活動するアンバー州はスンニー派が集まって住む地区で、歴史、現実などの原因により現地はシーア派が主導する中央政府や政府軍に対し敵対的な態度を持ち、このため政府軍は現地で耳目不明で、受動的に叩かれる立場に置かれていたが、CH-4B導入後、一部この問題が解決でき、政府軍の関連の地域に対する支配能力が向上し、政府軍が自らの火力の優勢を発揮するのに便となってている。

動画では同時にCH-4Bがミサイルを使用して正確に車両に命中させ、それを完全に破壊するのを見ることができ、極めて良い命中精度をはっきり示し、このようなら正確に目標を殲滅することもできれば、また付帯損傷を避けることもでき、前述のように対テロ戦争の目標は往々にして一般民の中に混在し、このためできる限り武器の命中精度を向上させる必要がある。特に小型正確制御誘導武器を使用し、急所を突く形式の攻撃を実現し、もって一般民を誤って傷つけることを減らす必要があり、これは対テロ戦争の中の1つの重要なカギである。

国内外の経験から見て、対テロ戦争の中の目標は重要であるほどその暴露時間は短く、このため目標発見後いち早く反応をなす必要があり、さもないとすぐ戦機を逸する可能性がある。また目標が重要であるほど周囲の一般民も往々にして多くなり、このようだと攻撃の時より注意する必要がある。だが長航続時間無人機は数十時間の滞空時間に頼って長時間空中に停留し、小型正確制御誘導武器を使用してそれに対し暗殺式攻撃を行い、このようにすればその核心的人物と下層組織との間の関係を弱め、その組織的で協調した行動の能力を低下させることができる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「動画により、指揮員は関連の地域に対し長時間の監視、追跡、識別を行うことができる」です。)

CH-4Bが配備するのはどんなデータリンクかと疑う人がいる。珠海航空展の資料から見て、CH-4BとMQ-1は2種のデータリンクを配備し、1つはC周波数帯データリンクで、その作用距離はおよそ数百km前後で、この指標はCH-4Bのシリア・イラク国境の範囲内での任務執行をおおよそ支持することができる。もう1つのデータリンクはKU周波数帯データリンクで、超視距離任務執行に用い、その作用距離は2,000kmに達し得、この指標はすでに、イラク最南部に位置するバスラのコントロールステーションに、地中海上空で飛行するCH-4Bを制御させることができる。設計人員の言い方によれば、CH-4Bは国外のデータリンクと互換性があり、このようだと非常に大きくCH-4Bの環境に対する適応能力を向上させることができる。

関連の画像から見て、CH-4BはSARレーダーを決して装備しておらず、イラクが導入しなかったのか、それとも国内関連部門がこの種のレーダーの輸出を許可しなかったのかは分からない。だがこのような小型目標を打撃する状況下で、SARレーダーの作用は限られ、MQ-1も関連の任務執行時にはしばしばSARレーダーを取り外す。SARレーダーの作用は大範囲内の目標の制御にあり、特に劣悪な天候条件下で、光電子システムの性能が影響を受ける状況下で、依然として目標区域に対する制御を保持でき、例えば米軍はかつて無人機のSARレーダーを利用して行軍ルートに対し反復した探知計測と対比を行い、もって相手方が道ばたに爆弾を取り付けた兆候しを発見した。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「ミサイルが正確に目標に命中し、付帯損傷がもたらされていないのが見える。イラクが装備するCH-4BにはSARレーダーがないようだ」です。)

イラク政府軍にとって、戦事への深入りと共に戦線は不断に前に向かって推進し、その後方が暴露され、特にこのような砂漠地域では限られた補給路に頼るしかなく、このため容易に相手方の襲撃あるいは道に取り付けた爆弾によって被害を受ける。このためイラク政府軍はよりCH-4Bに頼ってこのような広大な地域に対する監視と支配を保持する可能性があり、この角度から言うと将来彼らがCH-4BにSARレーダーを装備する可能性は排除されない。

国産無人機に関して言うと、実戦は最も良い試験場所に違いなく、このような戦例を通じ、システム全体に対し実戦テストを行い、したがってシステムの設計、製造および維持保護などの方面の性能を検証し、薄弱な部分を探し出し、劣ったところや欠点を補うことができる。また情報が発達した今日、このような戦例や動画は国産無人機の最も良い広告宣伝である。(作者の署名:鼎盛 小飛猪)

(頑住吉注:4ページ目の画像のキャプションはほとんど記事内容と無関係なので省略します。)


 車両1台破壊しただけですけど確かに広告効果は大きいでしょう。今後おそらくもっと大きな戦果を挙げる動画も出てネット上にも広がることがあるでしょうし。

 インドの無人機関連です。

http://www.hinews.cn/news/system/2015/12/16/018005823.shtml


インド、ステルス作戦無人機を研究開発することを計画 国産エンジンを配備

中新ネット12月16日電 中国国防科学技術情報ネットの報道によれば、インドはステルス作戦無人機の自主研究開発を計画し、この無人機はミサイルを装備して目標を打撃し、かつ国産エンジンを配備することになる。

このプロジェクトはすでにインド国防省の批准を通過しており、「ジャターク計画」と命名されている。現在インド財務省の批准を待っているところで、インド財務省が組織した専門家委員会がそれに対し評価を行っている。ひとたび批准が獲得されれば、「ジャターク計画」は内閣安全委員会に提出され最終的な批准が行われる。

この作戦無人機が配備するエンジンはインド国産の「カフリ」航空エンジンから派生し、重量は伝統的な実戦機より小さくなるとされる。(周娜)


 インドではプロペラ式の偵察用無人機もそれほど発達していないはずで、いきなりジェットエンジンを積んだ攻撃用ステルス無人機を開発するというのはちょっと現実離れしているようにも感じますが。

















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