インド潜水艦関連をまとめて

 国産原潜、通常潜水艦事故などテーマは違いますがまとめて紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130818/18002272.html


外国メディア:インドの国産原潜が中国近海に派遣されるにはまだ何十年も必要

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:インド初の国産戦略原潜アリハント号」)

【グローバルネット総合報道】 インドの「商業旗幟報」ウェブサイト8月12日の報道によれば、インド初の弾道ミサイル原潜「アリハント」号は週末にカギとなる重要な時期(すなわち核反応炉が臨界状態に到達)を迎え、この艦の研究開発成功はインドをアメリカ、ロシア、中国、イギリス、フランスから組成される原潜精鋭クラブへ加入させた。

「アリハント」号の進水は2009年7月26日のことで、このことは核反応炉を臨界状態に到達させるのに4年の時間を費やしたことを意味する。「アリハント」号はロシアの「シャーク」級潜水艦を基礎に設計され、「シャーク」級潜水艦の最も有名な代表は「チャクラ」号(すなわちロシアの「Nerpa」号)原潜である。インドは1988年1月に初めてこの潜水艦を賃借した(当時賃貸したのはソ連)。賃借期間は3年だったが、2011年に再度賃借した。今、「アリハント」号原潜に配備される100名の艦員は、ヴィシャカパトナムに位置する水中戦高級軍事学院で訓練する他、「チャクラ」号でも訓練している。

インド民営企業はこの金額29億アメリカドルのプロジェクトのために非常に大きな貢献をした。潜水艦の艦体はラーセン テボルオ社傘下のハジラ造船工場が製造したものだ。タタ電力社は潜水艦のコントロールシステムの製造を担当し、一方反応炉と一体の蒸気タービンシステムはヴァルチャンダナガール工業社によって提供された。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「インドのアリハント号の騒音は大きく身を隠すのに不利である」です。)

「アリハント」号原潜の83兆ワットの加圧水型反応炉の製造もロシアの大きな力を入れての協力を得た。ロシアはかつてババ原子研究センターの科学者を助けて反応炉の体積を縮小し、もってこれをこの直径10mの原潜の中に装備できるようにさせた、とされる。だが、「アリハント」号の建造は決して完全にロシアが提供した輸入部品、技術移転、諮問サービスに頼ったわけではない。

インド原子エネルギー局はマイソールデネヘリに設立されたコードネーム「稀有材料計画」の濃縮工場に高濃縮ウランを提供した。また潜水艦本体はヴィシャカパトナム造船センターのある完全密封ドライドック内で製造された。

「先端技術艦艇計画」は1974年には早くも実施が開始されていた。その前、インドとパキスタンは1971年に戦争を勃発させ、当時アメリカの「エンタープライズ」号原潜は密かにインド洋に潜入し、一方ソ連も1隻の原潜を派遣してアメリカに警告した。原潜の戦争の向かう方向を変える能力は当時インド首相の任にあったインディラ ガンジーに深い印象を残し、彼女は1974年にはもう「先端技術艦艇計画」の展開を下令した、とされる。

すでに防衛力量発展の道に印象的な姿を残してはいるが、「アリハント」級原潜をパキスタンあるいは中国の近海海域に派遣するにはまだ何十年も必要とする可能性がある。これは「アリハント」号の騒音が依然非常に大きく、水中で24ノットの速度で航行する時に軽々と逃げ延びることが難しいからである。

(頑住吉注:3ページ目)インドが賃借して使うロシアの攻撃原潜


 ロシアの技術援助がありサンプルがあっても原潜の静音化は難しいわけでしょう。中国の原潜はだいぶ改善されたという報道もありますが今のところ本当かどうか不明ですし。本筋じゃないですし真偽は不明ですけどガンジーのエピソードも興味深いです。

http://military.china.com/news2/569/20130819/18003764.html


インド海軍、ロシアから「キロ」級潜水艦を賃借する可能性

インド政府方面からの情報は、インド海軍はロシアから「キロ」級潜水艦の賃借を考慮する可能性がある、としている。

インドの「シンドラカシャカ」号潜水艦に爆発が発生した後、その艦首は全壊し、この潜水艦は廃棄処分が宣告される可能性が高い。こうなればインド海軍には13隻の通常潜水艦しかなくなり、このうち2隻はまだ維持修繕の最中である。これらの潜水艦の中の絶対多数はすでにその計画就役期間の75%を過ぎている。

あるインド海軍当局者は、現在の当務の急は潜水艦部隊の能力と規模を拡大することであり、このためあらゆる可能な選択肢を考慮する必要がある、とする。ロシアから新たな潜水艦を賃借することは、最終的な政治およびビジネスの決策となる可能性がある。

インド海軍元参謀長アルン プラカシュ上将は、インド海軍は少なくともロシアから2隻の潜水艦を賃借すべきだ、と語る。何故なら新たな潜水艦を建造するにせよ購入するにせよ比較的長い時間を必要とするが(頑住吉注:新たな潜水艦を発注するのは時間がかかるから既存の潜水艦を借りた方がいい、ということのようです)、現在インド海軍の水中作戦能力はまさに極めて不安定な状態にあるからである。

ロシアから賃借する「チャクラ」号攻撃型原潜を加算しても、数隻のロシア製「キロ」級潜水艦とドイツ製209型潜水艦は間もなく退役し、何年か先にはインドには7〜8隻の潜水艦しか就役していないことになる。

