日本、戦闘機の数ではかなわないため質で逆転を狙う?
また日本の検証機を評する記事です。
http://war.163.com/16/0511/08/BMP8GTVM00014OMD.html
グローバル:日本の軍用機の数はすでに中国に匹敵し難い 心神に頼っての逆転を欲する
(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「資料画像:日本の『心神』戦闘機」)
4月22日、日本の三菱重工が研究開発するX-2ステルス戦闘機検証機が初めて飛び、日本がすでにステルス時代に入り、現在アメリカ、ロシア、中国など数少ない国のみが独占するステルス戦闘機クラブに加入したことを示した。
X-2の初の試験飛行は名古屋飛行場から発進し、26分間飛行した後、日本航空自衛隊の岐阜県に位置する基地に降着した。試験飛行過程の中で、X-2は発進、降着および基本的な機動動作を試験した。この研究開発プロジェクトの監督管理を担当する日本の防衛省防衛装備庁未来戦闘機プロジェクト責任者である土井博史は、「完璧」との言葉を用いて今回の飛行を形容した。試験飛行員も今回の飛行は「極度に安定」し、飛行機のコントロールは模擬訓練時とそっくり同じだった、とした。彼はこの飛行機が防衛省の要求を満足させられることを確信している。ならば、X-2は一体どれだけ先進的なのか? すぐに日本の自衛隊に装備されて戦闘力を形成できるのだろうか?
突出したステルスおよび機動性能
ステルス戦闘機である以上、X-2最大の特徴はステルス能力のはずである。周知のように、飛行機がステルスを願えば、まずは対レーダーステルスであり、主に2つの方面から着手する。1つ目は外形設計を最適化し、レーダー反射断面積を減少させる。外部に露出した、および突出した部位を減らし、角反射と鏡面反射部位を消し去り、武器コンパートメントなど外部搭載装置は機内に収納することが必須である。2つ目は特殊な塗装層や複合材料を利用し、飛行機の表面が電波を吸収できるようにさせる。またさらに赤外線、可視光線などその他の周波数帯の電磁波および音響ステルスを併せ配慮する。
日本サイドは、X-2のステルス性能は甚だしきに至っては「すでにアメリカのステルス機を超越した」と考えている。日本の防衛装備庁第3開発室室長の三輪英昭の説明によれば、X-2の機体のラインはスムーズで、壁板にはほとんど継ぎ目がなく、その独特の機体形状はさらにレーダー波をその他の方向へ反射することができる。機体正面に位置するエンジン吸気口は最も容易にレーダー波を反射する。X-2の吸気口設計は機密に属し、吸気管は複雑な湾曲構造に設計され、非常に大きくレーダー反射面積を減少させている。X-2には外部武器コンパートメントはなく、これは探知計測可能性の低い飛行機のもう1つの特徴である。
米軍のステルス戦闘機とは異なり、X-2の機体がレーダー波を吸収できることが主に頼るのは特殊塗装層ではなく、複合材料である。X-2の機体には電磁波を吸収できるセラミックと炭化珪素の複合材料が使用され、これは日本サイドを最も得意にさせる点である。日本サイドは、全世界で日本の企業だけが電磁波吸収材料を研究開発できるとする。唯一レーダー波吸収塗装層を使用しているのはコックピットで、そのキャノピーのガラスには特殊な錫合金塗装層が塗られている。
また、X-2のもう1つの特徴は高い機動性で、複雑な機動動作を完成できる。その秘密はそのエンジンが可変ピッチシステムを持つことにあり、3D推力ベクトル機動が行える。X-2は2台の石川島播磨重工が生産するアフターバーナー燃焼室を持つ新型のXF5-1低バイパス比ターボファンエンジンを装備し、それぞれのエンジンは5,000kgの推力を生じさせることができ、推力:重量比はフランスの「ラファール」戦闘機が使用するスネクマM88-2型エンジンと同等である。2台のエンジンは全部で6枚のアヒルの水かき型推力偏向ブレードを装備し、上下左右に活動し、噴射角度を改変でき、したがって快速上昇、快速急降下、急旋回などの飛行動作が完成できる。だが、未来の戦闘機は新型エンジンを使用する可能性がある。日本の防衛装備庁は2012年から15,000kgの推力のエンジンの研究開発を開始し、軸対称の推力ベクトルノズルを持つことになる。
(頑住吉注:ここで何故か冒頭の文章が繰り返されてますが省略します。)
アメリカのステルス戦闘機の「啓発」を受けたと疑われる
