韓国大統領選挙関連2題

 「THAAD」配備に影響する可能性から中国でも注目されています。

http://military.china.com/important/11132797/20161212/30075595_all.html#page_3


韓国大統領選挙にダークホース出る:韓国版「トランプ」は日本に対する態度が強硬

新華社が12月12日韓国メディア10日の報道を引用したところによれば、韓国議会が大統領朴槿恵に対する弾劾案を通過させた後、与野党各党はすでに焦点を次の大統領選挙に転じている。最新の世論調査は、あらゆる潜在的大統領選挙参加者の中で、これまでの呼び声が最も高かった潘基文など3人の他に、また一頭の「ダークホース」が躍り出、つまり城南市市長の李在明であることをはっきり示している。

「ダークホース」トップ3に躍り出る

朴槿恵と非常に親しい崔順実の「政治干渉」事件が明るみに出る前、韓国次期大統領選挙の呼び声が最も高かったのには全部で3人いて、それぞれ国連事務総長の潘基文、野党第一党の共同民主党元党首の文在寅、野党国民の党の元合同党首の安哲秀である。

「政治干渉」事件が明るみに出る前、潘基文は多くの世論調査の中で揃ってトップを走る地位にいた。だがこのスキャンダルが明るみに出た後、潘基文の優勢はある程度弱まり、甚だしきに至ってはいくつかの世論調査の中で支持率が文在寅に立ち後れ、ランキング2位まで落ちた。安哲秀の支持率はずっと「安定して」第3位にいた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国連事務総長の潘基文」)

だが、世論調査機構ギャラップコリアが9日に発表した最新の世論調査結果は、次期大統領の有力競争者とは全く見られたことのなかった李在明が突然トップ3に躍り出、18%の支持率をもって安哲秀を超え、潘基文と文在寅だけの後にランクされたことをはっきり示している。先月の世論調査結果に比べ、李在明の支持率は10%激増している。

この世論調査結果は同時に、潘基文と文在寅の現在の支持率はいずれも20%で、並んで第1位だということをはっきり示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「野党共同民主党の元党首の文在寅」)

朴槿恵を罵ったがゆえに名をなす

李在明が「政治干渉」事件後突然に政界のスターとなったことは、外界の関心を引き起こしている。一部の韓国メディアは彼の「素性」を掘り起こしている。李在明は現在51歳、慶尚北道安東市に生まれ、家中の7人の子女の中の第5番目で、韓国中央大学を卒業した。彼は口達者な人で、政治に従事する前は弁護士だった。2010年、彼は城南市市長に当選し、かつ2014年に再度市長選挙に勝利した。

崔順実「政治干渉」事件が明るみに出た後、李在明は朴槿恵と崔順実に照準を合わせた言葉が激烈な街頭演説を発表し、民衆に熟知され始めた。彼は韓国政界の中で朴槿恵の辞職を要求する「第一人者」でもある。彼の所属する共同民主党と文在寅が朴槿恵弾劾につき躊躇して決められなかった時、李在明は率先して朴槿恵弾劾支持の立場を表明した。

李在明は社交メディアで相当に活動的で、かつしばしばメディアのインタビューを受け、韓国の若い選挙民の群体の中で人気が不断に上昇している。韓国メディアの言い方によれば、李在明が所属する野党共同民主党も最新の世論調査結果に対し驚きといぶかしさを表明している。一部の党員は彼はいささか「極端」だと考え、かつ彼を「登場したばかりの時の元大統領盧武鉉」になぞらえている。

「日本経済新聞」12月8日の報道によれば、このさらに「韓国版トランプ」の名を冠される候補者は、ろうそく集会、テレビや放送の中に姿を現すだけでなく、インターネットによって主張を表明する方式がアメリカ大統領選挙の中で根底から覆す性質の勝利を取得したトランプにそっくりである。

この新聞は、李在明は革新派弁護士出身であると指摘する。2010年城南市市長に当選し、現在では2期目である。彼は城南市の財政を再建し、行政手腕は好評を獲得している。李在明は地方政府の首長だが、国会議員を担当した経験はなく、これが逆に彼に「現有の政治家とは異なる」という優勢を具備させている。

だが人を心配させるのは、李在明が「反日」感情を利用して現任政府を批判する言論が非常に極端なことである。11月14日、日韓両国政府が「軍事情報保護協定」(GSOMIA)を締結した後、彼はフェイスブックに文章を発表し、「署名は事実上の敵国に向け無制限に軍事情報を提供する協定であり、日本のスパイに他ならない」として、朴槿恵と国防長官の韓民求に対し「君たちの祖国日本に帰れ」と言い、多くのネット民の賛同を受けた。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「城南市市長の李在明」)

「私は選挙戦の中心入りする」

非常に多くの視点は、知名度が依然比較的低い李在明は韓国人の根深く頑固な反日感情を積極的に扇動し、もって次期大統領候補者としての地位を固めるつもりだ、と考える。ある韓国通の人物は、「李在明は能力があり安定感のある行政当局者として高い好評を得ている」とする。

