中国によるロシア評

 中国のロシアに対する感情は非常に複雑ですが‥‥

http://military.china.com/critical3/27/20140128/18321877.html


ロシアの真の国力の秘密を明らかに 中米日と同ランクでは全くない

国力は経済、軍事、政治環境および科学技術・工業の実力、教育レベルおよび文化的影響力を包含する。以下我々は1つ1つ分析し、ロシアはどんなレベルなのかを見てみよう。

1 経済

経済は2つの要素を包含する。1つは量、もう1つは質である。ロシアのGDPは量的に米日中と隔たりが余りにも大きく、甚だしきに至ってはフランス、ドイツ、イギリスと比べてもずっと劣り、カナダ、イタリアと同じレベルである。質から見るとロシアが人前に出せるのは原油と鉱産物しかなく、産業構造は中国と同じレベルで、他の先進国に比べてはるかに劣る。質でも量でも優勢はない。

2 軍事

現在のロシアはソ連に比べての隔たりが甚だしく遠い。軍事費は直接的に軍事力を決定づけるが、ロシアの軍事費は米中に比べ余りにも大きく劣り、日本、ドイツ、フランスと同じレベルである(年あたり500億アメリカドルというランク)。数の上ではいかなる軍事大国と呼べるにも程遠く、せいぜい地域の強国であるにすぎない。その最近進水した軍艦の類型から見て、ロシアは徐々に近海防御型国家ともなり、海洋に覇を唱えるのは夢に過ぎない。

また見ておくことが必須なのは、ロシアの軍事能力がすでに可能な限りの発展を行っているということだ。一方中国、日本、ドイツいずれにもまだ相当なポテンシャルがある。ロシアの軍事力発展は経済と技術に制限を受けるが、中国は技術に制限を受けるだけで、ドイツと日本はまだ力を発揮していない国に属し、特に日本であるが、その軍事力は国力と全く釣り合っていない。

3 政治環境

政治環境が比較的良い国は比較的低い軍事費を維持でき、したがってその経済発展により有利である。ロシアの現在の状況は非常にまずく、NATOの東への拡張、チェチェン、最近のシリア、背後の米帝の各種の圧力と、ソ連解体後のロシアは基本的にNATOにやられっぱなしの状態に置かれており、実は中国も比較的似た状態にある。

4 科学技術・工業の実力

現在のロシアは科学技術・工業の能力もぐちゃぐちゃの状態で、自動車製造業は日本、アメリカ、韓国と全く比較にならない。フランス、ドイツに比べてもはるかに遜色があり、数の上で中国と比べてさえはるかに劣る。船舶は中日米の前ではなおさら言うまでもなく、韓国と比べてさえ劣る。軍事工業はソ連の遺産を継承しており、量とシステムは比較的完備されているが、質の上では状況はどんどん悪くなっており、戦闘機に関してはインド、ベトナム以外にほとんどいかなる大口の顧客もない。

例えば電子機器、移動通信なども、ロシアには基本的に存在しない。

全体的に言って軍事工業はロシアで唯一フランス、ドイツ、日本、中国と比較できる。だが強大な民間用工業と技術、資金に支持されていない軍事工業は遅かれ早かれ根のない樹木のように轟音と共に倒れるだろう。

5 教育レベル

毛子(ソ連、およびその前の帝政ロシアと現在のロシアの蔑称)(頑住吉注:日本語の蔑称ってそれしかないと思うんで普段は「ロスケ」と訳してます)は何人かのノーベル賞受賞者を出したことがあり、科学技術上近代工業文明に対しある程度貢献しており、この点では中国より上である。だが現在科学技術研究開発資金の投入でも教育レベルでも、アメリカ、日本、フランス、ドイツと全く比較できない。中国人は毎年多数がアメリカ、日本、ヨーロッパに行って勉強しているが、ロシアに行って学ぶ人は極めて少ない。ロシアの現在の科学技術レベルはせいぜい中国と同じランクで、甚だしきに至ってはさらに下である。数量でも中国に比べはるかに劣る。しかもいかなる発展の見通しも予見されない。

6 文化的影響力

ロシアの対外的な文化的影響力も基本的に存在せず、中国人はアメリカ、日本、韓国の自動車を運転し、アメリカ、フランス、韓国の映画を鑑賞し、日常生活の中至る所にアメリカ、日本、韓国、ヨーロッパの要素があるが、ロシアのそれは基本的にない。

まとめ

ロシアは経済、工業、科学技術、教育、政治、文化、全ての上で、量でも質でも、アメリカと比較し得るには程遠く、日本、ドイツ、フランスと比べても全面的に非常に多く立ち後れており、甚だしきに至っては中国と比較して、量的にさえワンランク劣る。軍事工業はその唯一ほめることができる領域だが、自動車、船舶、飛行機の生産能力はアメリカ、日本、韓国、中国、フランス、ドイツと比べ、いずれにも大幅に立ち後れている。

ロシアはいかなる列強とも呼べない。増してや「第一級」とは呼べず、全体的レベルはカナダ、イタリアと同レベルである。


 歴史も独自の文化も人口もある国だというのに、冷戦時代ならロシアの製品や文化が入ってこなかったのはそのせいにできますけど、全く不充分とはいえ一応の民主化がなされて相当の時間がたつのにいまだこれといったものがないのは何故なんでしょうかね。どうでもいいですけど日本の評価がかなり客観的な他、韓国の評価が妙に高いですね。


















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