超伝導電磁流体力学潜水艦が間もなく登場?

 以前「中国の新原理に基づく潜水艦の登場が近い?」で紹介した新型潜水艦に関する情報がまた出てきましたが‥‥。

http://military.china.com/important/11132797/20130605/17873775.html


中国の超伝導電磁流体力学潜水艦、間もなく登場!

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「バイソンホバークラフト上陸艇は非常に大きく中国海軍の上陸進攻能力を向上させることになる」)

「バイソン」あるいは上陸行動のルールの改変者となるか

5月24日、まさに南海の情勢が緊張している時、中国がウクライナから導入したヨーロッパ「バイソン」大型ホバークラフト上陸艦が広州に到着した。日本の「外交家」誌(頑住吉注:よく出てきますが実在しません)ウェブサイト5月29日の報道は、この「バイソン」ホバークラフト上陸艦は中国海軍南海艦隊に加入し、南海で大いに力を振るう可能性が高い、とした。

このホバークラフト上陸艦はウクライナが製造した「バイソン」級水陸両用ホバークラフト艦に属し、中国国防部が2009年にウクライナ特殊装備輸出社と締結した、4隻のヨーロッパ「バイソン」ホバークラフト上陸艦購入契約の一部分である。契約は、ウクライナの「大海」造船工場が最初の2隻の上陸艦の建造作業を担当し、残る2隻は中国サイドによってウクライナ専門家の援助の下で国内において自ら生産される、と規定している。この契約の総額は3.15億アメリカドルである。

「バイソン」級ホバークラフト上陸艦はダイヤモンド中央海軍設計局によって研究開発され、主に戦闘装備と先遣上陸隊員の輸送に用いられる。日本の「外交家」誌の文章は、4階のビルに近い高さで、555トン級の「バイソン」級ホバークラフト上陸艦はアジア太平洋地域の上陸行動の「ルールの改変者」となる可能性がある、とする。報道によれば、「バイソン」級ホバークラフト上陸艦は1980年代に研究開発が開始され、標準排水量は480トン、満載排水量は555トン、全長57.3m、全幅25.6m、全高21.9m、最高速度63ノット、航続距離300海里で、世界最大のホバークラフト上陸艦である。

このクラスのホバークラフト上陸艦の有効搭載能力は約150トンで、アメリカおよび日本軍で就役するホバークラフト上陸艦の2倍であり、このことはこの艦が3両のメインバトルタンク(例えばT-80戦車)、10両の装甲車(例えばBMP-2)、10両の装甲兵員輸送車(BTR-70)、あるいは8両の水陸両用戦車を搭載できることを意味している。これと同時にその4つのキャビンコンパートメントにはさらに140人が搭載でき、装甲車両がない時は搭載人員は350人に達する。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「西側メディアは中国がさらに何種類かの未来クラスの潜水艦設計の実現可能性を研究中であると推測している」です。)

アメリカあるいはその他の国の同類艦船と比べると、「バイソン」ホバークラフト上陸艦はまさに「牙まで持っている」。その標準装備には2基の144mm非制御誘導ロケット弾MS-227発射器、2基の30mmAK-630近距離戦武器システム(CIWS)(頑住吉注:30mm6本バレル)、Igla-1M対空システム(頑住吉注:SA-16とも呼ばれる携帯対空ミサイル)、機雷敷設能力(20〜80発の機雷。具体的数はその配置によって決まる)が含まれる。この種の火力配置は、「バイソン」ホバークラフト上陸艦が兵員輸送や戦闘補給を執行する他に、さらに上陸行動の中で火力支援を提供できることを意味している。

新型潜水艦は高速超伝導魚雷を装備する可能性がある

水上戦闘艦の戦力向上の他、中国海軍はさらに大きな力を入れて潜水艦隊を作り出し、水中戦力を向上させ、もって敵艦を第2列島外の海上戦略目標に近寄らせないことの実現を確保している。中国海軍がなす努力には093型「商」級原潜、093A型「元」級通常動力潜水艦の調達が含まれる。

説明によれば、093型潜水艦は6本の魚雷発射管を装備し、その魚雷発射管は2種の口径を含む可能性がある。すなわち553mmと650mmである。093A型潜水艦は533mmYU-4パッシブ音響自動誘導魚雷と、その他の潜水艦の迎撃に使うよう設計されたYU-6有線制御誘導魚雷が搭載できる。041「清」級潜水艦の出現(中国はすでにこの級の潜水艦の建造を完成させているかもしれない)は、さらに一歩海軍の対潜潜水艦艦隊の陣容を拡大させる。信じられているところによれば、これらの艦艇はYU-6あるいはその派生型の電動YU-8魚雷が発射できる発射管を追加装備している。

