中国国産空母関連2題

 艦橋が小型化するという推測は早くからありましたが。

http://military.china.com/important/11132797/20160908/23499709.html


専門家:国産空母の艦橋は縮小され艦載機のためにより多くの甲板スペースを節約

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「建造中の国産空母。それが艦橋を吊して組み込み中であるのが見え、現在すでに5層ある。」)

人民ネット北京9月7日電(記者 黄子娟) 最近、ネット上に明るみに出た画像は建造中の初の国産空母が艦橋を吊して組み込み中であることをはっきり示しており、このことは甲板以下に位置する部分の大型設備の組み込み作業が基本的に終わり、進水という節目のポイントまでまた一歩近づいたことを意味している。軍事専門家の曹衛東は中央テレビ「今日のアジア」のインタビューを受けた時、国産空母の艦橋の面積は遼寧艦に比べやや縮小し、このようにするとより多くの甲板スペースを艦載機のために節約することができる、とした。この空母が戦闘力を形成する期間はより短く、艦上の武器や電子設備の性能はより先進的だろう。

現代の空母は基本的に艦橋、煙突などを飛行甲板の片側に集中し、まるで小島のようで、これこそが艦橋である。もし建造中の国産空母の艦橋を遼寧艦の艦橋と対比してみるならば、国産空母の艦橋が小さく変わっていることに気づくが、このことはどんな情報を伝達しているのだろうか?

曹衛東は次のように言う。現在の状況から見て、建造中の国産空母は遼寧艦と設計上いくつか異なるところがあり、まず国産空母の艦橋はある程度縮小され、このようにするとより多くの甲板スペースを節約し艦載機のために奉仕させることができる。次に、国産空母が配備する新型レーダーは遼寧艦のレーダーに比べ性能がある程度向上している可能性が高い。

8月25日に行われた国防省定例記者会見で、国防部スポークスマンの呉謙は、初の国産空母の建造の進展はスムーズで、計画通りに推進されている、とした。我が国の国産空母は外に顔値もあれば、さらに内に気質もある(頑住吉注:「顔値」は美人度、イケメン度などを示すスラングのようです)。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「遼寧艦空母の満載排水量はおよそ6万トンで、初の国産空母の排水量も6万トンである」です。)

世界の範囲で見て、空母の建造は6年以上の期間を必要とし、ある分析は、中国初の空母は1年の時間内に主要な艦体の建造を完成しており、世界空母建造史上に先例がなく、このことは充分に中国の造船技術の非常に大きな進歩を見せつけている、と考える。

中央テレビの報道は、現役の遼寧艦と比較して、建造中の第1隻目の国産空母が戦闘力を形成する期間はより短いだろうし、この空母が配備する艦載武器や電子設備は最も先進的な設備を使用する可能性が高い、とする。

曹衛東は、現在の進展状況から見て、国産空母の建造の進度は非常に早く、甲板の敷設が整った後、上層建築の徐々の追加装備が開始されている、と指摘する。この空母のステルス性および通信設備の性能などの方面では進歩があり、これにはレーダーの探知計測距離、目標を捕捉する能力などの方面が遼寧艦の能力に比べある程度向上していることが含まれ、このことは国産空母の遼寧艦を基礎にした総合性能の向上をも体現している。


http://military.china.com/news2/569/20160908/23499105.html


外国メディア、我が国の空母の進展は驚異的と感慨 殲ー20が搭載されればF-35に完勝と推測

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、中国空軍が大型戦略輸送機運ー20第一陣の就役を公然と宣言したのに続き、またある情報は国産殲ー20が就役状態らしき塗装をもって姿を現し飛行した、と指摘した。(画像に感謝:超大軍事 Adam.Y)」)

【グローバルネット軍事9月8日の報道 グローバル時報特約記者 張亦馳 グローバル時報記者 劉揚】 「中国初の国産空母、完成に近づく」「殲ー20戦闘機、あるいは艦載機に改装か」、最近少なからぬ外国メディアは再度関心を注ぐポイントを中国空母およびその艦載機に集中させている。国外メディアの報道によれば、中国国産空母はあるいは来年航海試験を行い、一方殲ー20を基礎に研究開発される艦載機はF-35Cに「完勝」である。

中国国産空母あるいは来年航海試験か

インドのニューデリーテレビ局ウェブサイトは6日報道し、ネット上の画像およびニュースソースを根拠にすると、中国初の国産空母はすでに完成に近づき、あるいは来年の航海試験のための準備が整っているかもしれない、とした。こうした画像は、この空母が現在上層建築の取り付けを待っているところであり、つまり艦橋である。この部分には艦橋、航空施設、レーダー、電子戦システムおよびその他のカギとなる重要システムが含まれる。報道は、現在この空母は大連のあるドライドックの中で建造されている、とする。「信じられているところによればこの空母は中国初の空母遼寧艦をコピー製造したものである。」 報道は、001A空母はおよそ36機の実戦機を搭載し、これには24機の殲ー15戦闘機、ロシアのKa-31早期警戒ヘリおよび8機の多用途ヘリが含まれると予想される、とする。

