「日本は空母先端技術方面において依然中国に先んじている」?

 ‥‥んでしょうか?

http://military.china.com/top01/11053250/20121126/17548427.html


漢和:日本は空母先端技術方面において依然中国に先んじている

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「殲ー15戦闘機、遼寧艦上に降着。」)

【カナダの月刊「漢和安全保障業務評論」12月号(繰り上げ出版)の報道】 題:中日海軍の戦闘力比較 22DDHと「遼寧艦」

「ひゅうが」級ヘリ母艦(2隻)を基礎に、日本の海上自衛隊は今年1月、満載排水量2.7万トン、標準排水量1.95万トンの軽空母の建造を正式に開始した。これと同時に「遼寧艦」の航海試験はすでに完成している。このことは事実として中日両国海軍がいずれも空母時代に入ったことを意味している。

正式名称で言えば、22DDHは依然ヘリ搭載護衛艦と称されるが、各項目の技術指標で言えば、この艦はすでに完全にイタリア海軍の「カブール」号軽空母と同クラスである。

艦載機

残された問題は、F-35Bを搭載できるか否か? である。もしできれば、当然軽空母と評価される。これは2つの重要な要素が決める。第1に、甲板の耐熱能力である。現在の日本の造船能力に照らせば、これは問題ではなく、日本はイタリア同様、類似の強化型甲板の建造能力を完全に持っている。

第2の問題はリフトの搭載重量である。F-35Bの最大離陸重量は27トンで、これも重大な問題ではなく、一切は政治の決定にかかっている。

もし現在大型リフトを装備していなくても、ひとたびF-35Bの配備が必要になれば、22DDHの2.7万トンの満載排水量という基準によれば、大型リフトに換装するのはわずかな手間でしかない。

22DDHが使用する固定翼艦載機の数を簡単に分析すれば、本誌はイタリアの「カブール」号と同じと考える。すなわち12機以上のF-35Bを同時に運用する能力がある。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「日本の海上自衛隊の22DDHとひゅうが級の想像対比図」です。)

「遼寧艦」の艦載機の数は24機の殲-15であり、殲-15とF-35Bを比べると同一世代の戦闘機ではなく、性能にもやや差異がある。殲ー15は制空がメインで、一方F-35Bはより強い攻撃兼戦闘性能を持つ。F-35Bの良好なステルス性と極度に成熟したアクティブフェイズドアレイレーダーは、空戦において殲-15に対し率先して火蓋を切らせる可能性が極めて高い。だが、もしひとたび殲-15のレーダーに発見されれば、F-35Bのステルス性能はすぐに効果を失うことになり、こうなれば近距離空戦の中で殲-15は上昇、追尾速度、G力旋回などの方面で優勢を占める。

艦載武器

同時に考慮することが必須なのはF-35Bの武器の成熟性である。対空攻撃では、AIM-120C、AIM9X、IRIS-Tなどの空対空ミサイルを搭載し、これらのミサイルはロシア、中国の現役空対空ミサイルに比べ世代間格差がある。F-35Bが使用する対艦ミサイルはノルウェーが研究開発したもので、その最大攻撃距離は240kmである。このため全体として、8機のF-35Bの総合戦闘力は、24機のクローン版である殲-15に比べて遜色ない。本誌は日本の海上自衛隊がF-35Bを導入すると仮定すると、あらゆる武器システムはヨーロッパではなくアメリカ式装備だけを選択すると考える。

さらに、ひとたび中国国産空母が着工されれば、2隻の22DDHの後の海上自衛隊の空母建造計画は、22DDHの改良型の規模を継続して拡大し、その標準排水量を3.7万トンあるいは4.7万トンにまで増加させる可能性が最も高い。それらは標準的中型空母となり、24機前後のF-35Bを搭載し、中国海軍国産空母の艦載機の数と対等になり、さらに艦載機、艦載ヘリの質の優勢を追求することになる。同時にE2-2000型艦載早期警戒機が追加される可能性も極めて高い。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは1ページ目と同じです)

指揮システム

現段階において、2.7万トンの22DDHの総合指揮システム、艦載武器システムはまだ正式に発表されていない。垂直発射の「シースパロー」艦対空ミサイルは装備されず、20mm高性能近距離防御砲システムだけが装備されるようだ。レーダー、艦隊指揮システムに関しては、「ひゅうが」級ヘリ空母を基礎に改良を継続し、「FCS3改」アクティブフェイズドアレイレーダーからFCS-3Aに移行する可能性が極めて高い。このようにレーダー技術上、日本が今後建造する軽、中型空母が中国海軍の空母に引けを取るはずはない。

「ひゅうが」級の旗艦司令部作戦室は第2甲板に位置し、海上自衛隊汎用型海上作戦部隊指揮管制支援システム(MOF)を使用している。最大の特徴はそれぞれの戦術クラス別の指揮官が、1セットの汎用作戦態勢ディスプレイを共用でき、これに気象、作戦兵力の位置、武器の種類、海図、地図、兵力の強弱の比較などが表示されることだ。情報は処理され各艦船が搭載するOYQ-31指揮管制コントロール端末によって送ることができる。

通信衛星の応用では、より大きな容量、より速い転送速度の転送システムを採用し、さらにより大容量の周波数帯の通信衛星を運用できる。アメリカ軍と海上共同作戦を実施する能力を強化するため、さらにアメリカ軍と衛星通信を共同利用できる転送ルートが追加された。

一方「遼寧艦」の指揮、コントロール、通信、コンピュータ、情報システム(C4I)は052C型ミサイル駆逐艦に絶対に引けを取るはずはなく、その拡大版であり、性質が同じ旗艦総合指揮システム、衛星通信回路、海軍自動化データリンクシステムなどが装備されている可能性が極めて高い。

全体的に言って、22DDHと「遼寧艦」の出現は、日中の海上中、大型空母競争をすでに展開させており、日本サイドは汎用の空母先端技術方面において依然中国海軍に先んじている。


 仮に中国がどんどん国産空母を作っても、日本が同じ土俵に乗って競争する必然性はなく、もっとコストパフォーマンスの高い方法があるはずだと思いますし、そうでなければ国力を過度に消耗するだけだと思います。











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