(頑住吉注:これより3ページ目。画像のキャプションは「中国海軍の急速な発展はアメリカに不安を感じさせるに至っている」です。)

アメリカのペンタゴンが最近発表した中国軍事力レポートは、中国はまだ094型「晋」級戦略ミサイル原潜の建造を継続しており、現在すでに3隻の「晋」級潜水艦が完成している、としている。レポートはさらに、次世代の096型戦略ミサイル原潜生産前の10年の時間の中で、中国海軍は最多で5隻の094型原潜を装備する、としている。レポートは、「晋」級潜水艦は巨浪ー2型潜水艦発射弾道ミサイルを装備することになり、このミサイルの射程は4,000km以上と見積もられる、ともしている。「晋」級潜水艦と巨浪ー2型弾道ミサイルは、中国海軍のために信頼できる海上基地核威嚇力を提供した。また今後10年で、中国はさらに対艦と対潜能力を兼備した095型ミサイル攻撃潜水艦を建造する可能性がある。アメリカの「ストラテジー ページ」ウェブサイトの文章はかつて、中国は今後10年のうちにその潜水艦の数を80隻にまで増やす計画である、と予測した。

通常および原潜の他に、西側メディアは中国がさらに何種類かの未来クラスの潜水艦設計の実行可能性について研究中であると推測している。超伝導電磁流体力学潜水艦はその設計方案の1つかもしれない。アメリカの「グローバルセキュリティ」誌は、中国はその超伝導電磁流体力学潜水艦のために新型推進装置を準備中である、と推測している。米軍の武器分析者は、解放軍は少なくともこの潜水艦のために6門の口径が600mmに達する発射器を装備し、中国海軍最新の潜水艦発射型「鷹撃」対艦巡航ミサイルを発射できるようにする可能性がある、としている。また、中国はさらにその超伝導電磁流体力学潜水艦のために高速超伝導魚雷を研究開発済みで、しかも関連の試験はすでに成功している可能性がある。

超伝導電磁流体力学潜水艦で構成された作戦部隊は、速度がより速いだけでなく機動が敏捷で、強大な火力を持つ、とされる。規模が不断に拡大する通常および原潜艦隊に、間もなく登場する超伝導電磁流体力学潜水艦がさらに加われば、解放軍海軍は世界の海軍の先進レベルをパワーアップして追走することになる。

(頑住吉注:これより4ページ目。画像のキャプションは「中国通常潜水艦部隊は強大な水中作戦能力を持つ」です。)

解放軍、艦艇の防衛能力を向上

中国軍はさらに、積極的にミサイル武器庫を拡張し、ミサイル攻防能力を向上させているところである。海軍艦艇に関して言えば、最も威力を持つ武器として音速をもって攻撃できる名高い対艦ミサイル以上のものはない。潜水艦、水上戦闘艦、陸上基地砲台あるいは機載対艦ミサイルによる攻撃に直面すると、一般に戦闘艦には来襲するミサイルをかわすには数秒間の反応時間しかない。戦闘艦が対艦ミサイルの襲撃に直面した時は、最初の時間に正確な反応をなすことが極めて重要である。何故ならこの種の攻撃に直面すれば、水上戦闘艦にはあるいは第2のチャンスは全くないかもしれないからである。

来襲するミサイルに対応する、海軍艦艇のアクティブ対応措置には近接防御システム、欺瞞システム、電子戦装備、対空砲が含まれる。パッシブ対応措置には軍艦設計の中へのステルス技術の採用、軍艦が探知計測される確率の低下が含まれる。現在中国は世界初の対艦弾道ミサイルを研究開発中である。

アメリカ海軍戦争学院教授マーシャル ホレスはかつて、アメリカの「スタンダードー3」型ミサイルの予算増加の状況を根拠にして見ると、中国はより高い速度をもって東風ー21Dミサイルを生産している可能性が高い、と指摘した。東風ー21Dミサイルの射程は1,500kmを超えるとされており、西太平洋の広い範囲の海域内の戦略および戦術目標がそのカバー範囲内にある。このため、東風ー21Dは中国に真の対介入・区域拒止能力を付与することになる。アメリカ政府の推測によれば、中国は2015年になれば80発のこのミサイルシステムを持ち、東風ー21D対艦ミサイル以外に中国はさらに東風ー15あるいは東風ー11短距離弾道ミサイルに対艦弾頭を追加装備することもでき、その威力もまた言わずとも明らかである。

(頑住吉注:これより5ページ目。画像のキャプションは「中国の通常潜水艦装備の速やかな更新、世代交代が待たれる」です。)

