中国の専門家、遼寧艦の試験航海を分析

 遼寧艦の今回の試験航海に関する分析です。

http://military.china.com/news/568/20131025/18109819.html


専門家、遼寧艦の今年第4回目の航海を分析 冬季前に新たな向上を獲得するため

中新ネット10月25日電(張海桐) 23日、中国初の空母遼寧艦は再度海に出、艦載機海上試験飛行をめぐって試験と訓練を展開することになる。これは今年における遼寧艦の第4回目の海に出ての訓練でもある。今回の訓練時間は23日にも達する。海軍専門家李傑は中新ネット記者のインタビューを受けた時、この期間内は海上の水温、気象条件が相対的に訓練に適しており、遼寧艦は冬季がやってくる前に新たな向上を探求することができる、とした。

遼寧艦、今年第4回目の航海 試験と訓練、着実に推進される

23日早朝、遼寧艦は抜錨して出航し、再度海に出た。これはこの艦の今年第4回目の海に出ての科研実験と訓練の展開である。この前、遼寧艦はかつて今年2月下旬、6月上旬から7月上旬まで、8月中旬から9月下旬まで、武器装備の試験および艦載機発着訓練等を完成させた。

2012年9月25日に遼寧艦が正式に引き渡されて就役して以来、遼寧艦の試験および訓練活動は着実に推進され、完全な形で艦載機連続発着、駐艦飛行、短距離スキージャンプ発進などの各項目の科研実験と訓練業務を完成させた。

遼寧艦の今回の訓練は依然主に艦載機をめぐって展開されることになる。李傑は前回の訓練に比べての今回の特徴は、これまで弾薬搭載訓練など科研試験中に発見された問題に対し改良と向上を行い、かつ戦闘機の弾薬搭載、発進および作戦任務執行などの全システム過程を完備したものにすることにある、と考える。

2013年5月10日、中国海軍は正式に初の艦載機航空隊を建設し、空母艦載機訓練は科研試験飛行段階から艦載機飛行員訓練養成および艦載機の艦への搭載の段階に向け移行した。艦載機飛行員と飛行指揮員の養成は空母の戦闘力形成を確保するカギとなる重要な部分である。遼寧艦政治委員梅文は、全艦の将兵は軍事訓練を大いにつかみ、戦闘力建設を加速して推進し、早期の遠海作戦能力形成を確保する、とした。

艦載機訓練がどのくらいの回数行われることになるのかに関し李傑は、これに関しては科研試験と武器装備の訓練状況を見て決めることが必須で、科研任務を完成してこそ遼寧艦はやっと内容と項目を確定し、大量の訓練任務を行うことができるのである、とした。

専門家、機種訓練と飛行員配備を完備したものにすべき、とする

空母上の最も主要な武器である艦載機のレベルは空母の武器装備レベルの主要な指標である。現在、殲ー15はすでにスムーズに発着訓練を完成させている。李傑は、相応のその他の機種の訓練と飛行員の配備を完備したものにし、もって全艦載機の協力の形成を保証し、将来の海上作戦の需要を満足させるべきである、と指摘する。

国防部ウェブサイトの情報によれば、就役から1年、遼寧艦の訓練の重点は艦載戦闘機にある。遼寧艦は固定翼機とヘリを搭載することができ、このうち固定翼艦載機はスキージャンプ式発進方式を採用する。これに対し李傑は、空母は主要な艦載武器として艦載機に重点を置き、現在遼寧艦の艦・機マッチング訓練はすでに段階的な成果を取得している、と分析する。

2012年11月の艦載戦闘機の遼寧艦における着艦、発進初成功に続き、2013年6月上旬から7月上旬、遼寧艦は殲ー15艦載機を組織して多くの人、多くの回数の艦上連続発着訓練、殲ー15艦載機初の駐艦飛行訓練および初の短距離スキージャンプ発進を完成させ、中国初の艦載機飛行員および着艦指揮員たちが空母資格認証にパスした。海軍専門家張軍社は、殲ー15は第3世代機に属し、中国が自主的に研究開発した初代艦載戦闘機で、多くの型の制空、対艦ミサイルを装備し、遠距離対空対艦作戦ができる、と説明する。

2013年9月21日、1か月余りにもわたる航海を終え、かつスムーズに各タイプの艦載機を試験し、累計で延べ100機の飛行を完成させた後、遼寧艦は青島某軍港に帰投し停泊した。この時の訓練では相次いで殲ー15艦載戦闘機の長短滑走路最大重量発進、最大重量での制動による着艦、および多くの武器の組み合わせによる発着など海上試験飛行科目を行い、成功裏に複雑な気象条件下での多くの型、多数の艦載機の短時間連続発進、回収作業任務を実現した。遼寧艦艦長張崢は、進度の推進と共に、遼寧艦の試験任務にはより多くの要求が生じ、艦載機は異なる気象条件において全過程の試験を行う必要があり、これは空母の戦闘能力形成に対し極めて重要である、とする。

李傑は、殲ー15に対する訓練を行うのと同時に、相応のその他の機種の訓練と飛行員の配備も完備し、もって艦載機全体を1つの拳に形成し、一体として力を合わせ、未来の海上行動により有利とし、未来の海上作戦の需要を満足させることを保証すべきである、と強調する。

遼寧艦はすでに初歩的な戦力を持っている 「起動ー5号」演習への参加はあまりありそうにない

就役満1年の遼寧艦はすでにひとまずの戦闘力を形成している。国防部ニューススポークスマンもかつて、空母は「ひきこもり」ではない、とした。このためある軍事マニアは大胆に、今回の遼寧艦の航海では海軍三大艦隊が行っているところである「機動ー5号」演習と連動し、これに参加するかもしれない、と推測した。これに対し、海軍専門家李傑は中新ネット記者のインタビューを受けた時、この可能性は完全に排除できないが、決して大きくはない、とした。

李傑は、今回の遼寧艦の訓練地点は渤海海域であり、一方三大艦隊は現在西太平洋海域で演習を行っており、2つの場所は比較的遠く隔たっており、このため遼寧艦が海軍連合演習に参加する可能性は決して大きくない、とする。


 まあこれを読む限りではたしかになさそうですかね。









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