スホーイー35を初めて手にする中国部隊はどこか

 まだ中国への輸出が最終決定したわけでもないんで早すぎる議論という気もしますが。

http://military.china.com/important/11132797/20150129/19260059.html


中国の三精鋭、あるいは真っ先にスホーイー35を装備か 作戦の方向は東海と南海

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションは本文の一部を切り取ったものなので省略します。)

カナダの「漢和安全保障業務評論」ウェブサイト1月25日発表の文章は、解放軍のどの空軍部隊が第一弾のスホーイー35戦闘機を受領するかの問題を分析している。文章は、もし中ロ双方が2015年までに最終的な契約を締結したら、ロシアサイドは2016年から中国のためにスホーイー35戦闘機の製造を開始し、かつ2017〜2018年前後に中国に向け第一弾のスホーイー35戦闘機を引き渡す可能性がある、とする。文章は、ロシアの経験から見て、最初にスホーイー35戦闘機を受領した部隊はリペツクに位置する空軍飛行訓練センターだったわけで、ならば中国初の第一弾のスホーイー35戦闘機もまず広州戦術訓練センターに供給される可能性があるだろう、とする。作戦部隊に関しては、漢和は中国空軍で真っ先にスホーイー35戦闘機を受領することが最も有望で、また条件を具備している部隊は、やはり現在すでにスホーイー30MKKを装備している連隊、すなわち第3師団第9連隊、第29師団第85連隊、第18師団第54連隊であると推測する(頑住吉注:以上全体の要約部分で、以後重複した内容が出てきます。)。

「漢和安全保障業務評論」の中ロスホーイー35交易協議につき行われた広範な報道は、もし一切の進展がスムーズなら、双方は2015年までに最終的な契約を締結することになる、とする。同年、アムール共青城飛行機製造工場はロシア空軍の初の48機のスホーイー35戦闘機の生産を完成させることになる。このため、同製造工場は2016年に中国のためのスホーイー35戦闘機製造を開始し、第一弾のスホーイー35戦闘機は2017〜2018年前後に中国入りする可能性がある。

中国空軍のスホーイー30MKKおよび殲ー10戦闘機受領過程からは、どういった空軍部隊が第一弾のスホーイー35戦闘機群を装備する可能性があるのかが見て取れる。現在まで、中国空軍内部ではまだどの空軍部隊によって真っ先にこうしたスホーイー35戦闘機が受領されるか未決定であるかもしれない。長年来漢和は衛星写真によってずっと定期的に中国空軍の最も良い空軍基地の状況を監視しているが、今までのところこうした飛行場施設が大規模グレードアップされたことを示す兆しはない。このため、現在はスホーイー35を激烈に争奪している時に違いない。

中国空軍部隊の新型戦闘機受領の要求は以下のように概括される。ここで我々はまずスホーイー30MKKの状況を見てみよう。

第1に、作戦行動の需要を満足させることが必須で、特に台湾地域に照準を合わせた行動である。南京軍区がまずスホーイー30MKK戦闘機を受領し、その後が広州軍区だった。第1弾のスホーイー30MKK戦闘機は2000年12月に安徽の第3師団に到着した。2003年以後に引き渡されたスホーイー30MKK戦闘機は広州軍区第18師団と南京軍区第29師団に分配された。

第2に、戦闘機の類型の移行の要求を満足させることが必須である。スホーイー30MKKは多用途戦闘機である。それ以前に中国空軍にはこの種の類型の戦闘機は全くなかった。このため、一般的な状況下では最も良い戦闘機師団あるいは連隊によって新たな多用途戦闘機が受領されることになる。

まず殲ー10制空戦闘機を受領した空軍部隊は現有の殲ー7戦闘機師団で、現有の強-5攻撃機部隊はずっと新たな「飛豹」殲轟ー7A戦闘爆撃機を受領中である。

第3に、「スホーイ」系列戦闘機の使用経験を持つ部隊であることが必須である。例えば、スホーイー30MKKはまず第3師団に配備され、第3師団は初のスホーイー27を受領した部隊でもある。

(頑住吉注:これより2ページ目)

