アメリカが安倍晋三を退陣させる?

 全体に脈絡ない感じなんですが、好き勝手言い放題なところが面白いです。

http://military.china.com/news2/569/20140227/18363335.html


学者:日本人が「今年は良いショーがあって見ものだ」と言った 事実はアメリカを教育する

「2014の東アジア情勢は楽観に値するか否か」研究討論シリーズの2

日本は何故自信があるのか:日本の軍事力は多くないものの武器技術は全部ある

編集者:最近グローバルネット評論チャンネルと中国国際問題研究基金会戦略研究センターは共同で「あなたは2014年の東アジア情勢に対し楽観的か否か」との小規模討論会を行い、3人の学者を招いて2014年の東アジア情勢に対し分析、予測を行いました。ここで我々は2月25日〜3月1日および3月3日、毎日午前、研究討論の内容を分けて紹介し、読者の参考に供します。これらの内容はそれぞれ「2014年、中日は開戦するか?」、「日本は全体において右傾化しているのか?」、「アメリカはまだ日本を管理できているのか?」、「2014年の東アジア情勢は楽観に値するか?」、「2014年、北朝鮮は第4次核実験を行うのか?」、「中米は東アジアにおいてどちらの比重がより重いのか?」です。ご注目を!

アメリカが日本に与えた2本の「レッドライン」

王泰平(元外交部政策研究局副局長、現在中日関係史学会副会長):現在アメリカが日本に対し実行しているのは機会主義政策であり、日本を利用することも望み、日本を統制しようともしています。もしアメリカが安倍が歴史問題の上で急進的すぎると考え、コントロール不可だと思ったら、彼を排除することができます。

現在安倍の政策を左右している要素の第1は経済的要素です。安倍の「三本の矢」が放たれて以後、結果はどのようになるでしょうか? 短期的に見れば効果がありましたが、現在では皆決して好意的に見ていません。去年日本経済は2.5%成長しましたが、今年は1%前後でしょう。また、今年日本は消費税の5%から8%へのアップも実行しようとしています。その後さらにマイナス面の効果が引き起こされる可能性があります。政策の状況が良くなかったら、彼の支持率はきっと低下するでしょう。これは重要な問題です。第2は彼が国内で右傾化を重視していることです。もし急速に押し進め過ぎたら、例えば憲法改正ですが、国内は反発するでしょう。アメリカも憂慮するでしょう。アメリカのある高官は何年か前私に、中国はコントロール不可だが信用でき、日本人はコントロール可能だが信用できない、と話してくれました。アメリカは日本を信用しておらず、ならば、コントロール不可だと感じた時はすぐに方法を取らねばなりません。

王嵎生(中国国際問題研究基金会戦略研究センター執行主任):アメリカには日本に対し、日本に踏み越えさせることのない2本のレッドラインがあります。第1本目のレッドラインは、日本は軍隊を発展させるのはいい、日本のために手綱をちょっと緩めてもいい、だが核兵器を開発しようとするのはダメだ、というものです。第2は、アメリカと日本は主従関係であって、日本がアメリカと対等な立場になろうというのはダメであり、増してや日本がアメリカに取って代わろうと考えるのはあり得ないことだ、というものです。日本にあることをさせるのはいいが、アメリカと同じようにやろうというのはダメだ、ということです。

張九桓(元駐シンガポール、タイなどの大使で元外交部アジア局局長):アメリカの日本に対する態度と政策にはいずれも二面性があり、利用もすればコントロールもし、利用もすれば放任もするのです。アメリカがこのようにする必要があるのはその戦略目標に奉仕させるためです。第二次大戦終結以後、アメリカ人はかつて日本に対する全面的精算を行うつもりでしたが、すぐに180度の大転換が発生し、日本に徹底的な精算を達成させることがなかったのです。当時主にアメリカの戦略目標に奉仕させるためで、すなわち冷戦が勃発し、アメリカは日本を利用して共産主義を抑止する砦とする必要があったのです。1950年代はこうでした。ならば今日アメリカは何故また日本を利用しようとしているのでしょうか? もしアメリカが支持しなかったら、安倍がこんなにも狂気じみることはあり得ません。アメリカが日本の安倍のような人物に、東アジアという舞台でこのように充分な役割を演じさせるのも、アメリカの戦略に奉仕させるためです。アメリカは安倍のような人物の出現は、アジアの新興力量の抑止に有利であり、アメリカの覇主たる地位の延長に有利だと考えているのです。このためアメリカはこのような力量を必要としているわけですが、アメリカはまたこの種の力量が無制限に発展していくことは必要としていません。さもないとアメリカのアジア太平洋地域回帰戦略の全体的要求に符合しません。そのためアメリカがさらに状況をはっきり分かった時、アメリカはきっとある程度の把握をし、アメリカが安倍のこの種のやり方を無制限に発展させていかせることはありません。当然、日本にもアメリカに対する二面性があります。1つの方面では日本はアメリカのバランス戦略とコンビネーションする必要があります。同時にアメリカがくれたこの機会を利用し、いわゆる「正常な国家」という目標を達成しようとしています。このためアメリカと日本には互いに暗黙の了解があります。彼らがこの度合いを把握した時、ギリギリの線を行くこのゲームはさらに継続していくでしょう。ある人はこれを一種危険なゲームと呼びます。このため偶発的なことが発生し得る要素が存在しています。

