中国、計画的に航空自衛隊の消耗を狙う?

 中日戦闘機遭遇事件関連です。

http://tuku.military.china.com/military/html/2016-07-06/236730_2758781.htm#pic


日本軍機は中国サイドの戦闘機にロックオンされて何故妨害弾を放ったのか

最近、中国海軍航空隊と日本軍の東海上での突発事件が各方が関心を注ぐ焦点となっている。6月17日、中国軍の2機のスホーイー30戦闘機は東海防空識別圏で定例のパトロールを行っていたとされる。日本の2機のF-15戦闘機が高速で接近して挑発し、甚だしきに至っては火力コントロールレーダーをONにして我が方に対し照射した。我が軍の機は果断に対応し、戦術機動などの措置を採り、日本機は赤外線妨害弾を投下した後逃げ去った。(網易軍事 精兵堂より転載)

(頑住吉注:これより2ページ目)軍事専門家は記者に次のように教えた。操縦員の最も重要な能力は脅威に対する掌握コントロール能力に他ならない。一般的に言って、新しい戦闘機操縦員には脅威に対する直感的受け止めがなく、このため軽率になるか、あるいは驚き恐れるかであり、これはいずれも正常である。だが訓練あるいは実戦を経た後、つまり経験を積んだ後、操縦員はすぐ脅威に対しより正確な把握を有するようになるだろう。

(頑住吉注:これより3ページ目)言い換えれば、どんな時に上すべきでどんな時に驚き恐れるべきかに対しより正確な把握を有するということである(頑住吉注:中国語の「上」には無数の意味があってここでの意味は不明ですが「驚き恐れる」の逆に近いんでしょう)。凄い操縦員であるほど、この種の「時機」に対する把握が正確になる。今回の「空中の対戦」に戻って語れば、スホーイー30の我が軍飛行員はまず相手方のF-15の火力コントロールレーダーの照射に直面し、これは戦争の年代ではないものの、当時のその場の操縦員に対して言えば、彼ら自身は「圧力」を感じただろう。

(頑住吉注:これより4ページ目)一般的に言って、もし近距離の空戦で相手方に噛み付いてやっつけられなかったら、完全に水平飛行してしかる後に立ち去ることができる。だが日本の飛行員はそれにもかかわらず妨害弾を投じることを選択した。これは1つの側面から日本の戦闘機の飛行員が受けた圧力の大きさと脅威に対する把握度を見て取ることができる。

(頑住吉注:これより5ページ目)日本の航空自衛隊方面の言い方を持ち出せば、日本軍サイドは空対空ミサイルと突発事件の用法を熟知すると自認しているが、彼らは我が軍の操縦員が分かっていないことを心配し、だからこそ妨害弾を投じしかる後に撤退した。この「心配」は、日本の飛行員が、自らに「中国サイドのミサイルによって撃墜されるリスク」があると判断したことを示す。圧力がいかにこの種の程度まで加えられたのかに関し、皆自ら想像を行うことができる。

(頑住吉注:これより6ページ目)この前、我が軍の戦闘機操縦員にはF-15と鉢合わせした経歴があったが、実際に渡り合ったのはこれが初めてのはずである。一方米軍はとっくにインド軍との演習の時にスホーイー30の性能に触れたことがあり、盟友としてアメリカは必然的に日本の航空自衛隊に言葉で伝え身を持って教えており、たとえこの種の直接の経験はなくても、理の当然に米軍が伝授した経験があるはずである。

(頑住吉注:これより7ページ目)相手に先に照射され、同時に相手方に対する理解がより低いだろう状況下で、我が軍の戦闘機操縦員は非常に高い質を見せ、反応力でも、勇気や自信でも、さらには非常に重要な戦場の掌握コントロール力でも、全てしっかりと日本軍飛行員の頭を押さえつけた。今回の事件は、我が軍が航空強軍のあるべきパフォーマンスを見せたと言うべきである。

(頑住吉注:これより8ページ目)近年来、中国空軍と海軍航空隊は日本に対する追跡および監視作戦を行うことに入れる力の度合いを拡大し、こうした全ては日本サイドに大敵に立ち向かうかのようにさせ、しかも中国空軍と海軍は今年何度も宮古海峡を突っ切っての飛行訓練を行い、日本サイドにほとんど毎週何度か緊急発進の必要を生じさせ、日本軍を撹乱して日々「鶏犬不寧」(頑住吉注:世情不安みたいな意味らしいです)にさせ、我が軍の戦闘機は南北両方向から日本の防空のデリケートな神経を引っ張っている。

(頑住吉注:これより9ページ目)日本メディアは2015年前半、日本の航空自衛隊の緊急出動回数の統計を初めて発表した、とされる。2015年度前半の緊急出動回数は343回で、国籍不明機に対してのものを含む緊急出動回数の対象国別地域別の比率は、中国が約67%、ロシアが約32%であるとされる。

