QBS-06水中アサルトライフル

 中国の水中アサルトライフル関連です。

https://mil.news.sina.com.cn/jssd/2019-03-20/doc-ihsxncvh4183460.shtml


水中で銃を発砲してどれだけ遠くが撃てるか? 中国のこの30mまで撃てる小銃が最も使いやすい

1998年に撮影された「プライベートライアン」は今ではすでに伝説の映画となっており、20年来無数の戦争ゲームやテレビ・映画が「プライベートライアン」に向け敬意を示し、オマハの上陸作戦は当時の軍武菌(頑住吉注:筆者)に初めて戦争の残酷さを認識させもした。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「『プライベートライアン』の中の何人かの水中で撃ち殺された不運な者たち」)

軍武菌はこのシーンを見た時に非常に疑いもした。弾丸は水に入った後でなおこんなに大きな威力を保持できるのか? しかし現実の角度から見て、この一幕には間違いなくちょっとしたバグがある。実際には弾頭は水中でこんなに遠くまでは全く飛べないし、こんなに大きな殺傷力もない。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「伝統的な小銃を水中射撃すると模擬人体の皮にさえあたらない」)

物理学の常識を根拠にすれば、水中の密度は空気の772倍で、粘度と抵抗も空気をはるかに超える。このため弾丸は空気中から水中に撃ち込まれても、水中で射出しても、いずれも抵抗と水圧によって大量の運動エネルギーを消耗し、したがって威力と射程の急減をもたらす。「流言終結者」はかつて関連の実験をして、こうであることをを証明した。.50BMGというこの大口径機関銃弾も水中では1mあまりの射程を出せただけだった。

だが水中作戦は現代の特殊作戦が避けて通れない点で、各国いずれも目的性を持って専用の水中小銃を研究したことがある。中国も例外ではなく、今日我々は中国のQBS-06水中小銃について語ろう。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「解放軍兵士がQBS-06水中小銃を手に持つ」)

QBS-06を語る前に、まず水中小銃というこの概念をちょっと語らねばならない。前述のように、通常の銃器は水中射撃効果が悪く、このため非常に長い時間以来、海軍フロッグメン兵士は水中で常にナイフと圧縮空気水中銃といった種の冷兵器を用いて作戦を行ってきた。知らない人はやはり一群の漁民だと思う。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「これまでのフロッグメンは潜水漁民に比べ装備がたいして良くはなかった」)

ずっと後の1970年代になると、流体力学と小火器工業の成熟と共に、ソ連は相次いでSPP-1水中拳銃とAPS水中アサルトライフルを開発し、後で語ろうとしている中国のQBS-06水中小銃は他ならぬソ連のAPS水中小銃から発展してできたものである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「QBS-06の前身、ソ連のAPS水中アサルトライフル」)

QBS-06は北方工業集団が2006年に設計定型させた水中アサルトライフルで、我が国のフロッグメンの現在の主力水中小銃でもある。中国のフロッグメン部隊は成立当初ソ連解体ゆえに、ソ連時代には秘密保持されていたAPS水中アサルトライフルとSPP-1水中拳銃も困窮したロシアから買い、我が国もAPSとSPP-1を得、かつ逆向き研究によってQSS05水中拳銃とQBS-06水中小銃を研究開発したのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「テレビドラマ『艦はアデン湾にあり』の中にかつて短時間出現したことのあるQBS-06のシーン」)

APSのコピー生産改良型として、QBS-06は外観上APS小銃に近く、外観から見た最大の差異はマガジンである。APSとQBS-06はいずれも幅広く大きなダブルカアラムダブルフィードの扇形マガジンを採用しているが、異なるのはAPSのマガジンにマガジンスプリングを収納する空間が多いことで、一方QBS-06は直接より大きなマガジンスプリングの使用に換え、マガジン底部をより平坦なものに変え、最大の程度で給弾過程が長すぎることがもたらす給弾の故障を減らしている。APS同様、QBS-06のマガジンは両側と底部いずれにも排水穴があり、もって排水に便としている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「マガジンの多くの排水穴の特写」)

周知のように、水中の抵抗と圧力は多くの運動エネルギーを消耗させるだろう。このためアサルトライフルに常用され射撃精度を保証しているリュングマン式あるいはショートストロークピストンガスオペレーション式は意気込みに力が追いつかないことが目立つ。このためQBS-06はAPS同様、AKに似た自動機構を採用し、ロングストロークピストンガスオペレーション式原理、ダブル突起ボルトヘッド回転閉鎖方式を選択使用し、自動エネルギー超過量方式により水中射撃自動循環の信頼性を保証した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは砕けた話し言葉で全く意味不明です)

