インドに駐在するロシアの専門家、集団で裸で泳ぎ顰蹙を買う

 しょうもないエピソードですが。

http://military.china.com/news2/569/20140311/18387061.html


ロシアの空母専門家、インドの海辺において集団で裸で泳ぐ インド海軍指導者は不満

ロシアの空母専門家が問題を起こす インド海軍たまらず

ロシアがインドに派遣しインドに赴かせた空母専門家はしばしば問題を起こし、さらに一歩インドの空母艦隊建設の歩みを遅らせている。

「師者、伝道授業解惑也」(頑住吉注:古典からの引用で、「師とは道を伝え技を授け迷いを解くものである」といった意味らしいです。要するに師の理想像ですね) 師たるものの品行がよくないことは学生の悲哀でもある。ロシアの「視点報」の報道によれば、戦闘力形成を急ぐインド海軍の「チャンドラグプタ」号(「ヴィックラマディヤ」号ともいう)空母部隊が、「師道不端」(頑住吉注:「不端」はふしだらとか品行方正でないといった意味です)の面倒事に直面している。艦と共にインドに来て指導を行うロシアの専門家がしばしば道徳にはずれた行いをし、養成訓練全体が停頓に陥り、インド海軍の構想の中の「ダブル空母」作戦体系も計画通りスムーズに形成され得ない結果をもたらしている。

ロシアの専門家の行為の悪さが民衆の怒りを引き起こす

インド洋を横切る航行を経て、「チャンドラグプタ」号は今年1月初めにインド南部のカルナタカ州のカールワール停泊地に到着したが、この艦はまだ航空機や武器システムを搭載していない。何故ならこの空母を操作する2,000名余りのインド海軍将兵はまだ半分余りがポストにつく資格証を取得しておらず、軍はあえて非常に高価かつ精密な武器設備を彼らの使用のために引き渡すことはないからである。

インドの軍人ができるだけ早く空母の操縦と維持メンテナンスを学習して体得するため、120名のロシアの専門家が「チャンドラグプタ」号と共にインドにやってきて、カールワールに1年駐留するつもりである。しかし、こうした外来者の不良行為はすぐに現地で論争を引き起こした。事情を知る者は、多くのロシアの専門家は寂しさに耐えられず、勝手に軍港の営区を離れ、公共の場所に行って飲酒し、しかもカルナタカ州の法律が厳禁している公共の場所で飲酒し、結果として当然現地住民の深刻な不満を引き起こしている、とする。さらに人を意外にさせたのは、こうしたロシア人が何と、現場にやってきたインドの記者を歓迎して撮影され、マイナス面の効果をさらに一歩拡散する結果をもたらしたことだった。

これだけではなく、さらに別の50名のロシア人が軍事基地付近の海水浴場に行って裸で泳ぎ、現地の人と旅行者を耐え難く感じさせた。最終的に、インド警察が止むを得ず前面に出て阻止し、裸で泳ぐロシア人に説明し、彼らはやっとちゃんと服を着て海水浴場を離れた。警察は事後、自分たちはやっとのことでロシア人に裸で泳ぐことが禁止である理由を説き聞かせた、何故なら相手方の多数は英語が分からなかったからである、とした。インド野党スポークスマンのクマーは、自分は裸で泳ぐロシア人に対して反感を感じているのではなく、インド海軍指導者に対して不満なのだ、何故ならインド海軍指導者がロシア人に向けて現地の文化や風俗習慣を説明しなかったからだ、と考える。

ロシアの駐インドチェンナイ領事館は、ロシアサイドの専門家に不良行為があったことに関するいかなる通報も決して受け取ってはいない、とする。ロシア海軍司令部スポークスマンは、上述の事件はロシア海軍と関係はなく、何故なら「チャンドラグプタ」号上には1人の現役水兵もおらず、「インドのために空母操作人員を養成訓練するのを担当する120名のロシアの公民は、全て当初に協力を引き受けた北方機械工場の工員だからだ。」とする。別の報道によれば、インド海軍はこの空母上に30機の飛行機を配備する準備をしており、またカールワール港は大海から近く、港湾を出発してほどなく、すぐにアラビア海・インド洋の水深の深い区域に入ることができる。インド海軍はここにおよそ50隻の作戦艦艇を駐屯させ、最終的にムンバイ基地の艦隊を置く職能を引継ぎ、インド西部艦隊の「21世紀の大本営」とすることを希望している。

「ダブル空母」体制はまだ実行されず

ロシアの専門家の困った状況が頻出していることは、側面からインド海軍の人員訓練が一定の状態に達しておらず、「戦闘力の空隙」が存在することを反映する。現役の「ヴィラート」号空母はまだ頑張れるが、戦闘力はすでに深刻に減退している。ロシアサイドの計算によれば、改造後の「チャンドラグプタ」号はさらに30年使用でき、インドが自ら建造する「ヴィクラント」は50年使用でき、両者が同時に就役する時間は25年前後のはずである。もしこうでも、インド海軍が持久的な「ダブル空母」体制を確立するのは、少なくとも2018年以後になる。

インド政府は最終的に「3空母海軍」を作り出し、東西海岸にそれぞれ1隻あり、もう1隻は命令を待つ状態にいることを達成することを希望している。国力はまだ対応できるが、インドの空母の威嚇効果が存在するのは、実は区域外の大国の黙認と支持の上に建立されているのであって、外的要素に変化が発生しさえすれば、インドの空母戦略はすぐに予測し難い圧力に遭遇するだろう。

「インド教徒報」は、1961年、インドは当時ポルトガルの植民地だったゴアに武力進攻し、イギリスから買ってきたばかりの先代「ヴィクラント」号空母を出動させ、結果的にこの挙動はポルトガルからNATOに対する挑発と見なされ、アメリカやイギリスに直ちに前面に出るよう要求した。インドは最終的に勝利を獲得したが、米英は間違いなくニューデリーに対し軍事援助断絶の警告を発し、インドサイドはずぐに宝物のような「ヴィクラント」号に戻ってもらい、明らかに人に制約を受けたことは免れ難い。(特約執筆原稿 賈利)


 単にロシア人は裸で泳いではいけない、公共の場で飲酒してはいけないと知らなかっただけでしょうし、それほど重大な不良行為とも思えませんが。しかしロシアの文化とインドの文化のギャップは非常に大きそうで、これからも問題は起こるかもしれません。アメリカなどがインドを脅威と見て抑止しようとする「外的要素の変化」は起こり得ますが、それは中国が旧ソ連のように分裂するなどして脅威でなくなった場合に限られるでしょう。



















戻るボタン