イランの対艦ミサイル、アメリカ製軍艦を攻撃

 情報が錯綜している感じですが。

http://military.china.com/important/11132797/20161017/23776189.html


フーシ武装勢力のミサイルがアメリカの艦を2回にわたり攻撃 中国の武器がまた大きな販売期を迎えることに

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「海鷹2を基礎にC-802ミサイルのエンジンと誘導弾頭に改装し、射程が360kmに達したRaadミサイル」)

ならば状況は一体このようなのか否か? (頑住吉注:変な始まり方ですが原文ママです)

報道によれば、今回アメリカがアラブ首長国連邦に賃貸した「スウィフト」号輸送艦(襲撃に遭った時にはアメリカの国旗を掲げていた)を撃沈したのはイランの「ヌール」ミサイルであるとすでに確定できる。このミサイルはイランがコピー生産した中国のC-802対艦ミサイルである。

だが、イランがコピー生産したミサイルのパフォーマンスは良くなかったようで、「スウィフト」号を襲撃した2発のミサイルのうち、1発は自ら海中に飛び込み、第2発目のミサイルがやっと直接命中して目標を連続的に爆発炎上させ、空箱になるまでに破壊した。

「メーソン」号を攻撃したミサイルに関しては比較的情報が錯綜しており、ある報道は、第1回目の襲撃は2発のイランが製造した「雷電」ミサイルだった可能性がある、とする。このミサイルの外形は見たところ中国が輸出したC-601ミサイルに近い。だがその顕著な外形の特徴は空気取り入れ口が本体の下方ではなく両側に改められていることである。このミサイルはイランが自ら研究開発を行ったもので、C-802の誘導弾頭とエンジンを用い、射程360kmと称し、このため誘導システムはある程度改善されており、それにもかかわらず依然C-601の500kgの大きな戦闘部を持つ。

だが、これも同様に2発のC-802をコピー製造した「ヌール」ミサイルであった可能性も排除できない。

今回の襲撃の中で発射された2発のミサイルであるが、第1発目は米軍の「スタンダード2」の迎撃に遭い、撃墜された可能性があるが、どうせ海に落ちたのであり、米軍は調査を必要とし、それでやっと一体自ら海に落ちたのか、それとも迎撃が成功したのか確認できる、とする。

第2発目は「スタンダード2」と「アドバンスドシースパロー」の連続した迎撃に遭ったが、命中されず、最終的に自ら海に落ちた。

第3回目のミサイル襲撃の詳細情報は不明であるが、「少なくとも1発の」ミサイルがアメリカの艦に向けて飛び、アメリカの艦はスタンダード2と「アドバンスドシースパロー」ミサイルを発射して迎撃を行い、最終的に「アドバンスドシースパロー」が目標に命中し、それを破壊したとされる。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「『スタンダード2』は小型艦艇を打撃したことがあり、民間航空機を打撃したことがあるものの、これはやはり初めて行ったその『本職の仕事』と評価できるが、見たところ決して理想的な結果は得られなかった」です。)

このように見ると、イランのミサイルが実戦の中で自ら海に落ちる確率は実際のところやや高い‥‥特に電子対抗能力のない「スウィフト」号を打撃する時さえ1発が自ら海に落ちている。

中国の対艦ミサイルメーカーもブログ上で遺憾の意を表明しているのも不思議はなく、もしパクリ品でなかったら「大ニュース」になっていたかもしれない。

逆に、今回アメリカ人のスタンダード2ミサイルの命中率もやや低いことが目立ち、3発の迎撃に遭ったミサイルのうち2発はアメリカの艦のスタンダード2による迎撃を成功裏に突破し、命中したらしいという記録は1つしかない。

米軍の「スタンダード2」や「アドバンスドシースパロー」のセミアクティブ制御誘導体制での今回の超低空目標打撃の中でのパフォーマンスに比べ、解放軍が装備する海紅旗-9およびロシア製のS-300Fミサイルの超低空目標および水上目標打撃時のパフォーマンスはいずれもずっと出色である。結局のところこの2種のミサイルのうち1つはアクティブ制御誘導を採用し、1つはTVMを用い、体制の上から言ってもう超低空目標の打撃に有利なのである。

アメリカには現在スタンダード6もあり、アクティブ制御誘導を採用していて、将来この方面の能力も向上するだろうと言うべきである。米軍は、すでに調査団を派遣したとしているが、筆者は彼らの重要な任務の1つは今回のミサイル対抗の詳細な状況をはっきりさせることだと信じており、少し後であるいは関連の報道を見ることができるかもしれない。

対空ミサイルのもう一つなパフォーマンスに比べ、今回のアメリカの艦の来襲するミサイルに対する妨害は卓越した成果だったようで、1発あるいは2発のミサイルが偽目標に吸引されて海に落ちた可能性がある。

だが、アメリカ人も「ヌール」が用いるC-802ミサイルの誘導弾頭はせいぜい1990年代の先進水準だと言っており、中国の輸出用の新世代C-802Aミサイルは射程が180kmにまで向上しているだけでなく、さらに新世代のミリ波レーダー誘導弾頭を採用し、より妨害が難しい。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「C-802ミサイル。鷹撃-83の輸出型で、イランはこれを装備しまたコピー生産し、今回用いられたのはイラン製品に他ならないとされる」です。)

逆に言って、イランの導入した武器に対する「パクリ」はいつも脳洞過大(頑住吉注:いろいろな意味があるようですがここでは想像力が豊かすぎてマイナスに働いている、でしょうか)なことが目立ち、彼らはかつて北朝鮮の「ロドン」中距離ミサイルのジャイロ装置を自らの短距離ミサイルに装備し、精度の向上を期待したが、結果ミサイルは逆により不正確になった‥‥当然原因は彼らがジャイロ装置に対し短距離ミサイルに適応させるのに必須の調整を行わなかったことである‥‥これではC-802の誘導弾頭とエンジンをC-602似装備する改装にも、たぶんいくつかの中国の技術人員に見てきっと頭に血をを登らせる「脳洞」行為があるだろう。

