朝鮮半島関連2題

 まず北朝鮮関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150730/20105909.html


韓国緊張 「北朝鮮10月にロケット発射」 金正恩にあるいは大きな動きがあるか

北朝鮮常駐国連副代表の張日勲は28日ニューヨークで行われた記者会見で、北朝鮮は10月の労働党建党の日にいかなる慶祝活動を行う可能性もある、とした。このことはフランス通信社などのメディアによって、北朝鮮が10月にロケットを発射する可能性がある、と解読されている。

韓国メディアの報道によれば、ある記者が北朝鮮は10月に再度発射活動を行うのか否かと問い、張日勲は回答し北朝鮮は主権国家であり、何をし何をしないか決定する権利がある、と語った。彼は、自分の職位には限りがあり、労働党建党記念日にどんな活動があるか断言することはできない、とした。張日勲はさらに「珍しく」、発表会で再度北朝鮮外務省のこの前の声明を再び言明し、北朝鮮はすでに核保有国であり、イランとは状況に非常に大きな差異があり、北朝鮮は多国間談判によって核問題を解決する模式には興味を感じない、とした。

韓国メディアの見たところ、北朝鮮に10月「大きな動き」があることはすでに既定の事実のようであり、かつ前倒しで緊張状態に入り始めている。ワシントンを訪問中の韓国与党党首の金武星は28日アメリカ情報部門当局者と会見した時、ある警告を受け取った。10月の朝鮮労働党建党記念日の「挑発」に注意すべし、と。韓国統一省スポークスマンの鄭俊熙は29日定例記者会見で、韓国サイドは北朝鮮が挑発を発起する可能性につき高度の関心を保持しており、もし意外事が発生したら、適当な措置を取って対応を行うことになる、とした。

韓国連合通信社29日アメリカ・ワシントン発の報道は、北朝鮮が2012年にかつて「銀河三号」ロケットを発射した平安北道東倉里発射場の拡張建設工程はすでに完成した、とする。アメリカの北朝鮮を研究するウェブサイト「38North」は現地時間28日、最新の民間用衛星地図を根拠に、北朝鮮は東倉里発射場付近の拡張建設工程を完成させた、と認定した。これにはロケットの部品を発射架台まで運ぶプラットフォーム、関連の建築、反偵察の遮蔽施設が含まれる。

韓国YTNテレビ局は29日、北朝鮮は2012年に「銀河三号」ロケットを発射したが、当時の発射台は高さが約50mで、一方改造後は67mまで達した、とした。このことは、この発射台が射程1万km以上に達するミサイルを発射できることを意味し、アメリカのロサンゼルスまで打撃するのに余裕綽々である。韓国「先駆経済報」は、もし北朝鮮がその時本当に遠距離ロケットを発射したら、国際社会のさらなる一歩の制裁を招くだろう、と考える。報道は、これまでの経験によれば、北朝鮮は通常遠距離ロケット発射が終わった2〜3ヶ月後に核実験を行う、とする。

YTNテレビ局は、韓国の北朝鮮研究センターの所長である安賛日は、今年は日本降伏70周年であり、労働党建党70周年でもあり、10月は北朝鮮の各種記念活動のピークで、そして最も記念の意義を突出させられるのは遠距離ロケット発射に他ならないと考えている、とする。韓国統一研究院の高級研究員である鄭永泰は、ロケット発射は単にその軍事作用にあるだけでなく、さらに一種の戦略的考慮なのだ、と考える。北朝鮮は、6,000〜10,000kmの射程のロケット発射の目的は、戦略上アメリカの軍事介入を抑止することにある、と考えている。北朝鮮国営宇宙開発局はかつて今年5月、北朝鮮の一貫した立場は必要な時、地点を固定して継続的に平和的衛星を発射するというものだ、とした。


 ロケット発射、核実験が本当に行われれば日本にも大きく影響するでしょう。

 次は韓国関連です。

http://military.china.com/news2/569/20150731/20111923.html


韓国メディア、韓国の武器はまるで廃品 研究人員は中国にはるかに劣りあるいは再び恥辱に遭うか、とする

水中で目標を捜し当てられない「レッドシャーク」魚雷、延坪島の戦いの時砲弾を発射できなかったK-9自走砲、エンジンと変速機が協調しないため始動できないK-2戦車、水面上に浮上すべきなのにもかかわらず水底に沈むK21歩兵戦闘車、射撃時突然爆発するK11複合型小銃‥‥韓国「中央日報」は30日この長い一連の国産武器リストを列挙し、韓国には武器研究開発領域に深刻な問題が存在する、と警告した。

報道は、上述の武器はいずれもかつて韓国国防科学研究所が国産武器の中の傑作だと宣伝したが、ひとたび実戦あるいは訓練の時になると、「それらはすぐ廃品に変わった」とする。8月6日、「自主国防の孵化器」と呼ばれる韓国国防科学研究所は成立45周年記念日を迎える。だがその暗黒の歴史は韓国軍を忘れ難くさせる。この研究所の所長である鄭洪勇も29日記者会見で、「品質の欠陥のため、野戦部隊の国産武器にはしばしば問題が出現し、国民に非常に大きな非安全感をもたらしている」と認めた。彼はさらに、一部の国産武器は研究開発成功から今に至るまですでに20年の長きにさえなるが、この期間1回もグレードアップ更新が行われていない、と明らかにした。アメリカのM1系列戦車はすでに6回更新世代交代しており、韓国の武器はそれにもかかわらずまだ開発時の様子に留まっており、このようにしていけば早晩国際兵器市場からの退出が迫られるだろう。

報道は、韓国の1万人あたりの国防研究人員は0.5名であり、北朝鮮は6.1名である、とする。韓国国防関係者は、「アメリカの国防研究人員は1万名あたり4名、中国は3.7名で、韓国はほとんど世界最低水準である」と語る、とする。最近の国防科学研究所の状況を考慮すれば、韓国軍は「再度恥辱に遭う」可能性が高い。(武彦)


 1万人あたりの国防研究人員というデータは面白いですね。と言っても面白がってばかりもいられず、ここにデータは示されていないものの日本は韓国以下なのでは。これがストレートに兵器のレベルにつながるわけではもちろんありませんが、実戦の試練を受けたことのない日本の兵器に、意外な欠陥が潜んでいる可能性は常にあると思うべきでしょう。














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