私は今のところアメリカには安倍に対しまだコントロールする力があると考えます。ですが安倍が一定程度に至った後、まだ完全にアメリカのコントロールに服従するか否かははっきり言えません。このためそれは危険なゲームなのです。もし一定の程度まで発展した後、アメリカがコントロールしようとしたのにもかかわらずコントロールできなかったら、危険が出現します。日本のここ何年かの成績の発展状況から見て、アメリカの影響はまだあります。およそこの世界で、おそらくアメリカを除き日本に対しこのように大きな影響力を持つ国はまたとなく、重要なカギはアメリカを見ることなのです。

(頑住吉注:これより2ページ目)

安倍は2014年退陣するか?

王泰平:私の見たところこんな見方があります。安倍の現在のこの種のやり方に関し、アメリカにはいくつかの不満があり、このため彼を退陣させるだろう、というものです。この種の可能性はないわけではありませんが、現在まだはっきり言えません。何故ならアメリカが現在安倍を利用してアメリカの東アジアにおける戦略を実現する必要があるからです。例えば集団的自衛権の問題で、安倍は一気に実現することはできず、その前に憲法解釈を拡大してこの目標を達成しなければなりません。そしてこれはまさにアメリカが非常に必要としていることなのです。アメリカは日本に武装できるようにさせ、外に出ていけるようにさせ、アメリカとコンビネーションして作戦できるようにさせており、アメリカは日本の使用を開始しようとしています。特にアメリカは現在のこの種の財政力量の状況下では日本を非常に必要とします。ですが歴史問題の上で、現在の安倍のようなこの種のやり方はややアメリカの最低ラインに抵触しています。結局のところアメリカも日本の第二次大戦における被害者であり、しかも非正常な国家が「正常な国家」に変わるというのは、現在のアメリカと日本の関係の現状を改変しようとすることを意味します。日本の権利を追求しようとすれば、アメリカと対等な立場になる必要があり、このような状況下で日米同盟はどうなるでしょうか? 日本はまだアメリカを求めるでしょうか? アメリカは将来まだ日本をアジアで頼りにすることができるでしょうか? アメリカはこの問題を考慮せざるを得なくなります。

日本にもある説があり、誰かがもしアメリカを満足させなかったら、日本の首相は続けてはいけない、というものです。例えば鳩山由紀夫は就任以後「東アジア共同体」を作ろうとし、公然とアメリカと距離を置く必要があると話し、アメリカは彼を退陣させました。最終的にどんな程度まで達したでしょうか? もし彼が退陣しなかったら、すでに生命の危険がありました。このため、今回もし安倍がこのようにし続け、もし話を聞かなかったら、アメリカが措置を取ろうとする可能性もあり、この可能性は存在するのです。ですがアメリカは現在非常に混乱し、心情は非常に矛盾しています。最も不満なのは、アメリカが現在米日韓同盟を作れないことです。これがもし続いていったら、アメリカも日本を放任できなくなります。この意味から言うと、安倍退陣は大いにあり得ます。

まだ1つ問題があります。それは安倍の身体です。彼が前回退陣したのはまさに身体が原因でした。現在、表面上彼は身体は良くなったと言っていますが、私が去年11月に日本に行った時、ある1人の日本の友人が私に、安倍の身体には現在まだ問題があり、何故なら現在は首相を務め、昼も夜もなく、圧力が非常に大きく、彼の妻も、彼が夜眠れず、2口の酒を飲んでやっと眠れ、入院する状態に近く、彼の消化器系にはまだ問題があり、身体を堅持できるか否かも言い難い、と語っている、と話しています。