報道は、中国海軍造艦計画を了解するインド海軍当局者は、過去高い効率での空母操作の学習には何年かの時間を必要とした、とする。だが現在中国は潜水艦や水上艦艇を生産しており、空母の歩みを含め人を瞠目させる。

だが中国国産空母の建造進度はインドメディアの予期に比べさらに速いかもしれない。このウェブサイトの画像は、初の国産空母は実際上すでに一部の艦橋の取り付け作業が完成しており、ある分析者は年内に進水する可能性があると考える。

艦載版殲ー20はアメリカの艦載機を超える?

中国国産空母自体の建造への関心に比べ、ロシアメディアは中国空母の未来の艦載機に対してより興味を感じている。ロシア軍事視察ネットは最近文章を発表し、中国の関連企業はすでに「艦載版殲ー20」プロジェクトを始動させた、とした。

ロシアメディアの報道は、艦載版殲ー20は陸上基地版とやや異なり、全幅が10.2%延長され、14.2mに達し、全長は0.7m短縮されて19.5mになり、機全体の空虚重量は2.5トン増加して19.5トンに達する、とする。さらに重要なのは、艦載版殲ー20の作戦半径が1,500〜1,600kmに達し得、アメリカの現役の第4世代半および第5世代艦載機に比べまるまる50%多いことである。

ある中国の軍事専門家は「グローバル時報」記者に、殲ー20も殲ー31「鶻鷹」戦闘機も、現在陸上基地戦闘機であり、両者はいずれも艦載機に発展するポテンシャルを持つ、と教えた。空力外形から見て、殲ー20はより超音速巡航能力を強調し、発着性能は決して突出しておらず、もし殲ー20を艦に搭載したら、あるいは行う改造はより大きくなるかもしれない。当然、殲ー20はプラットフォームとしてより大きく、弾薬搭載量、航続距離および探知計測能力がいずれも「鶻鷹」を超えるだろう。一方「鶻鷹」を艦に搭載する優勢は、艦載機の数を向上させられることで、一体どちらの種類を選択するかは、依然さらに一歩の論証を必要とするかもしれない。現在世界各国の海軍のやり方から見て、艦載機は主に中型をもってメインとする。専門家は、中国は現在すでに2種の研究開発中のステルス戦闘機を持ち、それを基礎に艦載機に改良することは完全に実行可能で、新規まき直しし、全く新しい機種を研究開発する必要はない、と指摘する。

ステルス艦載機はあるいは第2ロットの空母とコンビネーションか

専門家は、現在明るみに出ている画像から見て、国産初の空母は依然スキージャンプ甲板を採用しており、遼寧艦の経験を吸収することを基礎に建造されていると言うべきである、とする。一方艦載機方面では、定型に至っている殲ー15の他、その他の機種も国産機種を使用する可能性が高い。これには直ー9をベースとした新型捜索救援ヘリや直ー8あるいは直ー18プラットフォームをベースにした早期警戒ヘリや対潜ヘリが含まれる。

だが外国メディアの報道によれば、この配置は一種過渡的なもののはずである。イギリスの「週刊ジェーン安全保障業務」はこの前もう報道し、中国のネットフォーラム上に出現したある画像は、中国の湖北武漢に位置する陸上空母模型が改造を行いつつあることをはっきり示しており、これはあるいは001A型空母と「002型」と呼ばれる次の1隻の国産空母との間の変化を反映し得るかもしれない、とした。最も顕著なのは、スキージャンプ式発進部品がすでに空母模型の上から取り除かれていることで、このことはさらに一歩外界の中国の第3隻目の空母がカタパルトを配備することに対する推測を引き起こす。

外国メディアの言い方に照らせば、もしスムーズなら、第1ロットの国産空母(1隻だけではない可能性が高い)の建造完成後、第2ロット(つまり002型)はカタパルトを採用する可能性が高い。このことは非常に大きく戦闘機の出動効率および飛行機出動時の弾薬搭載量や燃料搭載量を向上させることになり、充分に艦載戦闘機の性能を発揮させる。専門家は、現在アメリカ海軍はすでに一定数のF-35C戦闘機を装備しており、日本の航空自衛隊が購入した第一陣のF-35はすでに初飛行している、と指摘する。この種の状況下で、中国の未来の艦載戦闘機もきっとステルス化の趨勢にある。だがステルス版艦載機は第2ロットの空母の開発と同時進行する可能性が高い。


 空母の陸上訓練施設からスキージャンプ甲板が取り除かれているというのは本当なんでしょうか。ならば今後は初の国産空母のためのスキージャンプ発進の訓練は陸上施設ではできないことになり、少なくともこのタイミングでそんなことをするとは考えにくい気がしますが。















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