中国のステルス無人機間もなく初飛行か

 「〜か」という場合たいてい信憑性が低いんですが‥‥。

http://military.china.com/important/11132797/20130513/17828261.html


中国ステルス無人機間もなく初飛行と伝えられる 技術は先進的で欧米に肉薄

(頑住吉注:原ページのここにある画像のキャプションです。「最近、我が国の『利剣』ステルス無人攻撃機の検証機がすでに某地の飛行場で地上滑走試験を開始した。」)

【グローバル時報特約記者 張亦弛 本報記者 劉揚】 「中国は最新の、ジェット動力、低レーダー特性の攻撃無人機の原型機をデモンストレーションする重要な航空宇宙大国となる」、「原型機の発表は中国を、一連のステルス無人機技術を開発する諸国の中で前列を行く者とする」 最近西側メディアは「利剣」と呼ばれる「中国初のステルス無人機」に関し集中的に報道した。アメリカメディアは中国がアメリカのように無人機を使ってほしいままに自らの認定する「テロ分子」を打撃することを学ぶのを心配している。機体の研究開発は無人機の最も容易な部分であって、一方ソフトウェア、データリンクなどの領域では中国はダメだ、と考えるメディアもある。だが中国の軍事専門家は、ステルス無人機の主要な作戦対象は防空の密集程度が非常に高い重要目標であってテロ分子ではない、と考える。しかもステルス機に関して言えば、外形は何よりも重要なのである、と。

「利剣」の画像、イギリスのネットフォーラムに現れる

ロイター社ウェブサイト11日の報道は、「利剣」と呼ばれる中国初のステルス無人機は洪都飛行機工業集団社と沈陽飛行機工業集団社によって共同で研究開発された、とする。このプロジェクトは2009年に始動し、初の地上テストは去年12月に行われた。報道は、「利剣」は中国を第3のステルス無人機技術を掌握する国にし、この機は現在すでに試験飛行の準備が整っている、とする。報道は、この無人機は解放軍空軍と海軍航空隊が執行する作戦任務のために設計されたもので、この機はさらに、非常に長く、たまに争いが引き起こされる国境で偵察任務を執行するのに用いられることもできる、とする。報道はさらに、中国のステルス無人機はアメリカのX-47およびヨーロッパの複数国が合同で研究開発する「ニューロン」無人機に次ぐ、既存の第3種目のこの種の無人機である、とする。「原型機の公開は中国を、一連のステルス無人機技術を開発する国の中で前列を行かせる。インド、イラン、イスラエル、イタリア、スウェーデン、ロシアも自らのステルス無人機プロジェクトを発展させているところである。」

アメリカの「Wired」誌ウェブサイト10日の報道は、2枚の非常に遠距離から撮影された荒い画像は、中国初のジェット動力ステルス作戦無人機の最も良い証拠になる可能性が高い、とした。この画像はイギリスの「秘密工程」ウェブサイトのフォーラムに出現した。報道は、この機は単発、前3点式発着架を採用し、またアメリカの多種の無人機およびB-2に似た全翼レイアウトを採用している、とする。文章は、疑いの余地がないのは、中国が最新の、ジェット動力、低レーダー特性の攻撃無人機の原型機をデモンストレーションする重要な航空宇宙強国となることだ、とする。アメリカは現在この集団をリードして走っており、1990年以来5機種以上の無人作戦機を試験飛行させ、かつ非武装型のRQ-170を第一線部隊に投入している。ヨーロッパの「ニューロン」と「Taranis」も開発中で、ロシアは「Ray」(頑住吉注:エイ)無人機を開発しているところである(ただし試験飛行はまだである)。

(頑住吉注:これより2ページ目。画像のキャプションは「我が国はアメリカ、フランス両国に次ぐ、世界第3番目の大型ステルス無人攻撃機を試験飛行させる国となり、その意義は非常に重大である。」です。)

コントロールソフトは中国の弱点?