もしインド政府が1999年に制定した潜水艦工業能力建設計画を堅持していたら、現在までに12隻の新たな通常潜水艦があり、かつ2030年にもこの数字が保持されるはずだった。

インドの著名な国防・戦略専門家で退役准将のウダイ パスカルは分析し、インドは最後に何隻かの「Sindhugosh」級(すなわちロシアの「キロ」級)潜水艦を1999〜2000年の間に海軍に就役させ始めたが、このことはインド政府が情勢の評価を行う時に犯した大きな手抜かりを暴露した、と語る。この専門家は、インド政府は精力を海軍の発展ではなく陸上基地打撃力量に集中して隣国に対抗したのである、と語る。パスカルは、インド海軍は「シンデレラ」のようだ、と評価して語る。何故なら官僚と政治家の間違った戦略評価のために巨大な代価を支払ったからである。

だが事実として、インド海軍は長さ7,500kmにも達する海岸線を防衛する必要があるだけでなく、さらに1,200余りの島嶼および220平方kmを超える排他的経済水域を防衛する必要もあるのである。(丁宏)


 まあしかしこれだけでは陸軍建設を優先したのが間違いだとは言えないですがね。

http://military.china.com/news2/569/20130820/18005378.html


インドメディア:潜水艦爆発はインド・ロシア関係を損なうに至らず ロシア、さらに原潜を賃貸する可能性

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「インド潜水艦は爆発後沈没着底し頂部だけが露出している」)

【グローバルネット総合報道】 インドの「シンドラカシャカ」号潜水艦爆発の原因が徐々に明らかになるにつれ、この事件の後続の影響が多くのメディアが関心を注ぐ話題の1つとなっている。8月18日、インド「第1ポスト」ウェブサイトが掲載したある文章は、別の角度からこの事件がもたらす影響に対し分析を行っている。文章は、今回の爆発事件はインド・ロシア間の関係に多大な影響を決してもたらさない、と考えている。

文章は、この2,300トンのディーゼル動力潜水艦は2012年にロシアに戻されて全面グレードアップを行い、インドはこのために1,800万アメリカドルの資金を費やした、と指摘する。だが現在まで、インドの高官たちが責任をロシアに押しつけることを示す兆しはない。逆に、インド当局にはロシアとの協力を継続的にに展開する意志がある。

文章は、8月16日にロシアの副首相ドミトリー ロゴージンがインドに向けダブルの重大サービスの提供を許諾した、とする。すなわち一方においてロシアは専門家を派遣してインドの潜水艦爆発の原因調査を助け(インド側が立ち入りを拒んでいるという情報もありましたが)、他方においてインドが海軍戦力を強化するのを助け、もって「シンドラカシャカ」号潜水艦爆発がインド海軍にもたらした損失を補う。ロゴージンは、調査結果がどうであろうと、インドは依然ロシアの主要な協力パートナーであり、単に現在の関連の武器購入だけに限られず、軍事装備の共同開発問題の上でもインドはロシアの長期的な協力の対象である、とした。ロシアサイドはインドがこの方面の能力を構築するのを助けることになる。

文章は、ロシアは2種のルートを通じてインドのために「渡りに船」的な助けを提供できる、と考える。まず、インドが陳腐、旧式化した9隻の「キロ」級潜水艦に中期性能グレードアップを行うのを助け、もってその就役年限を7〜8年延長させる。次に、インド向けに3〜4隻の原潜を賃貸する。ちょうど既存の「チャクラ」号原潜のようにである。そしてインドはこの2つの意見をいずれも採用する可能性が極めて高い。

だが文章は、第1の方案は比較的時間を要し、契約成立から最終的実行まで2〜3年の時間を費やすことになり、この項目に関連する協議の談判が順風満帆とはいかないことが予見できる、と分析する。グレードアップはあらゆる潜水艦に最新の航空電子設備、ソナーシステム、ミサイルを配備することになるので、「キロ」級潜水艦のグレードアップ費用はおよそ1億アメリカドルから2億アメリカドルの間になる。だが方案はインドにとっては比較的出費が節約できるものだと言える。何故なら、ひとたび「キロ」級潜水艦が中期性能グレードアップを完成させれば、これらの潜水艦は致命的な海底の殺し屋になるからである。

第2の方案はロシアの援助を受けるのが比較的早い方式である。だがこの方案の出費は非常に大きい。「チャクラ」号潜水艦の賃借期間は10年、賃借の費用は10億アメリカドルにも達する。もしロシアが同様の価格で(これは極めて可能性が高い)3隻の原潜を賃貸したら、30億アメリカドルの費用を費やす必要がある。

文章は、国家利益の最大化という角度から出発すると、2種の方案はいずれもインドにとって比較的有利であると考える。インド海軍にとって、有効に中国およびパキスタン海軍戦力を抑止したければ、少なくとも20隻の潜水艦を必要とし、これは譲れない最低ラインである。「シンドラカシャカ」号潜水艦の事故により、インド潜水艦艦隊は残る数少ない13隻の潜水艦しか使用できないが、今後16年以内はインドが再び新たな潜水艦を購入することはないのである。(実習編集翻訳:韓梅、原稿チェック:仲偉東)


 しかしロシアは潜水艦をそんなに多数インドに貸すような余裕があるんでしょうか。











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