インドとパキスタン、第5世代戦闘機を欲する

 当然いずれも相手だけが持っているという状態は避けたいでしょう。

http://military.china.com/important/11132797/20170311/30319131_all.html#page_2


インドメディア:インド、ロシアに第5世代戦闘機技術の全面的な移転を要求

インドメディアは、全面的に技術移転する条件が満足される、およびインドの未来の国産ステルス戦闘機に有利になってのみ、インドはやっとロシアと数十億アメリカドルの第5世代戦闘機合同研究開発および生産の協定達成に同意するだろう、とした。

「インド時報」ウェブサイト3月9日の報道によれば、国防省の消息筋の人物は、「最高層」はすでにこの決定をなし、もってロシアからスホーイー30MKIを購入した「轍を再び踏む」のを避け、インドはすでにこのために5571.7億ルピー(1アメリカドルは約66.7ルピーに相当)を支払っているが、本国の国産戦闘機を開発、製造する能力にいかなる顕著な助けもない、と語っている。

消息筋の人物は、「ロシアから購入した272機のスホーイ戦闘機(現在までにすでに240機が引き渡されている)の中で、非常に大きな一部分はインドスタン航空有限会社が生産したものである。しかし彼らは基本的にセットになった輸入部品を一体に組み立てているに過ぎない。この会社は今に至るも依然スホーイ戦闘機を独立して生産できない。」と語る。インドスタン航空有限会社が生産するスホーイの単価は約45億ルピーで、ロシアから輸入する同機種の戦闘機に比べ10億ルピー高い。

このため、ロシアはこの久しく遅延して決まらない最終版第5世代戦闘機の研究開発契約への署名を不断に圧力掛けし要求しているが、インドは今この交易が算盤に合うのか否か了解したがっている。見積もりによればインドは250億アメリカドルを支払って127機のこの単座戦闘機を導入することになる。インド・ロシア両国は2007年に第5世代戦闘機に関する政府間協定に署名し、続いて2010年には金額が2.95億アメリカドルに達する初歩設計協定を締結し、さらに後には双方の談判は膠着状態に陥った。

全体的なコストパフォーマンスの分析を行う他、インドは現在さらに第5世代戦闘機プロジェクトのために2つの先決条件を設定している。第1に、全面技術移転があることが必須で、これには「オリジナルコード」が含まれ、もってインドが未来に独立して戦闘機の武器グレードアップ作業を完成できることを確保する。第2に、インド国産第5世代戦闘機プロジェクト(すなわち先進中型戦闘機プロジェクト)の直接的な助けになることが必須である。ある報道は、現在このプロジェクトの初期設計作業は進行中であるとする。

この消息筋の人物は、インド空軍中将によって指導される高級クラス委員会は、命令を受けプロジェクトの各方面に対する調査を展開しつつあり、政府はこの委員会が4月に提出する見込みのレポートを根拠に最終決定をなすことになる、と語る。この第5世代戦闘機は基本的に先進的なステルス能力、超音速巡航能力、超越的に強い機動性、データ融合および多くのセンサーの集成技術を融合させたものである。

しかし、インド空軍はロシアの第5世代戦闘機に対し決して満足しておらず、この前にはスホーイT-50あるいはPAK-FAには43カ所の欠陥あるいは重大な改良を必要とする部分があると指摘し、これにはステルス能力が良くないこととエンジンの動力が「不足」なことが含まれた。

しかしロシアは現在、両国が共同研究開発する第5世代戦闘機(「未来多機能戦闘機」とも呼ぶ)はスホーイT-50とでは非常に大きな差異があり、この機はより強大なエンジンとその他の能力を持つことになる、と承諾している。メインの研究開発契約の規定によれば、インドとロシアはそれぞれ40億アメリカドル出資して原型機の開発、試験、基礎施設の建設に用いる。元々の計画では正式契約締結の94ヶ月後、戦闘機の引き渡しが開始されることになっていた。


http://military.china.com/important/11132797/20170310/30316641_all.html#page_2


パキスタン、第5世代戦闘機を生産すると称する あるいは殲ー31プロジェクトへの参加を指しているのか、と指摘される

パキスタンのQUWAニュースネットは、パキスタン航空工業(PAC)社は3月7日式典を行って同社が成功裏にその維持修理したのべ1,000機目の飛行機を引き渡したことを慶祝した、と報道した。式典で、パキスタン軍事工業庁長官は、本国でJF-17 Block IIIの使用に供する新型フェイズドアレイレーダー(中電科南京某所が研究開発したKLJ-7Aレーダー)をライセンス生産あるいは合同生産し、将来はさらに第5世代戦闘機を製造する、と宣言した。これはパキスタンが初めて本国で第5世代戦闘機を生産するとしたもので、このことは中国・パキスタン両国がすでにFC-31あるいはその他の第5世代戦闘機の協力しての研究開発につき接触を行っていることを示すのかもしれない。

