F-15VS殲-11

 日中戦闘機の実力比較です。

http://military.china.com/important/11132797/20130327/17748714.html


カナダの刊行物、中国の殲ー11と日本のF-15の性能を対比 日本の訓練が優勢を占める、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「F-15は日本の航空自衛隊の主力戦闘機で、アメリカのパテントを導入して製造された。」)

【グローバルネット総合報道】 カナダの月刊「漢和安全保障業務評論」4月号(繰り上げ出版)の報道 原題「F-15J対スホーイー27SK/殲ー11」 この文章は中日空軍の主力戦闘機、すなわち中国のスホーイー27SK/殲ー11と日本の航空自衛隊のFー15J戦闘機がもし空戦を発生させた場合にあり得る結果を分析し、双方の実力を分析した後、中日戦闘機にはそれぞれ長所があり、双方の空戦の結果は経験と訓練によって決まる可能性が高く、この方面において日本サイドが一定の優勢を占める、と考えている。

文章は、中国の運ー12哨戒機が何度も中日の争いのある島嶼区域に出現し、日本サイドのF-15J戦闘機も何度も緊急発進してスクランブルを行っている、とする。このまま行けばF-15は中国のスホーイー27SK/殲ー11戦闘機と遭遇し、かつ摩擦を発生させることになるのか否か? ひとたび暴発行為が発生したらどちらに軍配が上がるのか? 双方の実戦の結果を評論するのは相当に困難で、多くの不確定要素が存在する。理論上、完全に一方的になる可能性は大きくない。ある国の空軍の強弱は、装備、指揮、訓練、戦術、経験などによって決まり、このうち経験と訓練が最も重要である。

文章は、中日の主力戦闘機の対決の結果は予測が非常に困難だが、いくつかの方面から対比を行ってみることはできる、と考える。

一、これは国際的にまだ全くなかった戦力の対比である。かつてのアラブ諸国の戦闘機とイスラエル空軍のFー15の空戦と異なるのは、中日空軍がいずれも同一世代の戦闘機を装備していることである。スホーイー27の設計の初め、設計者は機動性能の各項目の指数方面において、全てFー15を超えることが必須であると要求された。欧米とロシアの第3世代戦闘機の間の比較的大規模な交戦は、コソボの衝突の中で発生した。ユーゴスラビア空軍はミグー29をもって迎撃し、2機のミグー29対2機のF-15の空戦が発生し、ミグー29は2機とも撃墜された。だがこの時の戦争は米ロの第3世代軍用機の空戦を普遍的に理解させることはできない。戦力が全くかけ離れすぎていて、F-15の背後には強大な早期警戒機の支持があり、ユーゴスラビアはほとんど孤軍奮闘だった。しかもミグー29は小型化されたスホーイー27に属し、機動性、レーダーの機能はいずれもスホーイー27に比べ非常に大きく縮小されている。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「F-15の飛行寿命は1万時間で、比較的強い外部吊り下げ能力を持ち、対地戦闘支援任務が遂行できる。」です。)

二、中日空軍はすでに50年以上戦闘を行ったことがなく、経験的には同じで、いずれもゼロである。訓練に関して言えば、日本の航空自衛隊は当然NATOナイズされ、毎月の飛行訓練時間は少なくとも15時間以上である。中国のスホーイー27部隊は若干年前に訓練時間を一般の部隊に比べ倍にすると言明している。特に精鋭部隊の年あたりの訓練時間はNATO基準に到達することも珍しくない。だが日本のF-15は毎年必ずアメリカ軍と合同演習を展開しており、演習の経験、実戦への準備などの方面において、日本が優勢を占める。中国空軍の訓練レベルは依然日本、欧米との差異が存在し、特にデータリンクの運用、連合/協同作戦能力がそうである。

三、中日双方いずれもF-15、殲ー11に対して技術的改造を行っており、特に武器システムがそうである。殲ー11AはRVV-AV中距離空対空ミサイルが運用でき、一部の殲ー11Aはさらに霹靂ー8、霹靂ー12先進空対空ミサイルが運用できる。Fー15Jは改良されてAPG-63型レーダーに換装されており、日本が独自に生産するAAM-4B中距離空対空ミサイルが運用でき、最新の改良は日本国産のAAM-5短距離空対空ミサイルの運用を可能にしており、これはAIM-9Xと同じ高い機動性を持つ。こうした武器は実戦を経たことが全くなく、中国の武器は驚くような素晴らしい成果を上げるかもしれないし、どうしようもない結果になるかもしれない。