日本サイドは再三、X-2は純国産で、完全に日本サイドによって自主研究開発されたと強調している。「もし共通点があっても、純粋に偶然の一致に属する」とするが、少なからぬ専門家は、X-2の設計は明らかにアメリカのロッキード・マーティン社のステルス戦闘機プロジェクトの影響を受けていると考えている。例えばX-2はF-22と似たラインを持っている。さらに疑わしいのは、日本の唯一のステルス機を研究開発する能力を有する製造企業である三菱グループが、現在まさに日本のためにF-35戦闘機を組み立てつつあることである。日本はロッキード・マーティン社から42機のF-35を購入し、ロッキード・マーティン社はテキサス州フォートワースに位置する工場で4機を製造し、その他の38機は日本サイドによって自ら組み立てが行われる。現在、三菱は名古屋にある小牧南工場で第5機目を組み立てている。
日本政府は外界の援助を得たことを否認し、X-2プロジェクトとF-35には関係はなく、F-35の組み立てはX-2研究開発の助けにはなっていないと言明し、一方アメリカもF-35のステルス技術の移転に同意したか未公開であるが、三菱とロッキード・マーティンの協力はステルス技術に対しより多くの悟りを持たせ、X-2研究開発の助けになる。
第5世代戦闘機になれるか否かは依然未知数
日本は1990年代から第5世代ステルス戦闘機に必要とされる技術の研究開発を開始し、関連の研究開発プロジェクトは全部で15あり、X-2はその中の最重要の1つである。
だが、第5世代ステルス機を研究開発するには、日本はまだ多くの技術問題がまだ未解決である。X-2は突出したステルスおよび機動性能を持つが、それは究極的にはやはり「検証機」である。その他の一連の関連の独立した研究プロジェクトは依然進行中で、これにはセンサー、電子戦装備、データリンク、火力コントロールおよび熱管理などが含まれる。土井博史は次のように語る。X-2はステルス機体とエンジンの融合の経験を提供しており、新技術が開発できた後、さらに新式武器装備とステルス設計相互の融合の難題を解決する必要がある。今後何ヶ月か以内に、防衛省はX-2で3D推力ベクトル、光ファイバー制御誘導飛行コントロール、先進的なレーダー、外皮埋め込み式センサーなど多項目の技術を試験することになる。
X-2は日本の未来のステルス戦闘機F-3のために基礎を固めた。日本の戦闘機は更新世代交代の段階に入りつつある。日本の最も古い前線の戦闘機であるF-4「ファントム」は現役を退きつつあり、21世紀20年代になればF-2とF-15Jがいずれも退役する。今後何年かでF-35がこれらの戦闘機に取って代わり始める。だが42機ではこの空白を埋められない。しかもF-35は制空戦闘機ではない。事実上、日本は1990年代には早くももう更新された戦闘機の必要を意識するに至り、アメリカのF-22の購入を望んだ。だが1998年、アメリカ議会はこの戦闘機の輸出を禁止し、日本の希望を水の泡と化させた。日本は最終的に2010年に放棄し、これより精力を集中してX-2を研究開発した。
だが防衛省は2018年になるのを要してやっとX-2を基礎に前線ステルス戦闘機を製造しようとするか否か決定するだろう。X-2の価格は390億円(約3.31アメリカドル)にも達し、非常に高い費用はそれが日本の第5世代戦闘機に向かう道の上の障害になる可能性がある。日本の現在最新の国産戦闘機は三菱がアメリカのF-16戦闘機を基礎に研究開発したF-2戦闘機で、その高すぎる価格は日本が購入数を当初の144機から94機まで削減することを迫った。
土井博史は、防衛装備局は独立あるいは連合してF-3を研究開発する準備をしつつある、とする。彼はロッキード・マーティン社あるいはその他の飛行機メーカーが三菱重工と協力するか否か言っていないが、協力は日本の国産第5世代戦闘機が現役入りし得る唯一の道かもしれない。
日本は戦闘機の数の上で中国に匹敵することはできないと深く知っており、技術の上で着手して中国を超越し、中国に対する技術の優勢を獲得し、いわゆる「地域の安全の領袖」となることを希望している。このため、日本は継続して大きな力を入れステルス熱核(頑住吉注:変換ミスか何かだと思います)および先進的なセンサーなどその他の技術を研究開発し、地域の危機に対応する能力を向上させることになる。来年、X-2は50回あまりの試験飛行を行い、その後日本はこの飛行機にすでにステルス戦闘機クラブ加入の準備が整っているか否か判断することになる。
私この機は全然まだまだだと思っていましたけどこれ読んで思ったよりは有望なのかなと感じました。しかしそれでも問題は非常に多いでしょう。