日本のヘリ空母4隻で「遼寧艦」と互角?

 「かが」関連です。

http://military.china.com/news/568/20150831/20301609.html


遼寧艦は日本の準空母に対し1隻をもって4隻に匹敵 中日空母にあるいは戦いがあるか

原題:日本の準空母は攻撃力の激増を実現し得るか否か

「この駆逐艦は主に中国に照準を合わせ、特に対潜作戦である。」 29日、日本の「外交学者」ウェブサイトの文章は日本の最も新しく就役したヘリ搭載駆逐艦「かが」号のかの「障子紙」を破った(頑住吉注:「障子紙を破る」は例によって検索すると無数にヒットするのに意味を説明したページは全く見つからない慣用句です)。彼らの眼中の「駆逐艦」、満載排水量2.6万トン、広大な飛行甲板を持つ「かが」号には、国際世論の見たところより適切な呼び名があり、それは「準空母」である。さらに加えて年初に就役した「いずも」号、および以前就役した2隻の「ひゅうが」級準空母があり、日本はすでに4隻の準空母を持ち、このことは外界に、日本の準空母と中国の遼寧艦との戦力の比較を行うことを禁じ得なくさせ、ある中国の軍事マニアは遼寧艦は「1隻をもって4隻に匹敵し得る」とさえ考えている。4隻の準空母をめぐり、日本海上自衛隊は比較的強い戦力を形成することになるが、人たちの想像の中の空母対決とは異なり、この「4人たち」が中国の空母に対し直接の脅威を形成することは非常に難しい。

日本の第4隻目の準空母が進水

日本メディアの報道によれば、8月27日午後2時、日本海上自衛隊最新型の準空母DDH-184「かが」号艦が横浜造船工場で正式に進水した。この艦は「いずも」級の第2隻目である。この艦はかつて第二次世界大戦中に真珠湾攻撃に参加した日本の「加賀」号空母の名称をそのまま用いている(頑住吉注:中国語にはひらがながありませんから本当に全く同じ表記になりますが、実際には「そのまま用い」てはいませんわな)。第二次世界大戦の期間、「加賀」号空母は中国軍民から悪魔艦と呼ばれ、非常に多くの中国を侵略する重大戦役で常にその姿があった。最終的にこの艦はミッドウェー海戦の中で米軍により撃沈された。

「かが」号は満載排水量2.6万トンで、日本海事連合社によって製造され、2013年10月7日に竜骨が敷設され、2017年3月に正式就役すると見られる。この艦は470人が搭乗でき、14機の対潜ヘリを配備し、将来は自衛隊がアメリカから購入する「オスプレイ」ティルトローター機も発着できる。

このクラスの第1号艦である「いずも」号はすでに今年3月25日に就役している。「かが」号の正式就役後、日本は2隻の「いずも」級準空母を持つことになる。もしやや小さい「ひゅうが」級準空母を算入すれば、日本は4隻の準空母を持つことになる。「ひゅうが」級の標準排水量は13,950トン、満載排水量は1.9万トン、16ユニットのMK-41垂直発射システム、2基の3連装324mm魚雷発射装置、2基の「ファランクス」近接防御砲および7挺の12.7mm機関銃を装備する。「いずも」級のトン数と機能は「ひゅうが」級に比べある程度増加しているが、予算を抑制するためレーダーなどのセンサーと自衛火力は弱まっている。この級の艦の武備には2基の「ファランクス」近接防御砲、2基の「ハイラム」対空システムが含まれる。だがある報道は、日本の防衛省は設計の当初すでに「いずも」級にヘリ以外に固定翼実戦機を搭載させることを考慮していた、とする。

対潜が依然主要な任務

ある報道は、もし日本の「かが」号がアメリカ製のF-35B垂直離着陸戦闘機を配備したら、この艦は軽空母に「変身」する、と考えた。だが、ある姓名を明かされたがらない中国の軍事専門家は「グローバル時報」記者に対し、この種の発展変化は非常に難しい、とした。まず、艦載機から見て、日本には現在まだ艦載型F-35購入の計画がない。現在日本が購入するのは空軍型のF-35Aであり、この機は空母上で発着できない。一方体積から見て、アメリカ海軍の艦載型F-35Cは、「いずも」級のように小さく、しかもカタパルトがない準空母上で発着することもできない。真に「かが」号での発着能力を持つタイプはF-35B型戦闘機である。だが一方において日本の自衛隊はこの機を購入しておらず、もう一方ではこの艦に対し重大な改造を行う必要もある。これには内部の機能船室、弾薬庫、機格納庫、リフト、飛行甲板などが含まれ、その複雑さの程度は解体して再建するのに劣らない。この艦が就役後10年内にこの種の改造を行うことはあり得ない。真にF-35B戦闘機を購入し、かつ改装を行う前、日本のこの4隻の準空母は通常空母に似たような攻撃能力は持たない。