国産対艦ミサイルの研究開発と同時に、中国はさらに大きな力を入れて艦艇の防御能力を向上させているところである。軍艦に紅旗-7全天候、低空・超低空対空ミサイルを配備する他、中国はさらに成功裏に「紅旗-16」対空ミサイルを研究開発した。説明によれば新世代中・近距離区域防空ミサイルとして、「紅旗-16」の有効射程は1.5〜40kmで、有効射高は10〜6,000m、単発での命中確率は70〜98%、反応時間は5〜8秒、ミサイルの全長は2.9m、直径0.232m、重量165kg、弾頭重量17kg、最大飛行速度はマッハ2.8(850m/s)に達し得る。

中国の攻防兼備型ミサイル庫を作り出す努力の中には、さらにミサイル防衛システムの構築が含まれる。報道によれば、5月13日21時前後、我が国は成功裏に高空科学探査試験を展開した。今回の試験は西昌衛星発射センターで行われ、高空探査ロケットを利用して電離層、地球に近い宇宙空間の高エネルギー粒子と磁場の強度と構造に対し現場での探知計測が行われた。この情報に対しイギリスBBCは、中国が発射したこのロケットは1万kmの高度に到達し、1976年以来全世界で発射されたうち最も高い亜軌道ロケットである、と報道した。だが、イギリスのロイター社は今回の科学実験は、いわゆる対ミサイル試験と関係があると憶測した。すなわちある情報は、このロケットは将来対衛星搭載荷を搭載することができるようになり、類似の軌跡通りに飛行すれば、この「運動エネルギー撃殺」技術は同様に未来の対ミサイル武器に使うことができる、というのである。

アメリカのジェームスタウン基金会の「中国簡易レポート」の文章は、一部の中国問題分析家は、中国の対ミサイル計画をその全体戦略威嚇態勢勃興の中の「新たな組成部分」であると見ている。例えば、2013年1月の陸上基地中段ミサイル迎撃試験の後、解放軍第二砲兵指揮学院の邵永霊大佐は記者のインタビューを受けた時、中段対ミサイル迎撃試験は、中国の戦略威嚇力量が過去の進攻性力量のみに頼っていた状態から、「攻防兼備」の方向へ発展していることを意味している、とした。邵永霊は、中国の核戦力は比較的小さい規模を保持してよいが、ミサイル防御能力を保持すべきと考えている。これは中国が敵の核攻撃に遭った後、より多くの核兵器を生存させ、したがって核攻撃が発動できることを意味している。このため、強大なミサイル防御能力は国家の安全に対し意義が重大であると言える。

(頑住吉注:6ページ目)騒音問題の過大さは通常潜水艦の戦闘力に影響する主要な要素である

(頑住吉注:7ページ目)潜水艦は同様に空母に脅威を与える「切り札」である

(頑住吉注:8ページ目)中国には新型通常潜水艦の研究開発領域におけるある程度の突破が起きる


 記事にあまり具体性がなく、トンデモ臭い感じすらしますが、気になるのは確かです。関連の記事をもう1つ紹介します。

http://military.china.com/important/11132797/20130609/17884443.html


ロシアの専門家、中国の新たなホバークラフト上陸艇の性能はアメリカのLCACを超えている、とする

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「726型ホバークラフト上陸艇、NATOのコードネームYuyi級は、中国人民解放軍海軍が使用する中型ホバークラフト上陸艇で、中航工業によって研究開発され、江南造船工場が生産する。」)

最近、ウクライナが製造した「ヨーロッパバイソン」級ホバークラフト上陸艇がすでに中国に引き渡され、中国の島上陸用の搭載具が再度広範な関心を引き起こした。2010年、中国版LCACと呼ばれる国産最新式大型ホバークラフト上陸艇(726型ホバークラフト上陸艇)の、初めての上陸を行う画像が明るみに出た。このホバークラフト上陸艇はすでに正式に海軍部隊に装備され、かつ998崑崙山号ドック上陸艦と共にアデン湾航路護衛任務に参加し、重大な作用を発揮した。726型ホバークラフト上陸艇をアメリカのLCACホバークラフト上陸艇と比べ、どんな優勢および差異があるかに関し、軍事専門家杜文竜は北京テレビ局「軍情解読」のインタビューを受けた時、中国の726型ホバークラフト上陸艇の防御能力は大幅に向上しており、武器装備の情報化技術も米軍のLCACに比べ新しいと思われる、とした。