張九桓:安倍をおとなしくさせようというのは私の見たところ不可能です。安倍はまさしくこういう人なのです。彼が彼の既定の路線、彼の現在の道を変えるというのは、私の見たところ有り得ません。彼を殲滅する、彼を退陣させることを除けばです。

王嵎生:また安倍が体現するのは決して彼個人の行為ではありません。彼はある勢力を代表しているのです。ここ2、3日、アメリカは日本に対しまた批判を行っています。これが多くの程度に達するのか否かはまだはっきり言えません。ここで、安倍に2つの話を送ります。第1に、「ワシントンポスト」は昨日社説を発表し、名を挙げて安倍は日本を危険な区域に連れて行きつつあり、米日関係にも警鐘が鳴らされている、としました。第2に、アメリカはしばしば、「神は誰かを滅ぼそうとすると、まずその者を狂わせる」と言っています。私はこの2つの話を、安倍は良く消化する必要があると思います。

日本人、「今年は良いショーがあって見物だ」と語る

王泰平:アメリカには実はいくつかの戦略的眼光があり、1999年アメリカ国防省は東アジア安全形勢レポートを発表しました。1999年時点でもう15年後、東北アジアというこの地域で中国がどうなるか、日本がどうなるかを意識していたのです。レポートは、日本は経済が良くなくなり、国内の右派勢力が国内の情緒の落ち込みと不満を利用して勃興し、その後米日同盟から心が離れ、独立を探求する可能性がある、としています。今15年後の現在を見ると、まさにこの種の状況ではないですか? 当時アメリカはもう警戒を保持する必要があると言っていたのです。アメリカはどんなものに頼って日本を拘束するのでしょうか? 米日同盟に頼ってです。現在日本がアメリカを利用して日本の形勢を求め、日本自身の事情を行っているのを見ると、最終的にアメリカはきっと警戒心を高め、警戒の度を高めるでしょう。ダメなら日本のこの指導者を排除しよう、さもなければコントロールできなくなる、と。日本人は私に「今年はよいショーがあって見物だ」と言いました。安倍は中国と韓国を怒らせただけでなく、アメリカも怒らせました。現在日本を最も良く管理できる重要なカギはまだアメリカなのです。

アメリカのある世論調査は、中国がアメリカにとってより重要であり、中国と協力することがより重要であり、すでに日本との協力を超えている、と考える結果になっています。この状況はさらに一歩発展しつつあり、量的変化は加速しています。アメリカは現在まさに十字路にいますが、まだ決心しておらず、まだ両面に関心を注いでいます。最終的にいったいどのようになるかは、事実がアメリカに教育することになります。

王嵎生:私は外交の仕事の中で日本の外交官とも少なからぬ接触がありました。ある人は私と関係が比較的良く、ある日、彼は酒をたくさん飲んで言いました。「王大使、こうした(武器)技術を我々日本は全部持っています。現在政治的制約があるだけです。政治的制限がひとたび取り消されれば、半年後には全部うまく処理しています。日本は間違いなく核兵器を製造し、先進武器を作る技術を持っています。」 彼らは私に、あなたは我々の軍隊があまり多くないと見てはいけません、日本にはとっくにこうした準備があり、公然と宣伝していないだけです、と話しました。彼はこっそり私たちとおしゃべりして非常に興奮し、私は一定程度に至れば日本はきっとアメリカに噛みつき返すだろう、と感じました。ぶっちゃけ、アメリカ人は本当に警戒する必要があります。アメリカ人は、反ファッショ戦争の中で、中米が手を携えて抗日を行い、中国がアメリカのために非常に大きな代償を支払ったのだと知る必要があります。我々が多くの日本軍を中国に引き留めたからこそ、アメリカは太平洋で比較的スムーズに日本を打撃できたのです。また、ポツダム宣言はアメリカ人が作ったものですが、今決して日本がそれを覆すことは許されません。このため我々は今外交方面において、日本人民とアメリカに、彼らには歴史の真実の姿を感じ取る必要があると督促する必要があります。


 日本人との受け取り方の違いの大きさに驚かされます。「中国がアメリカのために非常に大きな代償を支払ったのだと知る必要があります。我々が多くの日本軍を中国に引き留めたからこそ、アメリカは太平洋で比較的スムーズに日本を打撃できたのです」という見方は存在すると想像したことさえありませんでした。あと中国人相手にペラペラ余計なことしゃべらない方がいいですね。まあそもそも本当かどうかも分かんないですけど。























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