(頑住吉注:これより10ページ目)日本メディアは、日本の自衛隊の中国機に対する緊急出動回数は231回で、去年の同時期に比べ24回増加している、とする。これは日本が2001年にそれぞれの国と地域による緊急出動回数を発表することを開始して以来、最多の回である。

(頑住吉注:これより11ページ目)日本メディアは、日増しに増加する中国戦闘機の飛行活動に対応するため、日本は本州島から沖縄基地に向け兵を移動させ将を派遣しつつある、とする。理解されているところによれば、今年7月、日本の航空自衛隊は日本の本州島の各基地から駐日沖縄那覇基地に向け40機近いF-15戦闘機を派遣し始め、中国軍機に対する追跡および監視飛行に用いる。

(頑住吉注:これより12ページ目)日本国内メディアも、近年来解放軍空軍と海軍航空隊の作戦能力が迅速に向上し、解放軍の近年来の極めて頻繁な飛行活動ゆえに、すでに日本の航空自衛隊を対応に疲れさせ、甚だしきに至ってはすでに立ち向かい難くなっていると感嘆している、とされる。

(頑住吉注:これより13ページ目)外国メディアの言によれば、日本が改修した航空自衛隊緊急事態対応規範によれば、中国軍機がひとたび日本のいわゆる「防空識別圏」に接近あるいは進入したら、日本サイドの軍用機は直ちに発進上昇して中国サイドおよびロシアサイドの飛行機の全過程の監視を行う必要がある。この種の非常に受動的な行為はまさに日本の防空の圧力をどんどん大きなものに変えつつある。

(頑住吉注:これより14ページ目)現在、日本は沖縄の那覇基地に20機のF-15戦闘機しか配備していない。日本メディアは、こうした日本の航空自衛隊に隷属する第204中隊の戦闘機は中国軍機に対応しての緊急出動ですでに極限に近くひどくうろたえている、とする。

(頑住吉注:これより15ページ目)「中国軍機は未来において活動がより頻繁になるだろう」ことを考慮し、防衛省は日本軍筑城基地から一個飛行中隊20機のF-15戦闘機を那覇基地まで抽出移動させる決定をした。

(頑住吉注:これより16ページ目)軍事専門家は、中日両国の空中作戦の実力にはすでに非常に大きな変化が発生している、とする。中国空軍と海軍航空兵の戦闘機の平均機齢は6年に満たないが、日本の航空自衛隊のF-15戦闘機群の平均機齢は20年で、中国サイドが顕著な優勢を占める。

(頑住吉注:これより17ページ目)日本はすでに最も良いF-15を沖縄に配備しようとしているが、高頻度の発着はこうした戦闘機の使用寿命を大幅に低下させ、中国の「引き伸ばしをもって敵を疲れさせる」の戦術の応用は当を得ている。

(頑住吉注:これより18ページ目)ある日本メディアは、中国戦闘機の頻繁な発着は実質上「1挺の銃、1発の弾も費やさず日本の航空自衛隊の主力を破壊することに他ならず、結局のところ飛行機の寿命には限りがあり、1回多く飛べば飛行時間がいくらか少なくなる」と考える。

(頑住吉注:これより19ページ目)全体的に言って、先進的な空対空ミサイルと高性能電子システムを装備するF-15改は空戦性能上解放軍空軍の殲ー11Bや殲ー10よりもやや優れているが、双方の間の空戦能力は大体同等、作戦機の性能は基本的に同様で、最終的には消耗戦に陥る可能性があるが、これはまさに日本人の弱点である。

(頑住吉注:これより20ページ目)画像は日本の航空自衛隊が装備するF-2戦闘機。全体的に言って航空自衛隊の作戦能力は決して弱くない。だが戦闘機の数に限れば中国空軍および海軍航空隊より少なく、このためひとたび消耗戦に入れば、日本には中国と長期の空戦を行う能力は全くないのである。


 私は個人的に今回の対峙の中で日本側がはっきり劣勢だったとは考えにくいと思っています。この話が出たのは選挙戦のさなかで、もし中国海軍航空隊の戦闘機が非常な強さを見せ自衛隊機を圧倒したのなら、政府や自民党はやや表現を抑えるにせよこれを宣伝し、中国の脅威はこのように日増しに強まっており、だからこそ安保法制は必要でその廃止を訴えるような政党に決して勝たせてはいけない、と主張するのではないでしょうか。またこの論争が前面に出たら民進党と共産党は意見を統一できるはずがなく、大きな攻撃材料を与えることになります。しかし中国でこのように見られていることは事実で、当然今後の対日本政策にも影響してくるでしょう。また、自衛隊機の消耗を誘うという戦術でも中国は明らかに本気を出していないということも重要です。その気になれば中国はいつでもそれ自体および運用のコストが安い無人機を「ほとんど毎週何度か」どころか毎日何機も飛ばして日本に接近させることができるはずです。















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