杜文竜は、アメリカのLCACホバークラフト上陸艇はすでに出現して何十年になり、その採用する技術は比較的遅れたもので、もしグレードアップや寿命延長を行っていなければ、技術能力あるいは作戦能力は停滞して前に進んでいない、とする。我々は何十年後になってやっとホバークラフト上陸艇を研究開発したが、材料、技術、使用可能な基本技能いずれにも大きな突破があった。

中国の726型ホバークラフト上陸艇をアメリカのLCACホバークラフト上陸艇と比べ、最大の差異は何かに言及した時杜文竜は、中国の726型ホバークラフト上陸艇の防御能力は大幅に向上しており、やはりこれは裸で暴露された状態下で輸送されるのではあるが、周辺の防御設備は顕著に増加している、とした。しかも操縦室はホバークラフト上陸艇の片側、前寄りに位置し、視界と射界が非常に広く、前方の状況を視察して航行速度、航行方向や次の操作を決定できる。だがアメリカのLCACホバークラフト上陸艇は操縦室がちょうど中間にあり、前面がもしさえぎられれば、すぐ何も見えなくなる(頑住吉注:この理屈ちょっと分かんないんですけど)。

またホバークラフト上陸艇全体から見て、最も核心的なのはやはり動力装置である。この方面では我々は相対的に立ち後れているかもしれない。中国の726型ホバークラフト上陸艇の内部構造に関してははっきりしていないが、ホバークラフトファン牽引と動力トランスミッション方面では、アメリカのLCACと比べて非常に大きな変化がある。すなわち、中国の726型ホバークラフト上陸艇は少なくとも2級3段階変速の過程がある。つまり速度調節可能な範囲がより大きい。一般的状況下では経済航行速度が使用でき、もし大型装備や大量の人員を搭載している時はその他の速度が使用できる。異なる距離や任務の下で、動力の使用上もやや節約され、このため現在の動力の発揮を最大化できる。

杜文竜は、この他海軍武器装備の情報化技術、例えばデータリンク、通信、ナビゲーションなど、こうした方面では米軍のLCACに比べ新しいだろう、と語る。726型ホバークラフト上陸艇は中国版LCACと呼ばれるが、結局のところ出現した時期がより新しく、このため技術の起点が非常に高いのである。(記者 黄子娟)

(頑住吉注:2ページ目)726型ホバークラフト上陸艇の最大搭載重量は50〜60トンで、4両の機械化歩兵戦闘車と完全武装の歩兵40人、あるいは1両の戦車と2両の歩兵戦闘車、あるいは完全武装の80人の特殊戦隊員、あるいはメインバトルタンク1両が搭載できる。

(頑住吉注:3ページ目)071型ドック上陸艦は少なくとも3隻の「Yuyi」級ホバークラフト上陸艇を搭載できる。

(頑住吉注:4ページ目)726型ホバークラフト上陸艇は排水量がおよそ150〜160トンで、全長、全幅はそれぞれ30m、16m前後、最大搭載重量は約50トン前後、最大速度は60〜80ノットに達し得る。航続距離は120海里を超える。

(頑住吉注:5ページ目)LCACホバークラフト上陸艇はアメリカ海兵隊が上陸作戦を行う利器であり、その出現は米軍に人が「水に濡れない」上陸を実現させ、しかも垂直上陸のヘリと組み合わせて多兵種の作戦が行える。

(頑住吉注:6ページ目)現在LCACホバークラフト上陸艇はすでに数十隻が就役しており、アメリカのこの級の艇を搭載できる上陸艦には、「ワスプ」級、「タラワ」級汎用強襲揚陸艦、「アンカレッジ」級、「Whidbey Island」級ドック上陸艦、「オースティン」級上陸ドック輸送艦などがある。

(頑住吉注:7ページ目)ヨーロッパバイソン級ホバークラフト上陸艇は、現在世界最大のホバークラフト上陸艇である。この艇は3両のT-80型メインバトルタンク、あるいは8両のBMP-2型歩兵戦闘車、あるいは10両のBTR-70型武装兵員輸送車が搭載できる。

(頑住吉注:8ページ目)「ヨーロッパバイソン」の標準排水量は480トン、満載排水量は555トン、全長57.3m、全幅25.6m、全高21.9m、喫水1.6m、最大航行速度60ノット、巡航速度55ノット、航続距離300海里、航続時間5日、満載上陸時の航続力1日、乗員27〜31人(4名の将校、7名の准尉)、波の高さ2m、風速毎秒12mという海の状況下で平穏に航行でき、高さ1.6mの壁型水上障壁を突破することができる。


 婉曲な書き方になってますが、「現在の動力の発揮を最大化できる」というのは動力装置の性能が劣るのをいろいろな措置によってカバーしている、という意味だと考えられます。


















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