潜水艦関連2題

 大陸と台湾の潜水艦に関する記事をまとめて紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20141212/19095904.html


アメリカメディア、5秒で中国の潜水艦が発射した核ミサイルを迎撃できる、とする 専門家:口から出任せだ

(頑住吉注:原ページのここにある動画のキャプションです。「当局のメディア、中国の094原潜はすでにミサイルを搭載して巡航している、と明らかに アメリカ全土が打撃できる」)

アメリカメディアの報道によれば、中国原潜は今年年末までにミサイルを搭載して巡航し、かつアメリカ全域50州を打撃できるようになる。軍事専門家曹衛東は中央テレビのインタビューを受けた時、アメリカメディアが中国の核搭載潜水艦の脅威を不断に騒ぎ立てるのには3つの方面の原因があると分析し、かつ中国の海上基地核戦力発展は主に二次反撃能力を獲得するためで、核戦争の抑制と抑止に用いるのだ、とした。軍事専門家李莉は、アメリカは自身の戦略核潜水艦方面における優勢の喪失に対し焦慮を示しており、米軍には5秒以内に中国サイドの潜水艦から発射されるミサイルを迎撃することは不可能である、と考える。

アメリカメディアは何故鳴り物入りで中国の核搭載潜水艦の脅威を騒ぎ立てるのか

現在海上基地核戦力はまさに世界の主要核大国の「標準装備」となっている。だがアメリカメディアはそれでもこのように鳴り物入りで中国の核搭載潜水艦の脅威を騒ぎ立てている。曹衛東はこれには主に3つの方面の原因があると考える。1つ目はアメリカメディアが中国の海上基地核戦力を分析、推測しつつあり、中国の海上基地核搭載潜水艦の能力を憂慮していること。アメリカは弾道ミサイル防御システムを建立済みであるが、我々の海上基地核搭載潜水艦の静音性能、弾薬搭載量、射程などの方面が向上するにつれ、アメリカは中国のミサイルを防げないかもしれないと心配し、さらにはアメリカ本土50州が安全に関わる脅威に直面していると考えている。2つ目は中国の海上基地核搭載潜水艦はすでにミサイルを搭載して巡航する能力を持っており、アメリカが中国の海上基地核搭載潜水艦の活動の頻繁さ、展開する訓練の項目などの方面を根拠に、中国はもうすぐ海上基地核能力を使用するかもしれないと判断していること。3つ目はアメリカ海軍が核搭載潜水艦方面における絶対の優勢を保持したがっており、その戦略核搭載潜水艦に対し更新世代交代を行うことを希望していることで、このため中国の核搭載潜水艦の脅威を騒ぎ立てることによって国内の経費の支持を勝ち取るわけである。

アメリカメディアの報道は、中国の核搭載潜水艦は今年年末までに初めてミサイルを搭載して巡航することになる、としている。これに対し李莉は、外国メディアがこの種のセンセーショナルな宣伝を行うのには主に2つの原因がある、と考える。1つの方面では、現在のアメリカの、自身の戦略潜水艦の優勢が存在しないことに対する焦慮を反映している。2012年アメリカメディアはかつて報道し、「中国の新型戦略原潜はミサイルを搭載して巡航する能力を全く持っておらず、もしも中国の核搭載潜水艦が出航したとしても米日の対潜のチェーン状の連なりの袋の鼠で、ソナーを第一列島線に置くだけで、棚からぼた餅ですぐ中国の潜水艦の動向を知ることができる。」とした。これに比べ、現在のアメリカメディアが宣伝する態度にはすでに根本的変化が発生している。別の方面では、アメリカは自分たちが冷戦時期に配置したソナーシステムが、もはや中国の水中戦力が第一列島線から出る歩みを阻止することができないことに気付いており、このためオーストラリア、シンガポール、マレーシアなどを含めた国を動員し、中国の原潜が通過する可能性のあるルート上に新たな対潜システムを配置し、将来インド洋と太平洋の水中戦力を動員する時、中国の水中の潜水艦戦力の牽制を受けることを免れることを希望しているのである。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「資料画像:ネット上に流れ伝わる中国の新型核搭載潜水艦の画像」です。)

核搭載潜水艦の発展は核戦争を抑止できる

「ウォールストリートジャーナル」はかつて、中国の日増しに強大になる潜水艦部隊は地域の軍事力構造に対する最大の挑戦であり、中国の水中部隊は核武器庫の実力を増強しただけでなく、中国の領土主張およびアメリカの介入を抑止する実力をも強化した、と報道した。

