中国、艦載版殲ー20を開発中?

 ‥‥という話があるのは以前もお伝えしましたが。

http://military.china.com/important/11132797/20130815/17998606.html


中国、殲ー20艦載型を研究開発中と伝えられる 7年後艦に搭載へ

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、中国の殲ー20『威竜』ステルス戦闘機から発展してできた某型前進翼艦載戦闘機がネット上の軍事マニアの熱い議論を引き起こしている。消息筋の人物の言によれば、殲ー20ステルス戦闘機を研究開発する某研究所は『凌竜』と呼ばれる新型艦載戦闘機を研究開発中である。」)

アメリカの「週刊航空」、日本の「読売新聞」などのメディアの報道を総合すると、中国の殲ー20ステルス戦闘機は艦載バージョンを派生させ、かつ中国の空母に搭載されるかもしれず、このことは日本の神経を緊張させた。日本サイドは、自衛隊の新戦闘機最大の相手は中国の殲ー20に他ならない、と考えている。このため、日本はアメリカのF-35を自衛隊の新世代主力戦闘機とし、もって艦載版殲ー20に対応することになる。

中国海軍は殲ー20の艦への搭載に非常に期待

ロシア軍事工業総合体ウェブサイトの報道は、殲ー20および殲ー31に続いて、中国航空製造業は空母上で使用する新型艦載戦闘機を研究開発中かもしれず、この機は殲ー20を基礎に設計が行われる可能性がある、と推測する。最近中国の軍事フォーラム上に艦載版殲ー20関連の情報が出現しており、その主翼は折り畳めるだけでなく伝統的な後退翼とは逆に前進翼の設計を採用している。この種の設計方案はロシアのスホーイ社のスホーイー47試験機に啓発を受けたものかもしれない。

アメリカの「週刊航空」は、すでに何度もの試験飛行を経ている殲ー20は4〜5年以内にもう量産され就役し得ると見られる、と推測する。この戦闘機はステルス性と超音速巡航能力を持ち、さらに先進的な航空電子システムを配備し、アメリカのF-22に対抗できる。中国海軍の計画によれば中国空母は将来超音速巡航能力を持つ戦闘機を装備することになり、このことは中国海軍が艦載版殲ー20に対する期待に満ちていることを意味している。報道は、殲ー20の艦載バージョンは2020年前後に就役し、しかも毎年20機の速度で中国海軍に装備されることになる可能性がある、とする。

「週刊航空」は、殲ー15艦載機プロジェクトに比べ、殲ー20プロジェクトの進展速度はより速いかもしれない、と推測する。ロシア式艦載機を参照して研究開発された殲ー15はいくつかの性能がすでに立ち後れ、2020年になれば中国海軍の作戦の必要性を満足させられない可能性があり、このためこの機は艦載殲ー20の補助機種になる可能性がある。

日本の「東京新聞」は、外部に搭載しない状況下では、殲ー20の離陸重量は約34トンで、このことはこの機が相当な燃料搭載量を持ち、強力なエンジンのために支持を提供でき、短距離離陸能力の実現の助けになることを意味している、と推測する。また、殲ー20の機腹部の下にはさらに大型空対艦ミサイルが搭載でき、この2点はこの機に空母艦載機に改造されるポテンシャルがあり、したがって中国の未来の空母艦隊の作戦能力が高められる、ということを意味している(頑住吉注:東京新聞ってほとんど読んだことないんですけどこんな専門的な記事載るんすか?)。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

韓国の「週刊朝鮮」は、殲ー20の艦への搭載にはまだ多くの変数が存在する、とする。機体重量上、新世代艦載機と現役艦載機を比べると決してはっきり大きくなってはいない。だが新世代艦載機は技術上ずっと先んじており、これと空母との間の意志疎通には問題が存在する可能性がある。殲ー20の戦場データリンクと通信システムのスタンダードは中国の各タイプの戦闘艦より高い。現在中国の「遼寧」号空母、およびすでに着工されている可能性がある国産空母は、いずれも殲ー15を「標準機種」としており、もしすぐに殲ー20使用に切り替えたら、情報のやりとりがスムーズに行かない面倒に直面する可能性がある。

報道はさらに、殲ー20の艦載機への改装は、主翼の改造、海上環境への適応など多くの難題に直面する、と推測する。現段階における新世代戦闘機の主要なステルス手段はステルス塗装層の採用であるが、この種の塗装層は乾燥した環境でさえあまり安定しておらず、海上の塩分を含んだ霧のある環境ではさらに信頼性が悪くなる可能性がある。アメリカのF-35の艦載バージョンも現在まさにこのような問題に直面している。

日本人の言い表せない緊張

日本の「読売新聞」は、中国が艦載版殲ー20を開発するとの情報は日本の関心を引き起こした、と指摘する。日本の航空自衛隊の次世代F-X戦闘機競争入札プロジェクトではかつて3種の選択候補機種の方案が受け入れられ、その内容は機体の性能と価格を含んだ。それらはそれぞれアメリカのボーイング社のF/A-18E/F戦闘機、アメリカのロッキード・マーティン社のF-35戦闘機、イギリス航空宇宙システム社の「タイフーン」戦闘機だった。自衛隊はこの3種の戦闘機を考察する時、その陸上型の性能を考慮するだけでなく、艦載バージョンにも関心を注いだ。

艦載版殲ー20への対応を考慮したため、日本は新世代戦闘機としてF/A-18E/Fおよび「タイフーン」ではなくF-35を選択した。何故なら前の両者は殲ー20に直面した時完全に劣勢に立たされるからである。日本の自衛隊は殲ー20を仮想敵として次世代戦闘機を選択購入し、最終的にF-35を導入し、「もって艦載バージョン殲ー20の中国空母搭載に対応」することが確定した(頑住吉注:殲ー20艦載バージョンなんて話が出てきたのはごく最近ですがね)。

日本サイドがずっとF-35の種々の不足に苦情を並べるのは、アメリカサイドに向け圧力をかけ、もって最終的な交易の中で優勢を占めることを希望しているからかもしれない。少し前あるアメリカの当局者は、アメリカは相対的に低い単価で日本向けにF-35を販売することを考慮してもよいし、しかも一部の生産、組立技術を移転する可能性がある、とした。

(頑住吉注:以下のページのキャプションは基本的に本文の一部を切り取ったものなので省略します。6ページ目のみ違いますが、これも以前ここで紹介したものの流用です。)


 いろいろ話題にはなってますけど、そういう可能性もあるね、以上の中身はないですね。ちなみに前進翼にメリットがあるのは第二次大戦中から知られており、それでもほとんど成功例がないのは問題も多く、メリットよりデメリットの方が大きいからです。










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