中国が原子力戦略爆撃機を開発?

 かなりトンデモ臭い記事ですが。ちなみに印刷物を読み取りソフトで読み込んだ時のエラーだと思いますが明らかに字が違っており意味不明な部分がありました。

http://www.junshi.com/huaxiashoufa/111780/index.html


世界が騒然:中国の原子力爆撃機が登場 アメリカ、ロシアに先んじて

オーストラリアの「空中力量」誌、ロシアの「テイクオフ」誌は、中国が高温ガス冷却核反応炉の小型化などの技術の上で進展を取得し、すでに艦艇、甚だしきに至っては飛行機のためにこの種の核反応炉を核心とする新型動力システムを開発する潜在能力がある、と推測する。中国は率先して原子力動力戦略爆撃機を作り出すかもしれない。1機の飛行機には2つの小型反応炉が装備できるか?

オーストラリアの「空中力量」誌は、近年来、核反応炉技術の不断の進歩につれ、その炉心の体積と重量はどんどん小さくなり、構造もよりコンパクト、合理的になり、しかも安全性もどんどん高くなっている、とする。中国のガス冷却反応炉はこうした方面いずれにおいても重大な進展を獲得し、かついくつかの技術的突破を取得し、一定の技術的優勢を持った。

報道は、中国の新型ガス冷却核反応炉の特色はヘリウムガスを冷却用気体として採用していることだとする。ヘリウムガスは不活性ガスの一種で、非常に不思議な特性を持ち、核燃料の輻射を受けても二次的な輻射源となることがない。伝統的な金属反応炉や加圧水型反応炉はそれぞれ鉛板と重水を冷却剤とし、その鉛による冷却システムと加圧水システムはいずれも輻射に対する防護を行うことが必須である。ガス冷却反応炉もいくつかの鉛板と重水を冷却剤として配備する必要があるが、その主要な冷却剤はヘリウムガスなのである。反応炉はガス冷却システムのために輻射防護システムを配備する必要がなく、炉心を防護するだけでもう充分なのである。このことはその輻射保護設備を簡略化させ、反応炉の全体重量と体積も大幅に減少する。

「空中力量」は、これは伝統的な種類の核反応炉が持つことのできない非常に大きな優勢であるとする。またこれを海上および航空装備方面に応用することを可能にもする。

ロシアの「テイクオフ」誌は、中国は新型原潜および大型水上艦艇のために原子力動力システムの構想を温めているところであり、このシステムはガス冷却反応炉を採用するかもしれない、と推測する。大型水上艦艇に関して言えば、ガス冷却反応炉動力システムの装備にはあまり多くの面倒は存在しない。何故ならヘリウムガスの密度は比較的低く、大量の貯蔵ができ、しかも艦船が大量のヘリウムガスを搭載すれば、さらに非常に大きな程度上艦体の浮力を増加することができ、したがって艦艇の航行性能が最適化される。だが潜水艦に関して言うと、ガス冷却反応炉を動力として採用することにはいくつかの面倒が存在する。ヘリウムガスは貯蔵および循環させての使用の前に圧縮を行うことが必須で、水中の環境はこの作業を行うのに不利だからである。

報道は、艦艇の動力システムへの応用の他、ガス冷却反応炉はさらに中国が原子力戦略爆撃機を作り出す希望を燃え立たせる、と憶測する。報道はさらに中国が将来開発する原子力爆撃機の作動原理を構想している。1機の飛行機に2つの小型ガス冷却反応炉が装備可能である。熱核反応が生み出すエネルギーはタービンエンジンを経て機械エネルギーに転化することができる。また、冷却剤としてのヘリウムガスは摂氏1,000度近くまで加熱され、この種の高温高圧の気体も冷却過程で40%の熱エネルギーを機械エネルギーに転化することができる。こうすれば、全原子力動力システムの効率はより高くなり、60%を越える核エネルギーが機械エネルギーに転化され得る。こうしたエネルギーは不断にタービンエンジンに提供され得るので、爆撃機は推進され飛行を持続する。

伝統的爆撃機に比べ多くの優勢を持つ

「空中力量」は、ひとたび中国の原子力動力爆撃機が登場すれば、伝統的爆撃機に比べての優勢が際だつことになる、とする。中国が現在開発するガス冷却反応炉にタービンエンジンを加えれば、その体積と重量はやはり比較的大きなものになるが、その総重量が100トン以内に制限されさえすれば、伝統的な大型機の動力システムに比べ優勢を持つことになり、これは燃料方面を考慮してのことである。報道は、現在全世界の各種大型飛行機が搭載する必要のある燃料は通常全て100トン以上であるとする。例えば最大離陸重量560トンのA-380大型旅客機は200トンの燃料を必要とする。こうした燃料を動力とすることは、大量の温室効果ガスを生み出すだけでなく、機体の重量搭載能力もこのために削減される。もし戦闘中ミサイルの命中を受けたら、原子力動力爆撃機の生存能力は通常動力爆撃機に比べずっと強いだろう。これは飛行機にとって大量の燃料の搭載は非常に危険であり、飛行機が敵サイドの火力による命中を受けると、巨大な「焼夷弾」に変じる可能性があるからである。遠距離戦略爆撃機が大量の燃料を搭載して敵サイドの空域に行って作戦する必要があると、容易に防空火力の目標となり、このためその燃料タンクには普遍的に厚く重い防護システムが追加装備され、このことは爆撃機の飛行性能と弾薬搭載能力を削減している。