(頑住吉注:原文では続いてますがどう考えてもここで段落分けるべきなんで分けます)この艦が搭載するヘリは交通ラインの封鎖に用いられる可能性がある、と考える分析もある(頑住吉注:ちなみに原文ではここで段落が分かれ、かつ2ページ目に入ってます)。だがこの専門家は、潜水艦は交通ライン封鎖の最も有効なツールであり、ヘリ空母自体の火力、自衛能力はいずれも限られ、独立した作戦能力は高くない、と考える。その主要な任務はまず対潜で、艦載ヘリによって、対潜哨戒機とコンビネーションして潜水艦の偵察、攻撃作戦を実施するのである。ある日本海上自衛隊当局者はかつて「朝日新聞」に向け、こうした艦船の「主旨は我々の中国潜水艦に対応する能力の強化にあり、それらはどんどん探知計測し難いものに変わりつつある」と明らかにした。次に、この艦は上陸作戦執行に用いることができ、特に「オスプレイ」を配備した後ではそうである。第3に、この艦は艦隊の中でさらに指揮艦の役割に充当し、全艦隊を統一的に指揮することができる。また日本は、この艦はさらに一定の人道主義救援能力を持つ、と言明している。

遼寧艦は「1隻をもって4隻に匹敵」し得るか?

準空母の実力を持ち、かつ中国に照準を合わせた意味がはっきりしているため、ごく容易に人に日本の準空母と中国初の空母遼寧艦との比較を行わせる。現在、技術が成熟するにつれ、遼寧艦の科研試験の役割は訓練艦の役割に向け発展変化しつつあり、訓練の不断の深化、艦載飛行員のと徐々の成熟、加えてこの艦の武備が全て揃うのと共に、この艦は遠くない将来一定の実戦能力を持つことになる。ある中国のネット仲間は遼寧艦の「いずも」との比較を行い、遼寧艦は1隻をもって4隻に匹敵するに足り、「いずも」、「ひゅうが」に対応すること余裕綽々だと考えている。だが専門家は、厳密に言うと、遼寧艦と日本の準空母は決して同じ艦種ではなく、両者の間で比較を行う意義は大きくない、と考える。遼寧艦は主に艦載戦闘機に頼って制空権を争奪、奪取し、かつ敵サイドの地上および海上目標に対し突撃を行う。一方日本の4隻の準空母の主要な任務は対潜、艦隊の指揮、上陸作戦である。全体的に見て、遼寧艦と日本の準空母の作戦は「関羽、秦叔宝と戦う」(頑住吉注:実際にこういう題目がありますが両武将の時代は異なり実際に戦う可能性はなく、有り得ない対決、という意味です。日本風に言えば老いた塚原卜伝が斬りかかる少年剣士宮本武蔵の刀を鍋蓋で受け止める「鍋蓋試合」)という講談があるものの、両者の生きた時代は実際には重なっていない、というようなものでしょうか)であり、実戦の中でこのような対決は出現しないだろう。日本サイドの4隻の戦闘艦は日本の海上自衛隊のその他の水上、水中艦艇との艦隊で使用することが必須であり、かつ陸上基地航空兵の保護の下でやっと比較的良く作用が発揮できるのである。

専門家は、現在の日本海上自衛隊の発展の趨勢に照らせば、将来真の空母を建造する可能性は排除されない、と指摘する。当然中国も将来遼寧艦1隻しかないことはないだろう。中国の艦載機も殲ー15だけではないだろう。その時両国の空母にあるいは戦いがあるかもしれない。


 常道で行けばそうだ、ということであってどちらかが追いつめられれば対決せざるを得なくなることもあるのでは。














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