西側は、「利剣」ステルス無人機の中国航空工業に対する意義は重大だと認めるが、いくつかのさげすみも見せている。「Wired」ウェブサイトは、まさに全世界の無人機研究開発者が気付いているように、機体の研究開発はシステム全体の中で最も容易な部分である、とする。困難なのはソフトウェア、データリンク、コントロールシステム、有効搭載重量であり、これらが大型模型飛行機を効果の高い自動化された武器に変えるのである。そしてこうした最も重要なカギとなるサブシステムの中で、中国は非常に大きな困難に遭遇する可能性が高い。

「ニューヨークタイムズ」の文章は、中国がアメリカのように、ステルス無人機を使って「したい放題」することを学ぶのを心配している。「ニューヨークタイムズ」は、去年7月の安全保障業務科学委員会のあるレポートは、「ある人を不安にさせる趨勢が存在する‥‥中国はここ何年か、他のいかなる国よりも無人機の研究開発を重視している。5年前、珠海航空展に初の無人機システムの模型が展示された。そして現在では中国の主要な安全保障業務関連メーカーは全て、専門に無人機システムの研究開発を行うセンターを持っている‥‥中国はごく容易にアメリカの無人機システム方面におけるそれと対等、あるいはそれを超える投資を行い、急速に技術的弱点を埋め合わせ、無人機領域の強大にしてグローバルな競争者となることができる。」 報道は、軍事分析家は今、人を心配させる、だが明らかに避けられない場面について討論している、とする。すなわち、例えば中国のようなアジアの主要な強国が、アメリカの方式にならって武装無人機を配備し、「テロ分子」と見なされる国際的敵対勢力を捜索し殺害する場面である。

ステルス無人機研究開発の難度は極めて高い

ある姓名を漏らされたがらない中国の軍事専門家は12日「グローバル時報」のインタビューを受けた時次のように語った。全翼レイアウトを採用したステルス無人機は最先端の無人機発展の主要な方向性の1つであり、外形のステルスに対する貢献度は最大で、このためステルス無人機の機体と主翼の外形はまさにこの種の無人機の重要なカギだと言える。何故なら、いかにしてレーダーの偵察をかわすかを考慮する必要もあれば、空力特性を考慮する必要もあるからである。製造の上でも非ステルス機に比べずっと難度が高い。例えば外皮の継ぎ目の隙間は頭髪よりも細い必要があり、これら全ては現在世界公認の難題である。また、全翼レイアウトの無人機は垂直尾翼がなく、制御が非常に困難で、電気伝動制御システムに頼るしかない。この種の全翼レイアウトの飛行機を研究開発できることは、まさに研究開発者がコントロールソフトなどの方面で難関の突破に成功したことを説明するものである。だが国外メディアは断言する。「機体の研究開発は整っている」が、中国は「コントロールソフト」などの方面ではダメだと。

(頑住吉注:3ページ目)これは我が国航空技術領域の偉大な進歩であり、マイルストーンとしての意義がある

(頑住吉注:4ページ目)「利剣」ステルス無人攻撃機の研究開発は、我が国が正式に無人機研究開発領域の世界先端グループ入りしたことを示す

(頑住吉注:5ページ目)「利剣」無人機は全翼レイアウトを採用し、ここにはほとんど何の懸念もない

(頑住吉注:6ページ目)「利剣」無人機は機の背部の空気取り入れルートを採用し、断面は三角形を呈し、これは新世紀の無人作戦機の1つの特徴でもある

(頑住吉注:7ページ目)「利剣」無人機は有人作戦機に比べ弾薬搭載能力が非常に限られている。無人作戦機の機能を最大限に発揮するためには、体積が小さく、精度が高く、発射後の管制が必要ない対地攻撃武器を必要とする。

(頑住吉注:8ページ目)「利剣」無人機は我が軍の未来の主要な突撃兵器かもしれず、やはり一定の作戦半径と搭載重量を必要とするかもしれない。もう1点非常に重要なのは、我が国の無人作戦機には海軍の空母に搭載される必要がある可能性があることだ。


 これまでの有人の新型機の例で言うと、地上滑走から初飛行まではごく短時間です。もちろん有人と無人、かつノーマルなレイアウトと全翼機という違いがあるのでいちがいには言えませんが。ただ私も中国が全翼レイアウトの無人機を、一応飛ばすのはともかく使いこなすまでには相当な時間がかかるのではないかと思います。














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