だが文章は、最も重要なカギとなるポイントは、スホーイー27とFー15が空戦を行ったことがないことだ、と考える。比較は畳の上の水練に過ぎないのである。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「改良後、この型の機の探知計測能力はより強く、反応速度はより早くなり、夜間、劣悪な気候および強い電子妨害環境の中の作戦能力も大幅な向上が達成される。」です。)

スホーイー27は第3世代戦闘機の中で最も大型であり、有利な面は非常に力量があるところにある。スホーイー27の弾薬搭載量は8トン、F-15は7.3トンだが、ステルス能力はF-15に及ばない。滞空時間も機の性能を計る指数であるが、F-15Jの機内燃料備蓄は6,100kg、スホーイー27SKは9,000kgである。このため滞空時間の上では、もし外部吊り下げ搭載が同じならスホーイー27が優勢を占める。スホーイー27の上昇速度はF-15より速く、スホーイー27は世界記録を持っている。最大速度でも優勢を占め、すなわち戦場の快速離脱、追尾能力方面でもスホーイー27は優勢を占める。空戦の中で極めて重要な技術は当然レーダーである。この方面でロシア、中国はずっと欧米に立ち後れている。一般に、アメリカ式レーダーは探知計測精度、抗妨害能力、汎用性、計算速度などの方面でロシアのレーダーに勝っていると信じられている。F-15のAPG-63型レーダーは同時に14の空中目標を探知計測し、同時にこのうち6つを打撃できる。スホーイー27SKが使用するH001型レーダーは同時に10の目標を探知計測し、同時にこのうち2つを打撃できる。探知計測距離に関しては2種のレーダーはいずれも100kmを超えている。早期警戒機のレーダー方面では、空警ー200/2000が使用するのはフェイズドアレイレーダーで、目標を探知計測する数はE-2Cより多いはずである。こうなればスホーイー27/殲ー11の多目標探知計測の数が不足という弱点は多少打ち消される。だが中国の早期警戒機のスキャン角度はE-2Cに及ばない可能性がある。しかも中国空軍の2種の早期警戒機はいずれも実験的に運用中で、運用経験は航空自衛隊に及ばない。航空自衛隊は1980年代にはもう早期警戒機を装備していたのである。

次は空対空ミサイル武器である。ロシアのこの方面の技術は過去の実戦の中でアメリカに立ち後れていることが証明されている。もし同一世代のミサイル武器だったとしてもそうで、特に中距離空対空ミサイルではそうである。AIM-120Bを日本は44発しか持たず、テストに用い、実際に大量装備しているのは国産の99式(AAM-4)中距離ミサイルである。以上の比較で、短距離空対空ミサイル方面では技術的数字上日本が優勢を占める、ということに気付くことができる。04式(AAM-5)は2000年代後期に開発された先進短距離ミサイルであり、霹靂ー8は1980年代のイスラエルの蠎蛇-3(頑住吉注:大型の蛇ですが検索してもどの機種か不明でした)の中国バージョンで、依然伝統的なパッシブ式自動誘導装置を採用している。機動性方面でも日本の04式がずっと良く、90度軸を離れて発射する能力を持つと称される(AIM-9Xと同じ)。だがロシア、中国の空対空ミサイルの共通の特徴は寸法が比較的大きく、燃料がより多く、このため発射速度、射程が比較的大きい。ただし抗妨害能力は比較的低い。

文章は、以上の比較から中ロ、米日の第3世代戦闘機技術にはそれぞれ長所があることが見て取れるが、スホーイー27とF-15は仇敵同士であり、最も良いのは永遠に対峙しないことである、としている。

(頑住吉注:4ページ目)F-15は「サイドワインダー」あるいはAAM-3型赤外線制御誘導短距離空対空ミサイルと「スパロー」あるいはAAM-4型中距離空対空ミサイル核4発である。

(頑住吉注:5ページ目)殲ー11B型重戦闘機は中国がスホーイー27SK導入後に航空電子システムの機能向上のために自ら研究開発した第3世代制空戦闘機である。

(頑住吉注:6ページ目)殲ー11Bの就役成功はさらに一歩中国空軍の戦闘力を向上させた

(頑住吉注:7、8ページ目)殲ー11B戦闘機の航続距離はより長く、弾薬搭載量はより大きく、スホーイー27SKに比べ、殲ー11Bはステルス、火力コントロール、電子システム、レーダー、機体寿命などの方面でいずれも大幅な改良と更新があった。


 もう一つ日本側に有利なのは、アメリカはインドとの合同演習によってスホーイ戦闘機の手の内をよく知っていて日本に伝えられるが、中国にはそうしたルートはない、ということでしょう。

























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