北朝鮮のミサイルはすでにグアム島を攻撃できる?

 韓国や日本の基地はとっくに攻撃できるわけでグアム島まで届くことにどれだけの意味があるのか正直ピンとこない部分もあるんですが。

http://military.china.com/important/11132797/20170601/30621514_all.html#page_2


北朝鮮、あるいはすでにアメリカに対する対抗手段を持っているか:「火星-12」はグアム島が打撃できる

少し前、北朝鮮は日本海の中立水域に向け1発の新型中距離弾道ミサイルを発射し、国際社会の高度の関心を引き起こした。

現在掌握されている情報によれば平壌は、最近日本海の予定中立水域に向け発射したミサイルは700〜800km飛んだと確認した。軌跡の高度は2,000kmを超え、理論的に言って重さが1.5トンに達する衛星を軌道に送り込むことができる。北朝鮮の専門家は、わざといたずらに曲がった曲線を選択し、もって最短の射程内で試験を行い、また同時にその他の国をミサイル墜落の脅威に直面させないのに便とした、と確認した。

朝鮮中央通信社が発表した動画、画像資料によれば、今回発射されたのは「火星-12」中距離弾道ミサイルで、この前4月15日の北朝鮮の閲兵式で公開展示が行われた。これはベラルーシのMAZ-547型(12x12)自走シャーシをベースにした機動式ミサイルシステムである。「火星-12」は周知の1段機動式中距離弾道ミサイル「火星-10」の最新改良型で、射程がさらに一歩延長されている可能性が高い。「火星-12」の弾頭は自走部分の長さに算入されず、弾頭は前に向け2m近く突出し、明らかにこのミサイルの直径は「火星-10」に比べずっと大きい。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「北朝鮮の『火星-12』中距離弾道ミサイルが発射準備」)

ロジックに符合する推論は次の通りである。さらに一歩射程が増大するには、相応に燃料の備蓄を増加する必要があり、北朝鮮のミサイル研究者特有の方式をもって目的を達成した‥‥弾体の長さと直径を増大することによって。だが戦闘部の重量を減少させた可能性も排除されない。分析によれば、このミサイルは「火星-10」同様、庚基混合酸(頑住吉注:検索しても分かりません)液体燃料ミサイルエンジンを採用している。

全く疑問なく、「火星-12」は核弾頭の搭載に用いるものである。何故なら通常の爆破装薬、甚だしきに至っては化学充填弾薬の採用は威嚇力に関して言えば意味が大きくないからである。しかも、北朝鮮指導者のひけらかしたいのはまさに、このミサイルは核打撃を行う有効なツールだ、である。推測によれば、戦闘部の規模は(水爆ではなく、古典的核戦闘部)2.0〜2.5万トン相当である。

現在の問題は、対ミサイルの角度から見て、このミサイルが有効に迎撃できるかである。もしできなければ、これは「スカッド」に似た「飛行円筒」である(頑住吉注:何が言いたいんだか分かりません)。

これまでの専門家たちの何度もの「火星-10」の射程に対する分析を根拠にすれば(最も脅威性を持つのは4,000kmに到達するというもの、最小で2,500〜2,750km)、「火星-12」の射程はおよそ3,000〜4,500kmであると推断できる。これはつまり、「火星-12」の射程はすでにグアム島の米軍基地を打撃するのに足りる、ということである。また、「火星-12」の試験は計画通り進行していることがすでに知られ、別の言い方をすればその研究者の重点的関心は射程に他ならない。

我々は閲兵式で展示されたのが実戦に適する「火星-12」なのか否か確認することはできないが、単なる模型の可能性が高い。何故ならその機種の試験から実戦配備までは非常に長い道のりだからである。

戦闘安定性の保障方面では、ミサイル発射車は見たところ奇怪で、イギリスの「マチルダ」戦車に似た側面遮蔽板を配備している。もしミサイル全体が輸送・発射ボックスの外に暴露していたら、(行軍中)車輪が戦闘あるいは偶然の損傷に遭うのを免れさせるよう防御する意義はどこにあるのか? 「火星-12」の使用ロジックは次の通りである可能性が高い。ミサイルを搭載する発射車は給油、検査測定設備を配備し、平時はトンネル型掩体内に位置する。ここから直ちに遠からぬところの事前に念入りに準備しかつ相応の偽装を行った発射陣地に赴くことができる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「イギリスの『マチルダ』戦車。その側面遮蔽板部分が見える」)

もう1つ方案がある。ちょうど「火星-10」の一部のミサイルのように、発射サイロ内に配備できる。北朝鮮人は山の中に洞窟を掘り各種地下掩体を建造することに長けている。

