中国の無人ヘリが迫撃砲弾を投下

 かつてのパクリばかり目立った状況から一変し、ユニークな新型無人機が数多く登場しています。

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国産飛行「迫撃砲」がランカウイでお目見え、4発の航空爆弾を用いて敵に身を隠す所をなくさせる

最近、マレーシアのランカウイで行われた航空宇宙博覧会で、我が国が展示した各種の無人機がまた成功裏に全会場の焦点となり、翼竜-2のようなとっくに名声が外部に聞こえている大型偵察・打撃一体無人機の他、いくつかの小型多用途無人機も非常に目を引き、特に中国船舶工業集団社が現場に展示した「河豚-2」という名の小型多用途無人機は国内外の軍事マニアの熱い議論を引き起こし、それが4発の迫撃砲弾を搭載して攻撃無人機に変身できるため、軍事マニアの中では「飛行迫撃砲」のあだ名も勝ち取っている。

この性能がずば抜けた電動無人機の研究開発メーカーは国内の紫燕無人飛行機有限会社で、これは2015年にやっと成立した新しい企業だが、ここ何年かに登場させた製品は全て相当に非凡で、多くの機種の無人機が国内の警察や捜索救命部門によって採用されており、国内外の大型航空展にも何度も参加している。今回のランカウイ航空展のこの河豚-2は同社が2016年に登場させた製品で、現在京安や中船などによって対外販売され、メーカーの宣伝史料によればその寸法は決して非常に大きなものでないことが分かり、その機体の全長は1.87m、全幅0.56m、全高0.62m、ローターを展開した後の長さ2.16mである。空虚搭載状況下でその最大実用上昇限度は5100mに達し得、最大飛行速度は130km/hに達し得る。大開架式機体設計を採用しているため、吊り下げ搭載荷方面において非常に便利で、その平原地帯での最大離陸重量は38kg、電池を載せない状況下で機体の空虚重量は11kg、7〜15kgの搭載荷能力を持つ。

この機の位置づけは多用途無人機であるため、搭載荷の選択方面においては非常に豊富で、光電子吊り下げポッド、レーザーレーダーや無線電子方向測定モニタリング設備を搭載し偵察任務も執行できれば、通信中継器など設備を搭載して通信中継任務も執行でき、またさらに武器を搭載して偵察・打撃一体無人機に変身し攻撃任務を執行することもできる。メーカーが対外的にデモンストレーションしたビデオの中では、河豚-2は主に60mm迫撃砲弾を搭載して正確爆撃任務を執行していた。国内には現在主にPP89およびPP93という2種の迫撃砲弾が使用されており、このうち前者はハイエクスプローシブ弾で1発の重さは1.36kg、4発搭載すれば5.44kgで、後者は1発のハイエクスプローシブ燃焼弾が2.18kg前後で、4発搭載すれば8.72kg前後であり、河豚-2は搭載がいずれも比較的楽で、搭載重量余裕量は非常に大きい。

迫撃砲弾4発搭載の状況下で、河豚-2は70〜90km/hの速度をもって比較的高い高度から敵に向け接近でき、採用するのが電動モーターなため、その飛行時の音は非常に小さく、さらに加えてその体積は大きくなく、肉眼を用いて発見しようとしても非常に困難である。このため、河豚-2は隠蔽しての接敵が実現できる。メーカーの宣伝ビデオの中から我々は、この機には特別複雑な照準システムはないが、その投弾の精度はそれにもかかわらず非常に高いことを見て取ることができる。数百mの高空からも正確に地上標的の中心付近に命中できている。さらに60mm迫撃砲弾のエアバースト信管とコンビネーションすれば、基本的に地上の着弾点の周囲半径15〜23mの範囲の人員や防護のない装備が有効に殺傷でき、もし人員は伏せても役に立たない。迫撃砲弾の他、河豚-2は機関銃あるいはグレネードランチャーを搭載し直射任務も執行できるはずである。今回メーカーはデモンストレーションしなかったが、以前の珠海航空展で河豚-1は40mmグレネードランチャーを搭載して地上目標を攻撃する宣伝ビデオを見せたことがある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「エアバースト殺傷」)

機能の上から言えば、河豚-2のような小型偵察・打撃一体無人機は現代の正規作戦力量の中でやはり一角を占めることができ、主にその機能転換の便利さで、もし大隊級の部隊に配属されれば、それは偵察射撃修正設備を選択搭載して大隊に属する大口径迫撃砲の作戦を誘導することもできれば、また必要な時は直接迫撃砲弾を搭載していくつかの山の後ろあるいは建築物の後ろに隠蔽された通常の弾道武器では有効に打撃することが難しい目標に対し攻撃を行うこともでき、しかもそれは何の特殊な設備も必要とせず、60mm迫撃砲弾は大隊内で獲得が非常に容易である。甚だしきに至っては、それは直接大きなスピーカーを搭載し、敵に対し心理戦呼びかけを行うことができる。また、この機の1時間の航続時間と50kmの作戦範囲は大隊に属する部隊に対し基本的に使用に充分とも言える。


https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-05-10/doc-ihvhiews0988993.shtml


