新型の轟ー6KH爆撃機とは

 基本設計は非常に古いんですが。

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中国海軍版轟-6KHが就役へ ミサイル搭載架が8つまで増えもっぱら敵空母を打撃

「戦神」と呼ばれる中国空軍の轟-6K中遠距離爆撃機は、頻繁に第一列島線外の西太平洋上に出現し遠洋訓練を行うため、すでに解放軍の「スター」武器装備となっている。本来轟-6K+長剣-20空中発射巡航ミサイルという「切り札」コンビネーションは、主に第二列島線上の軍事基地、地上目標に照準を合わせるが、それにもかかわらず機動能力がより強く、打撃効能がより高い原子力空母打撃群に対しては「無力」である。だが、この状況はすぐに根本的な見直しを迎えることになる。初飛行から3年の時間の飛行試験を経て、中国海軍専用の轟-6KH「海神」爆撃機がまもなく部隊に大量装備される。国内の有名な軍事フォーラム由来の情報が言うところによれば、海軍のある爆撃機連隊飛行員は、すでにこの新型爆撃機の受領飛行養成訓練を行っている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国空軍の轟-6K爆撃機は最多で6発の長剣-20空中発射巡航ミサイルが搭載できる。」)

海軍が使用する轟-6KHが「海神」爆撃機と呼ばれるのは、中国空軍の轟ー6Kが「戦神」爆撃機と呼ばれるからで、そこで少なからぬ軍事マニアは海軍の特性に依拠し、この新型中遠距離爆撃機が「海神」のように遠海の大洋を「主宰」することを希望するわけである。軍事フォーラムの情報が明らかにするところによれば、中航工業西飛社(603所)は轟-6Kを基礎に海軍のために新型中遠距離ミサイル爆撃機を研究開発し、初の改装後の轟-6KHは2014年に初飛行した。

空軍版の轟-6K爆撃機と比べると、海軍版の轟-6KH爆撃機の最も顕著な特徴は、一対(2つ)の主翼下のミサイル搭載架が増加していることである。このことは轟-6KH爆撃機のミサイル最大搭載数を8発まで増加させている。弾薬搭載量の増加は30%を超え、明らかに海軍の「対空母」作戦のミサイル「飽和攻撃」戦略を根拠に改良されている。空軍の轟-6K爆撃機との比較は言わずとも、海軍が現在主に装備する轟-6G爆撃機には4つの外部搭載ポイントしかなく、しかも一般に2発の鷹撃-12A超音速大型対艦ミサイルしか搭載しない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の轟-6G爆撃機の長い搭載架は、もっぱら鷹?-12A対艦ミサイルのために配置されたものに他ならない」)

確かに、中国海軍が現有の爆撃機群を更新するのは、より大きな推力のターボファンエンジンに換装し、作戦半径と滞空時間を増加させるためで、対艦ミサイル弾薬搭載量が増加した轟-6KH爆撃機は、現有のターボジェットエンジンを装備する轟-6G爆撃機に徐々に取って代わる。空軍の轟ー6K爆撃機のデータを参照すると、以下の比較ができる。

轟-6G爆撃機の最大航続距離は5000kmしかなく、轟-6KHは8000kmを超え得る。轟-6Gの最大弾薬搭載量は9トンで、轟-6KHは15トンに達し得る。轟-6Gの機首は依然透明のナビゲーション員室と顎下部レーダーという設計だが、轟-6KHは完全密封の流線型整流カバーに換えられ、新型火力コントロールレーダーおよび捜索レーダーを追加装備している。後者はさらに新型前視赤外線探知計測装置と光学照準設備を装備し、GPS+北斗衛星ナビゲーションシステムと標準データリンクシステムを追加装備している。

より関心を注ぐに値するのは、防御突破の安全を保障するため、轟-6KHは古い轟-6の機関砲砲塔を廃止し、尾部の無線電子操作員室も廃止されて、電子コンパートメントに改められ、新型アクティブ、パッシブ大出力電子妨害設備に換装されていることである。このことは轟-6KH爆撃機に複雑な電磁環境の下での防御突破作戦能力を具備させている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「ネット仲間が製作した中国海軍轟-6KH爆撃機のモデル。作者に感謝。」)