「火星-12」は暫時理想の射程に到達しないかもしれないが、すでに試験に着手しており、しかもこれは全く疑問の余地のない戦略武器である。アメリカに関しては、最も心配するのは「火星-12」の成功裏の発射ではなく、次のことである。北朝鮮は2012、2016年に「銀河」運搬ロケットを使用して「光明星-3」および「光明星-4」衛星を軌道に送り込んだ。「銀河」の成功裏の発射は北朝鮮を国際宇宙ロケットクラブに加入させただけでなく、しかも大陸間弾道ミサイルの開発方面で重要な一歩を踏み出させ、核計画と相互に結合すれば、北朝鮮にアメリカ本土を直接威嚇できる陸上基地戦略武器を持たせることになる。

当然、「銀河」は軍用ミサイルではなく、その発射システムのパラメータも同様にそうである。だが、北朝鮮は全く疑いなくその宇宙に関する経験を利用し、一段と力を入れて中距離弾道ミサイルと大陸間弾道ミサイルを研究開発するだろう。

【関連の閲読】 命中率誤差の対比! 北朝鮮の火星-9ミサイルは何と中国の東風-21Dに比べさらに正確?

5月14日、5月21日、5月29日、1ヶ月内に北朝鮮はもう3回弾道ミサイルを試射し、一度は各国の関心と多方の回答を引き起こした。5月30日、つまり北朝鮮最新のミサイル試射の第2日目、アメリカは成功裏に大陸間弾道ミサイルの迎撃試験を行い、事後アメリカは常態に反して、今回の試験は北朝鮮のミサイルの脅威に照準を合わせてわざわざ行ったものに他ならない、とした。

軍事的実力が比較的弱い国として、北朝鮮はずっと積極的にミサイル研究開発作業に力を尽くしている。5月29日の火星-9型弾道ミサイル試射過程の中で、北朝鮮メディアはさらにわざわざ全過程の画像と文による報道と試射の解析を行った。発射終了後、メディア方面は、今回試射した火星-9ミサイルの有効射程は1,000kmに達し得、目標命中誤差はたった7mだとした。

ちょっと待て、7m? 北朝鮮の弾道ミサイルの発展水準はすでにそんなに高いのか? 中国の東風-21Dの命中精度でやっと30〜50mでしかないことを知る必要がある。我々のエース製品はいつ知らず知らずの間に火星-9によってこのように完敗させられたのか? 安心せよ、実際にはたとえ火星-9ミサイルの7mの命中精度が真のデータでも、東風-21Dとは同列に論じられない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「中国のDF-21D中距離弾道ミサイル」)

29日の北朝鮮弾道ミサイル試射の中で、命中精度を保証するため、火星-9は450mしか飛ばず、このことはミサイルが慣性誘導を行うのに便利で、さらには命中誤差の縮小に有利である。

一方東風-21Dの射程は2,700kmを超え、射程の隔たりがこのように大きい状況下で、7mと30〜50mの命中精度は全く比較する必要がない。

また、火星-9と東風-21Dの命中する目標も異なる。試射の標的として、火星-9弾道ミサイルが直面する必要がある命中目標は静止している。固定した物体に命中する難度は明らかに移動目標に比べずっと低い。このため7mの命中精度は見たところ素晴らしい成績表を出したようだが、決して火星-9を対外的に誇らせるのには足りない。結局のところ、東風-21Dミサイルは海上移動目標に遭遇した時、やっと30〜50mの命中精度を出すのである。

実戦の中で、空母だろうと艦艇だろうとわざわざ一カ所に静止して我々に命中されるのを待っていることは絶対にあり得ない。真に正確な目標命中を実現したければ、弾道ミサイルの設計を不断に改善する、ミサイルに誘導弾頭と制御誘導レーダーを付加することの他、さらにミサイル外部の支援体系を強化する必要があり、例えばレーダー、衛星、偵察機などで、最も良いのはそれらが1つも欠けないことである。

試射は容易だが、実戦はそれにもかかわらず難しい。狂ったようにミサイルを発射するより、いくらか多くの精力を高性能弾道ミサイルの研究につぎ込んだ方がいい。結局のところ、武器で大事なのは多さではなく、正確さなのである。ある時、1発の質の高いミサイルは100発以上の偽で劣った製品を防ぎとめるのに足りる。


 仮に450mでの誤差が7mだとしたら9mで14cmのグルーピングを出すエアソフトガン並みとも言え、3400km離れたグアム島まで飛ばしたら53kmくらいの誤差になりますかね。グアム島の最大の長さは30km台でしょうからいくら核弾頭を積んでいてもちょっとどうでしょう。























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