(頑住吉注:以下3つキャプションです)

パキスタン航空工業社、第1,000機目の戦闘機の大修理完成を式典で慶祝

社交メディア上に発表された画像。珠海航空展の期間に中国の航空愛好家がパキスタン代表団に向け贈った「第5世代化された梟竜」の模型

今回の活動の上で、中国の航空愛好家はパキスタン代表団に向け3つのステルス版「梟竜」の模型を贈り、制作は非常に精良ではないが、中国・パキスタン両国の深い友情をはっきり示すのに足りる

報道によれば、同社が引き渡した第1,000機目の飛行機はパキスタン空軍の装備する、中国の成都飛行機社が製造した殲ー7P戦闘機である。

慶祝式典で、パキスタン空軍参謀長、空軍司令はPACの業務に感謝し、彼らは「貴重な外貨を節約しただけでなく、さらにパキスタンが自主航空工業を建立するために道均しをした」、と語った。

パキスタン空軍司令はさらに盛んに中国とパキスタンの友情を賞賛し、特にJF-17戦闘機の開発過程の中で中国が演じた核心的役割に言及した。パキスタンは現在70機のこの機種の戦闘機を持ち、5個中隊内で就役している。

パキスタン国防生産庁長官のラナ ダンウェイル フセインはパキスタン空軍とパキスタン航空工業はさらに一歩国家の研究と学術の基礎を強化し、もってより大きな進歩を取得する必要がある、と語った。

彼はさらに講話の中で、パキスタンは将来第5世代戦闘機を生産し、かつアクティブフェイズドアレイレーダーを開発する、とした。

視察者ネット軍事評論員は、現在パキスタン高級当局者が言った国内で第5世代戦闘機を生産するというのが、同国と中国が関連の問題を深く検討していることを示すのか否かまだはっきりしない、とする。現在中国には2つの第5世代戦闘機研究開発プロジェクトがあり、その1つ目は殲ー20で、予見できる将来この機はずっと対外輸出されることがあり得ない。その2つ目はFC-31で、これは中国沈陽飛行機社の輸出第5世代戦闘機プロジェクトだが、このプロジェクトの研究開発はまだ大量の資金を必要とすると見られ、数十億から百億以上まで必要かもしれず、パキスタンがこのコストを担えるか否かまだはっきりしない。

(頑住吉注:以下3つキャプションです)

2016年珠海航空展で中電14所が展示のため送ったKLJ-7Aアクティブフェイズドアレイレーダー。このレーダーはJF-17(FC-1)戦闘機の機首に装備でき、その性能はロシアのスホーイー30MKIで使用されるパッシブフェイズドアレイレーダーより優れ、あるいはアメリカがまもなく台湾に販売するF-16V戦闘機が使用するアメリカ製アクティブフェイズドアレイレーダーより優れているかもしれない。

沈陽飛行機のFC-31戦闘機は、第5世代機を必要とする、またF-35戦闘機を購入できない多くの国の注意を引き起こした

パキスタンのネット仲間のFC-31に対する熱情はこの機が登場したばかりでもうすでに「爆発」で、塗装さえうまく設計済みである‥‥

だが肯定できるのは、中国・パキスタン両国の関係を考慮すれば、もしパキスタンが中国の輸出第5世代戦闘機プロジェクトの主要な協力者となっても、全く不思議なことではない、ということである。

最近ある社交メディアはパキスタン代表団が去年の珠海航空展で見学した、何人かの中国の「航空愛好者」が制作した「梟竜」をベースとする第5世代小型戦闘機の模型を発表した。こうした模型が現実に変わる可能性はあるいは高くないかもしれないが、このことは少なくとも、中国とパキスタン双方いずれも、パキスタンは第5世代戦闘機を必要としており、国際市場は廉価な第5世代輸出戦闘機を必要としていることを非常によく分かっていることを示し、もし中国とパキスタンが「梟竜」の協力模式に照らして、この国際戦闘機研究開発史上の伝説を第5世代戦闘機まで継続すれば、それは中国とパキスタンの友情の新たなる良い話である。


 幸いなのか何なのか、いずれも近い将来大きな妥協のない高性能の新世代戦闘機を手にできそうな状況ではないようです。ただパキスタンはともかくインドはパキスタンだけに注意を向ければいいわけではなく、中国も大きな脅威であり、実際の性能は不明ながら目標値は高い中国の殲ー20は近い将来戦力化されそうですからね。























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