中国が日本の戦闘機用エンジンに警戒?

 日本関連です。

https://military.china.com/aerospace/special/11162362/20180731/32751218_all.html#page_2


警報が鳴り出す! 航空エンジン領域で日本が中国を超越しつつある?

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「画像の注釈:日本方面が発表したXF9-1大推力エンジンの資料」)

日本の防衛省装備庁2018年6月29日の情報によれば、日本の第5世代戦闘機F-3に装備するエンジンの研究開発を担当する石川島播磨重工は当日第1台目の大推力ターボファンエンジンXF9-1の原型機を引き渡した。このことは日本が大推力航空エンジン領域において鍵となる重要な性質の一歩を踏み出したことを意味しているだけでなく、日本自ら研究開発する第5世代戦闘機プロジェクトを「露出曙光」させもする。中国の第1世代大推力軍用ターボファンエンジン「太行」に比べ、XF9-1は設計水準、性能指標などの方面で全面的超越を実現しており、日本の航空エンジンの実力は迅速に向上し、警戒に値する!

第5世代エンジンのパラメータはF119を照準、紙面上の性能は世界トップ

日本の防衛省防衛装備庁が続々と発表するXF9-1エンジンのパラメータから見て、その最大推力は約15トン、タービン前燃焼温度は摂氏約1800度で、F119-PW-100エンジンの1960K(ケルビン)より高く、エンジンの総全長は約4.8m、エンジン入口のところの直径は約1m、軍用推力(アフターバーナーを使用しない最大推力)は約11トンである。

日本のXF9-1エンジンの各項目の性能指標が、いずれもF-22が装備するエンジン、現在最強のF119エンジンを照準していることが見て取れる。注意に値するのは、XF9-1は最大推力の上でF119にやや遜色があるが(F119の最大推力は15.9トン)、寸法と重量の上でもF119より小さくもあり(F119は直径1.2m、全長5.16m)、このためXF9-1の推力:重量比はF119より低くなく、やはり9以上に到達する、ということである。これは正真正銘の第4世代大推力エンジンで、中国の国産エンジン「太行」、ロシアのAL-31F、アメリカのF110などの先進的エンジンに比べ1世代先進的である。同時にXF9-1のバイパス比も、F119に比べて大きくなく、非常に高速戦闘機の使用に適する。

しかもさらに注意に値するのは、エンジンをF119に比べてより小さくより短く作れることは、日本人がエンジンの設計の上で非常に多くの新技術を採用したことを説明することで、例えばゼネラルエレクトリックのF120エンジン上のタービン回転子対回転技術を採用し、もって複雑なユニット構造を減少させ、エンジンの長さを短縮し、エンジンの重量を軽減した可能性が高い。この点から見て、日本は航空エンジンの全体設計と技術創新の上で、突破的性質の進展を取得済みであり、甚だしきに至ってはある部分の新技術と新構造はすでにアメリカのF119の水準を超えており、その構造は、3611(3段階ファン+6段階圧縮機+1段階高圧タービン+1段階低圧タービン)に比べさらに先進的であるという可能性がある。航空エンジンを短く、軽く作るほど性能はさらに強大になり、これはあらゆる航空エンジン人の理想だが、推力が大きく、サイズが小さいエンジンはしかしそんなに容易に作り出せるものではない。

これまで日本はエンジン領域でホットエンド部品の研究開発能力をもって世に知られるが、現在見たところその最も薄弱な航空エンジン全体設計、研究開発領域でも、日本は弱点を補い始め、世界第一梯隊に進軍している。

また、注意に値するのはXF9-1がタービン前燃焼温度の上でアメリカのF119を超越していることである。これは決して意外ではなく、何故ならタービンの単一結晶ブレードとホットエンド部品の研究開発の上で、日本は本来もう世界に先んじた水準を持っていたからである。タービン前燃焼温度は航空エンジンの象徴的な性質の性能パラメータであり、この温度が高いほど、エンジンの燃焼エネルギーが大きく、推力を高くすることができることを意味している。

全体的に見て、XF9-1の紙面上の性能は世界に先んじ、アメリカのF119エンジンに遜色なく、第5世代エンジンの水準に完全に到達している!

新たなエンジンはサンプル機試験段階にある

公開されている資料がはっきり示すところによれば、日本がXF9-1の核心機を研究開発したのは2013年のことで、2015年にサンプル機の研究開発、組み立て生産作業を開始し、2018年6月に第1台目の全体機が生産ラインを降りた。

エンジンの研究開発の規則性から見て、一般にいつも次のものを経る。1、核心機の研究開発 2、サンプル機の研究開発、生産 3、サンプル機の試験(地上試験、高空台試験、飛行試験プラットフォーム試験ないし目標たる飛行機に装備しての試験飛行を含む) 4、定型、装備などの段階。

今回XF9-1の全体機が登場し、このことはXF9-1のサンプル機の研究開発、生産が完了し、まもなく地上試験というこの段階に入ることを示す。一方伝説の中のXF9-1と同一水準にある中国の「峨眉」WS-15第5世代エンジンは、厳格な秘密保持状態にあるため、進度はなおはっきりしない。一方ロシアの「製品30」はすでに2017年12月に目標機たるスホーイ-57に装備されての初飛行を完成させている。日本のXF9-1の進度がロシアに立ち遅れていることが見て取れるが、すでに中国に比べて立ち遅れてはいない可能性がある。

これまで日本はエンジン材料、ホットエンド部品など核心部品の水準の上で世界最先端水準にあったが、全体機の研究開発の上では水準が欠けていた。現在日本は迅速に弱点を埋め合わせ、全体機の研究開発の上でトップを追っている。その航空エンジン基礎研究領域、特に材料、工程や核心機の部品の上で本来累積が非常に強大で、本来もう非常に大きく中国に先んじ、現在全体機の研究開発経験の上での弱点を埋め合わせた後、日本の航空エンジンの総合的実力は中国に先んじることになるだろう。

結びの言葉

航空エンジンは戦闘機の心臓であり、軍事航空領域において核心的位置を占め、今回日本がXF9-1大推力ターボファンエンジンの研究開発に成功したことは、進行中の日本の第5世代大型ステルス戦闘機F-3プロジェクトに強心剤を打ってやるのに等しく、XF9-1がもし2025年前後に機に装備しての試験飛行を行うことができれば、F-3戦闘機は2030年前後に研究開発定型となる可能性が高い。日本の航空エンジン工業は基礎研究領域において「厚積薄発」(頑住吉注:充分に蓄積し徐々に出す)で、先進国に対する追い越しを迅速に実現し、その発展は中国航空エンジン工業が学習し警戒するに値する。このことは我々にある真理を教える。航空エンジンをうまく作ろうとすれば、基礎をしっかり固めることあるのみで、それでやっと飛躍的発展、カーブしての追い越しが語れ、やっと技術の超越が実現できるのである。


 ちょっとこれは日本を買いかぶりすぎではないですかね。日本の技術力は急速な低下が憂慮されており、このエンジンがスムーズに完成し高い性能と信頼性を備えることができるか個人的には疑っています。




















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