曹衛東は、戦略ミサイル原潜とその他の潜水艦のゲームのルールは異なり、戦略ミサイル原潜の目的は敵サイドの水中および水上の海上戦力目標の打撃ではなく、陸上の重要目標の打撃である、と考える。中国は終始核兵器先制不使用を承諾しており、我々の核兵器がどんなに強くても、使用しさえしなければ他国に対する脅威はない。中国が海上基地核戦力を発展させるのは主に二次打撃能力の獲得であり、反撃に用いる。二次打撃能力は核戦争を抑制および抑止できる。もしも他国が我が国に対し核による打撃を行えば、我々には反撃を行う能力があるとしたら、他国は軽易に核兵器を使用しないだろう。中国が海上基地だろうが陸上基地だろうが核戦力を発展させるのは、いずれも主権主張や領土画定とはあまり大きな関係はないのである。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「資料画像:巨浪2ミサイルの水中で発射して水から出る試験」です。)

アメリカが5秒で中国の巨浪ー2ミサイルを迎撃するというのは口から出任せ

最近、アメリカメディアの報道は、もし晋級潜水艦が中国近海から巨浪ー2を発射したら、中国周辺に配備するアメリカのイージスレーダーシステムがすぐに観測でき、5秒後にはもうSM-3ミサイルを発射して迎撃が実施できる、とした。

曹衛東は、この説は口から出任せで、中国は原潜を持ってすでに30年余りであり、原潜を持つ国の中で中国は唯一原潜の事故を発生させたことがない国であり、かつ水中航行時間最長の記録を作り、原潜の使用技術はすでに非常に成熟している、とする。「アメリカメディアのこのような説は中国の海上基地核戦力に対するアメリカの判断がまだ充分正確でないことを説明しており、5秒間の時間ではミサイルがどこにいるかもまだ分からず、増してや迎撃など言うまでもない。」

李莉も、5秒間ではブーストの動作が完了していないかもしれず、戦略ミサイル原潜にとって、その「切り札」は隠蔽性の強さであり、潜水艦がミサイルを発射した具体的位置を捜し当てるのは非常に難しい、とも考える。(趙U)

(頑住吉注:4ページ目)資料画像:中国の「巨浪ー1」潜水艦発射戦略ミサイル

(頑住吉注:5ページ目)中国海軍の「夏」級戦略ミサイル潜水艦の1988年9月15日における「巨浪」-1型ミサイル水中発射は満足いく形での成功を獲得した

(頑住吉注:6ページ目)資料画像:アメリカの迎撃ミサイルが発射され上昇する

(頑住吉注:7ページ目)資料画像:アメリカ初の陸上基地中段防御システム迎撃器は2004年にアラスカ州Fort Greelyに配備された

(頑住吉注:8ページ目)アメリカのTHAAD戦闘区域高空ミサイル防御システム。日本への配備はちょうどよく中国の大陸間弾道ミサイルを迎撃できる

(頑住吉注:9ページ目)アメリカ海軍のイージス艦は中国近海に配備し、SM-3ミサイルを用いてアメリカに向かう大陸間弾道ミサイルを迎撃できる


 中国の原潜が無事故とか何の関係があるのやら分かりませんし、原潜の隠密性もこの際は直接関係なく、ミサイルが海中から飛び出したら高性能のレーダーですぐ分かって迎撃できる、という意味だと思うんですがね。まあ本当に迎撃できるのかは分かりませんけど。

http://military.china.com/news/568/20141210/19086968.html


台湾軍、初の自ら建造する潜水艦は10年後の完成が有望、とする

【グローバル軍事総合報道】 台湾メディア12月10日の報道によれば、台湾「国防副大臣」高天忠は10日台湾「立法院」で質問に答える時、現在台湾軍は自ら建造する潜水艦の生産能力を評価しているところであり、建造案の計画と工期計画によれば第1隻目の台湾が自ら建造する潜水艦は2024年頃に完成できる、とした。

報道によれば、台湾「立法院外交国防委員会」は今日「国防省」、「経済省」、「科学技術省」を招いてプロジェクトの報告をさせた。台湾国民党所属の「立法委員」江啓臣、民進党所属の「立法委員」蔡煌琅と陳唐山は質問する時いすれも、台湾が自ら建造する潜水艦の進度に対し関心を示した。高天忠は、現在台湾造船社を主な契約相手の業者としており、さらに建造能力を評価および点検しており、軍は慎重かつ楽観的な態度を持っている、とした。

江啓臣はさらにどのくらいすれば自ら建造する潜水艦がやっと完成できるのかの問題を質問した。台湾「海軍参謀長」蕭維民は、潜水艦建造の第1期の目標は契約設計で、現在海軍は青写真を描いており、契約設計は2016年から2019年に完成すると見られる、とした。高天忠は、以後の工期計画に照らせば、建造が完成するにはまだ10年近い時間を必要とし、第1隻目の原型艦の建造開始に約5年、加えてその前の契約の時間があり、全部で10年を必要とし、すなわち2024年にやっと完成できる、とした。


 まあいずれにせよ台湾が大陸と比較にならないくらいこの分野で遅れているのは確かで、アメリカの技術援助があったとしても差を詰めるのは非常に困難でしょう。















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