(頑住吉注:これより2ページ目)

「テイクオフ」誌は、爆撃機が原子力動力を採用することにはさらにいくつかの優勢がある、と考える。例えば、大量かつ持久力のある運動エネルギー供給は原子力動力爆撃機を理論上数日、甚だしきに至っては数ヶ月の長きに渡って飛行させることができ、これは原子力動力システムの最大の優勢である。飛行員の当番交代の時のみ、飛行機は地上に戻って補給を行う必要がある。原子力動力システムは温室効果ガスを生み出すことがなく、このため大気を汚染せず、油の燃料を使用する飛行機に比べよりエコである。

報道は、人々は機載核反応炉の安全性を最も心配するかもしれない、とする。だが実際には、ガス冷却反応炉の外殻に堅固な材料を採用しさえすれば、もし墜落事故が発生しても反応炉が損傷を受けることはなく、当然核による汚染ももたらされない。ヘリウムガスは不活性ガスであるため、反応炉の動力システムが発火する確率は極めて低い。

報道は例を挙げ、米軍はかつて核爆弾が意図せず機から落ちる事件を発生させたことがあったが、核爆弾は安全に着地し、爆発は発生しなかった、とする。このため、設計さえ当を得ていれば、もし機が墜落する事故が発生しても核反応炉に万一の失敗もないことが確保できる。また、爆撃機が通常温度零下20〜40度の等温層を飛行することにかんがみれば、飛行過程で反応炉が生み出す余熱は空気に吸収され、これも原子力動力システムの安全な運行の助けになる。

中国は率先して原子力動力爆撃機を作り出すことができる

「空中力量」は、前世紀、アメリカと旧ソ連はいずれもかつてこの方面で非常に多くの試みを行い、原子力戦略爆撃機を作り出すことを企図した、とする。だが時代の制約ゆえに、当時の飛行機は非常に大きな反応炉と防護装置を搭載することができず、しかも核反応炉技術も完備されたものではなく、その安全性を保証することができず、このためアメリカとロシアの関連の計画はいずれも成果なく終わった。だが今に至るも、原子力動力爆撃機は依然大国の戦略空軍の夢である。それは超強力な駆動力を持ち、航続距離が制限を受けず、しかも頻繁な給油が必要なく、比類のない軍事戦略的優勢を持つ。このため各国の戦略家はずっとこの試みを放棄していないのである。

報道は、技術方面から見て、中国のガス冷却反応炉はすでに原子力飛行機開発のための基礎を打ち立てている、とする。次に中国が必要とするのは観念の発展変化と決心に他ならない。

中国の航空エンジン技術は西側に比べ依然一定の隔たりがある。だがガス冷却式反応炉方面においては、中国の技術は先んじた地位にある。反応炉の小型化方面がさらに一歩進みさえすれば、すぐ飛行機に適した小型ガス冷却反応炉が開発できる。もし中国が率先して爆撃機に原子力動力を採用することができたら、その空軍が原子力戦略爆撃機を開発するために「空前の優勢」を獲得することになる。

事実として、中国は近年来間違いなくガス冷却反応炉領域においていくつかの突破を取得した。高温ガス冷却反応炉は国際原子力エネルギー界公認の安全性最高の反応炉である。それは事故発生時自動でオフにでき、かつ剰余の熱量を排除、冷却し、燃料が焼けて破損する現象が発生することはない。2008年12月には早くも、中国初の高温ガス冷却核反応炉が実験デモンストレーションを行った。この10兆ワットのガス冷却実験反応炉は30カ国余りの60名余りの国際原子力エネルギー専門家の認可を獲得している。 「上海翻訳報」より抜粋


 タイトルではそんなアホな、と思ったんですが、読んでみると案外あり得ることなのかも、という気がしてきました。近い将来太陽光エネルギーで同様に半永久的に飛べる飛行機が登場するかもしれませんが、大量の弾薬を積んで高速で飛ぶのは無理でしょうし。しかしミサイル原潜よりはるかに発見されやすく、攻撃を受けやすく、搭載できる弾薬も少ないでしょうし、コストに見合いますかね。

















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