あるいは野党の有力候補者に推挙されるチャンスが増加しているためか、李在明は最近「東亜日報」で、「野党候補者である文在寅の優勢には改変が発生しつつある。私が選挙戦の中心入りする日はもうすぐやってくる」とし、大統領選挙参加に対する渇望を全く隠さなかった。

現在韓国では、朴槿恵に親しい崔順実には国政に関与し、不法に蓄財し、また娘を規則に違反して入学させるなど多項目の違法活動に関わった疑いがあり、経済の停滞と貧富の差の累積による民衆の憤りが、「大統領退陣」の形式をもって噴出している。

報道は、韓国の国民性は公認の「さめやすく熱しやすい」であるとする。大統領選挙投票日の前、李在明の追風がより強くありうるか否かは依然未知数だが、彼はすでにアメリカの次期大統領トランプとフィリピン大統領ドゥテルテを意識するに至り、民衆の不公平感と不満を扇動しつつある。この種の指導者を戴こうとする民衆の感情は韓国社会で顕著に強化されている。


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韓国大統領選挙で最も人気の候補者、THAADにつき韓国政府に警告 もし当選したらあることを承諾

韓国最大野党共同民主党元党首の文在寅は15日、自分は次の大統領選挙に参加すると宣言した。次の大統領の人気の候補者の中で、文在寅は目下支持率ランキング第1位である。

文在寅は当日、国内の特殊な情勢にかんがみ、韓国政府が「THAAD」ミサイル防衛システム配備の件を推進するのはよろしくなく、次の政府がそれに対し改めて評価するのを待つべきだとした。

大統領選挙参加の意志あり

文在寅は15日あるニュース発表会で、自分は次期大統領選挙に参加し、「もし私が次期大統領選挙に参加できたら、私は無比の光栄を感じることになる」と宣言した。

韓国は元々2017年12月に次の大統領選挙を行うと定めていた。だが議会が今月9日に朴槿恵に対する弾劾案を通過させるのと共に、次期大統領選挙は前倒しで行われる可能性が高くなった。韓国の法律に依拠すれば、選挙は大統領退陣あるいは失職後60日内に行うことが必須である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:文在寅」)

目下、憲法裁判所が弾劾案審理に着手しているところで、審理から最終的な裁決が出るまでは最長で180日に達する可能性がある。文在寅は、自分は憲法裁判所が来年1月下旬から3月上旬までの間に大統領弾劾案につき裁決を出すと見ており、このことは大統領選挙が来年4月から5月に行われることを意味している、と明らかにした。

現段階で、韓国の次期大統領候補者で呼び声が最も高いのには3人いて、それぞれ国連事務総長をまもなく退任する潘基文、文在寅、野党国民の党の元合同党首の安哲秀である。また、最近また1頭の「ダークホース」が躍り出、すなわち城南市市長の李在明である。

「閨蜜ゲート」事件(頑住吉注:女性の親友を意味するスラングのようです)が明るみに出る前、潘基文は多くの世論調査の中で尖頭を走る地位にいて、例えば9月のある世論調査の中で日、潘基文の支持率は32.7%に達し、文在寅は17.3%に過ぎなかった。だが最新の世論調査の中では、潘基文の優勢はある程度弱まっている。

文在寅は現在63歳で、かつて2012年の大統領選挙の中で3%の劣勢をもって朴槿恵に破れた。韓国の世論調査機構である「真実計量器」社が今月15日に発表した最新の世論調査は、文在寅の支持率が24%でランキング第1位であり、潘基文は19.5%であることをはっきり示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:慶尚北道星洲ゴルフ場、事業主は韓国の楽天集団で、またの名を楽天天山星州郷村クラブといい、THAADの配備地となるため封鎖されている。」)

「THAAD」棚上げを要求

文在寅は15日論争対象となっている「THAAD」ミサイル防衛システムに言及し、次の政府がそれに対し改めて評価を行うべきだと考えるとした。

「現在の政治情勢の下で、継続して『THAAD』配備プロセスを推進するのは妥当ではない」 文在寅は、「『THAAD』を配備するか否かに関しては、次の政府(が決定する)まで遅らせるべきだ」と語る。

ある人が「THAAD」配備棚上げの件が韓米関係に影響する可能性に疑問を呈すると、文在寅は次のように答えた。「『THAAD』プロジェクトを改めて評価する前には、一連の外交措置があるべきで、これにはアメリカに対する外交努力が含まれる。私は決して『THAAD』の改めての評価が韓米同盟を破壊するだろうとは考えない。」

文在寅は、もし自分が韓国大統領に当選したら、韓国とアメリカのこれまでの密接な関係を努力して維持することになる、とした。ロイター社の報道によれば、現在駐韓米軍は約2.85万人いる。

「THAAD」は正式名称を「末端段階高空区域防御システム」という。米韓は今年7月、韓国に「THAAD」を配備することになり、理由は北朝鮮の発動する可能性のあるミサイル攻撃に防備することだ、と宣言した。駐韓米軍司令のヴィンセント ブルックスの11月時点の言い方に照らせば、「THAAD」配備は8〜10ヶ月以内に完成する。


 この流れで行けば誰が当選しようと日米にとっては有難くない結果になりそうですが、長い目で見ればそれは韓国自身にとっても損だと思います。




















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