弾薬搭載量の上から見て、轟-6Gはもし4発の鷹撃-12A超音速大型対艦ミサイルを満搭載すると、作戦半径は1000km以内にまで急激に低下する可能性があるが、一方轟-6KHは4発の鷹撃-12Aを搭載して、作戦半径は依然2500kmを超え得る。しかも「飽和攻撃」の効果を達成するため、轟-6KHは8つの搭載架に全部で4発の鷹撃-12A超音速ミサイル、4発の鷹撃-83K高亜音速対艦ミサイルを搭載するという混合搭載方式を採用する可能性がある。

実戦になれば、轟-6KH爆撃機はまず速度がマッハ2〜3に達し、防御突破能力が強く、射程が400kmの全過程超音速鷹撃-12A対艦ミサイルをまず発射し、相手方の空母打撃群の区域防空網に穴が開くのを待った後、さらに鷹撃-83K高亜音速対艦ミサイルを発射する可能性がある。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「黒い頭の鷹撃-12A超音速対艦ミサイルと、白い頭の鷹撃-83K対艦ミサイル」)

ならば作戦半径から見て、轟-6KH爆撃機は甚だしきに至っては我が国大陸からの直線距離が3000km離れたグアム島軍事港内の軍艦に対しミサイル攻撃が発起できる。これは理論上の可能性に過ぎないだけである。実際の運用の中では、中国海軍の轟-6KH爆撃機群は第一列島線以遠の西太平洋空域を遊弋し、作戦半径の短縮によって滞空時間を増加させ、もって敵軍空母打撃群を打撃する最良の戦機を探し当てる可能性がある。

具体的に言うと、轟-6KH爆撃機群は東に行き第一列島線外のフィリピン海の広大な海域を待機陣地としてチャンスを待ち、この海域は距離が我が国大陸から約1500kmであり、加えて轟-6KH上に搭載する最大射程400kmの鷹撃ー12A対艦ミサイルがあり、我が国の沿海の距離2000km前後の敵軍空母打撃群に対し「拒止/威嚇」の効果を形成することができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「我が国沿海地域のフィリピン海およびグアム島との距離。本土は説明の用途のみ」)

海南方面に関しては、我が国海南島から最南端の曾母暗沙までの直線距離は1900kmで轟ー6KH+鷹撃-12Aのコンビネーションは、軽々と全南海海域をカバーすることができる。

このため次のように言える。中国海軍が轟ー6KH「海神」爆撃機部隊を建設するのは、主に第一列島線外の西太平洋の某いくつかの海域、および南海の、大規模で、高い質の対艦攻撃能力を獲得するためである。解放軍の一個爆撃機連隊には一般に18〜20機の爆撃機がある。ならば一個轟ー6KH爆撃機連隊は最多で80発の鷹撃ー12A超音速対艦ミサイル、および80発の鷹撃-83K対艦ミサイルが発射でき、全部で160発の対艦ミサイルが発射できる。このような対艦火力密度は、確実に「飽和攻撃」の程度に到達できる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国海軍の轟-6G爆撃機が去年7月に行った南海軍事演習の中で鷹撃ー12A超音速対艦ミサイルを発射した。」)

しかも、海軍型轟ー6KHが受油管を追加装備した他、言われているところよれば東風-26対艦弾道ミサイルの搭載能力を持つ轟-6N爆撃機もすでに今年初飛行した。もしこの弾道ミサイル爆撃機が本当に就役したら、中国海軍の空中対艦、特に空母群への打撃能力は、再度戦場のルールを改変する形式の大変化を迎えることになる。


 比較的安価でしょうから数を揃えるのに問題はなさそうですしね。轟ー6Kはロシア製のエンジンを使っていましたがこの方面の中国国産エンジンはどうなっているんでしょうか。















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