中国の「飛行迫撃砲」輸出に成功 トルコ、技術さえも買って行きたがる

最近、トルコで行われたIDEF-2019国際安全保障業務展で、我が国の紫燕無人機社は再度、以前大いに話題になった河豚-2多機能無人機を展示した。この機は60mm迫撃砲を搭載し偵察・打撃一体無人機に変身できるため、ネット仲間たちから「飛行迫撃砲」のあだ名をつけられている。今回のトルコの展示会では、この機は再度参観にやって来た各国メーカーや軍サイド人員の関心を獲得しただけでなく、しかもさらに成功裏にトルコのBMC安全保障業務集団の下に属するASIS社に気に入られ、同社は紫燕社と戦略協力協定を締結済みで、河豚-2など高性能無人機技術を導入することが有望である。河豚-2無人機の具体的性能に関しては、読者は私が前に書いた紹介の文章「国産飛行『迫撃砲』がランカウイでお目見え、4発の航空爆弾を用いて敵に身を隠す所をなくさせる」をクリックして見ることができる。そこには河豚-2の飛行性能や迫撃砲を搭載しての作戦能力に対する詳細な紹介がある。今回のトルコの展示会では、河豚-2はただ単に迫撃砲を搭載しての爆撃能力をデモンストレーションしただけでなく、さらにその他の制御誘導武器を搭載しての正確打撃能力や現在比較的人気の「蜂群」攻撃能力をデモンストレーションした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「トルコ軍サイドの人員が展示会における河豚-2を参観」 「以前軍メディアが報道した河豚-2」)

実は現在国内に河豚-2のような小型無人機の搭載に供することのできる制御誘導式武器はやはり少なくはない。非常に多くの軍事工業大手メーカーが作っているだけでなく、いくつかの民営小メーカーも少なからぬ機種を登場させている。例えば航空爆弾方面では、各種制御誘導迫撃砲の他、湖南兵器集団はさらに専門に手榴弾サイズのJZ50無人機航空爆弾を登場させたことがあり、河豚-2の1回につき十何発の搭載に供することができる。一方小型制御誘導ロケット弾やミニミサイルはさらに豊富で、例えば天雷系列の制御誘導航空爆弾を生み出したことのある中天社は全体重量たった1kgの40mmスマートミニミサイルを登場させたことがあり、射程は2kmに達し得、しかも画像制御誘導でファイアアンドフォーゲットができる。シンセンの華意隆社もレーザーセミアクティブ制御誘導を採用したHYL008型40mmミニミサイルを登場させたことがあり、小型無人機が2500mの距離で正確攻撃を発起するのに供することができる。一方超音速対艦ミサイルを作り出した広東の民営企業である宏大爆破(頑住吉注:すごい社名ですな)もJK系列ミニミサイルを登場させたことがあり、その中の最大射程2000mのJK-1は河豚-2の搭載に非常に適している。それには3種の選択に供することのできる誘導弾頭があり、レーザーセミアクティブもできれば、赤外線成像ファイアアンドフォーゲットも選択でき、それが使用する成形炸薬/殺傷複合戦闘部はそれに一部の軽装甲目標に対し打撃を行う能力を具備させる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「河豚-2の制御誘導弾薬は選択肢が非常に豊富」 「中天の40mmミニミサイル」 「湖南兵器の40mmミニミサイル」)

その他さらに湖南兵器、陜西黒曼巴(頑住吉注:ブラックマンバ)など多くの企業があっていずれも相応のミニミサイルのたぐいの製品を有し登場させている。また、珠海航空展でのGP-120B末敏弾の子弾薬も単独で無人機によって搭載、投下することができる。このことは河豚-2のような小型無人機にもメインバトルタンクのような大型装甲兵器を撃破する能力を持たせる。ミサイルや航空爆弾の他、河豚-2は35mmや40mmのグレネードランチャーも搭載し、直射攻撃任務を執行することができる。今回のトルコの展示会では、河豚-2はさらにその集群攻撃能力をデモンストレーションし、放映されたデモンストレーションフィルムの中では、10機の河豚-2が自主離陸を行い、かつ離陸後またスマートネットワーキングを行い、かつ自主的に編隊を組み、集群方式をもって目標まで飛び自主攻撃を行った。その後また自ら帰投した。このことは紫燕社が無人機の飛行コントロールおよび人工知能方面において確実に非常に強い実力を持つことをはっきり示している。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「シンセンの華意隆のHYL008」 「宏大爆破のJK-1」)

河豚-2が成功を取得した後、今回のトルコ航空展では、紫燕社がさらに新たな河豚-3の模型概念図を公開した。設計から見て、河豚-3は決して河豚-2の大幅に中空な設計を継続してそのまま用いてはおらず、より伝統的ヘリに近いレイアウトで、単に脚がより高く、下部への武器搭載に便利なだけである。全体の流線型はより良く、高速飛行により適するはずである。搭載能力も河豚-2より弱くないと信じられ、飛行性能はより良いだろう。現在のこの無人機がどんどん普及する戦場環境の下、河豚系列のような比較的強い自主能力を持つ専用多機能無人機は、飛行性能、搭載能力、戦場適応性方面と改装ポテンシャルの上できっとやはりいくつかの民間用マルチローター無人機に比べ優勢があるだろう。このため未来の国際軍用無人機市場で、河豚系列はやはり一角を占められるに違いない。(作者の署名:電波震長空)


 将来中国と局地的に衝突が起こった時、中国の無人機が無数に襲来して撃ち落としても撃ち落としても間に合わず、日本側の被害は甚大、中国側の死傷者はゼロということが充分に考えられますが、中国は大きな力を入れて産官学一体で軍用無人機を開発しており、日本がそれと同じことをするのは現状全く不可能なので今後も差は開く一方でしょうね。




















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