もし今回の襲撃自体が発する情報だけから見れば、性能が先進的な亜音速地対艦ミサイルはやはり大いに期待が持て、今回のアメリカの艦に対する攻撃は1、2発のミサイルによる散発的攻撃に過ぎない(ミサイルの技術性能はあまり先進的でなく、信頼性も高くない)が、もし用いたのが信頼性に問題のない、性能が優良なミサイルで、飽和攻撃を行ったら、結果がどうだったかは未嘗可知(頑住吉注:検索するとどういう意味か質問するページが多数ヒットし、難解な説明がされており、多くの中国人にも分からない言葉らしいです)である。

ならば逆に、アメリカの艦の報復行動はアメリカが大規模にイエメンの衝突に巻き込まれることになることを意味しているのか否か? 甚だしきに至ってはこれはアメリカが故意に作り出した「メイン号事件」事件あるいは「北部湾事件」なのか否か?

ある自ら中東の衝突各方と軍事貿易活動したことのある専門家は我々にいくつかの「内幕」話をしてくれた。あるいは読者がこの衝突を理解することに対しある程度助けになるかもしれない。

現在、フーシ武装勢力はサウジアラビアなど6カ国連合軍に対する作戦の中で優勢を占め尽くしていると言うことができる。誇張なしに言って、サウジアラビア部隊は地上作戦の中でほとんど完全に中国製PLZ-45榴弾砲の元気づけに頼ってやっとあえて前進し、しかも砲声を止めることもできず、これはほとんど彼らの心理的支柱なのである。このため関連の発注が雨のように飛来しつつあり、これはあるいは中国軍事工業のイラン・イラク戦争に続くまた1度の大きな商売かもしれない。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「一組のイランメディアが発表した画像は、イランは「勝利」対艦ミサイルを大量生産中であることをはっきり示している。すなわちパクリ版の中国のC-802対艦ミサイルである。外形から見て「勝利」対艦ミサイルはC-802とほとんど同様で、塗装さえもうり二つである。」です。)

当然、大砲の商売だけではない。あるいくつかの国内軍事工業生産業界を熟知する情報源は、現在国内のいくつかの対戦車ミサイル、小火器弾薬を生産するメーカーはすでに当時の第三次世界大戦勃発時の設定に照らした規模で関連の製品を生産している‥‥発注元に関しては‥‥言わずとも明らかである。

特に興味深いのは、中国の紅箭-8対戦車ミサイルが当時ボスニア・ヘルツェゴヴィナ内戦でイスラム教徒の民兵に深い印象を残したため、今に至るも非常に多くの中東のユーザーが紅箭-8ミサイルを非常に盲信していることで、それは射撃が最も正確で、威力が最大の対戦車ミサイルだと考えている。実はロシア製やアメリカ製の新型ミサイルの技術性能は紅箭-8よりも優れているだろうが、ユーザーが思い込んでしまったらどうしようもない。勝ちたいなら紅殲が要ると‥‥我々の知らない場所で、こんな奇怪な中国ブランドファンの群体がいる、これはやはり予期せぬことである‥‥

現在イエメンのフーシ武装勢力は戦闘中すでに主導権を掌握しており、ある専門家は、イランはイエメンにおける投資を増加するか否かを考慮中かもしれず、来一票大(頑住吉注:全く意味不明)。ならば決策の前、彼らは方法を講じて大国のあり得る反応を試し探る必要がある。今回対艦ミサイルを用いて米軍を試し探ったのはイランとアメリカの一種の「特殊外交」行為である。

結果としてアメリカは報復を行い、3つのミサイルの襲撃とは決して直接の関係はない防空レーダー基地を破壊した。襲撃現場の画像から見て、爆破されたのはS-75対空ミサイルのレーダー陣地である。このことはアメリカが、自らが直接襲撃に遭った状況に対して報復を行うことを示している。

(頑住吉注:これより5ページ目。画像のキャプションは「イランが展示した量産型『勝利』対艦ミサイル。外形上中国のC-802対艦ミサイルとほとんどうり二つで、パクリ版のC-802と考えられている。『勝利』は今回のアメリカの艦に対する攻撃の主役と考えられている。」です。)

双方は1回の交流を完成し、アメリカの反応はいささか曖昧模糊で、イランの決意も非常に大きくはないようである。

当時の「紫石英事件」(頑住吉注:日本では「揚子江事件」、「アメジスト号事件」と呼ばれることが多い事件)を回顧すると、解放軍の反応は強硬かつはっきりしており、いかなる中国の内戦に対し干渉する企図に対しても、我々は断固反撃する、というものだった。

一方イランの今回のアメリカに対する対艦ミサイル攻撃はそれとは違いいささか優柔不断なことが目立つ。アメリカの反撃の態度表明も曖昧ではっきりしていない。

このことから見て、この種の「血の外交」はまだ一定の時間持続するかもしれない。アメリカは現在サウジアラビア、イランとの関係がすこぶる微妙で、結局のところ譲れない最低ラインがどこなのか、三方互いの間でいずれも試し探る必要がある。

だが、どうであろうと中国の「白菜」(頑住吉注:ここでは飯の種?)はおそらくまた大いに売れるだろう。


 まあ攻撃を予想している状態の戦闘艦に対する攻撃は事実として成功していないわけですが、確かに飽和攻撃を行えばどうなっていたかは分かりません。まあ電子妨害の場合多数のミサイル全部攻撃を無効にするということも可能なのではと思いますが。
















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