また、通常のハンマー撃発方式は水中では抵抗により減速し大量の運動エネルギーを喪失し撃発無力をもたらし、また大量の復帰運動エネルギーを浪費するだろう。しかもQBS-06はレシーバー体積も制限を受けこのように巨大なハンマーは収納が非常に難しい。このためQBS-06はあっさりとサブマシンガンや機関銃に常用されるオープンボルトファイア、ボルトキャリアがハンマーを兼ねる撃発方式を採用し、もって水中での撃発運動エネルギーを保証した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「またQBS-06はさらにプレスのレシーバーに非常に多くの排水穴を開け、もってボルト復帰時の抵抗を減少させた」)

問うお友達がいるかもしれない。通常オープンボルトファイアは精度を低下させるのではないか? ならば精度は使用に不充分だろうか。軍武菌はここで皆に教える。実は安心してよい、何故なら通常野外条件の水中は可視度が非常に低く、20m目標が見えることが保証できればすでに非常に素晴らしく、通常水中というこの種の抵抗と水流の影響が大きい状況下でおおよその照準ができればすでにもう射撃して胴体に命中させるには充分であり、このためオープンボルトファイアは完全に使用に充分なのである。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「水中の可視度は低く、おおよその照準が保証できればすでに射撃には充分である」 「もしフロッグメンの腕比べでの狙撃も15m標的を撃つだけ」)

水中で発泡する時、発射ガスは気泡の形式をもって銃口とエジェクションポートから噴出し、後続の射撃の視野に影響するだけでなく、さらに容易にフロッグメンの隠蔽性を低下させる。QBS-06はガス導入パイプに穴を開ける方式によってエジェクションポートから湧き出す気泡を小さな気泡に分散させ、かつ銃口に大きな気泡を消す銃口装置を追加し、さらに一歩視野と隠蔽性を増加させている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「APSの射撃の気泡は非常に深刻」 「QBS-06の水中射撃の気泡は相対的に分散し視野と隠蔽により利する」)

最後に、軍武菌は皆にQBS-06の最も核心的な設計を語ろう。これとセットになるDBS-06水中小銃弾薬である!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「DBS-06水中小銃弾薬」)

ソ連人の水中銃器研究開発の大量の実験は、水の抵抗と密度はライフリング回転する銃弾の弾頭の自転の運動エネルギーを瞬間的に消耗させ、弾頭は減速するコマのように至る所に乱れて不規則な動きをし、深刻に偏向するということを示している。このためソ連はほとんどあらゆる装備された水中弾薬に長い棒状でスムースボアの矢形弾頭設計を採用し、この設計は中国の水中弾薬の発展にも影響した。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「AKの水中射撃は弾頭の偏向が深刻」)

銃と同様に、DBS-06水中小銃弾薬もソ連の5.66mm×39水中小銃弾薬を参照しこれをコピー生産、改良してできたもので、口径は5.8mm、スチール製の弾頭は細長く、前端は円錐、中央部は円柱状で、尾端の面積は比較的小さく、重心は相対的に前寄りで、薬莢は5.8mm普通弾薬をそっくり真似た塗装されたスチール薬莢である。DBS-06水中小銃弾薬は全長150mm、重量28g、ほとんど2発の5.8mm普通弾薬の重量に相当する。主に弾頭重量の増加によってターミナル運動エネルギーを高めている。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「APS水中小銃の射撃」)

敵サイドに命中した後、質量の大きいスチール製弾頭は軽々と潜水服、防水ヘルメットや潜水に用いる酸素ボンベを貫通でき、もし防御のない目標に直面しても前部が重く後部が軽い不安定な構造に頼って軟組織内で転倒に向かい、殺傷効果を拡大する。もし小型艇などの高価値目標に直面しても、5.8mm水中小銃弾薬にはタングステン合金弾頭の徹甲弾もあり対応するに足りる。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「一番右がタングステン合金徹甲弾」)

水中の威力は大きいが、QBS-06は決して水上の射撃には適さない。重い弾頭がもたらす大きな後座インパルスはスムースボアのバレルと自動機構に空気中で迅速に寿命を消耗させるだろう。また水中小銃弾の細長い構造も水上での射撃の精度が極めて劣る結果をもたらすだろう。このため真に水上に到達する必要があれば、QBS-06は応急的に用いることができるだけで、95/03こそ陸上の王者である。

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「国内のフロッグメンは水中銃器を配備する必要がある他に水上作戦に照準を合わせて95/03など通常の小銃も携帯するだろう」)

このため水中に逃れた敵を打撃するには、武器の選択こそが重要なカギであり、、敵がもし水中に逃れれば命が保てると思ったら、QBS-06が彼に生まれ変わったらいかにふるまうかを教えることになるだろう。(作者の署名:軍武次位面)

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「QBS-06があなたにふるまい方を教える!」)


 ソ連の水中小銃が中国の手にも入ったということは詳細な情報どころか現物がアメリカの手にも入った可能性があり、それから長年になってもアメリカに対応する機種が登場しないのは必要ないと考えているからなんでしょうか。技術的に真似できないとは極めて考えにくいですが。






















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