スホーイー35はスホーイー30MKK同様、やはり多用途戦闘機である。ロシア空軍内部では、初のスホーイー35戦闘機を受領した部隊は、リペツクに位置する空軍飛行訓練センターだった。これは何ら大げさに怪しむことではなく、何故ならロシア空軍のあらゆる最も先進的な戦闘機は全てまずここに分配されるのである。中国の広州の戦術訓練センターはロシアの空軍飛行訓練センターに似ており、このため少数のスホーイー35戦闘機がまず広州戦術訓練センターに分配されるかもしれないというのも道理が通る。しかし、中国は24機のスホーイー35のみ導入する計画であり、一個飛行連隊の使用にしか充分でない。ならばこうしたスホーイー35をいかに分配すべきだろうか? 長沙に位置する第18師団は19機のスホーイー30MKKしか持たず、何故なら一部のスホーイー35は広州戦術訓練センターに分配されたからである(頑住吉注:直訳すると何だかよく分かりませんが、これはいかに分配すべきか考慮した結果こうなるのではないかという仮定のようです)。このため、漢和は中国空軍作戦部隊が配備するスホーイー35戦闘機の数は24機より少ないかもしれないと見る。

ここでスホーイー35戦闘機の配備状況を見てみよう。ロシアの第2弾のスホーイー35は2014年2月12日にDzyomgi空軍基地に駐屯する第23戦闘航空連隊に引き渡された。第23戦闘航空連隊はそれまでにスホーイー27SM戦闘機の飛行経験を持っていた。スホーイー27SM多用途戦闘機はスホーイー27Sのグレードアップ版で、このため第23戦闘航空連隊がスホーイー35戦闘機を受領したのも奇とするに足りない。

このため、漢和は中国空軍で真っ先にスホーイー35戦闘機を受領することが最も有望で、また条件を具備している部隊は、やはり現在すでにスホーイー30MKKを装備している連隊、すなわち第3師団第9連隊、第29師団第85連隊、第18師団第54連隊であると推測する。スホーイー30MKKの飛行経験を持ってさえいれば、スホーイー35での飛行は過度に困難ではないだろう。考慮が必要なもう1つの方面は、南京軍区と広州軍区が依然優勢を持つことである。

この3つの連隊の中で、どれが真っ先にスホーイー35戦闘機を受領することになるのだろうか? 評判と作戦の需要を根拠にすれば、第3師団第9連隊が当然真っ先に選択される。何故ならこの連隊は直接台湾海峡に直面し、かつ中国東海に輻射している(頑住吉注:よく分かんない表現ですが東シナ海も守備範囲であるくらいの意味でしょう)。また、第3師団第9連隊は初のスホーイー27SKおよびスホーイー30MKK戦闘機の使用経験を持つ部隊である。連隊の位置について言えば、蕪湖空軍基地は中国人民解放軍最良の「スホーイ」系列戦闘機維持修理作業場を持ち、将来スホーイー35戦闘機の修理メンテナンス作業もこの基地に分配されることになるだろう。このため、大量の資金を投入して新たな検査設備を購入する必要がある。ロシア空軍のスホーイー35戦闘機のために大修理サービスを提供する工場は依然建設中である。

近年来、両岸(頑住吉注:大陸と台湾)関係が徐々に雪解けするにつれ、中国軍のより多くの注意力は中国南海に向けられている。このため、広州軍区空軍部隊の作用がますます重要なものに変わり始めている。空軍第2師団第6連隊は第2番目にスホーイー27SK戦闘機を受領した部隊である。当然、第2および第3の受領の選択候補部隊にはさらに第54連隊と第85連隊が含まれるはずである。

スホーイー35導入の後、中国空軍のスホーイー30MKKを装備する部隊の数はある程度増加することになる。何故なら1つの部隊がスホーイー35を受領したら、その既存のスホーイー30MKKはその他の空軍部隊に譲ることが必須だからである。このため、中国空軍第2師団がスホーイー35によって取って代わられたスホーイー30MKKを受領するか否かは、より多くの関心を注ぐに値する。(知遠/北風)


 何だか分かりにくい表現の多い文章でしたが、尖閣諸島に関係してくる部隊が初のスホーイー35を装備する可能性は高そうだと考えられるようですね。



















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