中ロ合同演習の設定とは

　中ロ合同演習の具体的な内容に関する記事です。

http://military.china.com/important/11132797/20130816/18000274.html

中ロ軍事演習の設定が明るみに：両国、共同で出兵し某国の反乱平定を助ける！

（頑住吉注：原ページのここにある画像のキャプションです。「テロリズムの打撃は中ロ合同軍事演習の目的の在処である」）

鉄拳、「テロ分子」に向け振り下ろされる

中ロ「平和使命2013」対テロ合同演習の実兵演習現場を直撃

ロシアのチェバークー合同訓練場に位置するパシェンナ町は静かで和やかである。しかしここが一群の極めて凶暴残酷な「テロ分子」に占拠され、彼らがテロ行動を訓練する秘密基地となった。

今日、「平和使命2013」対テロ合同演習の実兵演習がここで行われる。演習の想定は次の通りである。某国分裂勢力が国際テロ組織の支持の下に政府軍の内部に入り込んで反乱を扇動し、住民の居住区を占領して自治連盟の成立を企図する。中国とロシアは国連の授権の下に出兵して某国の戦乱の平定を助ける。

「対テロ作戦は重拳出撃、速戦速決だ！」（頑住吉注：正確に訳すの無理ですし大体意味分かるんでそのままにします）　中国サイドの陸軍戦闘群のトップである某機動歩兵旅団の旅団長華義は語る。

1機の高速でかすめるように通過する殲轟ｰ7Aの轟音がパシェンナ町の安寧を打破する。この機は偵察任務を執行中である。頭上2,500mの高空には中国サイドの008型無人機も光学偵察を実施中である。遠い所でまばらな銃声が起こる。「テロ分子」も暇にはしていない。彼らは工作物を構築し、地雷原を敷設し、抵抗の準備を整える。

「君たちは不法な武装勢力である、武器を捨てられたし！」心理戦宣伝車の英語とアラビア語を使っての戦場での投降呼びかけが無効だった後、中ロ地上突撃分隊が「テロ武装勢力の営地」に急速に接近する。銃声が豆を煎るようににわかに起こり、爆発音が起き、突撃部隊と「テロ分子」は近距離交戦を展開する。小さな町の上に濃い煙が立ちこめる。

（頑住吉注：これより2ページ目。画像のキャプションは「中ロ合同軍事演習最大の意義は双方の実戦能力が高められたことにある」です。）

中ロ突撃部隊が個々の建築物の「テロ分子」を掃討するのと同時に、パシェンナ町東西両側では戦車、歩兵戦闘車が草原上を高速で疾駆し、包囲の輪を狭め、強力な両手のように断末魔の「テロ分子」をしっかりと握りしめる。

「武装匪徒」は攻略し難い場所に立てこもって頑強な抵抗を続ける。情報は、周辺のテロ武装勢力が営地に向け増援を実施中であることをはっきり示す。だが彼らの相手は中ロのこのように訓練の素養ある正規軍である。

密集した銃声が次第に連続的な砲声に覆い隠される。空中では直ｰ9武装ヘリとミルｰ24ヘリが敵装甲目標に対し正確な火力打撃を実施する。殲轟ｰ7Aとスホーイｰ24は鋭く長い音を立てて爆弾を正確にターゲット標識上に降り注ぐ。足下の大地は振動し、営地周辺には煙の柱が四方に立つ。

しかし、中ロの空中、地上分隊が増援された敵に対する打撃を実施するのと同時に、営地周辺の山の入り組んだ場所では、中ロ合同砲兵群がさらに沈黙の中で頭をもたげて爆発の時を待っている。

不意を突かれて対応できない間に、1回、また1回と空気を切り裂き耳を刺す音響が起こる。営地西南の丘陵の間から1発また1発と長々とした尾炎を引いてロケット砲が鋭く長い音を立てて発射される。ヘリの轟音、連続する交戦の音はいずれもほとんど存在しなくなったようだ。短い合間の後は、連続的で慌ただしいくぐもった響きである。

また一連のロケット砲の火力制圧射撃が起こり、まるで同時に無数の太鼓を叩くようである。巨大なキノコ雲がゆっくりとわき起こる。もし実戦なら増援された「テロ分子」はとっくに跡形もなく殲滅されているかもしれない。

最新の情報が伝わる。援軍を打撃する分隊は残敵を追撃殲滅中で、営地を守る「武装匪徒」は大部分が殲滅され、「テロの頭目」は生け捕りにされた。「テロ分子」の美しい夢は中ロ将兵の組成する「鉄拳」の振り下ろしによって粉砕されたのである。

この時、戦闘開始から45分も経たず、ヘリの轟音は徐々に遠くへ去り、硝煙はゆっくりと消え、美しいパシェンナ町はゆっくりと安寧を取り戻す。（本報ロシアチャリヤビンスク8月15日電）

（頑住吉注：以下のページのキャプションの多くは本文の一部を切り取ったものなので基本的に省略します。3ページ目）ロシア軍は非常に豊富な対テロ作戦経験を持つ

（頑住吉注：4ページ目）中ロ両国は分裂主義の存在を決して許さない

　他国を助けるという形を取っていますが、内容は明らかに両国いずれかの民族独立勢力が実力行使を行い自軍の中からも呼応する者が出た場合の鎮圧ですね。使った兵器は最先端のものよりやや格落ちのものが多かったようですが、こんな場合にも無人機が使われるという点にも注目すべきでしょう。